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マーベル最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が、2023年5月3日(水・祝)より公開される。
本作は銀河イチのならず者集団”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の活躍を描く人気シリーズの最終章。
最凶の敵・ハイ・エボリューショナリーの登場を経て、彼らに待ち受ける感動の”ラスト・バトル”とは……。
この記事では彼らの壮大な旅路を振り返りながら、シリーズの魅力をご紹介!これまでの物語をおさらいしつつ、最新作の内容にも迫っていきたい!
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の魅力
2014年、MCU作品の通算10作目として公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(略称:GotG)はアメコミ映画に新風を巻き起こした。
コミックファンからもほぼ無名のキャラクターたち、アメコミヒーロー映画としては異色のスペースオペラという題材ながらも世界的に大ヒット!
世界興行収入は7.7億ドル(日本円にして約880億円)となり、それまでに公開されたシリーズの単独ヒーロー主演作(ハルク、アイアンマン、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカ)を超える記録となった。
なぜ、本作がここまでファンに愛されたのか。
その理由には、個性豊かなキャラクターと脚本の面白さが挙げられるだろう。
屈強な大男、緑の女性暗殺者、しゃべる木、アライグマなどなど。
メインキャラクター全員が宇宙人(主人公・ピーターのみ地球人とのハーフ)でありながらも、人物像には親しみやすい魅力がある。
また、胸躍るSFアドベンチャーでありながら「家族とは何か」という普遍的なテーマを描いた物語も魅力のひとつ。
悲しい過去を抱えたキャラクターたちがそれぞれの弱さを補い合いながら、銀河の危機を救っていく中で大きな絆が深まっていくストーリーにファンは心を掴まれたのだ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の壮大な旅路
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
シリーズ一作目では、チームの結成と初めての冒険が描かれた。
陽気な賞金稼ぎ・ピーター、緑の肌の暗殺者・ガモーラ、しゃべる樹木・グルート、口が悪いアライグマ・ロケット、鎧の肉体を持つ復讐者・ドラックス。
決して善人とは言えない彼らが集結し、いつしか悪の司令官・ロナンの脅威から銀河を救う物語が展開される。
ノリノリの音楽とユーモアたっぷりな掛け合いも本作ならではの見所だ。
また、母を亡くした直後に地球から誘拐されたピーター、妻と娘の敵討ちを誓うドラックスなど、悲しい過去を持ち、孤独を抱えた彼らが絆を深めていくのも本作の魅力。
特に、母の形見であるウォークマンを持ち歩くピーターが、彼女の死を乗り越えて新たな家族をみつけて成長していく姿には勇気づけられる。
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス
シリーズ二作目ではピーターの父・エゴが登場。ガモーラの妹・ネビュラ、相手の心を読めるマンティスといった新キャラクターと共に新たな冒険が描かれた。
ピーターと「母」との関係を描いた前作に続き、本作では彼の「父」との関係性が重要なテーマに。
実の父親・エゴと育ての親・ヨンドゥ。二人の間で葛藤するピーターに待ち受ける衝撃の展開には心を惹きこまれる。
また、劇中で彼らが恨みを買ってしまった黄金の惑星・ソヴリンの女王・アイーシャの存在はシリーズにおいて大きな意味を持つことに。最新作では彼女が生み出した刺客・アダムがガーディアンズの面々に立ちはだかる。
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–{ついにガーディアンズの面々が『アベンジャーズ』シリーズに初参戦!}–
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
ガーディアンズの面々が『アベンジャーズ』シリーズに初参戦したのが本作。
アベンジャーズ最大の敵・サノス。ガモーラ・ネビュラはその養女であることから、彼女たちの存在が戦いの重要なカギとなる。
劇中では戦いの末にガモーラが命を落とし、怒りに震えるピーターが大暴走。
しかし、ヒーローたちの奮闘むなしくサノスの”一撃”が全人類に最大の危機を引き起こすことになる。
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アベンジャーズ/エンドゲーム
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編として、強敵・サノスとの最終決戦を描いた本作。
劇中では前作の生き残りであるロケットとネビュラが活躍し、GotGのシリーズ第一作を思い起こす場面も登場する。
クライマックスでは過去からやって来たガモーラが登場し、ガーディアンズの新たなメンバーに。
しかし、これまでの冒険を知らない彼女はもはや別人とも言うべき存在。彼女が最新作でどのように描かれるのかにも注目だ。
ソー:ラブ・アンド・サンダー
『マイティ・ソー』シリーズの第4作となる本作でガーディアンズの面々はソーと旅をする仲間として登場。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て、多くの仲間を失ったソーは彼らと共に様々な惑星で救助活動を行うが、意外な展開が待ち受ける。
本作でソーは新たな目的のために旅立ち、ガーディアンズは壮大な旅を続けることとなった。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル
かつてアメリカのTVにて放映されていたクリスマス特番(例:スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル)をイメージして制作された一話完結の配信ドラマ。
ガモーラの喪失感を抱くピーターのために、クリスマスプレゼントを探すマンティスとドラックス。
地球にやって来た彼らはとんでもないものを贈ろうと思いつく。
最新作に繋がる要素として、(第一作よりカメオ出演的に登場していた)原作キャラクターの宇宙犬・コスモがしれっとガーディアンズのメンバーになっているほか、第二作にて示唆されていたピーターとマンティスの血が繋がっているという設定が公式に判明している。
また、シリーズファンには嬉しいサプライズゲストにも注目してほしい一作だ。
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そのほかの活躍
これ以外の作品でも、ガーディアンズの面々は大活躍!
スピンオフとなる配信ミニシリーズ「アイ・アム・グルート」では、グルートの奇妙で愉快な日常が描かれている。
また、シリーズのパラレルワールド(並行世界)を描いたアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」では、お馴染みの設定に一捻り加えた物語が展開されている。
第2話「もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?」では、主人公・ピーターが『ブラックパンサー』の主人公・ティ・チャラだった場合として、第1作のリメイク的な内容に。
また、第9話 「もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?」では、サノスを倒したガモーラが並行世界の危機を救う”ガーディアンズ・オブ・マルチバース”のリーダーとして活躍する。
これらの作品はシリーズを追いかけたうえで観ると、より楽しめるはず。ぜひあわせて楽しんでいただきたい。
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今回の記事では、GotGシリーズの魅力とこれまでの物語をおさらいした。
シリーズを通してみると、この物語が「死」と向き合うピーターの成長物語であることが分かるだろう。
母、父、恋人、大切な人々との別れを通し、新たな旅へと飛び立つピーターと仲間たち。
最新作では予告編の時点からロケットやピーターに「死」を匂わせる描写があり、その顛末も気になるところ。
果たして彼らの壮大な旅路に待ち受ける運命とは?
ぜひ映画館でその全容を見届けていただきたい!
(文:TETSU)