増當竜也

映画コラム

『藁にもすがる獣たち』レビュー:大金を巡る金の亡者たちが織り成すサスペンス群像劇

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT曽根圭介による同名小説を原作に、韓国で映画化した犯罪サスペンス群像劇。さまざまな理由で金に困っている者たちが、10億ウォンもの大金が入ったバッグをめぐって、獣のように欲望を剥き出しにし...
デフォルト

『ベイビーティース』レビュー:難病少女と不良少年と少女の両親が織り成す愛の刺激的葛藤

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT難病を抱える16歳の少女ミラ(エリザ・スカントン)と、孤独な不良少年モーゼス(トビー・ウォレス)の恋。そしてふたりの交際に気が気ではないミラの母(エシー・デイヴィス)と父(ベン・メンデ...
デフォルト

『ある人質 生還までの398日』レビュー:ISに誘拐された若者の地獄と奇跡の救出劇

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT2013年にシリアの非戦闘地域に赴くも、現地の情勢が急変してIS(イスラム国)に誘拐され、398日間にわたって人質となったデンマークの若き写真家ダニエル・リュー(エスベン・スメド)。彼...
映画コラム

『痛くない死に方』『けったいな町医者』レビュー:在宅医療についての2本の秀作

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」人生の最期をあなたはどのように過ごしたいと思われますか?医学が発達し、延命治療が可能になった現在ではあります。しかし一方では、自宅で家族に看取られながら自然に死んでいく在宅医療を選ぶ人もいます。...
金曜映画ナビ

「青天を衝け」開始記念:幕末の時代を描いた映画たち!

NHK大河ドラマ「青天を衝け」がいよいよ始まりました。第1回目の視聴率も20%と「八重の桜」以来8年ぶりに大台に乗り、視聴者の感想も概ね良好。渋沢栄一(吉沢亮)の生涯を描く本作、前半部は幕末青春期、後半は明治の世で実業家として大成していく姿...
映画コラム

『世界で一番しあわせな食堂』レビュー:北欧と中華料理が魅せる幸せランデブー!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」世界幸福度ランキング第1位の国フィンランドは、そこで作られる映画もまた人々を幸せにしてくれることが多々あります。フィンランドの名匠ミカ・カウリスマキ監督がの新作『世界で一番しあわせな食堂』のモチ...