#GERA大感謝祭 に芸人14組が登場!GERAらしさ満載の年の瀬にふさわしい内容に【イベントレポ】

インタビュー

12月29日、お笑い芸人特化ラジオアプリ「GERA」による「GERA年末大感謝祭~ありがとうの気持ちをこめて○○のプレゼント~」が東京・渋谷ユーロライブにて開催された。

同イベントは、GERAの人気芸人が“会場”と“映像”を組み合わせながら「この日限定のオリジナル番組」をリレー形式で配信するといったもの。いつもは耳で楽しんでいるトークが、目の前で繰り広げられるというファンにはたまらない内容となっていた。

この記事では、昼夜公演の様子をネタバレしすぎない程度に紹介する。

ラランド、ヤーレンズらが登場!イベント不在組が存在感を示した昼の部

昼公演には、レビュラー番組を配信中のラランドヤーレンズ、GERA NEXTで注目を集める金の国TCクラクションポンループが登場。金属バット錦鯉は映像で出演した。

まず、GERAのブースを再現したステージに登場したのは、昼公演のMCを務めるヤーレンズ。ステージが始まるまでの客入り時間、会場では「ヤーレンズのラジオ虎​​」がBGMとして流れていたことに触れ「全然ウケてなかったじゃん! みなさん、笑ってくださいね。ここからが本編ですから」と楢原。

また、現在、GERAには22番組あることに触れ、会場に「22番組聞いている人〜!」と挙手を求めたヤーレンズ。その流れで出井が「ライスさんのミラクルビュッフェ聞いてるよ〜」と質問すると、誰からも手が挙がらないという展開に。出演せずとも、会場とヤーレンズからの愛のあるいじりで、ライスらしい爪痕の残し方をしていた。

本編最初に登場したのは、ラランドの2人。最近の配信でサーヤが「サッカー部が好き」と公言するも、リスナーから「サッカー部って……」とネガティブキャンペーンされているとの話題に触れたり、20キロ痩せたニシダの2年間の見た目の遍歴を辿ったり……。もちろん「声溜めラジオ」ならではのアダルトな話題も満載。総集編のようなトークで会場を沸かせた。

映像で登場した錦鯉はM-1王者になる1年前から配信していた「人生五十年」を振り返る内容に。渡辺が最新の配信回同様「魂ずが出られないんだよね。GERA第一陣なのに、感謝祭に出してもらえないんだ」と触れる一幕も。ライス同様、イベントには不在にも関わらず存在感を示していた。また長谷川は番組内で募集している「キャラメルは銀歯ドロボー」のコーナーに投稿されたリスナーからの「スイカ割りは、悪ふざけ!」をプレゼント。もらったものをプレゼントすることについて渡辺から「最低ですね」と冷静にコメントされ「シェアだよ!」と反論していた。

続いてステージに登場したのは、若手芸人の中から“次世代のラジオスターを発掘しよう!”というコンセプトの番組「GERA NEXT」から、金の国、TCクラクション、ポンループ。3組はネタとトークを披露した。

もう1組、映像で登場した金属バットはヤニ切れゆえに冒頭はだんまり、途中からはタバコを吸いながら番組を振り返った。また、リスナーへのプレゼントに驚きのものを提案し、会場からは微かなザワつきが。この映像に対して、後ほど登場したヤーレンズ・楢原は「人気ならなにをやってもいいのか? ふざけやがって」とコメント。楢原にそこまで言わせたプレゼントとは何か気になる方は、ぜひ配信で。

ヤーレンズは「ラジオ虎」同様「ちょっと話変わるんですけど」を2回挟み、彼らのペースでトーク。敗者復活戦に出場したヤーレンズが、独自の目線、いや、“ベタなお笑いファン”のツイートのような発言でM-1を振り返るなどし、大盛り上がりの中、昼の部は終了した。

 
–{ママタルト大鶴&トンツカタン森本がMC、個性が大渋滞した夜の部}–

ママタルト大鶴&トンツカタン森本がMC、個性が大渋滞した夜の部

夜公演には、ママタルトトンツカタン、GERA NEXTで注目を集める10億円Gパンパンダ、また体調不良の竹内ズに代わり大仰天が登場。囲碁将棋春とヒコーキは映像で出演した。

