【徹底復習!】“ボイプラ”デビューメンバー「ZB1」9人の魅力

音楽

ついにグループ「ZB1」(=ZEROBASEONE)としてデビューするメンバー9名が決定した視聴者参加型のグローバルボーイズオーディション番組「BOYS PLANET」、通称“ボイプラ”。

本記事では、デビューメンバー9名の魅力を紹介しつう、パフォーマンスや他のメンバーなど、番組全体の魅力を振り返りたい。

“ボイプラ”デビューメンバー「ZB1」となった9名

グループ名は「ZB1」(=ZEROBASEONE)に決定。0から1へ向かう自由な旅、そして輝く始まりという意味を込められている。デビューが決定した9名は、今後「ZB1」としてグローバルデビューを果たす。この9人を徹底紹介していく。

■「ZB1」デビューメンバー最終順位

  • 1位:ジャン・ハオ(G)1,998,154票
  • 2位:ソン・ハンビン(K)1,888,414票
  • 3位:ソク・マシュー(G)1,702,174票
  • 4位:リッキー(G)1,572,089票
  • 5位:パク・ゴヌク(K)1,386,039票
  • 6位:キム・テレ(K)1,349,595票
  • 7位:キム・ギュビン(K)1,346,105票
  • 8位:キム・ジウン(K)1,338,984票
  • 9位:ハン・ユジン(K)1,196,622票

1位:ジャン・ハオ(Gグループ・中国)|知性と品格あふれる貴公子

シグナルソングテストでGグループ1位、それ以降も高い順位を保ち、最後の最後で1位でデビューを決めたジャン・ハオ。歌もダンスもバランスよくでき、パフォーマンスの完成度が高い。大学で音楽教育を専攻しており3年で必要な単位を取り早期卒業、教員免許も取得済みだという。専攻はバイオリンで家庭教師もし、他にも多数の楽器を弾けるという音楽のエリートだ。

リーダー的な役割を果たすことも多く、悩んでいる練習生に寄り添う姿が印象的だ。相手の気持ちを否定せず、共感しつつ話しかける優しさが素晴らしい。パフォーマンスといい振る舞いといい、上品さがあるが色気もある。

かと思えば不思議な動きや反応をしていたり、大きなヘアピンをつけて練習しているがつけ方が甘くて落ち、焦って探している様子を見せたりなど、天然っぽい行動もあり目が離せない。ちなみにヘアピンは複数の他の練習生が拾ってくれた。

1位のメンバーはデビュー曲のキリングパートを担当するほか、ソロ曲も決定している。多彩なジャン・ハオのソロ曲がどんな曲になるのか楽しみだ。

2位:ソン・ハンビン(Kグループ)|完全無欠な圧倒的主人公

シグナルソングでKグループと全体のセンターを務めたソン・ハンビン。最終順位で初めて2位となったが、初回から最終回直前まで不動の1位をキープし続けていた。ビジュアルはもちろん、ダンスも歌も表情管理も完璧な優等生。あまりに完璧すぎる人は敬遠されることもあるが、彼の場合は完璧っぷりが少しも鼻につかない。

きっと彼が外見やスキルだけでなく、気さくで優しい人柄の持ち主からではないだろうか。

思えば初回から、彼の人柄の良さは注目されてきた。まず、過去に同じ事務所に練習生として所属していたGグループ(韓国人以外のメンバーは全員Gグループ)のソク・マシューのパフォーマンスを観て「誇らしい……」と涙。自分のパフォーマンスを前にして人のことに心をくだける器の広さに感動した。

さらに、頑張ったがうまくいかずに落ち込んでいるパク・ドハに「ヒョン(お兄さん=ソン・ハンビン)のこと抱きしめてくれない?」とあくまで自分からのお願いとして話しかけ、号泣するドハを励ました。こんな励まし方を自然にできる人、他にいるだろうか。

以降もミッション中に落ち込む人を励ます姿がたびたび見られ、自分の順位がこれから発表するときですら緊張する他の子を励まし続けていた。コミュ力が高すぎてもはや聖人である。

