<赤いナースコール>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

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佐藤勝利(Sexy Zone)主演のドラマ「赤いナースコール」が2022年7月11日深夜スタート。

秋元康が企画、原作を手掛けた本作は、事故がきっかけでとある病院に入院したカップルがトラブルと恐怖に巻き込まれていくノンストップミステリー&サスペンス。テレビ東京ドラマ初主演となる佐藤勝利が主役・春野翔太朗を演じる。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・第11話ストーリー&レビュー

・第12話ストーリー&レビュー

・「赤いナースコール」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー

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春野翔太朗(佐藤勝利)は、恋人の三森アリサ(福本莉子)の両親に挨拶をするため、彼女と共に車で実家へ向かって いた。だがその最中に事故を起こしてしまう…。一命は取り留めたものの大ケガを負ってしまった二人は、近くの病院に入院す ることに。目を覚ました翔太朗は、アリサがいないことに気づくが、担当医らはなぜか言葉を濁して会わせようとしない。やがて翔太朗は、この病院に入院する患者や医者、そしてこの病院そのものが異様な雰囲気を纏っていることに気づく。そして、会うことを禁止されていたアリサの病棟に忍びこんだ翔太朗に、とある出来事が降りかかる……。

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第1話のレビュー

©「赤いナースコール」製作委員会

ドラマ「あなたの番です」、「真犯人フラグ」(日本テレビ)の秋元康が企画・原作を、Sexy Zoneの佐藤勝利が主演を務めるドラマ「赤いナースコール」がはじまった。

「病院が舞台」、「5分に1回の恐怖」、「史上最恐ミステリー&ノンストップラブサスペンス」と放送前の告知で予備知識はあったが見終わった感想を先に話すと、サスペンスもミステリーも通り越して、ホラー&オカルト要素強め。佐藤勝利と福本莉子のツーショットはとても美しかった。

では早速、ドラマの内容を紐解いていこう。

(以下、ネタバレがあります)

佐藤が演じる主人公の春野翔太朗と、恋人の三森アリサ(福本莉子)がアリサの実家に車で向かっているシーンからはじまる。運転しているのは、アリサ。

その途中、事故を起こし崖から落ちた二人は榎木田病院に運ばれる。
目が覚めると313号室にいた翔太朗。
同室患者の不思議な会話、不気味なナース、謎だらけの病院に翔太朗は違和感しかない。

そこへ取り調べに来た刑事、工藤(池田鉄洋)にはなぜか「古岡市人体一部持ち去り連続殺人事件」の犯人のような扱いを受け、翔太朗は何が起こっているのかわからない。
工藤が追っている殺人事件も奇妙で、犯人は犯行後に右足、頭部、右目、右耳、右手の指を持ち去っているようだ。

翔太朗の事故と連続殺人事件が今度、どう関係していくのだろうか……。

主役の佐藤と福本の美男美女の脇を固める共演者は、これまたクセ強め。
ドラマ全体に恐怖感を倍増してくれている。
とくにナース役のベッキーは、「真犯人フラグ」で例えるならば、隣人の桜井ユキのような位置づけだろうか? とにかくベッキーの演技が恐怖心を倍増してくれている。
新人ナースの西垣(浅田美代子)が21歳だという設定も視聴者を困惑させる。

 内容に戻ろう。
アリサはアリサで女性病棟の個室に運ばれていた。

主治医の榎木田(鹿賀丈史)によると顔の右半分にガラスが刺さっており、頬はえぐれていたため、移植手術をおこなったよう。今後は美容整形が必要らしい。

どうしてもアリサに会いたい翔太朗は、同室の滝中(橋本淳)の助けを借りて、アリサが入院しているという3号棟の4階に向かうが、アリサの名前があった病室に行くもアリサの姿はない。
一緒にいてくれた滝中の姿もいつの間にか消えており、不思議に思った翔太朗はナースステーションへ。

しかし、ナースステーションには誰もおらず、患者の名前が書かれていない「413号室」のナースコールが不気味に点灯していた。そこへ誰かに後ろから殴られた翔太朗は記憶を失う……。

悪夢でうなされ、目を覚ますとなぜか自分の病室にいる翔太朗。
昨晩、一緒にいた滝中はすでに退院したと聞かされ、違和感を覚える。

そのタイミングで工藤がやってきて、事故後から見当たらない翔太朗の携帯番号の行方を確認する。
工藤が翔太朗の携帯を鳴らしてみると、なぜか翔太朗のベッドの下から着信音が聞こえる。
すると、携帯をつかんだ下半身のない滝中の遺体が翔太朗のベッドの下から現れ……。

筆者が「ギャーーーーーーーー!!」と叫んだところで初回は終了。

月曜の遅い時間からこのハードな内容とは、視聴者を「月曜から夜更かし」させたいのか?
早くもSNSでは「ちょっと待ってよ、眠れないんだけど」、「想像していた何倍も怖い」、「怖すぎて来週以降、オンタイムで観る自信がない」と不眠症予備軍が続出。

今後の考察のために、初回放送の筆者の「ここがあやしいポイント」を羅列しておこう。

・事件当時、翔太朗たちが乗った車のドライブレコーダーはオフになっていた
・翔太朗の病室、313号室は意図的に携帯がつながらないようになっている
・翔太朗の携帯は事故後、紛失していた
・ナースコールを押そうとすると同室患者が異常に嫌がる
・死にそうな患者の内臓を摘出しているという病院の奇妙な噂
・名前がない413号室のナースコール(翔太朗の部屋は「313」と何か関係があるのか?)
・浅田美代子が演じるナースが21歳という設定
・脚本家というだけで翔太朗を連続殺人事件に関係していると疑う刑事
・滝中は「退院しましたよ」とさらりと言うベッキー(嘘をついているのか?)

