『呪怨』シリーズを筆頭に、<恐怖の村>シリーズ三部作などを世に送り出してきたJホラーの巨匠・清水崇監督が、新たなる恐怖映画を生み出した! メタバースに代表される仮想空間と怨念をクロスオーバーさせたその世界観は、まさに令和を象徴する哀しき呪いの物語。背景に日本のムラ社会的構造も見え隠れする『忌怪島/きかいじま』がいよいよ、そのベールを脱ぐ。西畑大吾が演じる主人公・片岡友彦とともに、異世界と現実世界にまたがる呪いの謎に迫るチーム「シンセカイ」の一員・三浦葵役の川添野愛に撮影期間を振り返ってもらいつつ、芝居の世界で生きることへの思いなども聞いた。
撮影現場では“バラエティー担当”に
──別の媒体で西畑大吾さんと清水崇監督の対談も取材しましたが、清水監督がボケて西畑さんがツッコむという関係性が微笑ましかったです。川添さんは監督とは、どんな感じでしたか?
川添野愛(以下、川添):私は監督がボケているのに真に受けてしまうことが多くて(笑)。会話の中にちょいちょい冗談だったり盛ったハナシを入れてくるんですけど、私は「あ、そうなんですね」って素直に聞いちゃうので、逆に「いやいや、ウソだよ」って監督にツッコまれていました。そうやって私が何でも信じるのを面白がって、監督の話もどんどん盛られていくという──。生駒(里奈)ちゃんに対する扱いとは明らかに違っていて、気づいたらチーム「シンセカイ」のバラエティー担当みたいなポジションになっていたんですよ。
──その生駒さんとは1学年違いの同い年(※川添が早生まれ)ですが、共演されてみていかがでした?
川添:しっかりしているところと、ちょっと天然な面とのギャップもありつつ……繊細さも持ち合わせていて。それでいて責任感が強い人なので、思っていることをはっきり言葉にする強さもあって。そういう姿を見ていて、さすが乃木坂46のセンターを務めてきただけあるなと思いましたし、お芝居において妥協をしない生駒ちゃんに対して心から信頼を寄せていました。
川添野愛の役との向き合い方
──そんな清水組の現場で、川添さんは三浦葵というご自身の役とどう向き合っていたんでしょう?
川添:監督さんのテンションや演出法にもよりますけど、私自身は現場に入る前にお話できる場があるのなら極力コミュニケーションをとって、役のイメージを共有した上で撮影に臨みたいタイプなんです。実際に撮り始めてみたら想定と違っていた、っていうことは珍しくないんですけど、役の“髄”や骨格みたいなものはあらかじめ監督とお話して、構築しておきたいという思いは、どの作品や役に対しても持っていて。幸い、清水監督とは時間の許す限りお話をさせていただいて、生駒ちゃんの演じる未央との関係性やチーム内でのバランスなどについて、ある程度把握することができました。
それと、A4用紙にビッシリと文字が書かれた「シンセカイ」チームのメンバー1人ひとりのパーソナルデータも監督が用意してくださっていたんです。「これはあくまで参考用なので、気に留めるかどうかは各自の自由でーす」と、おっしゃいながら配っていらっしゃったんですけど、自分の役だけじゃなくてほかの人のキャラクターも細かく書かれてあったので、めちゃめちゃ参考になりました(笑)。しかも、「シンセカイ」はずっとチームで動いてきたという設定でありながら、演じる私たちは初めての共演だったので、「葵って、こういう設定もあるんだね」みたいに、お互いに話す糸口にもなって、そういう意味でも大いに助かりましたね。
──なるほど。川添さんとしては、衣装合わせなどの段階で役のイメージをある程度かためておきたい、というスタンスなんでしょうか?
