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広瀬アリス主演の月10ドラマ「恋なんて、本気(ほんき)でやってどうするの?」(#恋マジ)が2022年4月にスタート。
“恋なんて、人生のムダ!”と宣言する27歳こじらせ女子・桜沢純を演じる広瀬は、今作がなんとプライム帯(午後7時~11時)ドラマ初主演!さらに、“来る者拒まず去る者追わず”の危険なイケメン・長峰柊磨役にはSixTONESの松村北斗。純と柊磨を含む“恋に本気になれない”6人の男女が、人生最大の“本気の恋”に落ちていく群像ラブストーリーが始まる!!
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。
もくじ
第1話ストーリー&レビュー
第1話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第1話の予告をYouTubeで見る
桜沢純(広瀬アリス)は、食器ブランド『相良製陶』の洋食器デザイナー。大事な展示会の仕事を任されるなど若きチーフとして上司からの信頼も厚いが、一方では、アラサーでありながら恋愛経験ゼロ。その上、結婚どころか恋愛への興味もゼロ。仕事も趣味も充実しているから恋なんていらない、が彼女のポリシーなのだ。
ある日純は、街中でふと目にとまったフレンチビストロ『サリュー』で一人ランチを楽しむ。その店は、イケメンのギャルソン・長峰柊磨(松村北斗)目当てに女性客が殺到する人気店なのだが、食べるのが大好きな純は柊磨に目もくれず、シェフの岩橋要(藤木直人)が作った料理に舌鼓をうち、仕事柄使っている食器のチェックにも余念がない。
後日、親友2人と女子会で再び店を訪れた純は、初めて柊磨の顔面偏差値の高さに気づく。しかし、色めき立つ主婦の清宮響子(西野七瀬)とアパレル店員の真山アリサ(飯豊まりえ)をよそに、純は柊磨にまったく興味を示さない。それどころか、「私の人生に恋愛みたいな不確定要素はいらない」と豪語し、2人をあきれさせる。ところが、そんな彼女に興味を持った柊磨の“ある言葉”に、純は思わずドキッとさせられて…。
そんな中、純は会社の元先輩で、今はネイルサロンを経営している中川岬希(香椎由宇)から、営業の坂入拓人(古川雄大)が転勤先のシンガポールから戻ってくると聞かされる。拓人は高校時代の部活の先輩で、入社後に偶然再会した、純のかつての“推し”だった——。
一方、コンビニ店員の克巳(岡山天音)は、パパ活中のアリサを目撃してしまう…。
第1話のレビュー
東京の街並みを歩き、ショーウィンドウに飾られた年代物のお皿の写真を友達とのグループLINEに送り、色とりどりの服を試着。今まで気づかなかったお店を見つけてランチ……大好きなものに囲まれた”ひとり”を楽しむ主人公・純(広瀬アリス)。でも夜は高校からの友達・響子(西野七瀬)とアリサ(飯豊まりえ)と女子会。
カラフルできれいな映像にわくわくする。コロナ禍前に楽しんでいた生活を思い出して、ちょっと懐かしくなった。月曜の夜、お酒とおつまみ片手に観て元気をもらいたくなるドラマだな~と思い、CM中にレモンサワーを用意してしまった。
純がランチしたお店は柊磨(松村北斗)が働き、要(藤木直人)がシェフを務めるお店。出てくる料理やドリンクがどれも美味しそう! コラボレストラン出してほしい。
27歳の純・響子・アリサ。パッと見華やかで楽し気な3人だが、それぞれ難ありな部分がありそうだ。
純は仕事でも認められ、この若さでマンションをローンで買ったそうだが、ここまで恋愛経験はゼロ。高校の先輩で会社も一緒の坂入(古川雄大)のことを好きなようだが、本人は「あれは推しでそういうのじゃない」と言い張る。シンガポールから帰ってきた先輩に声をかけられそうになるも、逃げてしまう。
響子は初彼氏と20代前半で結婚したが、早くもセックスレスに悩んでいる。仲が悪いわけではないが、夫はゲームに夢中で響子に関心がなさそうだ。前情報では要と何かあるようだが、初回は特にそういった気配はなかった。
アリサは妻子あるお金持ちのおじさんを”専属パパ”にして不倫中(それってただの不倫では? という気もするが……)。コンビニ店員・克巳(岡山天音)に袋はいるか聞かれ「早くして」と不愛想に返し、駐車場に停まっている車の中で不倫相手とキス。前情報では克巳とこの後、深く関わるようだが……?
女子会の帰り、酔った純は柊磨に店の外まで付き添ってもらう。柊磨はさまざまな客に気を配り、会話も聞いているようだ。お店には、柊磨目当ての女性客が多い。
「僕でよかったらお役に立ちますよ。どうしても一人じゃいられないっていうとき、呼んでくだされば」
唐突な提案に「結構です!」と立ち去る純。うーん、あまりに急すぎて、話に入り込めない。
柊磨は客のひな子(小野花梨)に頼まれ一夜を共にするし、ひな子は柊磨にガチ恋なのかと思えば「彼にアタックします!」と言って笑顔で去っていくし、「え?????」という戸惑いでいっぱいだ。ちなみにこの組み合わせ、NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で上白石萌音演じる主人公・安子の夫・稔さんと親友・きぬちゃんを演じていた。そんな二人の突然のベッドシーン(朝チュンシーン)にザワつく人も多かった。
そう、このドラマ、画がおしゃれなわりにところどころ古かったり唐突だったり、ツッコミどころが多いのだ。
いちばん気になるのは「セックスしている=女」的な発言のオンパレード。女子会では純は「高齢処女」と言われ、アリサは夫とレス中の響子に「初恋の人と結婚なんて、生涯にこなす回数が少ない」と言う。元先輩が経営しているネイルサロンでは「最近ヤッてる? 駄目だよ女サボっちゃ」と言われ、純が会社で後輩を叱ったことは「あの人前身乾燥してそう」と言われていた。
確かにそういう古い価値観はまだ残ってはいるが、セリフと音楽に90年代ドラマ感を感じた。懐かしさを楽しむのはありだが、映像がきれいでおしゃれなのでどうにもチグハグなのだ。
純が後輩を叱ったシーンだが、資料の中の該当ページを間違えたうえに落としてバラバラにしてしまった後輩(安藤ニコ)に助け舟を入れるでもなく、前に行って資料の駄目出しをし「泣くならトイレでお願い」とハンカチを渡すというもの。
まずあんなにページの多い紙資料をまとめていないのも謎だし、経験が浅い後輩の資料の確認は純が会議前にやっておくべきなのでは? どちらにしても後輩のミスは自分のミスというか、後輩だけが悪いっぽい態度なのもどうなの? と思う。後輩も後輩で「何回も作り直したから」という言い訳を何度も言っているのも微妙だし、そもそも客先でもないし、そこまで泣くことでもないような……。
純の「私は泣く女は嫌いだ」という言葉につなげるために必要な流れだったのかもしれないが、なんだかなぁという感じ。
柊磨が料理を「~になります」と出してくるのも、言葉の使い方が間違っていて気になってしまう。
憧れの先輩・坂入の結婚相手が後輩だったというオチだったのだが、セルリアンタワー高層階のレストランに誘って「結婚することにしたので相手と3人で食事したい」という先輩、サイコパスか何かなんか……?
