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『HiGH & LOW THE WORST X』が9月9日(金)に公開される。前作から2年を経ての続編となる。
ハイローシリーズはドラマ版から観ているが、“ザワ(HiGH & LOW THE WORST)”にはダダハマりしてしまった。
「HiGH & LOW THE WORST」は高橋ヒロシの人気作品「WORST」とのクロスオーバー作品だ。「WORST」の世界とハイローの世界が交わり、拳を合わせる。そして「WORST」も「ハイロー」も知らなくてもしっかりと楽しめる世界観となっているのだ。
そこで『HiGH&LOW』シリーズの魅力と、最新作『HiGH & LOW THE WORST X』についてお伝えしたい。
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1:実はめちゃくちゃ分かりやすいストーリー
『ハイロー』シリーズといえば「荒っぽくて、殴り合っている」イメージがあるかもしれないが、まあ、確かにそうである。だが、このアクションが中途半端ではなく大迫力。「身体能力の高いキャストばかりが集まっているんだろうなあ」と想像しつつ、とにかく若さと熱気があふれている。アツイ。
ストーリーとしては、シンプルに「一番ケンカが強い奴がてっぺん取るぞ」という話だ。それも卑怯なことせずに拳だけで戦う。本気と本気のぶつかり合い、正々堂々とケンカをしたらそのあとは友達。話すよりも拳で語り合うほうが通じ合うという、ものすごく少年漫画っぽいところがある。
だからこそ、卑怯な手で勝利だけ手に入れようとする奴らは許さない。外道な相手に対しては、タッグを組んで立ち向かう。そんな関係性も胸を熱くさせられる。
2:魅力的なキャラクターたち
『HiGH&LOW THE WORST X』の公開にあわせて、今回は4人のキャラクターをピックアップして紹介。ただ『ハイロー』シリーズには魅力的なキャラクターがまだまだいるため、ぜひとも作品を通じてそれぞれの魅力を見つけてほしい。
■花岡楓士雄(川村壱馬)
血が飛び散るようなケンカシーンが多い中、そこまで重々しい空気にしないのが主人公の花岡楓士雄(川村壱馬)だ。明るくて、気軽なノリでニコニコとケンカを売りに行く。
無邪気で、あまり難しいことは考えていないように見える。一方で自分が共鳴した相手なら、誰とでもすぐに友達になるし、仲間のことをめちゃくちゃ大事にしている。歌番組でTHE RAMPAGEのボーカルとして見るときの川村壱馬は、どちらかというクールなイメージが強かったが『ザワ』で観ると「こんな顔もするのか」と印象が変わるはずだ。
■村山良樹(山田裕貴)
『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』より (C)2017「HiGH&LOW」製作委員会
“ザワ”にはハイローの過去シリーズから鬼邪高定時制のトップ・村山良樹(山田裕貴)が登場。
村山は過去シリーズでは、いかにも若者といった、ほかのメンバーから見ると少し幼さもある印象だったが、ザワでは「お兄さん」として高校生たちを導くのだ。過去シリーズと“ザワ”を繋ぐ役割も果たしているともいえ、作中では過去シリーズを感じさせるようなセリフも見受けられる。
活躍目覚ましい山田裕貴の出演作の中でも、村山のようなキャラクターは他ではあまり見られないように思う。
■上田佐智雄(志尊淳)
『WORST』からの登場となるのが鳳仙学園だ。頭の上田佐智雄を演じるのは志尊淳。とにかくケンカが強くカリスマ的なオーラを放ち、鳳仙のスキンヘッド軍団を率いている。
線が細い印象を受けてしまいがちだが、その長い手足から繰り出される攻撃は観ているだけでもわかるほどの重量感がある。一方で無益なケンカは好まず、仲間や家族を大切にする熱いハートも垣間見せる。雄々しい鳳仙の面々を引き連れて歩く姿には圧倒され、鳥肌が立つ。
山田裕貴や志尊淳といった若手実力俳優が加わることで、より作品に厚みに出ているのではないか。
■小田島有剣(塩野瑛久)
鳳仙のNo.2・小田島有剣(塩野瑛久)も要注目キャラクターだ。佐智雄の相談役で、策士タイプ。
ハーフアップにした金髪、ブルーのサングラス(それもメガネチェーン付)、ゆる~い空気、口元には不敵な笑み、そして当然、ケンカも強い。
“ザワ”公開時、全女子が好きな要素が全部乗っているようなそのビジュアルにSNSがざわついたほど。また性格は男らしいし、お茶目なところもあって言うことなし。ちなみに、新作の『HiGH & LOW THE WORST X』では女子の心をつかみそうな要素が追加されているため、もともと小田島沼にいる人、沼にハマりそうな人は注意してほしい。
–{最新作『HiGH&LOW THE WORST X』の見どころは……?}–
『HiGH&LOW THE WORST X』魅力もスケールアップ!