今後、翔太朗たちの事故と殺人事件、そして奇妙な病院がどう交差し、ストーリーが展開していくか楽しみだ。

初回から大いに攻めまくっている#赤ナス。(公式Twitterより)

最終回まで筆者は何度、悲鳴をあげるだろうか——。

※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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–{第2話ストーリー&レビュー}–

第2話ストーリー&レビュー

第2話のストーリー

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春野翔太朗(佐藤勝利)のベッドの下から、滝中良一(橋本淳)の遺体が発見される。だが、下半身がなく手には翔太朗のスマホが・・・。刑事の工藤文世(池田鉄洋)は一緒に病室を抜け出した翔太朗を疑うが、滝中の誘いだったと主張。自分も何者かに殴られ気を失ったと訴える。工藤は今回の犯行と近頃起きている連続殺人事件との関連を疑っていて・・・。やがて滝中の下半身があまりにも残酷な状態で見つかり、病院内に衝撃が走る。

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第2話のレビュー

企画・原作を秋元康が手がける「赤いナースコール」は、初回放送から衝撃的なラストで大きな注目を集めている。
第2回目の放送は前回のラストシーンからスタートしたため、視聴者を再び恐怖に誘った。

春野翔太朗(佐藤勝利)と恋人の三森アリサ(福本莉子)は、アリサの両親に挨拶をするため、車で実家へ向かっている途中に事故を起こしてしまう。
病院に搬送されたものの、別々の病棟のため、会えない状態が続いていた。
そこへ、翔太朗の同室の滝中(橋本淳)が何者かに殺され、なんと翔太朗のベッドの下から下半身がない状態で見つかった。
第2回放送では、刑事の工藤(池田鉄洋)の事情聴取から少し不審な点がみつかり、早くも犯人候補が上がるも、ラストは初回と同じくらい衝撃なシーンで終わった。

まず気になっていた滝中の下半身の行方だが、なんと食堂の大きな寸胴で煮込まれていた。
これまで多くのホラー、オカルト作品を観てきた筆者だが、なかなか寸胴で下半身を茹でるシーンには出会ったことがない。
民放の深夜ドラマでここまで責めるとは……。
さすが秋元作品だ。
しかも滝中は、生きた状態で厨房の床で切断されていたらしい。これにも多くの視聴者が驚愕。

「生きたまま切断とか想像を絶する」
「あーもう、この先見る自信ない……。」
「こんなにグロイと思わなかった……ため息しか出ない」

これには筆者もドラマ「あなたの番です」の食肉加工センターでの冷凍遺体を思い出した。

クセの強い登場人物が多い同ドラマ。
刑事役の工藤も異彩を放っているが、筆者は早くもこの工藤には少し期待をしている。
毎回派手なアロハシャツにハンチング帽と刑事らしからぬ姿をしているが、工藤のしつこさがこの先、犯人を追い込むような気がする。
今回も翔太朗と同室の患者、全員を事情聴取。
その中の一人、後藤田(森田甘路)が嘘をついていた。
初回では、滝中に妻がいることを知らない様子だったのに事情聴取では
「いい人でしたよ、奥さん想いの……。自分が働けないことを奥さんに申し訳ないって」
と工藤に話していた。

■第2話の「ここがあやしいポイント」
・相変わらず翔太朗とアリサは会わせてもらえない
・後藤田が事情聴取で嘘をついた
・西垣(浅田美代子)が巡回した時は滝中含め6人全員、寝ていた
・滝中の切断遺体は手先の器用な人間(食肉加工業者?外科医?)
・アリサの部屋に来た老婆の「ここから逃げろ」の意味は?
・翔太朗の同室の患者、後藤田以外同じ薬を飲まされている

舞台が病院というだけでも怖い「赤いナースコール」だが、1つだけ救いがあるとすればグロ、恐怖シーンの前に効果音で「脅かしの前振り」をしてくれるところだ。

第2回放送のラストシーンで看護師の山根(ベッキー)が、下塚(大水洋介)を探しにいくシーン。
明らかに下塚に「なにかあった」ことがわかる描写の前に、目を背ける準備をさせてくれている。
それはまるで映画「ジョーズ」の効果音のよう。
予想通り、下塚は首のない状態で発見され、次週に続くという展開だった。

次週も翔太朗と同室の誰かが殺されるのだろうか。
ため息しか出ないが、オカルト好きの筆者にはたまらない。

最終回までしっかり考察を続けていこうと思う。

※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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–{第3話ストーリー&レビュー}–