後輩ちゃんも「拓人さん」呼びだし、結婚式の二次会の幹事頼まれるし、幹事後後輩ちゃんとの絆(こいつの前でだけは泣ける的な)を独白した謎のビデオメッセージを送ってくるし、悪気はないとはいえなんだこいつらすぎる。ビデオメッセージは先輩のこと好きじゃなくても送ってこられたら嫌だろ……。
引き受けたうえに懐かしのブルゾンちえみネタ、しかも自分を鞭打つような合コン命アレンジで余興もしちゃう純も謎である、見ていてつらい。そんな純が一人立ち寄った店で、いきなりキスしようとする柊磨も唐突すぎる。でもドレスアップした純、めちゃくちゃかわいかった。
もう一旦、このドラマはツッコミを楽しむことにしよう。
でも、最後に流れた挿入歌がめっちゃくちゃ良かった。松村北斗のソロパートから始まるこの曲はSixTONESの「わたし」。事前情報なしのサプライズだ(厳密に言うとラジオで匂わせはあったようだ)。彼がメインで出るけど主題歌はSixTONESじゃないんだな、と思っていたのでこれはうれしい。何よりすごいいい曲だ。繊細なバラードが切なさを加速させるように感じた。毎回この曲がどんなシーンで流れるのかも、楽しみのひとつになりそうだ。
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第2話ストーリー&レビュー}–
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第2話の予告をYouTubeで見る
失恋した純(広瀬アリス)は、「泣いていいよ」という柊磨(松村北斗)の胸で激しく泣きじゃくるが、翌日になると、やさしい言葉にほだされて弱みを見せた自分が急激に恥ずかしくなる。そのうえ、偶然にも同僚たちと『サリュー』でランチをすることになり、純は柊磨の顔をまともに見ることができない。
その夜、アリサ(飯豊まりえ)と響子(西野七瀬)を呼び出し、柊磨に抱きしめられ部屋に誘われたことを報告していると、高校時代のラクロス部の元チームメート・大津浩志(戸塚純貴)から電話がかかってくる。今は地元・福岡のホテルで働いていて出張で東京に来ていると話す大津と合流した一同は、久々の再会に盛り上がる。なかでも純と大津は昔から妙に気が合い、純にとっては居心地のいい相手。恋愛の可能性を全く感じさせない“安心安全男子”としてみんなに親しまれていた大津だったが、実は純に対して秘めた思いがあるようで…。
一方、アリサはパパ活相手の田辺(アキラ100%)に約束をドタキャンされ、イライラしていた。いつも立ち寄るコンビニの店員・克巳(岡山天音)が自分に好意を寄せていると気付いたアリサは、田辺に「おわびに」ともらった万札を突き出し、「今夜私につきあって」と家に誘う。
純は大津の頼みで、近々開かれる同窓会の幹事を手伝うことになり、会場となる『サリュー』を訪れる。そこでもあくまで「恋愛なんていらない」と主張する純に、柊磨は失恋の傷を癒すために自分と“お試しの恋”をしないかと持ちかける。話を聞いたアリサは、初体験を済ませるためにも渡りに船だと大賛成。「アイツだけはダメ!」と拒否する純に、だったら大津はどうかと響子が提案して…。
そんな波乱含みの同窓会の場で、響子は偶然、シェフの要(藤木直人)と二人きりになる。
第2話のレビュー
いや~、ちょっとツッコみたい。前回に引き続き親友たちが純(広瀬アリス)を「高齢処女」とからかう感じも相変わらずつらいが、純自身の思考と行動が前回とブレブレでついていけなかった。
初回では「私は一人がいい」とあんなにかっこよく豪語していたのに、憧れの先輩と後輩が授かり婚だったと聞いて「女としても人としても負けた」というような発言をして落ち込むの、前回と違う人ですか? と思ってしまった。
さらに友人たちにはやし立てられ、自分に気がある元チームメイト・大津(戸塚純貴)と初体験を済ませてしまおうと誘う暴挙に出る。
そのまま相手に伝えるも、いざ相手が迫ってきたら「大事なもの(ゴム)買い忘れた」と家を出てしまうのも、全体的に失礼すぎる。「好きじゃない男とそういうことしたら駄目」と置き手紙を置いて帰る大津、まじいいやつ。
百歩譲って主人公が大学生とかだったらまだわかるんだけど、27歳のアラサーが「とりあえずあいつはいい奴だからお試しで処女捨てよう」みたいな思考になる……? 謎すぎる展開だった。
さらに大津に「逃げられた」と教えてもらっていた柊磨(松村北斗)の家に行ってしまう。いやもう、何がしたいんだ純!?
憧れの坂入先輩と授かり婚した後輩(安藤ニコ)もそれ自体は問題ないと思うが、純におめでたを気づかれるや否や「遠距離恋愛だから、たまに会えると歯止めがきかなくて……避妊なんて考える余裕もないっていうか」みたいな話を嬉しそうにし始めて引いてしまった。
いや、いくら遠距離でも避妊くらいできるだろう……遠距離のせいにしないでほしい。ていうかそういう話を職場の人にする? 結果「きちんとデザインの意図を言えてて向いている」みたいな流れになっていたけど、職人さん相手にいきなり自分語り始めるところもちょっと引いてしまった。
俳優陣の演技力は素晴らしいだけに、主人公たちの発言や行動が極端すぎて何だか残念。次回以降、盛り返してくれることを期待したい。
挿入曲「わたし」はどんな状況で聴いても素晴らしい。
純の行動は謎だったが、響子(西野七瀬)の孤独が垣間見えたのはよかった。夫とは仲はいいが、同窓会のためにした仮装を見て「若作りすごいな」みたいなことを言ってくる。
いや、まだ27歳だし普通にめちゃくちゃ似合ってて可愛いのだが……?? 恭子にもやりたいことしてほしいと言うならそういう発言もやめればいいのに。響子とシェフの要(藤木直人)との今後も気になる。
何だかんだ、純と柊磨が本格的に恋に落ちるようなのは楽しみである。
来週は共感ポイントがもっとありますように!
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第3話ストーリー&レビュー}–
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第3話の予告をYouTubeで見る
大津(戸塚純貴)に気持ちを見透かされ、初体験に失敗した純(広瀬アリス)は、勢いにまかせて柊磨(松村北斗)の部屋を訪ね、「やってやろうじゃない、お試し恋愛!」と息巻く。シャワーを浴びて半裸の柊磨とベッドに並んで座った純は…。
翌朝、目を覚ました純は、柊磨を訪ねてきた意外な人物と鉢合わせ、柊磨の思わぬ一面を知ることに。会社では、島(星田英利)から展示会に出すデザイン案の模型が上がってくるが、めぐみ(安藤ニコ)の斬新なアイディアに比べ、自分の案は型通りでオリジナリティーに欠けると、納得がいかない純。結局、時間がないなか、もう一度考えて新しい案を出そうと決意する。
そんななか、柊磨から突然デートに誘われた純は、アリサ(飯豊まりえ)と克巳(岡山天音)を巻き込んでダブルデートをすることに。柊磨のエスコートに、「恋なんていらない」という思いとは裏腹にドキドキとキュンが止まらない純。そんなダブルデートが純の仕事にも思わぬ影響をもたらす…。
一方、夫との間に不協和音が生じ始めた響子(西野七瀬)は、ひょんなことからサリューで要(藤木直人)と二人になり——。
第3話のレビュー
相変わらず今回もツッコミどころ満載だったけど、デートシーンの松村北斗くんと岡山天音くんは大変よかった。
柊磨(松村北斗)の自然にエスコートしてくれる感じも「純さん」呼びも、純(広瀬アリス)を喜ばせようとしてくれているのがわかり素晴らしかった。手慣れている遊び人的な感じで出てきたのに「純さんが好きかなと思って」とデートの練習までしてきてくれたのも健気でキュンとする。
そしてみなとみらいのロケーションとさわやかな柊磨の画がどれも素晴らしすぎた。柊磨そんなに好みじゃないなと思っていた人も、このシーンを観てたまらんと思った人は多いのではなかろうか。筆者もここまで柊磨のキャラ、唐突すぎていまいちピンとこないなと思っていたのに、そう感じた。松村北斗とみなとみらいデートしたい人生だった。
「いつか別れるから恋をしないのは、いつか死ぬから生きててもしょうがないって言われるのと同じでしょ?」というセリフも確かにそうだなと思わされた。純は「最低」と言ったけど、自分なりの考えをきちんと持っていて人を気遣える柊磨のほうが、現時点では純よりも魅力的だと思う。
アリサ(飯豊まりえ)・克巳(岡山天音)のデートもよかった。手品を見せながら克巳が自分のことを話すシーンもよかったし、買い物に付き合ってくれたお礼にともらった手品のグッズを「こんなのもらってもなぁ」と言いつつうれしそうなアリサがかわいい。
腕を組もうとした克巳に「組もっか」と笑顔で応じるのもいい。コンビニ店員(克巳だが)への態度が悪くてここまであまり好きじゃなかったが、こんなかわいい一面もあるんだなぁ。
何と不倫相手・田辺(アキラ100%)が他の若い女と歩いているのを見てしまい憤るアリサに「かっこ悪いおじさんだから自分より格下って決めてたんですよね」というセリフも刺さった。
デートシーンはよかったが、これほど「なんだこいつ……」と思う人が何人も出てくるドラマも珍しい。
まず純の友人二人+先輩の「女として恥ずかしくない最低限の経験」を純にけしかける感じ、違和感がありすぎる。前回も書いたが何歳なんだよ……。
自分の価値観を押し付けて、それに当てはまらない人を否定してしまうようなセリフ自体が微妙。アラサーやもっと上の年齢の人たちの間で「早く経験しないと」みたいな話が話題の中心なのも謎すぎる。少なくとも、令和の時代に強調することではないのでは。
先輩の岬希さん(香椎由宇)は自由に生きる先輩的ポジションで出てくるのに、そういった手垢にまみれた価値観を強調していて、自由なんだか何なんだかわからない。
そしてやはり、主人公・純の行動や発言が今回も理解できなかった。
こじらせた自称サバサバ女ほどやっかいなものはない。
1話では「私は一人がいい」と言いながら、実はずっと好きだった先輩が後輩と結婚して失恋。2話では先輩と後輩が授かり婚だったと知って敗北感を感じ、友人・先輩たちの「試しに誰かと恋愛して処女を捨てろ」的な発言を真に受けて、友だちだった相手にせまる。
結局ビビッて相手に「好きじゃないやつにこんなこといっちゃ駄目だよ」と帰られ、柊磨(松村北斗)の家に押しかけて「逃げられた」「最低なあなたとならいいかなって」と言って押しかける。
「最低なあなたとなら」っていくら柊磨が遊んでても上から目線すぎない……? ここでも結局慣れてないのを見透かされて、ベッドまで譲ってもらい寝ただけという。
アリサ(飯豊まりえ)・克巳(岡山天音)を巻き込んだダブルデートでは、腕を組もうとした柊磨に「私はそういうのいらない。腕を組む人たちは恥ずかしくないのか」と言い、自分が行きたかったから他の人たちの希望も聞かず美術展に入る。
誕生日に母から祝わせてほしいと呼び出され、母の恋人に差し出されたプレゼント代わりのお金を「いりません」と突き返し、母が「ごはんくらいごちそうさせてくれ、子供の頃男を優先してしまったから償わせてくれ」と頼む母の手を「いらない」と振りほどき、きつい言葉を投げかけて帰る。
純の母は彼女が幼い頃、娘より男を優先して腕を振りほどいて出かけてしまうような人だった。ずっと恋に積極的になれなかった理由は、そんな母の姿を間近で見ていて「母のようになりたくない」という気持ちがあったのも大きいのだろう。
だが一方で、男にだらしない一面はありつつも、夜の仕事をして女手一つで育ててはくれたのでは? という気もする。そこまでしなくてもいいのでは、こんなことをするなら呼び出しを断ったほうがマシなのではという気も。誕生日にごちそうしたくらいで長年ないがしろにされたことをチャラにされたくない、みたいな気持ちもあったのかもしれないが……。
最後は柊磨がプレゼントにくれたブレスレットを「いらない」と地面に落として壊す。ええ……?
