月刊シネマズ

俳優・映画人コラム

門脇麦の魅力:「陰」と見せかけ「陽」でも引き込む

(C)2015「二重生活」フィルムパートナーズ純粋無垢なイメージ通りのソフトな役柄から、見た目からは想像もできないようなハードな役柄まで幅広く挑みその期待を裏切らない、女優・門脇麦。一環して共通しているのは、誰もを魅了する強力な”ミステリア...
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<映画コラム>夏の思い出は「できなかったこと」が作り出す

本サイト「cinemas PLUS」で今月から月刊企画が開始された。初のお題は「夏の終わりに観たい映画」だそうだ。この文章を書いているのは2021年9月21日で、季節のうえではすっかり秋なのだが、東京は妙に暑い。何なら先程まで出遅れた蝉が一...
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<映画『あの頃。』>「推し」との時間は限りがあるけど、永遠だ

→『あの頃。』画像ギャラリーへシネマズプラス月刊企画のテーマ「夏の終わりに観たい映画」。自由な発想で執筆OKとのことで、映画『あの頃。』(21)の「あの頃」を人生の夏に見立て、推しとの時間について書くことにした。 ハロプロのヲタクたちを描い...
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フジファブリックの音楽が活きる映画:汗が弾ける青春モノから血が弾けるサスペンスまで

(C)2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会 「陽炎」春のうららかな日に、野原などにチラチラと立ちのぼる気。日射のために熱くなった空気で光が不規則に屈折されて起こるもの※広辞苑(第7版)岩波書店 辞書には春のうららかな日とあるし、むしろ...
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『火垂るの墓』で泣けなかった夏の思い出:背後に感じた家族の圧力

「夏の終わりに観たい映画といえば?」そう聞かれ、パッと浮かんだのが『火垂るの墓』だった。言わずと知れた、1988年公開スタジオジブリの名作。私が初めて観たのは小学校低学年の頃だった(1990年代中頃)。夏休みになったらテレビで『火垂るの墓』...
映画コラム

夏の終わりに観たい映画は『水曜どうでしょう』の『激闘!西表島』だった

「夏の終わりに観たい映画」と聞いた時に、真っ先に『水曜どうでしょう』の『激闘!西表島』を頭に思い浮かべた。「映画」ではないバラエティ番組を選んでいるぞと思われた方、まぁ夏に免じてお許しくださいませ。『水曜どうでしょう』とは、1996年北海道...