第3話ストーリー&レビュー

第3話のストーリー

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下塚半太(大水洋介)の遺体が首のない状態で発見される。つまり6人部屋の患者が2日で2人も殺されたことに…。春野(佐藤勝利)の周囲で再び殺人が起きたことを知り、心配する三森アリサ(福本莉子)の顔には、今なお痛々しい包帯が。石原祐二(板尾創路)に傷が残る可能性を告げられ思わずうなだれるが、それでも気持ちの整理がついたら翔太朗に会いに行くと心に誓う。その矢先、例の連続殺人事件も新たな動きを見せる。

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第3話のレビュー

山の中で女性の遺体が発見された。

今回の遺体は左指が欠損されており、どうやら犯人が持ち帰ったようだ。
犯行時、チャイコフスキーの「ピアノコンチェルト1番」が流れていたという情報はあるが依然、まったく犯人のメドはたっていない。

そんなとき、アリサ(福本莉子)の病室に迷い込んできた老婆が「まだまだ殺されるよ」と不気味な発言をした。

前回の放送では313号室の患者、下塚(大水洋介)が首のない状態で発見され、翔太朗(佐藤勝利)たち同室の患者は不安を隠せないでいた。
下塚の頭はゴミ袋の中に入れられ、病院のゴミ箱で発見された。

老婆の発言もあってか、アリサ(福本莉子)は翔太朗を心配しつつも、自分の顔に巻かれた包帯の中が気になって仕方がない様子。

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医師の石原(板尾創路)からは
「車が木にぶつかった衝撃で顔をフロントガラスに突っ込んだわけですからね。右の頬骨あたりに特殊ガラスが無数に……」、「正直言って傷は残ります。美容整形しても皮膚は引きつったり変形したままかもしれない」
など、なぜかアリサのことを必要以上に怖がらせている。
医院長の榎木田(鹿賀丈史)や看護師もアリサをなぐさめながらも不安に陥れていた。

313号室ではナースコールの謎について翔太朗ら同室の4人が話し合っていた。
どうやらナースコールを押して看護師が気付かなければ死ぬという“都市伝説”なようなものがあるという。
さらに詳しい噂を聞いた翔太朗の顔は引きつっていた。

そんな時、病院内の駐車場で新たな遺体がみつかる。
今度の遺体は右足首から下が欠損していた。

まだ3話しか放送されていないが、ここまで衝撃的な死に方をした人が何人も登場し若干、慣れっこになってきている自分が怖い。

ラストシーンではなんとアリサの右頬は無傷だったことがわかるともうパニックだ。
なぜ、石原や医院長、看護師まで嘘をついてアリサを病院に留めようとしているのだろうか。

次週では翔太朗とアリサが再会できたようなので、話が大きく進展しそうだ。
考察どころか、訳がわからない展開で混乱中ではある。

しかし、病院側に何か謎があるのは確かだろう。
次週も見逃せない!

※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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–{第4話ストーリー&レビュー}–

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー

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顔に傷などないことがわかり、三森アリサ(福本莉子)は言葉を失う。医師の石原祐二(板尾創路)は病院長の榎木田誠(鹿賀丈史)に指示されたと説明。しかしなぜか真意は明かそうとしない。一方、春野翔太朗(佐藤勝利)ら大部屋メンバーは、院内購買の販売員女性の殺人事件で再び聴取を受ける。最も疑われている松井時雄(木村了)は勝手に退院してしまったため、捜査員が自宅へ向かうが――。

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第4話のレビュー

佐藤勝利が演じる翔太朗の病室に入院していた2名が何者かによって殺され、恐怖におののく残りの4名。
そのうちの一人、松井(木村了)は勝手に退院してしまった。
ここまでが前回のラストシーンだった。

そして、案の定というべきか…。
第4話の冒頭で、松井は自宅で毒殺された挙句、右腕を切断されベランダに吊るされていた。
(その右腕も乾燥機に回されていた…。)
あまりにも惨い描写に放送開始早々、多くの視聴者が絶句したことだろう。

一方、アリサの顔が無傷なことは主治医(板尾創路)と医院長(鹿賀丈史)、ナース(上地春奈)は承知の上だった。
しかし、その理由はまだわかっていない。
どんな意味があるのかは、まだ謎のままだ。

なんとかしてアリサに会いたい翔太朗は、自分の担当ナースの山根(ベッキー)に手紙を託す。
その手紙を笑顔で受け取った山根だったが、翔太朗と別れたあとすぐに無表情でゴミ箱へポイッ。

初回から怪しい雰囲気をだしている山根“ベッキー”だが、筆者は単純に男女の嫉妬、性格の悪い女なだけで、事件には関係ないような気がしている。

恐怖や不可解なシーンが続く中、唯一救いにもなるような展開もあった。

アリサがいる女性病棟の怪しげな老婆(藤夏子)が実は認知症を装っているだけで、アリサのことを助けてくれる頼もしい存在だったのだ。

翔太朗はその老婆から「アリサからのメモ」を受け取ると、その夜に2人は久々の再会をすることができた。
「俺が守るから」という力強い宣言をした翔太朗だったが、2人の背後には電動のこぎりを持った何者かが追ってきていた—。

いったいこの病院の中で何が起こっているのか?
犯人の目的は?

