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映画コラム

『太陽は動かない』日本映画史に刻まれる特大スケールのバディ映画が誕生!

『怒り』『悪人』などのベストセラーで知られる人気作家・吉田修一の同題小説『太陽は動かない』を、『海猿』『MOZU』の羽住英一郎監督が映画化。主演は藤原竜也、共演に竹内涼真、佐藤浩市など。ブルガリアでの大掛かりなロケーションなど、日本映画にな...
映画コラム

『カポネ』レビュー:暗黒街の帝王アル・カポネ、その堕ちて壊れた最晩年の衝撃と悲哀

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTアル・カポネ(1899~1947年)といえば、20世紀前半、禁酒法時代を含むアメリカ暗黒街を代表する大ボスであり、犯罪映画いおいては悪役の代名詞ともいえる存在でもあります。ブライアン・...
映画ビジネスコラム

2021「ゴールデングローブ賞」で浮き彫りとなった問題点|賞とは何か…?

日本時間3月1日、第78回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が開催されました。例年ならば1月に開催される同授賞式ですが、今年は新型コロナウイルスの感染が収まらない状況なので、一ヶ月遅れの開催となっています。授賞式そのものもノミネートされた方々の...
映画コラム

『野球少女』レビュー:ガラスの天井要素を絶妙に織り込む、爽快スポ根映画!

『はちどり』『82年生まれ、キムジヨン』に続くガラスの天井要素を絶妙なバランスで織り込みつつも、爽快感を忘れないスポ根映画が生まれました。昨年Netflixで「愛の不時着」と同様に強い人気を博した「梨泰院クラス」でトランスジェンダーの料理長...
映画コラム

『レンブラントは誰の手に』レビュー:芸術を巡る人間の欲望とケタ外れの金銭感覚を笑え!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTネーデルランド連邦共和国(現オランダ)の出身で、バロック絵画を代表する画家のひとりレンブラント・ファン・レイン(1606~1669年)。俗に「光と影の画家」とも「光の魔術師」とも謳われ...
映画コラム

『夏時間』レビュー:ノスタルジックな空間になじめない少女の繊細な“夏の時間”

田舎に住む祖父ヨンムク(キム・サンドン)の大きな家で夏を過ごすことになった10代の少女オクジュ(チェ・ジョンウン)と弟(パク・スンジュン)、そして父ビョンギ(ヤン・フンジュ)。まもなくしてそこに父の妹ミジョン(パク・ヒョニン)も加わり、三世...