俳優の芳根京子が主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する日本テレビ系ドラマ、「それってパクリじゃないですか?」が2023年4月12日、22時からスタートする。
原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)。
本記事では、第9話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
「それってパクリじゃないですか?」第9話レビュー
亜季(芳根京子)が勤める月夜野ドリンクの新商品、カメレオンティーが発売間近となった。
イベントを開き、大々的に宣伝をしようと思っていた矢先、月夜野のライバル企業「ハッピースマイルビバレッジ」から警告書が届く。
内容はカメレオンティーの技術がハッピースマイルの商品の特許を侵害しているので、発売の中止もしくは、ライセンス料を支払えということだった。
要するにハッピースマイルが、カメレオンティーと同じお茶を早急に開発していたというのだ。
その書類の発明者には「篠山瑞生」という、まったく知らない人物の名前が……。
カメレオンティーの特許は、北脇(重岡大毅)の提案でケンタッキーのチキンレシピが公開されていないことと同じようにあえて特許を申請しなかった。
しかし、その戦略がここにきて大きなピンチを招くことに……。
亜季や熊井(野間口徹)、知財部はどこかに抜け道がないかと必死に文献を探すが見当たらず、カメレオンティーの発売は宙に浮いたまま北脇は責任を取って親会社へ戻ることになってしまった。
「僕は賭けに負けたんだ……」
自分のミスで会社に大きな損害を出してしまったことで落ち込む北脇。
これまで亜季の良き指導係、月夜野の知財部エースとして頑張ってきた北脇の落胆っぷりをみた亜季も共に涙を流す。
重岡が体全体を使って落ち込む様子を演じ、その姿を心配そうに目の表情で魅せる芳根。
辛いシーンではあったが、二人の演技が見事だった。
開発部員たちは開発情報が漏れたことに不信感を抱くようになり、社内の雰囲気は最悪に。
今回だけはどうにもならなさそうなので、亜季と熊井はハッピースマイルの田所(田辺誠一)のところに出向き、発売の中止を報告することになった。
そこで田所は「出願すべき特許を出願しないなんて愚の骨頂!ひょっとして北脇さんの判断でしたか?それは大間違いでしたね」とバカにするような発言を繰り返した。
失礼な発言の数々に普段は穏やかな熊井が激怒。
「北脇の判断は最善の策だった!月夜野ドリンクは(訴訟を)受けて立ちます」とバシーっと決めた。
この展開には驚いた。
「穏やかな人を怒らせたら一番怖い」とはまさにこのこと。
亜季のオタオタする姿がこれまたリアルで面白かった。
ハッピースマイルの玄関で総務部の五木(渡辺大知)の彼女・さーちゃん(秋元真夏)の姿を見かけた亜季。
さーちゃんは受付で入館証を忘れたことを申告していた。
しかも、「篠山瑞生です」と……。
五木の彼女がハッピースマイルの特許の発明者・篠山瑞生だったのだ。
ということは、五木が彼女である瑞生に情報を流していたということか?
このことに気が付いた亜季は北脇の元に走るというシーンで次週の最終回へ。
なるほど。ここで秋元がキーパーソンになるわけか。
ここまで少ししか登場しない秋元の存在がとても気になっていたが、そういうわけかと妙に納得した。
最終回では月夜野が逆転勝利となるか?
なんとなくストーリーは見えるが、それでも次週の放送が楽しみで仕方がない。
また、予告から法廷で北脇節が聞けそうなのでワクワクしている。
早くも次週最終回!
亜季と北脇の恋の行方も気になる…♡
(文:駒子)
–{「それってパクリじゃないですか?」第9話ストーリー}–
「それってパクリじゃないですか?」第9話ストーリー
>>>「それってパクリじゃないですか?」9話の予告をYouTubeで見る
月夜野が社運をかけた目玉商品『カメレオンティー』の発売まで、あとわずか。亜季(芳根京子)が発売イベントの準備を見守る中、五木(渡辺大知)が出来上がったばかりの販促グッズを持ってきた。以前、人気イラストレーターのハナモ(山崎静代)に描いてもらった『月夜ウサギ』を、今回のイベントでも使用することになったのだ。しかし、勝手にイラストを使われたと思い込んだハナモが、SNSに怒りのコメントを書き込み…!
SNSが炎上状態になる中、ハナモとの契約書に目を通した北脇(重岡大毅)は、「完全なる勘違い」と一刀両断。それでもハナモの誤解を解き、世間を納得させなければ、『カメレオンティー』の発売にも影響が出る。北脇から「ピンチはチャンス」と背中を押された亜季がハナモとの話し合いを担当することになるが、怒り心頭のハナモが会社に押しかけてきた!
契約条件を前に頑なになっていくハナモを、誠心誠意説得する亜季。そんな中、『カメレオンティー』がハッピースマイルの特許を侵害しているという警告書が届き、北脇は窮地に立たされることに!
開発部長の高梨(常盤貴子)も納得の上で、『カメレオンティー』の肝となる技術を営業秘密として守るため、敢えて特許を取らないという戦略に出た北脇。しかし、ハッピースマイルが特許を取った以上、『カメレオンティー』は発売できない…。自らを責め落ち込む北脇に、かける言葉もない亜季。
このまま『カメレオンティー』は“お蔵入り”になってしまうのか?史上最大のピンチに陥った、亜季と北脇の運命は?
–{「それってパクリじゃないですか?」作品情報}–
「それってパクリじゃないですか?」作品情報
放送日時
2023年4月12日(水)スタート。毎週水曜22:00~
出演
芳根京子/重岡大毅(ジャニーズWEST)/渡辺大知/福地桃子/朝倉あき/豊田裕大/諏訪雅/秋元真夏/高橋努/相島一之/赤井英和/野間口徹/ともさかりえ/田辺誠一/常盤貴子
原作
『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(奥乃桜子 著/集英社オレンジ文庫)
脚本
丑尾健太郎 佃良太
主題歌
AARON 「ユニーク」 (ユニバーサル シグマ)
オープニング曲
ジャニーズWEST 「パロディ」 (ジャニーズ エンタテイメント)
チーフプロデューサー
三上絵里子
プロデューサー
枝見洋子
森雅弘
岡宅真由美(アバンズゲート)
演出
中島悟 内田秀実 鯨岡弘識
制作協力
AX-ON
アバンズゲート
製作著作
日本テレビ