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まったく意図がつかめない展開だが、アリサの病棟にいる老婆と唯一、外の世界との繋がりを持っている翔太朗の仕事仲間、山之内(2丁拳銃、小堀裕之)が今後、大きな役割をはたしてくれるような気がする。
実際、第4話の後半に翔太朗は山之内に「今日忙しいですか?」となにかをお願いしている。

次週は誰が殺されてしまうのか…。
早くも第5話が気になって仕方がない。

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–{第5話ストーリー&レビュー}–

第5話ストーリー&レビュー

第5話のストーリー

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午前0時。病室を抜け出した翔太朗は、アリサと再会を果たすが、電動のこぎりを持つ何者かに襲われる。だが突然、館内放送から大音量でチャイコフスキーの曲が流れ出す。ふと気付くと、電動のこぎり男の姿は消えていた。 一方病室では、翔太朗の身代わりに山之内(小堀裕之)がベッドにいた。だが翔太朗が戻るとある異変が。 その頃、記者会見を開いた榎木田は、奇妙なトラブルに見舞われる。

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第5話のレビュー

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犯人と思われる人物に、電動のこぎりを振りかざされた翔太朗(佐藤勝利)とアリサ(福本莉子)だったが、病院の館内放送で例のチャイコフスキーの曲が流れると、犯人の姿は消えていた。
間一髪のところで命拾いした2人だったが、動揺は隠せない。
そんな中でも愛を確かめ合う翔太朗とアリサ。
そして、それぞれの病室に戻っていった。

翔太朗がベッドに戻るとそこには仕事仲間の山之内(小堀裕之)の無残な姿が!
翔太朗は前日、山之内に「病室を抜け出しアリサと会うから、自分のベッドに寝ていてほしい」と“身代わり”を頼んでいたのだが、まさか殺されてしまうとは……。
恐怖で混乱する翔太朗が気の毒でたまらない。

一方、警察の工藤(池田鉄洋)は翔太朗とアリサを襲った犯人の姿を見たという。
さらに、犯人の目星がついているというが本当だろうか?
ここまでくると、工藤まで怪しく見えてくる。

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第5話は目まぐるしくストーリーが展開した。

初回から発言が怪しかった21歳、新人看護師の西垣(浅田美代子)は当然ながら21歳ではなく、病院長・榎木田(鹿賀丈史)の元奥さんだったことを医師の石原(板尾創路)に告白。
西垣が言うには、榎木田に「病院内の内部調査のために看護師として勤務してほしい」と頼まれたというが……。

その榎木田は露骨に言動がおかしいので逆に犯人ではない、むしろ“死亡フラグ”が立ってしまっているのでは? と想像する。

それにしてもなぜこの病院は患者を退院させたがらないのだろうか。
そして、なぜ翔太朗の周りの人間ばかり殺されるのだろうか。
まだまだ謎だらけだ。

「ひいぇっ!」と声が出てしまう描写が多い中、浅田やベッキーが登場するシーンではクスッと笑ってしまう。
今ではこの両人が登場すると、あまりの演技のうまさに惚れ惚れする。
そこは救いなのだが、まだまだ殺される人は増えそう。

そして謎の老婆(藤夏子)は、病院の何を知ってしまったのだろうか。
なぜ、認知症のふりをしているのだろうか?
老婆も病院長の身内で、西垣と一緒に病院の内部調査をしているのでは? と考察するが、まったくわからない。
このままのペースで登場人物が殺され続けたら、最終回に残るのはほんの数人になってしまう。
それでは、前代未聞のドラマになってしまう。

さらに謎が深まった第5話。
早くも続きが観たくて、ウズウズしている。

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–{第6話ストーリー&レビュー}–

第6話ストーリー&レビュー

第6話のストーリー

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「私は事情を知りすぎている」――。そう怯えながら三森アリサ(福本莉子)に逃げることを促す老婆。だが病院長の榎木田誠(鹿賀丈史)が現れるなり、狂気じみたふるまいを始め、アリサは認知症を演じているのだと理解する。ところが…野田千鶴子(上地春奈)から許しを得たアリサが、春野翔太朗(佐藤)に会いに行ったある朝のこと。2人の前に再び老婆が現れ、鬼の形相で何かを告げようとするが、その瞬間、信じがたい出来事が——!

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第6話のレビュー

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今回は映像表現において
特にショッキングなシーンがあります。
ご承知の上ご覧ください。 

かつてこんな注意書きを冒頭で流すドラマがあっただろうか——。

とはいえ、大したことなかったよな、というオチでは? と思って見始めた赤ナス第6話。

ラストはとんでもない展開を迎え、深夜に一人で観たことを後悔してしまった。

これまで毎回登場していた謎の老婆(藤夏子)が翔太朗(佐藤勝利)とアリサ(福本莉子)の目の前でトラックに引かれて亡くなってしまった。

刑事の工藤(池田鉄洋)と加藤(堀口紗奈)に事情聴取を受ける翔太朗とアリサ。
翔太朗は老婆を引いたトラックと、自分たちが事故を起こす原因になったトラックが同じだということに気付いていた。
翔太朗の表情からなにかを知っていると察した加藤が

「何か思い出したことがあれば何でも言ってください」と聞くも、なぜか翔太朗は

「いえ、なんでもありません」と話さない。

なぜなんだ?

