ハシマトシヒロ

映画コラム

“涼しく”なりたいなら——おすすめJホラー「5選」【熱さには要注意】

暑い。このままでは死ぬかもしれない。テレビをつければクーラーの使用を推奨されるが、電気代も馬鹿にならない。だが日本には、古来より伝わる納涼手段がある。それは、“怪談話”だ。怖い話を聞いてゾーッとすることにより、気持ち体温が下がったような気が...
映画コラム

『碁盤斬り』草彅剛という稀有な俳優

▶︎『碁盤斬り』画像を全て見る草彅剛という稀有な俳優を、どう言い表せばいいのか。彼の演じる役柄を見ていると、「この人は本来こういう人ではなく、これは演技である」ということを忘れてしまう。トーク番組やバラエティ番組で見る彼は、明るく無邪気で時...
映画コラム

『不死身ラヴァーズ』見上愛と佐藤寛太が生み出す“究極のラブストーリー”

▶︎『不死身ラヴァーズ』を観る松居大悟監督の、「恋愛暴走機関車童貞編」シリーズが帰ってきた。もちろんそんなシリーズはない。筆者が勝手に命名した。だが松居監督は、しばしば恋に暴走して荒れ狂う童貞たちを描いてきた。デビュー作の『アフロ田中』(2...
俳優・映画人コラム

その声も魅力的——井浦新を楽しむ映画“3選”<「光る君へ」の“癒し”>

今年度のNHK大河ドラマ「光る君へ」の舞台は平安時代と聞いた時、少しホッとしたことを覚えている。やっと殺伐とした殺し合いのない、雅で平和な物語になるのだなと。ここ数年、戦国(『麒麟がくる』)→幕末(『青天を衝け』)→鎌倉(『鎌倉殿の13人』...
映画コラム

『アントニオ猪木をさがして』猪木を知らない人にこそ観てほしい、その生きざま

©2023 「アントニオ猪木をさがして」製作委員会【写真:原 悦生】 ▶︎『アントニオ猪木をさがして』画像を全て見る「アントニオ猪木は、まだ生きているのではないか」新日本プロレス設立50周年企画作品『アントニオ猪木をさがして』を、観終わった...
映画コラム

『アンダーカレント』今泉力哉は“キリストの視点”を持っているのかもしれない

▶︎『アンダーカレント』画像を全て見る今泉力哉監督の最新作『アンダーカレント』は、初めて観るタイプの今泉作品だったように思う。無様に、不格好に、もがきながら、あがきながら、それでも恋愛や人生を必死に生きていくのが、今までの今泉力哉作品に登場...