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綾瀬はるか、大泉洋主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」が2022年4月11日より放送スタート。
金に目がない敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。ある日、大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったとの知らせが入る。自室で亡くなっていた栄治を発見したという男性・篠田敬太郎(大泉洋)から「僕を犯人に仕立て上げてほしい」と、驚きの依頼が。なんと、栄治は「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」と遺言を残していたのだ。
本記事では、第11話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「元彼の遺言状」第11話レビュー
ドラマ「元彼の遺言状」が最終回を迎えた—。
今回はなんとなく「おまけ」要素が強く、最後にしては少々盛り上がりに欠け、個人的には前回が最終回でよかったのでは? という印象だ。
それでも同ドラマのファンにとっては楽しいラストだったようで……。
「最終回、すごく良かった。脇役メンバーも味があって、よきドラマだったな」
「終わってしまうなんてもったいなさすぎる!」
「綾瀬はるか×大泉洋だったからこそ楽しく見れた感はある。このドラマのおかげで月曜から頑張れた」
綾瀬と大泉の人気を伺い知ることができた。
最終回は晴れて自由の身になった篠田(大泉洋)が主役。
そこへ栄治の従姉妹、紗英(関水渚)、麗子の元上司、津々井(浅野和之)、ホストの黒丑(望月歩)らも加わり、ドタバタのお祭り騒ぎだった。
麗子(綾瀬はるか)の出番が少なかったことは残念だったが、最後まで篠田のために奮闘した優しい女性という描写が「さすが麗子!」と思わせ、納得のラストシーンだった。
第19回「このミステリーがすごい!」大賞で、大賞を受賞した新川帆立の同名小説が原作。
主演は、視聴率女王の綾瀬はるかと大泉洋共演と放送前は大きな話題となっていた。
原作を2話でまとめ、かなり駆け足なストーリー展開だったため、途中から視聴者離れが目立ってしまった。
では、完全に原作を再現した内容にしたほうがよかったのだろうか。
こればっかりはわからない。
原作を読んでいない筆者にとっては、スーツ姿の美しい綾瀬がよく食べるという印象と、紗英を演じた関水渚が頑張っているという印象がただただ強い。
それでも、綾瀬と大泉がいた現場は明るくて楽しいものだったことは、想像に難くない。
公式HPによると大泉のクランクアップの日にサプライズで綾瀬が登場。
「いやあ、来てくれてうれしいですね。本当に大変なスケジュールでしたけど、綾瀬はるかさんがいると“なんて楽しい現場なんだろう”と。やっぱり、このメンバーだったから素晴らしい作品ができたんじゃないでしょうか」という大泉のコメントを目にすると、現場の雰囲気が良かったことがわかる。
これはファンにとっても嬉しいことだ。
最終回の視聴率は8・1%(世帯平均)と、最近の綾瀬作品にしては控え目だった。
それでも、綾瀬の美しさが際立った作品であった。
またいつの日かツンデレ弁護士、剣持麗子を演じる綾瀬に会いたい。
それまでは原作の麗子と綾瀬を重ねて、楽しもうと思う。
(文:駒子)
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–{「元彼の遺言状」11話ストーリー}–
「元彼の遺言状」11話のストーリー
『十ヶ浜強盗殺人事件』を解決したことがきっかけで、麗子(綾瀬はるか)のもとには何故か探偵の依頼が続々と舞い込んでいた。その応対にうんざりしている麗子を尻目に、自由の身となった篠田(大泉洋)は、この際だからパスポートやマイナンバーカードを申請しようなどと浮かれていた。
ある日、篠田は自身が書いたミステリー小説を出版社に持ち込む。だが、編集者から、中身が古いと言われ落胆してしまう。そんな篠田の原稿に興味を持ったのが、ひょんなことで出会った『ウメ出版社』の車崎透という男だった。喫茶店で篠田の小説を読んだ車崎は、古き良きミステリーの奥に光る新しさがある、と絶賛するが、売るためにはプラスアルファが必要だという。そのとき、客らしき女性が篠田に気づき、十ヶ浜の事件が無実で良かった、と話しかけてくる。そこで篠田のことに気づいた車崎は、「いけるかもしれない」といって原稿を預かる。
ほどなく、篠田の小説が製本されて事務所に届く。麗子に喜びを伝えたくてうずうずする篠田だが、そこに、麗子から電話が入った。これからタヒチに旅行に行くという。すると、麗子を頼って津々井(浅野和之)がやってくる。娘の彼氏と会うことになったが、当日その彼氏が来なかったらしい。しかも、娘だけでなく誰もその彼氏と連絡が取れないというのだ。さらにそこに紗英(関水渚)も現れ、政治家・嶺村信一の事務所から裏金3億円が消えたから助けてほしいと頼まれた、と言い出し……。
–{「元彼の遺言状」作品情報}–
【作品情報】
出演
綾瀬はるか
大泉洋
生田斗真
関水 渚
森カンナ
笛木優子
要 潤
野間口 徹
佐戸井けん太
笹野高史
萬田久子
浅野和之
原作
『元彼の遺言状』新川帆立(宝島社)
脚本
杉原憲明
小谷暢亮
プロデューサー
金城綾香
宮﨑 暖
音楽
川井憲次
演出
鈴木雅之
澤田鎌作
西岡和宏
製作著作
フジテレビ 第一制作部