ボイプラではきっと背負うものも多かったであろうソン・ハンビン。これからアイドルとして見せてくれる姿が楽しみだ。

【動画】1位発表の瞬間


3位:ソク・マシュー(Gグループ・カナダ)|ふにゃふにゃな笑顔に癒される

ソク・マシューについては「I love you,I want you,ソク・マシュー」という自己紹介のキュートさにやられた人も多いだろう。弾けるような笑顔の持ち主マシューは、放っておけない可愛さがある。狐のようなつり目がチャームポイント。

いつもニコニコしているので見ていて癒される。そう感じるのは視聴者だけではないようで、周りの練習生たちにも構われ、みんなの笑顔も引き出していた。

笑顔とキャラクターが注目されがちだが、パフォーマンスも素晴らしい。ミッションで印象的な歌唱も多かったし、体幹がしっかりしていてダンスも安定感がある。かっこいい曲のときは普段とは違う色気やかっこよさも出せる、ステージごとに印象が変わるタイプだ。

ミッションでは悩むことも多かったようだが、乗り越えたときは笑顔が戻り、スターマスターにも「マシューは笑顔が武器なんだから!」と言われていた。

これからはZB1のマシューとして、たくさんの笑顔を見せてほしい。

4位:リッキー(Gグループ・中国)|圧倒的気品と華

一部のファンから「宝塚のトップスターのよう」と言われる、麗しいビジュアルを持つリッキー。自己紹介動画で「ヤング&リッチ、トール&ハンサム」と言っているが、すべて事実だからすごい。さらに歌もダンスもこなせるし、見せ方がうまい。

強めのビジュアルとは裏腹に、照れ屋で控えめ。他の練習生に絡まれて不器用に対応する様子と、はにかみ笑顔が可愛らしい。そして趣味が日記をシールでデコることでお菓子が大好きというギャップもたまらない。

第10話で披露されたオリジナル楽曲「Over Me」メンバーでのファンミーティングでは、薔薇をくわえてパフォーマンスを披露していたが、似合いすぎていた。

自分の魅せ方をよくわかっているリッキーが、デビュー後にどんな姿で驚かせてくれるのか、今から楽しみでたまらない。

【動画】「Over Me」パフォーマンス


5位:パク・ゴヌク(Kグループ)|心優しきボスベイビー

05年生まれと年少組ながら、ガタイの良さと自信を隠さない発言からか、序盤ではやや怖いイメージを持たれていたパク・ゴヌク。実際にダンス・ラップ・ボーカルすべてこなすオールラウンダーで、力強いだけでなく細かいところまで魅せ方を意識したパフォーマンスは目を引く。

グループバトルでは、Gグループのメンバーが強者揃いだった「Kill This Love」でそれぞれのメンバーの強みを生かした編成を考えたが、グループ同士のバトルには敗北し、チームメンバーに申し訳ないと涙した。

【動画】「Kill This Love」パフォーマンス



ステージではバチバチだが年相応のあどけない笑顔やいたずらっぽい顔を見せることもあり、体は大きいけど赤ちゃんのようで、このギャップにハマる人も多いだろう。

ダンスとラップの印象があった一方で「Jelly Pop」では、素晴らしいボーカルと可愛い表情を見せて絶賛されたゴヌク。オールラウンダーな彼が、ZB1ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まる。

【動画】「Jelly Pop」パフォーマンス


6位:キム・テレ(Kグループ)|天使の歌声と笑顔

ミッション全体を通して安定感のある歌唱力を披露してきたキム・テレ。高音で歌い上げるようなパートも危なげなく、安心して任せられる。大きめな口やえくぼが印象的な笑顔にも癒されるし、曲に合わせた表情管理もうまい。

内緒で表れた両親の姿を目にして涙し、両親に向けて歌う場面は感動的だったし、その歌声に他の練習生のお母さまも涙していた。歌う時も愛嬌をするときも、照れずにできるところもまたいい。

普段の声は結構低めでハスキーで、歌声との印象の違いも魅力。ふとした瞬間にかっこよさを感じるので、リアコ枠としても期待されている。また独特なファッションセンスが話題になったため、デビュー後も私服を見てみたい。