まだ相手に返すならともかく、自分を思って用意してくれたものを壊すのは最低だと思う。純には純の複雑な思いがあったのかもしれないが、他人を傷つけていい理由にはならないはず。母親はともかく、母親の恋人や柊磨に嫌な思いをさせるのは大人げなさすぎる。
ちなみに誕生日プレゼントのくだり、友達の住所を勝手に教えるアリサにも、本人ではなく友達に聞く柊磨にも引いてしまった。それは駄目だろ。
そういえば、突然明かされた坂入先輩(古川雄大)と柊磨が実は腹違いの兄弟だった設定、必要だったのか……?
響子(西野七瀬)の夫・敏彦(味方良介)の行動にも、空いた口が塞がらなかった。ごはん中にも関わらず友達とゲームで通話、響子に注意されても悪びれもせず、産婦人科についてきてほしいと言われてどこか悪いのかと心配したものの、子供に関することだとわかると「不妊治療は頑張ってもできない人がすればいい、僕たちには必要ない」と言う。
それでも結婚記念日は覚えており、好きなお店でお祝いしようと言ってくれたので響子を大切に思う気持ちがないわけではないのだが、と思った。
が、当日「残業になって」と何時間も待たせて店に来ない。いいお家に住んでるし仕事は真面目にやっている人なのか、と思いきや、彼がいたのは会社ではなく家電量販店。気づいた響子が問い詰めると「今日ゲームの発売日で……」という。
そもそも提案したのは自分なのに酷すぎる。っていうか好きなゲームの発売日を当日思い出すことある? そして予約とかできない商品なわけ? 謎はいっぱいだ、信じられない。もはやこいつと結婚してる意味、どこにあるんだろうか、とさえ思ってしまう。
そんなこんなで、響子はシェフの要と無駄になってしまった料理を食べることに。要は子どもがいて1話では何かから逃げていたが、今後秘密が明かされるのだろうか。響子には幸せになってほしい。
そして、柊磨の常連客・ひな子(小野花梨)の行動はもはや怖かった。
大切な恋人がいながら柊磨の家にたびたび来るのもよくわからないし、純が使った歯ブラシを見つけてひろって聞いてきたのには、正直引いてしまった。誰が使ったかわからない歯ブラシ、ふつう触る……?
恋人じゃない割り切った関係なのに、他の女が泊まった形跡を指摘するのが謎。柊磨に「今日は帰んな」と言われて「やだ」と甘えてくるのにも違和感を持ってしまった。SNSに柊磨の部屋で撮った写真も「出た匂わせ女~~~」と思ってしまった。
だがまあ柊磨に特定の相手がいるわけではないし、それを見てざわつく純も柊磨のことを「最低なあなた」と言ってる自己中女だし、問題ないといえばないのだけど(ひな子の彼氏が見たらまずいだろうとは思うけど)。
そして今回も流れたSixTONESの挿入曲「わたし」は今回もよかった。数あるつっこみどころを洗い流してくれるかのようなよさがある。
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第4話ストーリー&レビュー}–
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第4話の予告をYouTubeで見る
柊磨(松村北斗)との関係をにおわせるひな子(小野花梨)のSNSが気になって仕方ない純(広瀬アリス)。しかし、面と向かって二人の関係を問いただす勇気もなく、純はモヤモヤした気持ちを胸に、柊磨を避けるようになってしまう。
一方で、展示会に向けたデザインも、納期を目前に行き詰っていた。何もかも思うようにいかず、焦りばかりが募っていたある晩、突然、差し入れを持った柊磨が残業中の純を訪ねてくる。優しく的確な気遣いが心に刺さるが、素直になれない純は仕事に没頭する。そんな純を見た柊磨は、あるアドバイスを送る。
自分は柊磨に遊ばれている——、その疑念は晴れないものの、どこかで柊磨の優しさを信じたい純は、意を決し、ひな子のにおわせが真実かどうか確かめるような質問を柊磨にぶつける。それに対し、柊磨の答えは…。
響子(西野七瀬)は、結婚記念日に約束をすっぽかした夫に代わって一緒に食事をしてくれた要(藤木直人)に、恋にも似た淡い感情を抱き始めていた。気づくと、一人でランチを食べに『サリュー』へ。アリサ(飯豊まりえ)もまた、レンタル彼氏の克巳(岡山天音)から、「本物のデートをしませんか?」と誘われて…。
第4話のレビュー
今回も「!?」となる展開が多く、謎が謎を呼ぶミステリーとして、もしくは驚愕の出来事が次々起こるホラーとして、もしくはモラルもへったくれもない登場人物たちにどれだけ耐えられるか……という耐久レースに参加するつもりで楽しむのがいい気がしてきた……。
ただ、柊磨(松村北斗)の場面場面での表情やしぐさはとてもよく、松村北斗のさまざまな表情を楽しむことをメインの目的として据えていきたいと思う。
柊磨が仕事に根詰めた純(広瀬アリス)へ夜食を届け、食べている純をうれしそうに見るシーンの表情がとてもよかった。あとカツサンドめっちゃおいしそう。
デートの途中急に機嫌が悪くなった純に「どうした?」という優しさも素敵だし(というか純はせっかく用意してくれたプレゼント落として壊したこと謝らないのか?)、ラストのキスシーンはシチュエーションはともかく、色気がすごかった。
……ただ、今回二人がお互い本気で相手を好きだということがわかったが、その過程というかタイミングがあまり見えなかった気がして、ちょっと唐突に感じてしまった(筆者が気づけていなかったのかもしれないが)。
純は1話では恋なんていらない→実は先輩が好きだが撃沈、2話でお試して処女を捨てるよう周りに言われて高校の同級生を誘う→3話冒頭で「最低なあなたとならお試しの恋をしてもいい」的なことを言ってやってくる……という感じで、いつから柊磨のこと本気で好きだったんですか……? となってしまった。
あと毎回人格変わってる(ように見える)し、情緒不安定すぎて心配になる。
柊磨は相手が誰でも来るもの拒まず去るもの追わずスタイルで、純にも不特定多数の女性たちの一人として声をかけたように見えた。こちらもどのタイミングで純を本命にしようと思ったのだろう?
少なくともここ2話の純は、かなり柊磨に対して失礼だと思うが……。前回はせっかくのプレゼントをいらないと壊し、今回は「顔が見たくない」と先に行ってしまう。
そんなこんなで、ひな子(小野花)にも問題ないとは言えないが、彼女が「匂わせ女」呼ばわりされたり突然柊磨に拒否されたりするのはちょっと気の毒な気がした。柊磨が「二股なんてひどい」「遊ばれてるのかな」と言われるのにも違和感がすごい。
そもそもお試しだったし、純は非難できるほど柊磨に誠実に接していない気がする。いきなりディープキスを見せられるひな子がさすがにかわいそうだった。キスシーン自体はよかったけど人に見せなくともいいのでは。ただ、ひな子も「好きな人とうまくいった」的な話をしていたのに、いちばん好きなのは柊磨と言い出してびっくりした。
克巳(岡山天音)がアリサ(飯豊まりえ)に特別ではないが自分にとって大切な景色を見せ、アリサにねだられてキスするシーンはほんわかした。ただの陰キャ男子かと思ってたけど、純粋にデートを楽しんでいる感じがする。
ここからは、今回つっこみたかったポイントだ。
純がいろいろなひどい仕打ちを柊磨に謝らず自分の気持ちや要求だけ伝えるの、もやっとしてしまう。
坂入(古川雄大)夫妻、新婚とはいえ会社から腕を組んで出てくるな。あと関係ない社外の人(柊磨)を会社に入れちゃ駄目だろう……。
そしてアリサ、会計していない試着した服の自撮りをSNSに載せるのはありえない……自分もショップ店員ならなおさらだ。20代後半社会人でその感覚はやばいと思うし、店員として店に立っているのにこんなことしてるのがバレたら、社会的立場も危うくなるのではなかろうか。
不倫相手の田辺(アキラ100%)が前回一緒にいた若い女性は前妻との娘だったとのことだが、田辺、バツイチで再婚したのに不倫(パパ活?)してるなんて懲りないな……。そもそも不倫なのに浮気されたと怒るアリサも謝る田辺もよくわからない。奥さんに謝るべきでは……?
響子(西野七瀬)の妄想クッキングもちょっとびっくりしたが、他の2人に比べたらかわいいものだ。
今回物議をかもしたのが、響子の夫・敏彦(味方良介)がランチ2800円のレシートに対して嫌味を言いまくるシーン。ランチに2800円は自分が働いていたとしてもなかなか手が出せない金額だし、文句を言いたい気持ちもわからなくもないが、これまでの敏彦の自己中心的な振る舞いの数々を響子が許してきたことを考えると、そこまで言える筋合いあるのか? と思った。
せめて経済力はあるのだろうかと思っていたのに、こんなにみみっちく嫌味たっぷりに言ってくるとは、いいところが見当たらないのだが。もはやこの人と結婚してるメリットって何……?