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第6話では衝撃の事実も明らかに!
なんと、亡くなった老婆は榎木田医院長(鹿賀丈史)の母親だという。
本当だろうか?
では、なぜ老婆は仲良くなったアリサにはそのことを話さなかったのだろう。

さらに謎だったことは以前、翔太朗がアリサ宛に書いた手紙を山根(ベッキー)がゴミ箱に捨てたことを、西垣(浅田美代子)が知っていたことだ。

「なんで捨てたんですか? 頼まれた手紙」と、しれっと聞く西垣。

「あーなんでだろ? 患者さんには余計な感情を捨ててほしいんだよね」
と、こちらもしれっと答える山根。

この会話、何を意味するのか?

これまで工藤が医者や入院患者に扮して病院内を調べていたが、ラストシーンでは加藤がナースに扮して病院内を偵察することに。

アリサの部屋を見回り、病室を出たところであっさり犯人らしき人物に捕まってしまった加藤。

そしてラストシーン…。

大音量のチャイコフスキー。

加藤は生きたまま棺に入れられ、焼かれてしまった。

「これまでで一番怖かった…。とくに最後の加藤刑事のシーン。ずば抜けてショッキングだった」

「怖いというか、嫌な殺し方すぎて気分が悪い」

「もうこれ、トラウマレベル。最初の注釈の意味がよくわかった」
 視聴者もラストの描写に驚愕しているようだ。

あぁ、焼かれていく加藤の表情が頭から離れない……。

だけど早く続きが観たい。

恐るべし、赤ナス!

恐るべし、秋元康氏!

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–{第7話ストーリー&レビュー}–

第7話ストーリー&レビュー

第7話のストーリー

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夜中に潜入捜査をしていた刑事の加藤桜(堀口紗奈)が棺桶に閉じ込められた上、焼き殺されてしまう。しかも犯人らしき人物から通報があり、受話器からは殺害時の音声が聞こえていた。助けを求める加藤の声と共にチャイコフスキーのあの曲が流れていた。
 相棒を失った工藤文世(池田鉄洋)は、殺意を覚えるほどの怒りに打ち震える。翔太朗ら6人病室の患者たちも事件を知り、その状況から犯人が病院の中にいることを確信する。

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第7話のレビュー

7話を観終わった感想から話すと、(以下、ネタバレあります)ラストシーンを迎えるまで今回は比較的、大丈夫な回だったな……と余裕をかましていたら最後にしてやられた!!

前回、事件を捜査している工藤(池田鉄洋)の相棒、加藤(堀口紗奈)が犯人に生きたまま火葬場で焼き殺された。
しかも犯人は「工藤さん、工藤さん、工藤さん、助けてーーーー!」という加藤の絶望に近い断末魔をわざわざ音声に残していた。
加藤の遺骨を見つめる工藤。

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「この中に足りないものがあるはずだ!」と骨壺をひっくり返し、鑑識に調べさせると工藤の予想通り、加藤の「喉ぼとけ」がなくなっていた。
どうやら犯人が持ち去ったらしい。

開始10分でこの描写。

ホラー嫌いな視聴者、あるいはホラー好きな視聴者には「たまらない」展開だ。

工藤は院内で加藤が捜査した痕跡を探そうと必死だ。
加藤がいなくなった時間前後に男性と女性の笑い声が聞こえたというアリサ(福本莉子)の証言。
壁に遺された不審な口紅の汚れ。
何が何でも相棒を殺した犯人を捜そうとする工藤は、少し狂気に満ちた様子だった。
ここまで主役の翔太朗(佐藤勝利)の姿はまだない。
「赤いナースコール」はもはや、池田が主役に近い。

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7話をぎゅっと話すと、看護婦の山根(ベッキー)と医師の石原(板尾創路)はデキていた。

榎木田医院長(鹿賀丈史)の奥さん(渡辺真起子)が新登場。

看護婦の野田(上地春奈)と前回、老婆をトラックでひいた運転手が何やら怪しい話をしている。

病室を抜け出し、「会いたかった」と彼氏の翔太朗に会いにくる大胆なアリサ。

榎木田と自称21歳の西垣(浅田美代子)は院内の“何か”を探っている。

そしてラスト5分。
ここまで犯人のような怪しい動きをふんだんに見せていた野田が何者かによって病院の窓から突き落とされる。
落ちた先には鉄柱が……。
串刺しになった血だらけの野田の姿で終了。
そして、またもやチャイコフスキーが大音量で流れていた——。

もうため息しか出ない……。

SNSを中心に考察が盛り上がりをみせている。
犯人はアリサ説が急上昇だが、アリサが犯人であれば何のために?

とにかくベッキーが演じる山根の表情が怖い。
病室で翔太朗らが夜中に犯人考察をしていると、「勝手なことしてると殺されますよ」と患者を脅す。
こんな看護師、まっぴらごめんだ。

犯人はいったい誰だろうか?
次回は誰が殺されてしまうのか……。

著者は、「怖いが気になるから観る、そして後悔する」のループを来週以降も繰り返すのだろう。
やはりため息しか出ない……。

※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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–{第8話ストーリー&レビュー}–

第8話ストーリー&レビュー

第8話のストーリー

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野田千鶴子(上地春奈)が3階から落下し、鉄柵に刺さった状態で発見される。イヤホンからはチャイコフスキーの曲が。歯は無残にもペンチで抜かれ持ち去られていた。明らかにチャイコフスキー犯による犯行だ。
“呪われた病院”から三森アリサ(福本莉子)を守りたい春野翔太朗(佐藤勝利)は、互いに情報を共有し、一緒に犯人を追い詰めたいと工藤文世(池田鉄洋)に直訴。難色を示す工藤だが翔太朗の熱に押されしぶしぶ承諾する。

