映画コラム

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『風が踊る』レビュー:名匠ホウ・シャオシェン監督の原点が垣間見えるラブ・ストーリー

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT1980年代台湾ニューシネマの旗手として世界的にその名を知られ、2020年に監督生活40周年を迎えて、第57回金馬奨で終身成就奨を受賞した侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督。わが国でもこ...
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『クリシャ』レビュー:ファミリー版『ジョーカー』のごときヒロインと家族の哀しき不協和音

テレンス・マリック監督に師事したトレイ・エドワード・シュルツ監督の長編デビュー作。長年家族を捨てて生活していた初老の女性クリシャ(クリシャ・フェアチャイルド)が感謝祭に参加すべく帰還したことから、家族との不協和音が徐々に、やがては最大限に奏...
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『AVA/エヴァ』レビュー:殺し屋ヒロインの家族との確執&クールなガン・アクションの妙味!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT“エヴァ”といっても、もちろん今大ヒット中のあのアニメ映画とは全然関係ありません(スペルのEとAの違いもあるし)。本作は『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)『女神の見えざる手』(16)な...
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『マ・レイニーのブラックボトム』レビュー:名優の遺作によせて。一瞬で奪われてしまう「いつか」というもの

■橋本淳の「おこがまシネマ」 どうも、橋本淳です。78回目の更新、今回もよろしくお願い致します。いつか恩返しできたら。お世話になった方には、なんとか"いつか"恩返しが出来たら、、その為に必死に頑張るのですが。その"いつか"というものが一瞬で...
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『約束の宇宙(そら)』レビュー:宇宙へ旅立とうとする母と、それを見送る娘の心の絆

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT子どものころからの夢だった宇宙飛行士になり、まもなく宇宙へ旅立とうとしている母(エヴァ・グリーン)。そんな彼女に対し、幼い甘えゆえの寂しさを隠し切れない娘(ゼリー・ブーラン・レメル)。...
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『ザ・バッド・ガイズ』レビュー:我らが兄いマ・ドンソク、今回はチームプレイで巨悪を討つ!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTすっかり韓国映画界の兄い的存在として日本のファンも急増中のタフガイ、マン・ドンソクが今回はチームプレイで巨悪を討つ!犯罪歴のある者たちで結成された特殊犯罪捜査課という設定が、望月三起也...