この間あんなに失礼な振る舞いをしたのに、快く許してくれる大津(戸塚純貴)は大変いい男だった。純はいかに自分が周りの人に恵まれているのか、もっとよく考えたほうがいい。あと、岬希さん(香椎由宇)が恋愛についてコメントしたシーン、彼女自身の恋愛はどうなのかが気になった。
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第5話ストーリー&レビュー}–
第5話ストーリー&レビュー
第5話のストーリー
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思いが通じ合い、ついに結ばれた純(広瀬アリス)と柊磨(松村北斗)。味わったことのない幸福感で満たされた純の頭の中は柊磨でいっぱい。仕事にも身が入らず、まるで別人のようになる。その頃、克巳(岡山天音)とキスを交わしたアリサ(飯豊まりえ)もまた、2人の関係を一歩先に進めようとしていた。ところが、アリサに押し倒された克巳の口からは思わぬ言葉が飛び出して…。
響子(西野七瀬)は、仕事の鬼だった純が恋に夢中になっている姿を見て、どこかうらやましく感じる。そして思わず、アリサにだけ、要(藤木直人)に憧れて『サリュー』に通っていることを打ち明ける。響子のはかない思いを知ったアリサは、2人の距離を近づけるため、夫の敏彦(味方良介)が不在のときに、料理の手伝いを口実にシェフの要を家に呼び、ホームパーティーを開いてはどうかと提案する。
一方、柊磨との恋に幸せをかみしめていた純だったが、ふと、柊磨が誰にでもやさしい性格であることを思い出し、不安がよぎる。店にやって来たひな子(小野花梨)への態度も以前と変わらない柊磨を見て、“恋のやり方”が分からない純は…。
第5話のレビュー
無事(?)柊磨(松村北斗)と身も心も結ばれた純(広瀬アリス)。今度は浮かれて仕事中もうわの空。次いつ会うか聞きたいが、雑誌の「Hの後聞いちゃいけないこと」的な特集を見て聞けない。
「私は私」みたいな感じだったの、本当に初回だけだったなこの人。まあまあ大人なのでもうちょっと落ち着いてほしい。
「私って色魔なのかな?」と言い出し柊磨との約束を断り、その次はみんなに優しい柊磨に不安になり、店に来ておいて席が空くのを待ってと言われている間に帰り、その後も避ける。相変わらず自己中~!! 柊磨が気の毒になってくる。純、相手の気持ちを考えるとかできないのかな……。
前回目の前でディープキスを見せつけられたひな子(小野花梨)、相変わらず店に通って純にもアイコンタクトしてきて、メンタルの強さに感心してしまう。行動が謎でどうかと思ったこともあったけど、ここまでくると一周回ってちょっと好き。純よりよほど行動が一貫しているし。
一方、響子(西野七瀬)はアリサ(飯豊まりえ)にセックスレスの悩みを打ち明ける。結婚4年目で、3年目は1度もそういうことがなかったらしい。
「旦那(味方良介)はいい人なんだけど……」と話す響子。今のところ視聴者にはあまりいいところが見えていないのだが、少なくとも結婚したいと思うくらいのいいところはあったのだろうか……。寝る前、身体に触れてきたと思ったらティッシュと取っただけなのは切ない。あと鼻をかんだティッシュを投げるな。
最近やっと初恋をしている純に話しても相談にならないとは思うが、今回の響子は「純には言わないでほしいんだけど」連発。無理ないとは思いつつも、いつもどちらかというとアリサと対立してるし純を頼っているようにも見えたけど、こういうときはそうなのか……と思った。
要(藤木直人)が気になっていることを話すと「夫がいないときに自宅に要を呼んでホームパーティー」を提案するアリサ。いやそれ絶対いろんな意味で駄目だと思うぞ。
アリサは純に電話し「会社の人も呼んで、後会社の食器貸して」と頼んでくる。食器メーカーだからって、会社のものを社員の友人のホームパーティーのために貸せるものなんだろうか。
パーティー当日、集まったのはいつもの3人と要、そして坂入とその妻(純の後輩)。いや元好きな人とデキ婚した後輩ここに呼ぶ? 他に誘う人いないのかよとツッコまずにはいられない。
そして出張中と言っていたのに突然帰ってきた夫。口では歓迎の言葉を言っているものの、自分の不在時に大勢の人を招かれ、イケメンシェフも来ているというのはいい気はしないようだ(そりゃそうだ)。
夫を誘ってカラオケが始まるが(こんなことを言うのは申し訳ないのだけど、わりと音が外れていて気になってしまった)、一軒家とはいえこんなに音を出していて大丈夫なのだろうか。
いろいろとありえないシチュエーションの連発に「ありえない~」はホームパーティーのシーンで流すと良かったのでは? と思ってしまった今回だった。
夫、「いいんじゃない?」と言いつつ絶対いいと思ってないよな~と思ったが、やはりみんなの帰宅後、いやまだみんながいるときから嫌味たっぷり。とはいえ、夫に黙って複数人の男性を家に呼んだのはよくないと思う。
「何だったの? 今日の集まりは」
帰りながら純がアリサに聞いたセリフ、このドラマ始まって以来初めて純に共感した瞬間だった。そして秘密にしてと言われたのに話してしまうアリサ、口軽いな~!
後日salutの前で響子に会い、「結婚してても誰かにドキドキしたり、憧れたりすることってあるよね」「響子は自分の気持ちにちゃんと線引きできる大人だってわかってるから」と言う純。「わかってない。純は私の気持ちが全然わかってない!」という響子。旦那が帰ってきてすごく嫌だった。要さんが旦那を見ちゃったらその先はない、と。なぜここでいい感じのBGMが入るのかわからない。
「純には一生わかんない」「いつまでの恋の入り口でうだうだして、苦しいことやかっこ悪いことを避けて生きてる純にはわかりっこない!」と言い捨てて去っていく響子。
結婚はおろかやっと初恋している純にわかった風なことを言われて腹が立つのはわかる。けど、夫に内緒にしたのは自分なのに「すごく嫌だった」というのも勝手だし、ちょっと八つ当たりな気がしてしまった。
純は純で柊磨に対して自己中だけど、アリサも響子もちょっと自分がうまくいかないと友達に八つ当たりするな~。
柊磨に「ずっとずっと不安だった」と打ち明けた純。素直に言えたのはいいけど、ずっとずっとって言うほど付き合ってるっけ…? とちょっと思ってしまった。
ところで関係を迫ったアリサに「僕はセックスがうますぎて女の人がおぼれてしまうので駄目です」と言った克巳(岡山天音)、今回の印象それのみだけど本当なのだろうか……? 意外だった。
そしてラスト、突然の斉藤由貴が気になって仕方ない。いきなり場面が変わって別の番組が始まったかと思ってしまった。柊磨を「恋人」と呼ぶこの人は一体……?
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第6話ストーリー&レビュー}–
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第6話の予告をYouTubeで見る
テーブルウエアの展示会が開かれ、純(広瀬アリス)がデザインした器はその斬新さと美しさで大好評に。会場には柊磨(松村北斗)も姿を見せ、拓人(古川雄大)が純の部下の前で2人が付き合っていることをほのめかすが、思わず純はそれを否定してしまう。その様子が気になる拓人は、後日会社で純に声をかけて…。
同じ頃、「サリュー」にはオーナーがふらりとやって来て、突然、店を閉めると言い出す。どうやら、要(藤木直人)の過去が関係しているらしい。納得できない柊磨は反対するが、要本人は意外にもオーナーの通告をあっさり受け入れ、早速、次の働き口を探し始める。
要が店を空けることが多くなり、柊磨が自ら厨房(ちゅうぼう)に立つが、料理の提供が遅れるなど店は混乱。偶然ランチに訪れた純は、その様子を見て柊磨を心配し「力になりたい、もっと甘えてよ」と声をかける。しかし柊磨は本音を話そうとせず、純は柊磨のことをまだ理解できていない自分を感じる。店に不安が覆う中、毎年恒例の貸し切りパーティーで柊磨に最大のピンチが訪れて…。
一方、純から「サリュー」閉店の話を聞いてショックを受ける響子(西野七瀬)に、アリサ(飯豊まりえ)は要に会いに行くべきだと背中を押す。要は響子に、ついに自分の過去を打ち明ける——。
第6話のレビュー
テーブルウェアの展示会、柊磨(松村北斗)との会話からヒントをもらった純(広瀬アリス)デザインの器が大好評。純は伝えていなかったようだが柊磨がやってきて、拓人(古川雄大)は二人が付き合っていることを部下の前で言おうとする。だが純は「そんなわけないじゃん」と関係を否定。
いや、なんでだよ。
いや、いくら親しい後輩と弟のことだとはいえ、そもそも職場の人たちにプライベートなことを明かそうとした拓人も悪い(本人は職場から手をつないて退社しちゃう人だからその感覚はないかもしれないが)し、やたらさわぐ後輩もどうかとは思う。
けど、前回自分があれだけずっと不安だったと言っておきながら、相変わらず自分の気持ちだけで相手がどう思うかとかみじんも考えないんだな、この人は……!