7位:キム・ギュビン(Kグループ)|超絶スタイルのやんちゃな弟

長身なだけでなく、足の長さが110cmという超絶スタイルで、序盤から練習生たちを沸かせたキム・ギュビン。ステージに立ったときの存在感がすごかった。外見は大人っぽいが、本人はふざけたり騒いだりするのが大好きで、フェテクにも「いちばん言うことを聞かない子」として名前を挙げられるほど(でもめちゃくちゃ懐いている)。

スーツケースを開けると一面にお菓子が入っていたシーンもあり、見た目と中身のギャップが微笑ましい。変な衣装をつけろと言われるドッキリの際は「マジで?」という気持ちが顔に出てしまっていて可愛かった。デビューメンバー発表の際のリアクションもユーモラスで可愛かった。

ミッションごとに積極的にキリングパートに挑戦しようとする姿もよかった。いつかギュビンがキリングパートを務める姿も見たい。

8位:キム・ジウン(Kグループ)|美貌あふれる面白お兄さん

なんといっても顔がいい、神に祝福されたようなビジュアルのキム・ジウン。初回の登場では、練習生のみならずスターマスターたちもその美貌に驚いた。アイドルとしてデビューしたことも複数回あるが短期間で活動休止となり、直近は俳優として活動。やはりアイドルとして活動するチャンスを掴みたいと参加したという。

おっとりしていて多くしゃべるわけではないが、じわじわくる面白さがある。最年少のタクトや可愛い雰囲気のマシューを見るときは大変楽しそう。ビジュアルとキャラだけでなく、毎回パフォーマンスでも魅了し、チームでちょっと言いづらいことを言葉にしたり、焦っているメンバーに声をかけたりとお兄さんらしい一面も。

苦労がついに報われたジウン。デビュー後のビジュアルはもちろん、年少組との絡みも楽しみだ。

9位:ハン・ユジン(Kグループ)|末恐ろしいヌナキラー

桃のように可愛い07年生まれのハン・ユジン。練習期間が短いそうだが、それでここまでできるの?と思うようなパフォーマンスを披露。特にダンスは練習期間1年とは思えず、センスを感じる。

ボイプラの期間中にもそのスキルや表現力はどんどん成長していた。顔は幼いがパフォーマンスによってさまざまな雰囲気も出せ、ステージにいると07年生まれとは思わないかもしれない。

決めゼリフもガンガン言えるタイプで「ヌナサランヘヨ(お姉さん、愛しています)」の決めゼリフにノックアウトされる人が続出。ボイプラ内でちょっとしたムーブメントを巻き起こした。

【動画】ユジンが大先輩・ソミに悩殺ワード



今後の成長が楽しみすぎる。もしかしたら、ユジン可愛いなんて言えなくなるほどかっこよく成長してしまうのかもしれない。でも最年少としてお兄さんたちから可愛がられる姿もずっと見せてほしい。

デビューを逃した練習生も全員よかった

今回デビューを逃したメンバーたちの中にも、魅力的な人ばかりだった。パフォーマンスが光っていたのはもちろん、ミッションのたびに他のメンバーを気遣う姿、仲良く盛り上がる姿に励まされ癒された視聴者は多いだろう。

だからこそ「推しはいたけどみんなデビューしてほしい」と思っていたし、誰かは必ず落ちるというオーディション番組のシステムが、こんなにつらく感じたことはない。

素晴らしいパフォーマンスで視聴者を楽しませ、他の練習生のサポートも素晴らしかったパク・ハンビン、ケイタ、ユン・ジョンウ。存在感ある歌声でボーカルを彩ったジェイ、イ・フェテク、ユ・スンオン。独特の雰囲気ですっかり愛されキャラになったカムデン。ダンスパフォーマンスで魅せてくれたワンツー・ハオ、チェン・クァンルイ。明るいキャラでボイプラを盛り上げてくれ、ステージでも頑張ってくれたハルト、ウンギ、ソウォン。最年少でみんなに愛され、成長を見せたタクト。

全員の名前を出せないのが心苦しいが、まだまだ名前を挙げたいメンバーがたくさんいる。ボイプラで彼らに出会えて本当に良かったと思う。

これからの活動も応援したいし、また別の形で彼らの夢が叶うことを願わずにはいられない。幸せになってほしい。

–{“ボイプラ”パフォーマンス紹介}–

“ボイプラ”パフォーマンス紹介

数多くのパフォーマンスが披露されたボイプラ。

28人が5チームに分かれて挑んだ「アーティストバトル」で披露された5曲と、最終候補者18人が「ファイナルTOP9バトル」で披露した2曲、後半戦のパフォーマンスをご紹介する。