川添:かためたいわけではなくて、「お互いのイメージや考えを、あらかじめ共有しておきませんか」というニュアンスのほうが近いですね。たとえば衣装にしても、ハンガーに掛かって並んでいるのと私が実際に着てみるのとでは、印象が変わる場合もあるわけです。ビジュアルだけじゃなくて、実際にお芝居をしてみたらキャラクター性も当初のイメージと違っていた、という可能性もあるので、「できれば事前にコミュニケーションをとってイメージだけは共有しておきたいんですが、どうですか……?」という感じですかね──。
とはいえ、現場でも「ここはどうなのかな?」と迷うこともあったりするので、そういうときは監督の近くの椅子にチョコンと座って、「そういえば、あれってどういうことだったんですかね?」とか「こういうとき、どう思っているんですかねぇ」みたいに、あまり深刻な感じじゃない言い方で聞いてみる、ということもしていました。
特に今回は、清水監督の頭の中が知りたかったという思いも大きくて。VRや仮想空間という設定上、どんなCGになるのかは監督にしか見えていないわけですけど、それこそイメージを共有しておきたかったという思いから、あの手この手でいろいろ聞こうとしていましたね。コンテも用意してくださっていたんですけど、ちょっと次元が違っていて今イチ把握しきれてはいなかったのが実際のところで(笑)。なので、関係者向け試写を観て、ようやく全貌が見えたという感覚が私の中ではありました。
現場で抱いた西畑大吾の印象は?
──その撮影期間をともにした「シンセカイ」チームとは、どんな雰囲気でしたか?
川添:最初から無理にいい雰囲気にしようと努めなくても心地よく過ごせる人ばかりだったので、めちゃくちゃ楽しかったです。でも、今にして思えば……山本春樹という役が明るいキャラクターだったこともあって、平岡(祐太)さんを筆頭にみなさんがそういう空気にしてくださっていたんだなって。キャスト陣には1人1台ずつオフショット用に「写ルンです」が渡されていたんですけど、空き時間になると平岡さんが「心霊写真撮ろうよ〜」って、いたずら少年みたいな顔で言ってきたりして。で、(園田環役の山本)美月さんに「最年長が一番小学生だね」ってツッコまれるという(笑)。
でも、「シンセカイ」チームでのお芝居のニュアンスや方向性に迷ったときは、ボソッと鋭いことを言うのも平岡さんだったんです。もし、全部分かっていて少年っぽく振る舞っていらっしゃったとしたら、現場で感じていた以上に助けられていたんだなって。そこは聞いてみないと分からないですけど……それぞれ「せっかくだから楽しい現場にしようよ」っていう思いは共有していたし、そのように心がけていた感覚もあります。
──主演を務めた西畑大吾さんの姿は、川添さんにはどう映っていたんでしょう?
川添:これは褒め言葉として受け取ってほしいんですけど、「おしゃべりが面白くて気さくな、近所のお兄ちゃん」感にあふれていて。ただ……ちょっとモノの見方に若さが感じられないときがあるというか、お兄ちゃんというよりもオジサンっぽいところもあったりしましたね(笑)。そんなふうに、ふだんは親しみやすいんですけど、なにわ男子のメンバーとしてテレビに出ているときは輝きが全然違っていて! 撮影期間中、西畑くんは東京でのお仕事もあるから結構、奄美(大島=ロケ地)と行ったり来たりしていたんですけど、大変な素振りをまったく見せないんですよ。かと言って、無理に元気よく振る舞っているわけでもなくて、スッと自然に現場へ戻ってくる感じでしたね。その“周りに気をつかわせない”たたずまいは、まさしくプロフェッショナルだなと思いました。
──聞いた話ですが、東京から急いで戻ってきたものの、その日は西畑さんの手だけが映ればいいシーンだったと。それでも西畑さんは「全然大丈夫ですよ〜」と神対応を見せたという……。
川添:覚えてます! 清水監督もそのエピソードが大好きで、「西畑くんはさ、手しか映らない日もあったけど、やってくれたからね〜」って、ドヤ顔でご自分のことのようにお話するっていう(笑)。実際は、現場のスケジュールの都合でそうなってしまったんですけどね。