ところで全然関係ないが、純・アリサ(飯豊まりえ)・響子(西野七瀬)の3人、いくらたまり場だからってネイルサロンに週1もしくはそれ以上の頻度で行っている気がして、そろそろ爪がかなり薄くなるか、なくなってしまうのではと心配だ。
一方「サリュー」にはオーナーがやってきて、要(藤木直人)の過去が原因で支障が出てきたため、近々店を閉めると言い出す。訳アリなのは以前からわかっていだが、やはり犯罪系なのだろうか。
柊磨は反対するが、要はあっさり承諾し職探しを始める。このオーナー(小市慢太郎)、二人の雰囲気からそうかなとは思ったが、柊磨の父親だった。要の過去を知ったうえで雇ってくれたらしいが、もうメリットを感じられないという。
要が店にいないことが増え、柊磨は一人で頑張るが、なかなかうまくいかずランチも長蛇の列に。オーナーも手伝っているが、普段より時間はかかってしまう。通りかかった純は突然厨房に入り込み「手伝おうか?」と言い出す。えっ何してるのこの人??? 飲食店の厨房に素人の部外者が勝手に入っちゃ駄目だろう……。
柊磨に「さわらないで! わからない人が手を出してもややこしくなるだけだから」と怒られる(そりゃそうだ)が、「バイトのおじさんがやってることなら私にもできるかと思って」と言う。いや……。いくら柊磨が見習いとはいえ、プロである人に対していろいろと失礼だ。プロの職人さんと日々接しているのにそのあたり、気を遣えないのだろうか。
「もっと甘えてよ」という純に「甘えるってどうすればいいの」「そういうの苦手だから」と拒否する柊磨。複雑な家庭だったようだし、あまり家族に甘える機会もなかったのだろうか。まあ、自分の情緒がいつも大変そうな純に甘えようと思える人、あんまりいない気がするけれど……。
前回、響子とひと悶着あった純。アリサに言われ、響子と仲直りの握手をするが……。
「私は響子が恋愛でおかしくなっても絶対に許す」
「響子のことが好きってこと」
いや、許すって何様なの??? と思ってしまった。なぜそんなにも上から目線なのか……。純の言動には毎回疑問がいっぱいだけど、今回も予想の上をいっていた。
職探しに明け暮れる要だが、門前払いされることがほとんど。一体何をしてしまったのか。とうとう偽名を使い始める。とあるお店で経験が少ないことを理由に断られそうになったものの、料理で判断してくださいと食い下がる。
毎年恒例の貸し切りパーティーの日、先ほどのお店に呼ばれた要は仕事をドタキャン。柊磨に電話で「お前なら一人でも大丈夫だろ?」と言うのはさすがに無責任ではないか? と思ってしまった。
不当な急なクビだったら職探しを優先してもいいけれど、オーナーに恩を感じているようなのに、客をほっぽりだすようなことをするのってどうなんだろう。
案の定さばけるわけもなく、純に「甘えてもいい?」と呼び出し、純・アリサ・響子・克巳(岡山天音)が駆け付ける。ホールはまだしも、調理までさせていただがいいのだろうか……。
調べたところ資格的には問題なさそうだが、「サリューの味」を求めて貸し切りしてくれたお客さんに対して全体的に無責任な気がする。ほぼ終わった頃に帰ってきて「やっぱり一人でできたじゃないか」と言ってくる要、なんじゃそら。
要の過去とは、以前会社員として勤めていたとき、複数の顧客を騙して違法な取引をさせ、実刑判決を受けていたというものだった。不可抗力で仕方なく……的な話かなと予想していたが、思った以上にしっかり悪いことをしていた。
受けた店では料理の腕は認められたものの、最後にその犯罪歴と経歴詐称がばれ、「信用できない」と言われてしまったのだ。当然だ。
訳アリとはいえ比較的まともな大人だと思っていた要が「過去に犯罪をおかしたうえに経歴詐称して他の店を受け、仕事をドタキャンした結果その店に対しても今の店に対しても迷惑をかける無責任な人」だとわかって残念だ。
響子に打ち明けて「僕と関わってもメリットがない」という要に「メリットなんてどうでもいい!」という響子だが、メリットは気にしなくともデメリットは考えたほうがいいかもしれない……と思ってしまった。あの旦那もかなり微妙だけど、犯罪はおかしてないしな……。
借金することになってもこの店を続けたいという柊磨。
今まで人に甘えられず、人生をかけられるようなものを持てなかった柊磨が初めて人に甘えられ、大切なものも見つけられた……という流れだとは思う。が、甘えた相手が自分の勝手でさんざん振り回している純なのと、お店のこともお金まわりなど若干軽く考えているような気がしてしまい、素直によかったねと思えなかった。
ドラマはフィクションだから、すべてに現実味がなくても全然いいと思うが、最低限話に入り込める程度のリアリティーはほしい。
ラスト、柊磨に抱きつく母親(斉藤由貴)が女の目をしていて、次回どんな波乱があるのか楽しみだ。
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第7話ストーリー&レビュー}–
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第7話の予告をYouTubeで見る
ギャンブル依存症で施設に入っていた柊磨(松村北斗)の母・真弓が施設を抜け出し、柊磨の元へやって来る。本人の強い希望で、しばらく柊磨の家で同居することになるが、奔放なキャラクターの奥に潜む息子への底知れぬ愛と自分に対する強い敵意を感じた純(広瀬アリス)は、不安を覚える。
一方、響子(西野七瀬)は週に1回、『サリュー』の厨房(ちゅうぼう)で要(藤木直人)から料理を教わっていた。たとえ恋人にはなれなくても、2人の時間にささやかな幸せを感じていた響子。しかしその矢先、要の過去がネットニュースで取り上げられ、何も知らなかった純やアリサ(飯豊まりえ)はぼうぜん。店のオーナーである柊磨の父・次郎は、もはや店の存続は困難だと考えすぐに閉店すると宣言。しかし、何としても店を残したい柊磨は次郎にある提案を持ちかける——。
案の定、『サリュー』は“前科者のシェフがいる店”というレッテルを貼られ、客足が遠のいてしまう。責任を感じた要は、店がつぶれる前に辞めると言い出すが、なんとか打開策を模索していた純が、イチかバチかのある作戦を思いついて…。
第7話のレビュー
要(藤木直人)の過去がネットに書き込まれているのを知った純(広瀬アリス)・響子(西野七瀬)・アリサ(飯豊まりえ)。そのせいで店の客はぐっと減っていた(前回はオペレーションにより行列だったのに差が激しいな)。純は柊磨(松村北斗)のところへ行き突然「何で言わなかったのよ!」とキレる。だからなんでだよ。
「店のことだし要さんのプライベートなことでもあるし……」と柊磨の言っていることは至極まともだし、彼が人に頼れないタイプなことは知っているはずだ。だが純は「柊磨のことでもあるでしょ!!」とキレている。そして「何すればいい? 助けるから」と言い出す。仕事のこと、そう軽々しく助けられると思ってるのもどうなんだろう。
ただここで「怒ってるね~」と優しく声をかける柊磨はとてもよかった。
会社で職人さんが生産が追い付かないというのに「土日に稼働しても無理ですか」と言ってるし、自分ならまだしも人の休日稼働をサラッと提案するな……!
さらには、社長がインタビューされているのを見て「要さんを取材してもらいましょう。要さんの数奇な人生を公表するんです」「今のお店は最悪な状況です。失うものはないんです」と言い出す。何言ってんだこいつ。浅はかすぎる。
事業で失敗したのと自ら犯罪を行ったのはかなり違うと思うんだが……そしてそんな取材をしたがる媒体、あるのか? 純の情緒不安定さは知っているはずなのに毎週びっくりさせられる。わかっていても新鮮な驚きをくれているのは、ある意味すごい。
だがこれはドラマ。取材陣が訪れ、要・柊磨・克巳に「イケメン3人組ですね~」などと声をかけて和やかに進む。茶番……!
あと「うちの食器提供しますから」とも言っていた。もちろん有名な食器メーカーなのだろうけど、それを社員の一存で決められるのか。食器を使ったからといって、客足が望めるのか……なんならミステリードラマよりも謎が深まる。最終回までに謎が全て解けるといいのだが。
一方、柊磨は父に「この店を買い取らせてくれないか」「売上あげてお金は払う」と言い出す。かかるお金がかなり高額だが、本当に大丈夫なのだろうか。
そんなこんなで6人で力を合わせ、リニューアルした店は大盛況。お客さんは「シェフを呼んでくださる?」と要を呼び出す。なんというイージーゲーム。
専業主婦の響子はともかく、純とアリサの本職はどうなってるのか心配になってしまう。克巳にいたってはこのつぶれるかもしれない店のためにバイトを辞めてしまったらしい。本当にいいのかそれで。
また前回現れた柊磨の母・真弓(斉藤由貴)は、ギャンブル依存症で入っていた施設を抜け出してきたらしい。しばらくここにいたいと柊磨の家に住むことに。真弓への優しい対応を見ていると、柊磨の女性への接し方はここで身についたたのか……と妙に納得してしまった。苦労してきたんだなぁ。
「店のお金は使わない」「店の酒は飲まない」ことを約束させていて、そういったことまでしていたお母さんなのだなということもわかる。
柊磨が真弓にみんなはお母さんとは全然違う! と他の人たちを褒めるシーンで最後に純のターンになり放った「純がいないとなんにも回らない」は、今回のベスト(ワースト)オブ理解に苦しむで賞だった。ごめん、どのへんが???
