CINEMA

映画コラム

デヴィッド・ボウイというロック・スターを扱った異色の音楽映画『スターダスト』の不思議な魅力

ここ20年ほどの音楽映画はかなり豊作で、史実を基にした物語、ドキュメンタリー、フィクション問わず良質な作品が数多く制作され続けている。思いついたままざっと挙げてみるだけでも、チェス・レコードを舞台とした『キャデラック・レコード 音楽でアメリ...
映画コラム

『マルジェラが語る “マルタン・マルジェラ”』は被写体やファッションに興味がなくても楽しめる「職人」を捉えたドキュメンタリーである

「マルタン・マルジェラ」のドキュメンタリーと聞いて、「これは劇場のスクリーンで観ねばなるまい」と考え、オンラインチケット受付開始の10秒前からページをリロードしまくり一瞬で席の予約を済ませる、とまではいかなくとも、映画館に足を運ぶ人は現在の...
アニメ

『アーヤと魔女』はなぜ厳しい評価がされるのか?見方を変えてみてほしい「5つ」の理由

→『アーヤと魔女』画像ギャラリー『劇場版 アーヤと魔女』は厳しい評価にさらされている。Filmarksでは3.1点、映画.comでは2.9点と、ジブリ映画という枠組みでは低い。Google検索の他のキーワードには「つまらない」「ひどい」とい...
映画コラム

『アナザーラウンド』が描く酒と泪と男とおっさん 〜”酒は飲んでも飲まれるな”というが、飲まれてる人しか見たことない〜

「酒は飲んでも飲まれるな」と昔から言われているが、酒を飲んでいて「飲まれていない」人を見る機会はほとんどない。筆者は複業、というか趣味でバーテンダーとして年間100日ほど店に立っており、実測値(コロナ禍以前の)としても間違いないと思う。『ア...
映画コラム

『猫の恩返し』が公開された2002年、こんな時代だった

(C)2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT本コラムは『猫の恩返し』が公開された2002年に、どのような映画や音楽などがあったのかを掘り起こし、懐かしがってみようといった意図で書かれている。関連記事:『猫の恩返し』が明る...
映画コラム

『ベイビーわるきゅーれ』に魅了される観客が続出!邦画アクション史に刻まれる超“快”作!

2021年7月30日より全国順次公開がスタートした阪元裕吾監督の『ベイビーわるきゅーれ』。“日常系ほのぼの殺し屋映画”という新ジャンルを開拓した本作は絶賛評に染まり、かつて『カメラを止めるな!』が巻き起こした“カメ止めブーム”にも似た熱狂を...