綾野剛主演のTBS日曜劇場「オールドルーキー」が2022年6月26日放送スタート。
本作は、現役引退したサッカー選手が「スポーツマネジメント」の舞台でセカンドキャリアへ踏み出していく姿を描くヒューマンドラマ。主人公・新町亮太郎(しんまち・りょうたろう)を演じるのは、日曜劇場初主演となる綾野剛。共演は芳根京子、中川大志、岡崎紗絵、増田貴久、高橋克実、榮倉奈々、反町隆史ら。
本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「オールドルーキー」第6話レビュー
スポーツマネジメントに焦点を当てた新しいドラマ、日曜劇場「オールドルーキー」の6話が放送された。
前回の放送でビクトリーの正社員になれた新町(綾野剛)。
これまでは塔子(芳根京子)や城(中川大志)のサブとして走り回っていたが、新町が一人で担当するのはバスケットボール選手の新垣(浅利陽介)だった。
しかし、新垣が練習中に大けがを負ってしまい、あっという間に引退の危機に。
チームからもビクトリーの社長、高柳(反町隆史)からも見放されそうになった新垣が弱音を吐いていると「今のあなたには僕がいます」と、励ます新町。
新垣と、妊娠中の奥さんのためにも活躍できる場を必死に探す姿には心が打たれた。
新町の熱意にほだされた多くの人のおかげもあって、新垣が新たに活躍できる場が見つかった。
そして、新町もまたビクトリーの社員として大きく成長していた。
現役時代、新町自身もケガで泣いた経験があったから新垣に寄り添い、最後まで諦めることがなかった。
「このドラマのお陰で幸せな気分のまま月曜日を迎えられる」
「明日からまた頑張ろうと思えるドラマだわ」
新町の懸命な姿に多くの視聴者が元気をもらえた様子だった。
また、今回のゲストが浅利陽介だったため、反町隆史とドラマ「相棒」を彷彿とさせる絡みを期待した視聴者も多かっただろうが、残念ながら一緒に画面に写ることはなかった。
これは筆者も残念で仕方なかった。
しかし、今回の放送では実在のチームが出演したり、ラストシーンで神尾楓珠が再登場したりと、視聴者を楽しませてくれた。
今後もサプライズゲスト・演出が期待できそう。
新町の成長、家族の絆に癒されながらも梅屋敷(増田貴久)や留美(生田絵梨花)らの恋愛模様も気になる。
梅屋敷の小学生が好きな女子にいじわるをするようなアプローチがかわいい。
今後、塔子とどう展開していくだろうか。
先の読めないドラマももちろん面白いが、まだまだ続くコロナ禍や景気の悪い世の中を過ごす私たち日本人が「今」求めるのは、同ドラマのような安心して見られる作品なのかもしれない。
次回は、パラアスリートのマネージメントをすることになったビクトリー。
どのような物語が展開されるのか、楽しみだ。
(文:駒子)
–{「オールドルーキー」第6話ストーリー}–
「オールドルーキー」第6話ストーリー
正社員になった新町(綾野剛)が初めて担当するのは、バスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)。ベテランの新垣は、家族のために、所属するBリーグの千葉ジェッツから琉球ゴールデンキングスへの移籍を希望。新垣の実力から移籍はほぼ確実だったはずが、新垣が練習中にまさかの大ケガ。キングスとの交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなるジェッツに戻ることもできなくなった。
一転して、引退の危機に追い込まれた新垣。社長の高柳(反町隆史)もマネージメント解消を考え始める。
しかし、新町だけは、どうしても諦められない。かつて自身も現役時代に大ケガを経験していたからだ。新町は高柳に「自分が新垣の戻る場所をみつける」と言い切る。
そんな矢先、新町は新垣から衝撃的な報告を受ける…。
–{「オールドルーキー」作品情報}–
「オールドルーキー」作品情報
出演
綾野剛/芳根京子/中川大志/岡崎紗絵/増田貴久/生田絵梨花/稲垣来泉/泉谷星奈/高橋克実/榮倉奈々/反町隆史
脚本
福田靖
音楽
木村秀彬
主題歌
King Gnu「雨燦々」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
協力
Jリーグ
公益財団法人 日本サッカー協会
サッカー監修
大久保嘉人
料理監修
Mizuki
編成
東仲恵吾
高橋秀光
プロデュース
関川友理
松本明子
演出
石井康晴
製作著作
TBSスパークル
TBS