真面目にわからないし、今まで要と柊磨でまわっていた店は何だったのか謎だし、これから経営していこうというのにそれでいいのか柊磨……と思ったが、まあうまくいったのはよかった。
真弓とオーナーが鉢合わせしオーナーが「あいつはお前のせいで思い通りにいかない人生だったんだから邪魔するな」と言っていたが、ギャンブル依存症の母親のところに子どもだった柊磨を置いてきたのもどうかと思うしどっちもどっち。柊磨はこの二人に振り回されて苦労してきたのだな。
純の髪飾りを嘘ついて捨てた真弓も、自分が壊したブレスレットを見つけ「熱したらくっつくかな?」 と言い出す純(まず謝らないのか)もまわりを振り回すタイプ。柊磨が幸せになるにはやはり純じゃないほうがいいような気がしてしまった。
克巳のためにパパ活相手と別れようとしたアリサだが、俺のこと財布として使っていいから! とすがられる。その様子を撮るシャッター音がし、嫌な予感がしていたが、「妻がアリサを訴えて慰謝料を請求すると言っている」という連絡がくる。これはヤバいのではなかろうか……。
また、要のインタビュー記事を一人じっと眺めていたのはなんとノリノリノリカ……じゃなくて藤原紀香だった。一体どんな関係が……?
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第8話ストーリー&レビュー}–
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第8話の予告をYouTubeで見る
店をリニューアルオープンして一発逆転を狙った純(広瀬アリス)の作戦が功を奏し、サリューには客足が戻ってくる。柊磨(松村北斗)が店を買い取る条件として、オーナーの次郎(小市慢太郎)が提示した売上目標も、達成まであと少しに迫る。そんなある日、純が同僚とサリューへランチを食べに行くと、店では真弓(斉藤由貴)がホール係として働いていた。柊磨は本人の希望と人件費節約のためだというが、真弓はどう見ても足手まとい。再び店の評判が落ちることを危惧した純は、柊磨に「やめさせたほうがいい」と忠告するが、それが原因で2人の間には不穏な空気が漂い始める。
幼い頃から苦しめられ、縁を切るほど母親をいみ嫌っている純は、真弓を決して見捨てようとしない柊磨に複雑な思いを抱くが、拓人(古川雄大)から幼い頃の柊磨の驚くべき話を聞いて、自分から真弓に歩み寄ろうと決意。しかし、そんな純の態度は真弓の母心を逆なでしてしまい…。
一方、田辺(アキラ100%)の妻から慰謝料を請求されたアリサ(飯豊まりえ)は、合わせる顔がないと克巳(岡山天音)を避け続けていた。夫に離婚を宣言した響子(西野七瀬)もまた、偶然、家族と一緒にいる要(藤木直人)を目撃してショックを受けるが、それでも自分の気持ちを抑えきれなくなり…。
第8話のレビュー
純(広瀬アリス)のあまりにも「ありえない」言動に毎回驚かされているが、最終回までには彼女の心理的成長が見られたりするのかなと淡い期待を抱いていた。でも今回思った、そんな日は来ないのかもしれない。
前回の純の思いつきがうまくいき(マジかよ)、サリューには客足が戻り、柊磨(松村北斗)がオーナーである父に店を譲る条件として出された「前年比3割増し」にももう少しで到達するらしい。いや、うまくいったといってもそんなにすぐ達成できるものなの……!? とりあえず今月は、ということかもしれないが。
母・真弓(斉藤由貴)に頼み込まれた柊磨は断り切れず、アルバイトとして働いてもらうことに。だが真弓がお盆にグラスを乗せて運ぶ姿は心もとなく、メニュー名もちゃんと覚えられていない。知らなかった純は、ランチにきてそれを知りびっくりする。柊磨に「お店の雰囲気もだし、品格にも関わるからさ……」と言う。品格とは??
いや、真弓さんにも問題はたくさんあるが、さすがに母親が店に出たら品格に関わると言われたら気分は良くないし、失礼すぎる……。
だいたい、純だって飲食店に関しては素人なのに、なんでそこまで上から目線なのか。自分にはどれだけ品格があると思っているのだろうか。そりゃ柊磨も「なに? 品格って」って言うわ。
ところでなんでこの純たち仲良し3人組は、自分がうまくいっていないときに「〇〇はいいよね」みたいな感じでちょっとした嫌味を言うのだろうか。友だちの幸せは祝福してやれよ。そして純、いくらなんでもネイル中に動きすぎでは……?
夫に別れを切り出した響子(西野七瀬)だが、夫はあわてて自分でお皿を洗い(一瞬かもしれないが)態度をあらためた。響子は正直ほっとしたという。離婚することになったらお互いの親や結婚式に来てくれた親戚たち全員に謝らなければいけない、母親は泣くだろうし……と。気持ちはわかるけど、響子の人生だし、別に謝らなきゃいけないなんてことはないと思うが……。
さらに要(藤木直人)が家族らしき女性と男の子といるところを見てしまいショックを受ける響子。後日、「要さんがいろいろ話してくれるのうれしいです」「私に諦めさせようとしてるんですか?」「見え見えですよね、私の気持ち」と言い募る。いや、その前にまずあなた人妻ね……? 不倫する覚悟なのならいいけど、なぜそんなシングルのようなアプローチ……?
それを聞いた要は「時間ありますか?」と自分のアパートへ。いやいやいや、それ他の場所じゃ駄目なの? 公園とかカフェとか……。人妻を自分の家に入れたら駄目だろう、響子も入るなよ……。要は初めこそ「迷惑なんでしょうか」と言ってくる響子に「僕の過去は汚れてるし、未来も決して明るくはないんですよ」とブレーキをかけたものの、結局「僕も響子さんのことが好きです」と告白してキス……。ええ~。
待って、要も悪くは思ってなかっただろうけど、そこまで真剣に響子のことを好きになるタイミングあった? 自ら服を脱ごうとする響子を止めたのはよかったけど(家に入れる時点でアウトな気もするけど)、キスまでならOKでその先は駄目みたいなことでもないような。響子、さっき言ってたほっとした話は何だったのか……。
一方アリサ(飯豊まりえ)は田辺(アキラ100%)の妻から慰謝料を請求され、克巳(岡山天音)を避けていた。申し訳ない気持ちからなのと、別れた後もホテルに行ったのをバレたくなかったからのようだが、相手からしたら普通に無視されている気にしかならない。
アリサのところに押しかけても思うような答えを得られなかった克巳は、なんと田辺に会いに行く。そこで、写真を撮られたことを聞き、ホテルに行っていたことにショックを受ける。「俺たちみたいな不倫の関係っていうのはさ、身体でしか気持ちを確かめられないところあるからさ……」と話し出す田辺。余計なこと言うなオッサン……!
そもそもお互い合意だったとはいえ自分が未練がましくした結果撮られたのに、慰謝料請求をアリサにぶん投げているのも何だかなだし、さらに克巳とアリサの仲を知っていて余計なことを言うなんて……つくづく自分のことしか考えてないなこの人(アリサもそうかもしれないけど)。
結局、2人が分かれた後もホテルに行っていたことがショックだった克巳は自分は遊ばれていたのだと思ってしまう。アリサも悲しみながら強がってしまう。いま全部本当のことと気持ちを言ってしまえばいいのに……。
純は、ホールに出ない仕事をやらされている真弓に「ありがとうございます」と言って「えらそうに言わないでよあんたの店じゃあるまいし」と言われる。それは確かに……。いつもえらそうだからな。「あんたが私を店に出すなって言ったんだ」と言われて謝り「柊磨さんのことを第一に考えてあげられませんか」と言う。いやそこはそんなことないですよとか、適当にはぐらかしておいたほうがいいだろ……。
また、仕事で会社にやってきた大津(戸塚純貴)に「お前のお母さんに会った」「大変だったけどお母さんも落ち着いたみたいでよかった」「もう許してやったら」「母親なんだから」というようなことを言われる。
聞けば、母親は純が大学に行くために自分で貯めていたお金を、男に貢ぐために使ってしまったらしい。そんなの一生許さなくても仕方ないようなことだと思うが……。大津、いいやつだけど、人の家の事情に立ち入るべきではないし、本人にしかわからないことなんだからどうこう言うべきではないと思った。
会社で柊磨の兄・拓人(古川雄大)に真弓はギャンブル依存症の施設に入っていた昔自殺未遂したこと、柊磨はネグレクトされて施設に入ったり餓死寸前だったこともあること、見かねた父親が引き取ろうとしたが柊磨が「母親が死なないように見張らないといけないから」と断り、「母親に取られないよう毎月自分の口座に5万振り込んでほしい」と頼み込んだことを知る。
柊磨のこれまでが想像以上に過酷だし、幼いながらにそれでも母親を守ろうとしてきたことに胸が痛む。あと、前回父親はほったらかしだったのかと思ったが、そうではなかったみたいだ。
話を聞いた純は、柊磨に誘われた野菜の仕入れデートに真弓も誘おうと提案する。
そしてその先で真弓に「今(柊磨)と一緒にいたいんですよね。だったら頑張りましょうよ! 私応援します。私もできるだけサポートします。お店でも何かあればフォローしますから。依存症を治すのってすごく大変なことですよね。でも真弓さんは立派です。ちゃんとご自分で自覚されて克服しようって……」とペラペラ話し始める。
ヒエエェどれだけ上から目線なんだよ、お願いだからもう一生黙ってーーーーー!!