MCを務めたのはママタルトの大鶴肥満とトンツカタンの森本晋太郎。マスクをしたまま登場した大鶴が、台本を見ているのにも関わらず自己紹介をスムーズにできなかったり、マスクを上から外し森本から「キャッチャーマスクみたいな外し方!」とツッコまれたりと開始1分で大鶴ワールドを炸裂させていた。

一方の森本は「うちの相方の1人、櫻田がユーロライブにいないんですよ」と発言。電話を繋げると「今、僕は日本武道館に来ております」と櫻田は発言。ウォーキングが趣味の櫻田が、歩いてユーロライブに向かう「櫻田感謝のチャリティーウォーキング」が開催されていることが発表された。


最初に登場したのは「ラジオ母ちゃん」からママタルト。ステージの序盤で檜原は「ママタルトのラジオ母ちゃんを聞いている方は挙手! ……でもいいし、ダンスでもいいです。挙手、ダンス問わず、1回でも聞いたことありますよという方は拍手をお願いします」とコメント。戸惑いながらも大きな拍手を送る観客とステージの距離感が一気に縮まった1シーンのように感じた。ママタルトからのプレゼントは、M-1敗者復活戦で披露したマクドナルド漫才のミュージカルバージョン。音楽と照明をふんだんに使い、年の瀬にふさわしい、この日だけのスペシャルなプレゼントを送った。

続いては、囲碁将棋が映像で登場。映像の中で家族で楽しめる“幼稚”ピザを作る幼稚クッキングを紹介。ピザ生地の上に、あらゆる幼稚食材を載せ「幼稚だね」と言ったり、宅配ピザに対する皮肉を述べたりといつも通り“情熱”進行。シューター(同番組のリスナー)さんには、ぜひとも見てほしい内容だ。

続いてステージに登場したのは、「GERA NEXT」から10億円、Gパンパンダ、大仰天(竹内ズの代打として登場)の3組。昼公演同様、ネタとトークを披露していた。

 

続いて映像で登場したのは「グピ☆グパ☆グポ」を配信中の春とヒコーキ。ドラマに出演するためイベントに出られないぐんぴぃに対し、土岡はサプライズ登場する流れに。大鶴と森本の呼び込みでステージに現れたのは、スーパーマリオブラザーズシリーズでおなじみのハンマーブロス。ビジュアルの威力と振る舞い方で笑いを誘う土岡の友人・ハンマーブロスを楽しめるのは、音声と映像が組み合わさったこのイベントならではの醍醐味だ。

大トリを務めたトンツカタンは、ウォーキング中の櫻田が不在のまま森本とお抹茶の2人でステージをスタートした。舞台では「聞くトンツカタン」でお馴染みの「お抹茶大喜利道場」のスペシャル版が開催。ウォーキング中の櫻田の写真とともに、番組で誕生した「サライ2」が流される中、酸素を吸いながら櫻田本人が登場。ママタルトも登場し、手を振りながら櫻田を迎え入れクライマックスを迎えた。

GERAらしさが詰まったイベントは1月7日まで

昼夜それぞれ2時間半ずつ行なわれたGERA感謝祭。

両部を見て、良い意味で統一されすぎていない各番組ごとの演出と、どの組も肩肘張らずに楽しんでいる様子が印象に残った。以前のコラムで、GERAの良さは“好きな人たちに向けてだからこその自由なトーク”と執筆したのだが、それがまさしく体現されている内容。テレビやラジオで見る印象とは、また違った顔を見れた気がした。

アーカイブ配信は1月7日(土)23時59分まで(購入は同日の12時)。笑い始めがしたい方におすすめだ。

また、イベントでは2023年からや団とコットンのレギュラー番組がスタートすることも発表。今後、ますます盛り上がりを見せるに違いない。まずはアプリのダウンロードから。無料でも十分楽しめるので、好きな芸人のラジオを聞いてみてはいかがだろうか。

(取材・文=於ありさ)