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第8話のレビュー

看護師の野田(上地春奈)が病院の窓から落ち、落下した地点にあった杭に串刺となって死亡した。
一件、事故のようにも見えるが野田の歯はすべてペンチで抜かれ、耳にはイヤホンが。
もちろんかかっていた曲はチャイコフスキー……。

加藤刑事(堀口紗奈)が、生きたまま棺桶に入れられ、焼かれて骨だけになったことも衝撃だったが、串刺しで歯が抜かれた野田の姿も放送ギリギリではないだろうか。
このドラマの企画・原作の秋元康は、どこまでも攻めの姿勢を緩めない。
ある意味、感服する。

しかし、ここにきて物語が進展するどころか若干、ごちゃごちゃしてきて意味がわからなくなっている。
野田のことを慕っていた末期がん患者の宇田川(長野克弘)が、刑事の工藤(池田鉄洋)を刺して終わった8話。
野田から生前、頼まれたから工藤を刺したようだが、なぜそんなことを野田は宇田川に頼んだのだろうか。
とにかく工藤刑事には死なないでほしい。

相変わらず気味の悪い榎木田医院長(鹿賀丈史)だが、怪しすぎてこの人は犯人ではないと思う。
でも、医院長が愛おしそうに見ていた写真の中の女性と男性は誰だろうか。
医院長の子どもたち?

©「赤いナースコール」製作委員会

8話で大きく進展したことといえば、313号室の患者である津田(山本浩司)が病院の広報の男と繋がっており、何かを探っている様子だったこと。
津田はいったい何者なのか。
この男、次に殺されるか、もしくは犯人候補か?

その津田と広報の男の密会を見つけた自称21歳の西垣(浅田美代子)も、怪しいというか、不気味。

このドラマの不思議なことは、登場人物全員が怪しいのに「動機」がまったくわからないことだ。

そこで筆者の単純な考察をお話すると、もしかしてもしかすると、主人公の翔太朗(佐藤勝利)が犯人なのではないだろうか。
脚本家という職業柄、最高に面白いドラマを書きたいがために事件を起こし、人間の心理描写を探っているサイコパスとか?
そう考えると、野田を突き落としたときにカメラに写っていなかったのは車椅子だったからという点に納得がいく。
いや、しかし他の事件を振り返ると翔太朗一人の犯行は無理な気もする。
となると、共犯者がいるのか?

結局、ここにきてもはっきりとした犯人の目星は立たない。
なんとも恐ろしいドラマだ。

ここまで何人も殺され、登場人物がわずかになってきた。
さて犯人は誰なのか? その目的は?
とにかく最終回が早く観たくてたまらない。

※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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–{第9話ストーリー&レビュー}–

第9話ストーリー&レビュー

第9話のストーリー

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刑事の工藤文世(池田鉄洋)までもが病院の裏手で何者かに刺されてしまう。まだ病院内に犯人がいる可能性もあり、警察が敷地内を調べていると、ある部屋で思わぬものを発見する。畳まれた洋服と靴…「全て私がやりました」と書かれた1枚の紙…そして――。
これまでの出来事を振り返った翔太朗(佐藤勝利)は、すべてこの6人部屋の病室から始まっていると考察するが…。

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第9話のレビュー

佳境を迎えても犯人の予想がまったくつかないドラマ「赤いナースコール」。
まるで“お化け屋敷”のように毎話、ハラハラドキドキが止まらない。
9月5日に放送された第9話ではさらに2名の登場人物が殺された。

前回、榎木田記念病院の連続殺人事件の捜査をしていた刑事、工藤(池田鉄洋)がトラック運転手の宇田川(長野克弘)に刺されたところで終了した。
一命は取り留めたものの、予断を許せない状態の工藤が心配だ。

執刀したのは犯人フラグがずっと立っている、病院長の榎木田(鹿賀丈史)と石原(板尾創路)というのも恐怖しかない。

翔太朗(佐藤勝利)とアリサ(福本莉子)が工藤の容態を心配している中、病院の旧館でホルマリン漬けにされた宇田川の遺体が見つかる。
近くには「全て私がやりました」というメモを残して。

宇田川は犯人に利用されたのだろうが、それにしても殺され方がひどい。

©「赤いナースコール」製作委員会

第9話で驚くべきことは313号室の津田(山本浩司)と山根(ベッキー)が男女の仲だったこと。
2人で病院の広報担当である遠山(岩本淳)を脅し、理事長室のデータを盗もうとしている。
遠山を電話で脅しながら高笑いをする2人。

もしかしたらこの2人の笑い声は以前、加藤刑事(堀口紗奈)が殺された時間にアリサが聞いた男女の笑い声かもしれない。

さらには看護婦の西垣(浅田美代子)と榎木田の会話からこの夫婦の間に隠し事があるよう。
「あの事を忘れないために私はずっと21歳のまんま。年を取らないことに決めてるの」
と、西垣が言えば
「あれから45年か……。」
と榎木田が回想。
ここで西垣の年齢が66歳と判明。

