©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が主演、犬飼貴丈が共演するドラマ「なれの果ての僕ら」(テレビ東京系)が、2023年6月27日深夜にスタート。
内海八重の同名漫画を実写化した本作は、命の危機の極限状態に追い込まれた人間たちを描く衝撃の予測不能サスペンス。同窓会に参加したクラスメイトたちの監禁劇の行方は果たして――?
本記事では、第2話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
「なれの果ての僕ら」第2話レビュー
人間の善意について知りたいという夢崎みきお(犬飼貴丈)の身勝手な疑問に付き合わされることになったネズ(井上瑞稀)ら、四ノ塚小学校元6-2の同級生たち。
第1話では2名が死亡。
今回は何名が犠牲になってしまうのか…。
初回でドラマの雰囲気がわかったので、今回もきっと…と、身構えてしまう。
そして、第2話からは森カンナが登場。
なぜ事件が起こったのか、生き残った生徒たちにその真相を聞き取りをしていく記者、星野薫子役だ。
ドラマは教室で起こったことと、星野による取材が同時進行で進み、残忍な殺人事件の全貌が明らかになっていく。
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まずは10分で溶ける毒入りのカプセルを1人目が飲まされ、くじ引きで決まった次の人がすんなり飲めば1人目に解毒剤が打たれる。
これを7人でリレー方式で繋げることが今回のミッションだった。
そう、教室では「毒の請け負いリレー」がはじまっていた。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
1人目に指定されたのは及川(草野大成)。
抵抗しながらも毒を飲み、くじで決まった「委員長」と呼ばれている橘公平(ゆうたろう)につないだ。3人目に選ばれたのは雨宮鈴子(大原優乃)だったが、小学生のときに委員長にいじめを受けていたことから飲むことを拒否。命乞いをする委員長を見て、飲むことにした雨宮だが、元クラスメートの前で委員長の過去の陰湿ないじめを暴露した。
そこでみきおが
「気持ちよかった? 委員長の悪事をさらして、お陰で彼は命と引き換えに信頼を失った」と、ニヤニヤ。
なるほど。
みきおはクラスメートの過去を利用して、人間の内面の汚い部分をさらけ出そうとしているのか。
クラスメートは命の危機が迫る中、助かりたい一心で自分をさらけ出していく。
人が死ぬ様子を見るのも辛いが、人間の汚い本質を見させられることも苦痛。
これは2重苦だ。
たった30分のドラマだが今回もぐっと身を乗り出し、肩に力を入れて視聴していた。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
結果、第2話では小清水唯(阿部凛)と相沢すみれ(北原ゆず)が毒により、死亡。
まだまだ続く死のゲーム。
ネズは「俺がなんとかするから」と正義感を見せるが、これがかえってクラスメートたちの怒りを買うことに。
13人死亡まであと9名…。
こんなカウントダウンは決してしてはいけないのだが。
(文:駒子)
–{「なれの果ての僕ら」第2話ストーリー}–
「なれの果ての僕ら」第2話ストーリー
監禁されたネズ(井上瑞稀)ら23人は、夢崎みきお(犬飼貴丈)の行う実験により、弱さと醜さを浮き彫りにされていく。 最初の実験は、「毒の請け負いリレー」。毒を飲んだ仲間に解毒剤を渡すためには、別の人が代わりに毒を飲まなければならない。それを7回繰り返せば実験終了。お互いを信じ、二人が毒を飲んだが、次に指名された雨宮(大原優乃)は、過去にされたいじめについて謝ってくれないと毒を飲まないと言い始める。
–{「なれの果ての僕ら」作品情報}–
「なれの果ての僕ら」作品情報
放送日時
2023年6月27日スタート 毎週火曜深夜24時30分~
放送局
テレビ東京 テレビ愛知 テレビせとうち テレビ北海道 TVQ九州放送
BSテレ東 BSテレ東4K / 7月3日スタート 毎週月曜深夜24時30分~24時59分 ※初回7月3日は深夜24時59分~25時28分
原作
内海八重「なれの果ての僕ら」(講談社「週刊少年マガジンKC」刊)
出演
井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)/犬飼貴丈/北原ゆず/大原優乃/工藤遥/草野大成/椛島光/斎藤流宇/大原櫻子/西村拓哉(Lil かんさい/関西ジャニーズJr.)、阿部凜、菅生新樹、倉本琉平、新原泰佑、ゆうたろう、松原冬真、ニシダ・コウキ(ラランド)、吉田伶香、佐久本宝、紺野彩夏、矢花黎(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)/中村里帆 ※出席番号順
雛形あきこ/森カンナ/我妻三輪子
監督
城定秀夫
柴田啓佑
的場政行
脚本
モラル
鈴木藍
城定秀夫
倉地雄大(テレビ東京)
音楽
ゲイリー芦屋
主題歌
「ロベリア」 HiHi Jets/ジャニーズJr.
プロデューサー
倉地雄大(テレビ東京)、清家優輝(ファイン)
制作
テレビ東京、ファインエンターテイメント
製作著作
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©️内海八重/講談社