キネマニア共和国~レインボー通りの映画街~

映画コラム

1992LA暴動に巻き込まれた人々の運命を描く『マイ・サンシャイン』

©2017 CC CINEMA INTERNATIONAL–SCOPE PICTURES–FRANCE 2 CINEMA-AD VITAM-SUFFRAGETTES 今更ながらではありますが、アメリカ映画のすごいところはエンタテインメントの...
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風刺的人間讃歌『葡萄畑に帰ろう』はジョージア・ワイン気分で楽しみたい

ジョージアという国をご存知でしょうか?2005年まで日本ではグルジアと呼ばれていた国です。ロシアに隣接し、黒海とカスピ海に挟まれ、ヨーロッパとアジアの狭間シルクロードが通る東西交易の要衝として3000年の歴史を誇り、一方ではそれゆえに侵略や...
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『映画監督・佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ』が示唆する大作請負人の美学とは?

映画には超大作からプログラムピクチュアまでさまざまな形態がありますが、そのどちらも職人(アルチザン)的にこなしつつ、その中にさりげなく実験的手法を駆使することを怠らず、さらには自分なりのメッセージをひそかに盛り込みながら映画を作り続けてきた...
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マジに5億人の女性を救った男『パッドマン』に男は頭が上がらない!

「アメリカにはスーパーマンがいる。スパイダーマンがいる。だがインドには…パッドマンがいる!」何ともシャレの効いた予告編だなあ、などとニマニマしつつ、いざ映画を見始めたら、このキャッチコピー以外に本作の感動を伝える言葉は存在しないかも! とま...
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『セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!』正月映画の大穴として、ハロー!

(C)MEDIAPRO - RTV Commercial - ICAIC 2018年も間もなく終わり、2019年がやってきます。と同時に12月からは正月映画シーズン到来!例によって華やかで大仕掛けな作品がずらりと公開されていくわけですが、そ...
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映画『さらば青春の新宿JAM』は、1980年代ノスタルジーを否定する!

(C)2018 The Collectors Film Partners 1980年代から90年代にかけての音楽ファンはもとより、東京で青春期を過ごしていた人ならば、新宿JAM(当初はSTUDIO JAM)の存在は多くの人が知るところではな...