45年前に何があったのだろうか。

さらに
「あの事がなければ、あなたに土下座されたってここには戻らなかったわ」
と、西垣の言葉から相当大きな出来事があったことが推測できる。

「まぁ、いいじゃないか……。人生最後の余興だ。付き合ってくれ。これから面白くなるぞ」と、西垣をなだめる榎木田。

人生最後の余興?
どういうことだろう。

別のシーンによると榎木田には息子が存在していたようなセリフがあった。
西垣との間に息子がいたのかもしれない。
今回のドラマで筆者は、浅田美代子のコミカルだけど含みのある演技に引き込まれている。

©「赤いナースコール」製作委員会

第9話はさらにストーリーが進展した。

アリサの病室を翔太朗と同室の後藤田(森田甘路)が訪ねた。
後藤田が言うには翔太朗と榎木田は以前からの知り合いでは?という。

「明日、翔ちゃんに聞いてみます」というアリサに対し後藤田は
「もう少し、様子をみましょう。意図があるのかもしれなし」と。

さらには

「これでもし僕が殺されたら春野君のことは置いて一人で逃げなさい」

なぜか突然、上からの言い方!
後藤田は何かを知っているのか?

©「赤いナースコール」製作委員会

ラストシーン。

怯えた表情で家路につく遠山が背後から何者かに襲われた。
体がすっぽり入る大きなビニール袋に自分が入れられていることに気付くと、その横では犯人らしき人物が掃除機のような機械のスイッチを押す。
すると、遠山が入れられているビニールはあっという間に真空状態に……。

遠山の苦悶の表情でTo be continued……。

やはりこのドラマはお化け屋敷だ!!!

※この記事は「赤いナースコール」の各話を1つにまとめたものです。

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–{第10話ストーリー&レビュー}–

第10話ストーリー&レビュー

第10話のストーリー

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真空パックに閉じ込められた遠山健二(岩本淳)の遺体が見つかる。防犯カメラのデータが入った鞄は持ち去られたようだ。しかも、着信履歴から遠山が最後に電話で話した人物が山根ミク(ベッキー)だとわかり。
一方、刑事の工藤文世(池田鉄洋)は春野翔太朗(佐藤勝利)らの部屋に移ることに。工藤が加わり病室が盛り上がる中、三森アリサ(福本莉子)は、翔太朗が榎木田誠(鹿賀丈史)と密談していたという話を聞き、戸惑いを隠せずにいた。

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第10話のレビュー

第10話を見終わった。

ドラマのこととはいえ、人が電動ノコギリで簡単に真っ二つになるとは驚いた。
しかも、横ではなく縦に……。

今回は先にラストシーンからお話しするが、313号室の後藤田(森田甘路)が何者かによって“縦”に真っ二つにされて殺された。
しかもアリサ(福本莉子)の目の前で。
失神レベルかと思うのだが、「キャー」と言いながらもしっかりガン見しているアリサ。

縦に切られた後藤田の遺体が血だらけになって横たわる。
このような映像ほとんどの人間が観たことないのではないだろうか。
もはやトラウマレベル。
これから森田甘路をドラマで観るたびに、縦に切断された映像を思い出してしまうではないか。

©「赤いナースコール」製作委員会
では、冒頭から第10話を振り返ってみよう。

榎木田記念病院の広報、遠山(岩本淳)が殺された。
犯人らしき人物が遠山の鞄の中身を一つずつ真空パックにしている。

これまで殺された人たちの体の一部を真空パックにしたものと同じように並べ、チャイコフスキーをかけ、戦利品をながめる犯人はまさにサイコパスだ。

遠山の携帯の着信履歴から山根(ベッキー)が刑事に事情聴取された。
遠山からストーカー行為を受けていたという山根。
嘘をついている。
死人に口なしか……。
山根、それは罪が深いぞ。

そして第10話では山根が明らかに石原(板尾創路)に好意を持っているような描写があった。

突然、誰もいない倉庫で石原に首を絞められる山根。
途中で手を離したために死には至らなかったが、咳き込む山根はなんと「先生に殺されたかった」と愛おしそうな目で石原を見る。
どういうことだ?

場面が変わり、
「好きになった殺人鬼に殺されたい。そこに究極の愛があると思うんだけど」と後輩看護師の西垣(浅田美代子)に語る山根。

・先生に殺されたかった
・好きになった殺人鬼に殺されたい

の発言から山根の中では石原がチャイコフスキー犯として決定しているのかもしれない。

どこからどう見ても怪しい言動を繰り返す石原がサイコパスとすると、あまりにもストレートすぎるのだが……。

前回、後藤田から翔太朗(佐藤勝利)が榎木田病院長(鹿賀丈史)とコソコソ話していて怪しい、と耳打ちされていたアリサ。
そこから翔太朗のことを疑っていたが、思い切って翔太朗本人に疑問をぶつけると

「バカだな、もし俺が犯人の一味だったらアリサも仲間にいれているよ」という翔太朗。

「絶対誘ってね。いつだって一緒だよ、翔ちゃん♡」とむしろ絆が深まった様子の2人。

その姿を向こうの壁からじっと見つめる後藤田。
しかも「チッ」と舌打ちをした!
後藤田は単純にアリサに好意を持っており、2人の仲を裂こうとしているのか。

©「赤いナースコール」製作委員会
第10話では西垣の過去も明らかに。
45年前、患者の家族から懇願され、ある患者を見殺しにした過去を持つことがわかった。
鳴り響くナースコールを無視する若かりし西垣の姿が回想シーンで流れる。
「君は何も悪くない。あれは正義だ」と榎木田になだめられるも表情は曇ったままだ。