──そうだったんですね。何にしても、西畑さんの心意気は素敵ですよね。
川添:撮影の合間とかにグループに対する思いや考え方を聞かせてもらう機会があったんですけど、すごく熱い気持ちを持っていらっしゃるのが伝わってきて。しかも、情熱だけで突っ走る感じじゃなくて、西畑くん自身やグループが置かれている状況をすごく客観的に捉えてもいるんです。そういった視点は長いキャリアによって培われたんだろうと思うんですけど、撮影現場でも同じように彼自身を客観視して、どうすれば良い感じで場が回っていくか理解して行動しているように感じました。なので、私の中で西畑大吾という人は情熱的かつクレバーな人という印象があります。その存在感がまさしく座長でした……って、私が言うのもおこがましいんですけど──。
–{川添野愛、デビューのきっかけは――?}–
デビューのきっかけになった青山真治監督との出会い
──いえいえ、西畑大吾という表現者に対する見方が深まった気がします。で、ここからは川添さんご自身のことを語ってもらおうと思いまして。お芝居を始めたきっかけは、『EUREKA ユリイカ』(00年)や『共喰い』(13年)の青山真治監督との出会いだったそうですね。
川添:私が入った大学の教授に青山さんがいらっしゃって、1年生のときに授業を履修したのが出会いでした。映像演劇学科で学んでいたんですけど、その頃の私は演劇のことしか知らなくて。今にして思うと演劇のことすら分かっていなかったんですけど、映画の知識は皆無だったんです。でも、周りには映像作家志望の人たちが多かったので、映画のことを知っておいたほうがいいんだろうな……くらいの感じで選択したら、ブッ飛んだ人たちばっかりだったっていう(笑)。
企画から映画館で上映するまでを1年間かけて進めていくという特別授業だったんですけど、自分の企画を映画にしたい人ばかりで、殺伐とした空気で授業が進んでいくんですよ。しかも青山さんの映画を狂信的に好きな人が多かったので、ちょっとその輪に入りきれないまま、衣装部として先輩が撮る映画に関わって1年生が終わりました。そんな感じだったので、2年生になったときに青山さんから「チェーホフの『かもめ』を学内で中編の映画にするから、ニーナを演じてくれないか」と言われるとは夢にも思っていなくて。でも、私が気づかないところで、きっと見ていてくださったんでしょうね。
で、その流れで自分のデビュー作になった『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』(15年/WOWOW)のお話もいただいたんですけど、「ちょ、ちょっと待ってくださいッ。これは何か……大きな渦に巻き込まれるのでは!?」って、いったん冷静に考えることにしたんです。
──確かに、人生を左右する選択ですよね。
川添:『贖罪〜』のお話も、わりと軽い感じで「ドラマ撮るんだけど、2〜3日空いてないか? 手伝ってほしいんだ」みたいな言われ方だったんですよ。「は、はい、空けるのは大丈夫ですけど……」みたいな返事をしたんですけど、いざ決まってみたら予想をはるかに超えることになっていて。ドラマのファーストシーンでもあったんですけど、初めての撮影が三上博史さんと吉田鋼太郎さんと私しかいないっていう状況で。でも、あまりに異次元すぎて、逆に緊張することすら忘れちゃっていました。「わっ、お2人とも素敵〜!」なんて見とれたりして(笑)。まあ、まだ19歳でしたし……青かったですね〜。
──三上さんと鋼太郎さんとご一緒するシーンが人生の初現場というのも、よく考えるとスゴイことですよね。
川添:私、結構「初の○○」という状況でスゴい方々とご一緒になることが多いんです。初舞台の『セールスマンの死』(18年)という作品では風間杜夫さんが主演で、奥様役が片平なぎささんで、周りをかためる俳優の皆様もそうそうたる顔ぶれでいらっしゃって──。稽古場の段階でレベルの違いに打ちのめされたんですけど、身のほどを知るっていう意味では良い経験をさせてもらっているな、と感じてもいます。
──いずれにしても、青山監督との出会いで人生が変わったと言えそうですね。なお、川添さんが知っている青山さんは、どんな人ですか?