Over Me 

ダンスも歌も繊細な表現力が求められる「Over Me」は、ラップも含めてすべてが最高だったしメンバーの色気がすごい。白い衣装に赤いリボンの演出も曲に合っていた。

ジャンハオとクァンルイのペアダンス、イジョンヒョンが作ったラップ、ジェイの歌声、リッキーの存在感、どれか一つでも欠けたら成り立たなかった。アーティストバトルはどの曲も素晴らしかったけど、この曲が1位になったのも納得。

En Garde

めちゃめちゃかっこよかった「En Garde」。耳に残るフレーズやメロディーが多く、ゴヌクのキリングパート、フイの歌声をはじめ、全体のパート割り振りのバランスも素晴らしかったと思う。

歌詞はデビューに向けて焦る彼らの心情を表しているようにも感じて、意味を知るとより思い入れが強くなる。軍服っぽい衣装と暗めなメイクも大変よかった。

Say My Name

さわやかで可愛いセマネ(「Say My Name」)は、ハイスクールを意識した制服のような衣装。ステージに上がるまではいろいろあったようだが、笑顔でパフォーマンスするみんながとにかく可愛かった。こんな学校、いいな~! 

あえて今までの自分になかった路線に挑戦したジウンも、曲にぴったりな他の4人もよかった。ユジンが告白するシーンから始まる演出も最&高。

SuperCharger

難易度が高い曲であるうえに、第2回生存者発表の後に元からいたメンバーがハルトのみになってしまった「SuperCharger」

他の曲から放出され、唯一自分の意思でこの曲を選択しダンスを底上げしたズハオ、普段明るく番組を盛り上げていたがメインボーカルとメインラッパーとしてかっこいいに徹したウンギとソウォン、ダンスが得意ではなかったのに頑張って付いていったオリーとタクト、そして唯一元からいたメンバーとしてキリングパートを担当し、周りのメンバーに振り付けを教えたハルト。

実質2~3日しか練習期間がなかったとされる中、ここまでのクオリティーに仕上げ、雰囲気も良かったSuperCharger。メンバー全員に花丸をあげたい。

Switch

SuperChargerと同じくほとんどのメンバーが脱落してしまい、時間がなかった「Switch」。自信を失っていたメンバーもいたが、最終的にはコンセプトのようにハッピーなパフォーマンスに仕上がった。

ゲーム画面に見立てたステージに、観ていた練習生たちは「start」ボタンや「play again」のボタンを押そうと大盛り上がり。ビビッドなピンク、グリーンなどのカラフルな衣装もポップで可愛かった。

Jelly Pop

「ファイナルTOP9バトル」で披露された「Jelly Pop」は、自分のたくさんの魅力をJelly Popの味に例えてアピールする曲。

可愛くて楽しい曲なのはもちろん、伸びやかな高音が気持ちよく、さわやかな中に色気も少し感じる。何度も繰り返し聴きたくなる曲だ。パートのバランスも素晴らしく、この曲で新たな魅力を発見できたメンバーも多かった。

Hot Summer

セクシーでしっとりした雰囲気の「Hot Summer」は、衣装やフォーメーション、メンバーの色気の出し方や表情にも注目したい曲。

ひたすらかっこいいだけでなく、歌詞はSNSで好きな子の反応に一喜一憂して一人で盛り上がる人の心境を歌っていて、意味がわかるとギャップにツッコみたくなる。

「ZB1」今後の活躍が楽しみすぎる!

5月には早くも活動を始めるというZB1。すでに日本でのライブ出演が決まっている。

今後発表される楽曲・ビジュアル・MVなど、すべてが楽しみだ。きっと私たちの期待以上のものを見せてくれるだろう。仲の良さも魅力なので、ボイプラが終わっても引き続きそういう姿も見られるとうれしい。

夢を叶えたZB1の9人が輝く姿を、これからも見守りたい。

(文:ぐみ)