本作で楓士雄たちの前に立ちはだかるのは、瀬ノ門工業高校。頭は三山凌輝が演じる天下井公平。そしてそんな彼に付き従うのは、中本悠太演じる須嵜亮だ。
「最強最悪の敵」と予告で言われているように、天下井がまさしく最悪である。仲間なんて信用ならない、全て駒だと言い、金で人を動かす。BE:FIRSTのRYOKIとしての活躍も目覚ましい三山。普段は明るく、爽やか、人懐っこいイメージがあるが、本作ではしっかりと悪に振り切っていて、いっそ清々しい。同時に、この作品にかける意気込みも感じられる。
そんな天下井のそばにいる須嵜は、口数は少ないものの、感情を押し殺したような表情に胸を打たれる。存在感は抜群で、物語の鍵を握る役どころだ。
そのほかにも、今回はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEから多くのメンバーが新たに参戦。作中では藤原樹演じる氷室と楓士雄のタイマンシーンがあり、RAMPAGEファンとしては胸が熱くなるものがあるはず。
ド派手なアクション、男たちの熱い友情、絆……さらにそこに添えられる音楽も作品を盛り上げる。『ハイロー』を観たことがない人でも、きっと楽しめる作品となっているはずだ。
(文:ふくだりょうこ)
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–{『HiGH&LOW THE WORST X』作品情報}–
『HiGH&LOW THE WORST X』作品情報
ストーリー
SWORDの「O」鬼邪高校。
定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校である。
その全日制で頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)は、
数々の伝説を持つ最強の男・ラオウをたずねて、 戸亜留とある 市にある 鈴蘭すずらん 男子高校を訪れていた。
その頃、鬼邪高の首を狙うSWORD内の不良達は、
虎視眈々とその機会を伺っていた…。
中でも、エンジ色の学ラン、通称“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校の頭・天下井公平(三山凌輝)は、須嵜亮(中本悠太)という最強の男の力を手に入れ、
さらには、同じく鬼邪高の首を狙う 鎌坂かまさか 高校と 江罵羅えばら 商業高校を傘下に加え、
「三校連合」を築き、その勢力を拡大していく。
鬼邪高の高城司(吉野北人)と轟洋介(前田公輝)は、そんな三校連合の怪しい動きをいち早く察知するも…その時は突然、訪れる。
遂に、三校連合による鬼邪高狩りが始まったのだ。
不意をつかれ、急襲されてしまう形となった鬼邪高の男達。
圧倒的不利な状況下で、これまで己の拳一つで答えを導いて来た楓士雄は、
次々に潰されていく仲間達を守り抜く事は出来るのか!?
そして、三校連合最強の刺客、須嵜との頂上決戦に挑む楓士雄!
楓士雄の拳はいったい何を語るのか?
本物のテッペンを決める戦いが今、始まる。
予告編
基本情報
出演:川村壱馬/吉野北人/佐藤流司/神尾楓珠/福山康平/龍/鈴木昂秀/うえきやサトシ/中島健/前田公輝/塩野瑛久/葵楊/小柳心/荒井敦史/坂口涼太郎/森崎ウィン ほか
監督:平沼紀久
公開日:2022年9月9日(金)
製作国:日本