川添:恩師でもあるんですけど、みんなで飲みに行って酔ったりすると、どうしようもない子どもみたいになっちゃったりもして。そうなると教え子である私たちが面倒を見なくちゃならなくて……そのうち親子みたいな感覚に変わっていきました。奥様のとよた真帆さんにもすごくかわいがっていただいているので、本当に娘みたいな気持ちが強くて。だから、青山さんのことは“お父ちゃん”って呼ぶのが一番しっくりくるんですよね(笑)。青山さんご自身も「確かに、野愛にそう呼ばれるぶんには違和感がないな」と、おっしゃってくださったので、“監督!”という意識は薄いかもしれません。
舞台と映像、それぞれの違い
──願わくは、青山監督の次作に出ている川添野愛を観たかったという思いもありますが(※青山監督は22年3月に逝去)……俳優としての川添さんの土台となる作品を挙げるとすると、何になるんでしょうか?
川添:何でしょうね、難しいな……。でも毎回、相当鍛えられているなと体感するのは舞台の作品ですね。映像の作品がそうじゃない、というわけではないんですけど、舞台はノンストップでお芝居をやり切らなくちゃならないし、お客さんの前で上演するから緊張感とスリルがすさまじいんです。しかも、ご覧になる方1人ひとりの視点が違うから、ずっと気を抜けないですし。
本番の2日前ぐらいが一番ナーバスになるんですけど、全公演が終わってしまうと、ものすごく寂しい気持ちになるんですよ。だから、どの作品もどの役も今でも大好きですし、スタッフの方々や役者のみなさんのこともずっと忘れられない──という残り方をするところでも、舞台が自分の土台になっているんじゃないかなと思います。
──ちなみに、映像作品の現場ではどんな感覚を得られるんでしょう?
川添:新しい作品とのご縁をいただくたびに、役として生きられる(=出演する)時間が長くなっているので、そこは役者として本当にありがたいなと感じています。少しでも長く役として生きられるほど、演じる人物のことを理解できるようになりますし、深掘りもしていけるので。だから、シリーズものの1話にのみ客演する役や、シーンが限定されているほうが難しいかもしれないですね、お芝居って。でも、年々1つの役を生きる時間が延びているので、もっともっと長くしていけたらと思っています。
──ちなみに、『忌怪島/きかいじま』で川添さんが役目を終えた……すなわりクランクアップしたのは、どのシーンだったんですか?
川添:水中のシーンをプールでまとめて撮ったので、西畑くんと(イマジョ役の祷)キララちゃんと私の3人、同じ日にクランクアップしました。で、しっかりやりきってプールから上がったんですけど、何とな〜くイヤな予感がしたんですよ。案の定、花束を渡しにきた清水監督にプールに落とされるっていう。何でなのか分からないんですけど、『忌怪島/きかいじま』の現場では完全にバラエティー班的ポジションでした。しかもメイキングのカメラが、その瞬間をバッチリ撮っていて! 絶対、ソフト化された時に特典映像に入るヤツじゃんって(笑)。まあ、現場のみなさんが楽しんでくださったのであれば、全然いいんですけどね!
ありのままの自分を知って、素敵な人でありたい
──知られざるご自身と出会えたという解釈もできそうですが……(笑)、俳優として今後、どう歩んでいきたいですか?