そして翔太朗と313号室に患者として入ってきた工藤(池田鉄洋)は

・今回の連続殺人事件は2人いる
・病院の連続殺人事件には昔、実際におきたコンビニ殺人事件が関係している

と、推理していた。

問題のラストシーン。
アリサの病室を再度訪れた後藤田。
翔太朗への嫉妬だろうか?アリサに

「春野君のせいで君はここに閉じ込められているんだ!」

と叫んだところで電動ノコギリの作動音が……。
あまりにも衝撃映像に絶句!
今回こそ番組の冒頭に注意喚起が必要だったのではないだろうか。

残すところあと2話。

まだ2話もあるのかという気持ちと、あと2話で終わってしまうのかという残念な気持ちが競り合っている。

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–{第11話ストーリー&レビュー}–

第11話ストーリー&レビュー

第11話のストーリー

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三森アリサ(福本莉子)の目の前で、後藤田健斗(森田甘路)の体が電動ノコギリによって真っ二つに!状況を聞いた春野翔太朗(佐藤勝利)は、テレビをほぼ見ないのに自分のデビュー作を知っていた、榎木田誠(鹿賀丈史)に疑いの目を向ける。なんと電ノコを使った殺害方法がドラマで描かれた殺人事件と酷似しているのだ。それは2年前、実際に起きた事件をモチーフにした話で…。さらに313号室の患者たちの共通項が判明する。

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第11話のレビュー

後藤田(森田甘路)が電ノコで真っ二つにされた現場で、残った313号室の患者、翔太朗(佐藤勝利)、津田(山本浩司)、工藤刑事(池田鉄洋)とアリサ(福本莉子)が話している。

そこへストレッチャーに乗せられた後藤田の遺体が運ばれてくる。
「魚の開き」のような遺体の描写に冒頭から深いため息が出てしまう。
なんとも言えない。
グ、グロすぎるよ…。

最終回から一つ前の11話ではストーリーが大きく動いた。

榎木田病院長(鹿賀丈史)と、その妻の榎木田玲子(渡辺真起子)が病院の破綻と共に離婚をするようだ。
その時の会話の中で

「せいいちのことも、もう忘れられるのか?君だって実の子として育てあげてくれただろう?」

「せいいちは私の息子よ」

この会話の意味は?

©「赤いナースコール」製作委員会
そして、やっぱり津田も殺されてしまった。
エレベーターの中で真っ二つにされた津田の遺体。(今度は胴体で真っ二つ)
ここまでくるとちょっとグロい遺体に慣れてきた自分がいるのは気のせいか?

これで翔太朗以外の313号室の患者は全員、電ノコで切断されて殺されてしまった…。

さらに313号室の殺された患者たちは全員、町田で起きたコンビニ事件の目撃者と関係者だったということがわかった。

11話ではチャイコフスキー殺人事件の犯人が判明。

多くの視聴者の想像通り、医師の石原(板尾創路)だった。
加藤刑事(堀口紗奈)が殺される前に石原にキスされており、壁に残った口紅の痕跡から石原のDNAが検出されたからだ。

山根(ベッキー)も驚くべき行動に出てこのドラマでは爪痕を残した。

石原が好きでたまらないという山根は「私を殺して」と懇願するが殺して欲しいと頼むような人間は殺したくないという石原。
その結果、石原の目の前で自分の心臓をえぐって自殺。
どうやら山根はこれまで石原の協力者だったようだ。
それにしてもかわいそうな死に方だ。

登場人物がどんどんいなくなった。

残るは翔太朗とアリサ、榎木田と工藤刑事そして西垣(浅田美代子)。

翔太朗とアリサは無事に退院できるのだろうか。
それとも——。

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–{第12話ストーリー&レビュー}–

第12話ストーリー&レビュー

第12話のストーリー

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放送週に記載します。

第12話のレビュー

放送週に追記します。

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–{「赤いナースコール」作品情報}–

「赤いナースコール」作品情報

放送局
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送

放送日時
2022年7月11日スタート 毎週月曜 夜11時06分~

出演者 
春野翔太朗…佐藤勝利(Sexy Zone)
三森アリサ…福本莉子
工藤文世…池田鉄洋
山根ミク…ベッキー
松井時雄…木村了
津田八郎…山本浩司
滝中良一…橋本淳
後藤田健斗…森田甘路
下塚半太…大水洋介(ラバーガール)
加藤桜…堀口紗奈

石原祐二…板尾創路
西垣小百合…浅田美代子
榎木田誠…鹿賀丈史

企画・原作
秋元康

脚本
秋元康 宮本武史 服部隆 吉崎崇二

監督・演出
本橋圭太 上田迅

音楽
矢野博康

オープニングテーマ
Sexy Zone「Sleepless」 (Top J Records)

チーフプロデューサ
森田昇 (テレビ東京)

プロデューサー
北川俊樹 (テレビ東京)  平部隆明

制作
テレビ東京 ホリプロ

製作著作
「赤いナースコール」製作委員会