何様なんだよ、なにも知らない第三者がこんなふうにわかったようなことを言っていいことじゃない。以前から「サポートする」「フォローする」と軽々しく言うけど、あなたに何ができるというのか……。というか拓人の話の何を聞いていたのか、あの話を聞いた結果があの発言なの、本当に怖い。
「馬鹿にしないでよ!」「あんたに私の何がわかるの?」「えらそうなことを言わないで」と真弓は怒った。いくら真弓が困った人だったとしても、あんなことを言われたら怒って当然だ。柊磨が「純、何を言ったの?」と言ったところでかかる「ありえない~♪」、タイミングが的確すぎた。純、人の気持ちがわからなさすぎでは……。わかろうともしていないのかもしれないけど。
急遽店に帰ることになった3人。待っててと言われている間、ひな子(小野花梨)に、真弓にワインにお酢を入れられた話や、真弓が柊磨が見切れるように写真を撮って客が怒っている話を聞く。柊磨を呼び出し「毒親は一生毒親なの」「もう柊磨がお母さんに傷つけられたり邪魔されたりするの、もう黙って見ていられない」「お母さんを施設に帰すって約束して。でなかったら私もうここに来ない」と言う。
いや……純は自分のお母さんと接してたくさん絶望してきたんだろうし、正論な部分もあるんだろう。
けど、純の母親の話と柊磨の母親の話は別だし、母親に対してどうするかは柊磨本人の問題だ。純が指図していいことじゃない。それなのに交換条件で言うなんて。あと「もう黙って見ていられない」というが、そんなに付き合い長くないんだよな……。そしてさっきの真弓への発言を悪いと思っていたら今こんな言い方できないのでは……。
2人のやり取りを聞いていた真弓は、包丁を持ち出して公園へ逃走。「柊磨に近づかないで」「何であんたが我が物顔にうちの店仕切ってるの」「目障りなのよ」「出てって、二度と来ないで」と泣く。
そんな母親を見た柊磨は純に「帰ってくれる」「帰って」と言うが、動かない純に最後は「帰れ!」と言う。
100%母親寄りな態度には賛否両論かもしれないが、包丁を持ち出して取り乱している場面では仕方ないと思うし、その前からのことを思うとただごとではないことを純が言ったのだとわかる。
それに、今まで純にどんなに失礼なことをされても横暴なことを言われても怒らなかった柊磨がついに怒ったのを見てちょっとだけ気持ちがすっとしてしまった。
殺伐とした展開のなか、柊磨のオーバーオール姿が大変かわいかったことも書き残しておきたい。
その頃店には、佐藤沙羅デュビビエ(藤原紀香)が来店。デュビビエ、麗しすぎる名前……彼女は店に来るなり、要に濃厚なキスをかます。だ、誰なの……? 目の前で見てショックを受けた響子は店を出、公園から戻ってきた純と出会い、2人抱き合って泣くのだった(なんだこれ)。
純に同情心は1ミリもわかないが、柊磨はお母さんのことで苦労してきたのに付き合った女もヤバいなんて、純に関しては自分で選んだとはいえ引き寄せ体質なのだろうか……と気の毒で仕方ない。
そして、次回予告で純が大津に「結婚する?」と言っていた気がするのだが、本当にやめてあげてほしい。
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第9話ストーリー&レビュー}–
第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
>>>「恋なんて、本気でやってどうするの?」第9話の予告をYouTubeで見る
サリューにやって来た謎の美女・佐藤沙羅デュビビエ(藤原紀香)は、かつて要(藤木直人)がパリで世話になったパトロンだった。沙羅は、突然いなくなった要をずっと探していたと言い、「パリに帰りましょう」と、新たに開業するレストランに要を誘う。要への思いが実り、ささやかな幸せを感じていた響子(西野七瀬)は、2人の関係にショックを受け、要を公私ともに支えられる沙羅に圧倒的な敗北感を覚える。
柊磨(松村北斗)は、要のシェフとしての未来を思い、パリに行ってほしいと告げる。本当はその言葉とは裏腹に、純(広瀬アリス)に加えて要もいなくなることが寂しくて仕方ないのだが、その思いを素直に口にすることができない。幼い頃から、大切な人が自分の前からいなくなる経験を繰り返してきた柊磨は、引き止めて傷つくことが怖いのだ。
純もまた、柊磨からの拒絶に大きなショックを受けながらも、その思いを断ち切ることができずにいた。そんな中、以前と変わらない安心感を与えてくれる大津から思いもよらぬことを言われる。さらに時を同じくして、上司から呼び出された純が告げられたのは…。
その頃、克巳(岡山天音)に別れを告げたアリサ(飯豊まりえ)は、田辺(アキラ100%)の妻に慰謝料を支払うため、キャバクラでアルバイトを始めていた。そのことを知った克巳は…。
第9話のレビュー
純(広瀬アリス)の言動が今週もひどすぎて、もはや主人公としてとかではなく、人としてどうなのという疑問が回を追うごとに募る。なるべく客観的に良いところを探そうと思うが、どう頑張っても柊磨(松村北斗)や大津(戸塚純貴)がここまで想うほどの純の良さが見つけられない。
柊磨の母・真弓(斉藤由貴)に対し、依存症に関する無神経な発言を投げかけて怒らせ、柊磨に「母親を施設に帰さないから私もうここに来ない」と交換条件でせまり、真弓が刃物を持って取り乱す事態を引き起こして柊磨に「帰れ」と言われた純。
「あんなマザコン」みたいなことを言っているが、向こうは向こうで問題あるにしても、少しは自分の発言を反省する気持ちとかないのか……。
サリューに突然現れ、要(藤木直人)にキスをした女性・佐藤沙羅デュビビエ(藤原紀香)は、パリで要のパトロンをしていた人物だった。なんでも名門の貴族の未亡人らしい。ワードが強すぎてよくわからないけどすごい。
デュビビエはパリに新しい店を出す予定があり、要にそこのスーシェフにならないかと誘いにきたのだ。そこなら十分なお給料がでるし、日本のように要の過去を気にする人もいないという。どう考えてもいい条件に、柊磨は行くべきだと言う。
内心は、純に続き要まで離れて行ってしまうのはさみしくて仕方ないが、そんな気持ちは表には出せない。自分より人のことを考えられる優しい人だ。純に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだ……。自分の本当の気持ちや欲求を言えない柊磨は見ていてつらい。
克巳に別れを告げ、田辺(アキラ100%)の妻へ慰謝料を払うべく、キャバクラで働き始めたアリサ。ぴったりした衣装が似合っていて、スタイルいいな……! と感動した。もしキャバクラで稼げなかった風俗に行くと言っていて心配だ。純からそのことを聞いた克巳はキャバクラを訪れ「アリサさんを助けにきました」と言う。克巳、ヒーローすぎる。かっこいい! この作品の良心だと思う。
田辺もやってきて、3人のお金は合わせて180万円。慰謝料は300万円。克巳は「行きましょう」と言い、田辺の妻に謝罪しにいく。300万円は慰謝料の上限で、弁護士を雇えばもっと減らせる……みたいな主張をすることがいいのかはよくわからないが貯金を持ってきて、自分は全く悪くないのに土下座して交渉までするという克巳の気持ちと行動力に惚れ惚れした。
奥さんに対して「アリサさんは彼を好きだったんです」と言い始める克巳に「彼が好きだったのは私の身体だけです」と言い、田辺にもそれを認めさせるアリサ。
後で、本当のことを言えばいいってもんじゃないというアリサに「大事ですよ、本当のことは。これからは本当のことだけ言ってください」と言う克巳。この作品の中で数少ないまともな人だ、素晴らしい。
アリサにツッコまれ、以前セックスが上手いと言ったことについて「あれは嘘です」と白状する。今まで何度かそういうことがあったが、そういう関係になると相手が離れていってしまう。よっぽど下手なのか魅力がないのか……と自信を失っていたらしい。アリサとの関係を拒んでいたのは、アリサに離れて行ってほしくなかったからだったんだ。
「それはただ単にその女の子たちがカッツンのいいところに気づかなかっただけだよ」
「今は違うよ ありがとう」
「(今までは身体を求められないと相手に好かれている自身がなかったけど)カッツンは私のこと好きでしょ? それはしなくてもわかる。でも、したらもっとわかるかも」
ついに素直になったアリサの言葉がとてもよく、2人はついに心も身体も結ばれた。よかった……! 心からおめでとうと言いたい。
要とデートをした響子は、最後に刺しゅう入りのエプロンをプレゼント。今まで安定ばかり選んできたが、要と出会って好きになったことが「生まれてはじめての、すごい冒険でした」「こうやって、一緒に海を見てることも大冒険です」「要さんに会えてよかった、本当に本当に楽しかった」と言う。
いいシーンなのかもしれないが、響子側がそもそも人妻なんだよなということが引っかかってしまう。片やアリサが慰謝料を請求されている一方で、手放しでいい話とは思えない。
ところで響子の夫が元上司だったのは驚きだ。大手企業で出会ったらしいが、安定志向ならなぜ専業主婦になっちゃったんだろう? という疑問が残った。
サリューに現れ、「客として来ただけだから」と言う純。そう言っておきながら店の裏に入り、真弓と接触する。
また依存症について1年はギャンブルをしてないと聞き「えらいです」 「立派な親心です」 「その調子で頑張ってください」と言う純、お前何様なんだよ~!! 前回なんでトラブルになったか忘れたのか……。
よく知らない人間がなんでそんなこと言えるのか。前回怒った真弓が今回はなぜかほだされているのもよくわからない。