川添:そうですね……役者は自分自身が資本なので、結果的に役を通して川添野愛そのものが浮き彫りになるもの、と私は捉えていて。そう考えると、「役者として」というよりも、人として素敵でありたいですし、尊敬する人たちのように生きていきたいという思いがあります。と同時に、できないことがあったり、ダメなところも好きでありたいと言いますか……そういう部分もふくめて自分というものが形成されていることを受け入れていきたいですね。
ありのままの自分を知ることで、舞台の上やカメラの前に立ったとき、あるいはどなたかとお会いしたときに、自分の意識を超えたところで人間性がちゃんとにじみ出るんじゃないかなって。今後、自分がどういう選択をしていくのかはまだ想像がつかないんですけど、その瞬間ごとに自分に対して正直でありたいし、それが面白いことにつながっていくような道を歩んでいけたら、きっと幸せに感じられるんじゃないかな、と──。
──余談になるかもしれませんが、他者の人生を多々生きることによって自分自身は何者か明確になるのか、あるいは反対なのか……川添さんの場合は、いかがですか?
川添:そこに対してはあんまり意識していないというか、「自分自身に戻ろう」みたいなことを考えることがないんですよね。そこを素で考え始めても、永遠に答えの出ない問いと向き合っているような感覚になってしまいそうなので──。
ただ、マネージャーさんからは「あなた結構、役を引きずる人よ」と言われたことがあります。まったく自覚がなかったので、「そうなのか……」って思ったりもしたんですけど、確かに作品のトーンや役の感じに引っ張られているような感覚もあって。葵を演じていたときで言うと、ふだんの自分以上に話し方が遅かったですね。と言っても、そこは葵のキャラクターに寄せてはいたんですけど、クランクアップしてから友達と久しぶりに会ったら、「地面から3センチぐらい浮いた?」って言われてしまいました(笑)。
でも、どんなに抗っても役には自分が出ますし、思いもよらないような表情をしていたりもする。「そうか、これも自分なんだ」って気づかされることが、意外と多かったりもするんですよね。逆に言うと、自分を包み隠さず見せられるような芝居ができて初めて、現場で信頼を得られるんじゃないかなって。それができなければ、役者としてスタートラインにも立てないわけで……ありのままをさらけ出せる人間であり続けたいです。
(ヘアメイク=光倉カオル<dynamic>/スタイリスト=土田寛也/撮影=渡会春加/取材・文=平田真人)
Profile
川添野愛(かわぞえ・のあ)
俳優
1995年2月5日生まれ、東京都出身。幼少期より杉並児童合唱団に12年間在籍。
2015年多摩美術大学在学中に、WOWOW「贖罪の奏鳴曲」(青山真治監督)で女優デビュー。
主な出演作に、「パパはわるものチャンピオン」(藤村亨平監督)、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」(柴山健次監督)、「ミュジコフィリア」(監督:谷口正晃)、ドラマ「恋愛時代」(YTV)、「パフェちっく!」(FOD)、「限界団地」(THK)、「his~恋するつもりなんてなかった~」(NBN)、舞台「セールスマンの死」(演出:長塚圭史)、「春のめざめ」(演出:白井晃)、「タイトル、拒絶」(演出:山田佳奈)など。
現在、丸源ラーメン「感動肉そば!」篇のCMに出演中。
6月23日(金)より、池袋シネマ・ロサにて1週間限定上映「アトのセカイ」(天野裕充監督)と今秋公開予定「緑のざわめき -Saga Saga-」(夏都愛未監督)に出演。
–{『忌怪島/きかいじま』作品情報}–
■『忌怪島/きかいじま』作品情報
6月16日(金)全国公開
出演
⻄畑⼤吾(なにわ男⼦)
⽣駒⾥奈 平岡祐太 ⽔⽯亜⾶夢 川添野愛
大場泰正 祷キララ 吉田妙子 大谷凜香 ・ 笹野⾼史
當真あみ なだぎ武 伊藤歩 / ⼭本美⽉
監督
清水崇
脚本
いながききよたか 清水崇
音楽
山下康介
製作
柳迫成彦 與田尚志 藤島ジュリーK. 丸橋哲彦 牟田口新一郎 後藤明信 吉村和文 宮田昌広 檜原麻希
企画
紀伊宗之
企画・プロデュース
小杉宝
配給
東映
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