仕事では営業に異動させされることになり、泣きっ面に蜂の純。
「つらいときは呼び出してくれればすぐ飛んでいくけん」と優しい言葉をかけてくれた大津にほだされる。大津に「俺となら結婚にちょうどいい」と言われたことを思い出し、「結婚する?」と話す。
純、ほんといい加減にしろよ!!! 諸体験の練習相手にしようとして大津のこと傷つけて、今度は柊磨と別れて異動させられてつらいからって優しい大津にそんな思いつきみたいなプロポーズ、本当に人をなんだと思っているのか……。いちいち「恋はたくさん」「イチャイチャとか苦手」みたいなことを言うのも、夜中に柊磨の家に押しかけて人に見せつけたのは誰だよと思ってしまう。ところで個人的に、相手方に失礼なことを言いかねないので純を営業にするのはやめといたほうがいいのでは……と思う。
大津もいい人だが、純に内緒で母親と引き合わせたのにはちょっと引いてしまった。良かれと思ってやったことなのはわかるし今回は結果純もよかったみたいだが、縁を切っているレベルの家族に勝手に接触させるって、場合によってはアウトだと思う。
しかし本当に、柊磨が「純は(他の女の子とは)違うよ」と言うような、大津が前回のようなことになっても変わらず好きにいるような魅力が、純のどこにあるのかわからずストーリーに入っていけない。柊磨が純との思い出を思い浮かべながら走るシーンも、本来ならすごく感動的なシーンなのだと思うが、全然共感できない。大津は付き合いが長いから、視聴者が見えないところでもっといいエピソードがあるのかもしれないけれど、少なくとも柊磨は、結構純の自己中心的な発言や行動に振り回されているような……。
他の作品で「Aさんと付き合ったほうが幸せになれると思うけど、主人公がBさんに惹かれるのはわかる」みたいなことはよくあるけれど、この作品の場合、そういうポイントがまったく思い出せなくて混乱してしまう。感じ方は人それぞれといえど、もう少し説得力がほしい。
純と大津が純の家に帰ってきたら、家の前には柊磨がいて……。
これまたどうなる!? 次は最終回らしいが、収拾はつくのだろうか。
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{第10話ストーリー&レビュー}–
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
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久々の女子旅に出かけた純(広瀬アリス)、響子(西野七瀬)、アリサ(飯豊まりえ)の3人。温泉においしい料理と全てから解放された気分を味わうが、響子とアリサが眠った後、純は一人、柊磨(松村北斗)と最後に会った日のことを思い出す。
柊磨との“本気の恋”を諦め、彼と出会う前の自分に戻ろうとする純。一方、そんな純に対する自分の思いに気づいた柊磨は、こみあげる感情を抑えきれず、純のもとへと駆け出した。しかし、すでに純の隣には大津(戸塚純貴)の姿が。それでも、純の気持ちを確かめるように素直な気持ちを打ち明ける柊磨に純が出した答えは…。
一方、恩義のある沙羅(藤原紀香)からのパリへの誘いを断り、日本に残る決意をした要(藤木直人)は、沙羅を店に呼び、柊磨と2人で作った料理を食べてもらうと言い出す。サリューの味で勝負して、沙羅に納得してもらいたいという。サリューの運命を左右する大事な日を前に、何とか力になりたい克巳(岡山天音)は、響子に1本の電話をかける。
恋愛経験ゼロなんてお構いなし、恋に臆病な自分を隠すために“おひとりさま”のよろいをまとい、「恋なんて人生のムダ!」が口ぐせだった純。一方、大切な人が自分のもとから去っていった過去の経験から、人に期待をしない刹那恋愛主義者だった柊磨。2人が最後に選んだ道は…!?
恋に本気になれなかった6人の男女が、それぞれの結末を迎える。
第10話のレビュー
ここまで主人公への共感・展開への納得感がほぼゼロのまま来てしまったこの作品。せめて最終回くらいは、前向きな感じで締めたい……! と思っていた。だがやはり、最終回も驚きの連続だった。
まず要(藤木直人)は、柊磨(松村北斗)と2人で作った料理で沙羅デュビビエ(藤原紀香)に認められたい! とフルコースを食べてもらうが、「街の定食屋としては最高」と言われる。
「上には上があるの。特別な人間だけが入ることを許された、特別な天上の世界。そこに行ける切符があるのに、行かない人の気持ちがわからない」沙羅のセリフは確かに……と思えるものだった。
「もういいわ、あなたがそこまで言うのなら、ここがあなたにとって最高の店なのね」と諦めた様子だったが、彼女を見送っている際に要に騙され運命を変えられたという男が現れ、要を殴る。
沙羅はいくら騙し取られたか聞かれ「200万」と言う男に、その場で500万円の小切手を書いて渡し「これで勘弁してちょうだい、もう二度と店には来ないで」と告げる。か、かっけ~!!
そんな出来事もあり、要はやはりフランスへ行くことに。響子に電話をかけるが、響子は出ずに電源を切る。空港で搭乗が始まろうとしており、沙羅はラフな格好なのにすごくかっこいい。搭乗口へ向かおうとしていたそのとき、響子が現れる。
響子は家に離婚届を書いて置いてきたこと、これしかないと思えたものははじめてだったこと、フランス料理の勉強をイチからしようと思っていること、要の弟子にしてもらいたいことを告げる。
そして要は響子に3年でミシュランの星を取ってサリューに戻る予定なので待っていてほしいこと、「僕の弟子になってほしい」と告げ、さらに沙羅に「彼女に今僕が伝えられることを叩きこみたいので2週間時間をください」と搭乗をキャンセル。
弟子とは……???
響子は修業をしたいレベルでフランス料理を作りたかったの? 要が好きって話じゃなくて??
あと、柊磨(松村北斗)も克巳(岡山天音)も微笑んでいい話のような流れになっているけれど、飛行機にこれから乗る人をつかまえて長話をする響子も、(おそらく)自分のお金で取っていない飛行機の席を直前でキャンセルする要も非常識ではないだろうか。
怒らない沙羅、懐が広すぎる。
純(広瀬アリス)は家まで来た柊磨を拒絶、なのになぜか柊磨の母・真弓(斉藤由貴)の前に現れ(何度も失敗してるのになぜ真弓のところに行く?)なぜか真弓は二人がよりを戻せないか気にしている。純はみじんも変わってないのに、真弓の態度の変化もなぜ???
純は大津(戸塚純貴)との結婚を考えるが、大津に「俺は純の嘘がつけないところが好き。本当の気持ち、話してくれん?」と言われる。大津ーーー!!!
いい人すぎるじゃん……。
その足でサリューへ行き、席に置かれた料理を食べる純。
いや、いきなり料理の置かれた席に座って、そこにある料理勝手に食べる……??? おかしいだろう、さすがに……。
そのまま柊磨の手を取り公園まで行き、柊磨から距離を取って「ここで大声で好きって言って!!」と要求。柊磨はうれしそうに「好きだ~!」と大声で告白。さらに純は「今度は柊磨が苦しむ番」「(私と別れて苦しかった?)ざまー見ろ」と言う。
何なの、この人たち???
相変わらず純は自分のしたことに対してまったく反省していないし、子どもたちも遊んでいる公共の場で大声で……という状況や柊磨についてもよくわからない。そもそも純は自分だけがつらい思いをしたていで話しているが、振り回されていたのは柊磨のほうでは……?
でも、この2人がやっと建前や意地じゃなく、自分の本当の気持ちに素直になれたことはよかったかもしれない。
一人飲む大津の隣には岬希(香椎由宇)が。大津を励まし、自分がアセクシャルだと告げ、(おそらく純のことが)好きだったと告げる。
いやいやいや、アセクシャルや同性愛はラスト数分で申し訳程度に触れていい話題ではないし、アセクシャルの説明も間違っていて事実と違う認識を与える恐れがあるし、あまりに軽率すぎる。最後の最後で、悪い意味で衝撃を受けてしまった。
リニューアルオープンから2年後のサリューでは、これまでの関係者が集合し、最後に純と柊磨が「ようこそ、恋するレストランサリューへ」と言う。
恋するレストランとは??? という特大な疑問を残して物語は幕を下ろしたのであった。マジかよ……。
柊磨のお父さんとお母さん、これまでのやり取りを見ていると隣に座って笑う感じじゃなかったけど、この2年で変わったのだろうか。
まあでも、一応はハッピーエンドなのかな、とは思ったけれど、公式Twitterの「この6人の恋は、これからもいつ壊れるか分からない危ういものですが……」というコメントにいつ壊れるかわからないんかーい! とツッコみたくなってしまった。他の2組はよくわからないけれど、アリサと克巳は幸せになってほしい。
(文:シネマズ編集部)
※この記事は「恋なんて、本気でやってどうするの?」の各話を1つにまとめたものです。
–{「恋なんて、本気でやってどうするの?」作品情報}–
「恋なんて、本気でやってどうするの?」作品情報
放送日時
2022年4月18日スタート 毎週月曜夜10時~
キャスト
広瀬アリス
松村北斗 (SixTONES)
西野七瀬
飯豊まりえ
岡山天音
・
小野花梨
安藤ニコ
長田成哉
牧野莉佳
三浦獠太
・
戸塚純貴
味方良介
アキラ100%
古川雄大
香椎由宇
藤木直人
スタッフ 脚本
浅野妙子
音楽
吉俣 良
主題歌
あいみょん「初恋が泣いている」
(unBORDE/Warner Music Japan)
演出
宮脇 亮
北川 瞳
プロデュース
米田 孝
髙石明彦
制作協力
ジ・アイコン
制作著作
カンテレ