「先生のおとりよせ」第7話、病み上がりの榎村(向井理)を中田(北村有起哉)と即席麺の温かさが救う

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向井理×北村有起哉がタッグを組む、新感覚グルメドラマ「先生のおとりよせ」が2022年4月8日よりスタートする。

中村明日美子、榎田ユウリの共著による同名作で、向井はドSで無愛想官能小説家・榎村遥華を、北村はフェミニンでドMな漫画家・中田みるくをそれぞれ演じる。

本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「先生のおとりよせ」第7話レビュー

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「俺はあなたの漫画が好きだ」

そんな榎村(向井理)の言葉に救われた中田(北村有起哉)。正反対の性格で喧嘩してばかりだが、互いの仕事に対するリスペクト、そして共通の趣味である“おとりよせ”が2人の絆を深めようとしていた。

その矢先、第7話「病み上がりの即席麺」では榎村が過労でダウン。さらに、ある人物の登場で心も身体も弱り切った榎村を、今度は中田がその温かい心とおとりよせで救う。

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リフレッシュ出版での打ち合わせ中、熱で倒れた榎村の前に現れた人物。それは、かつて榎村が一緒に仕事をしていた大手田出版の編集者・金平(吉田宗洋)だった。“きんぴら”と呼ばれる彼は、7年前に榎村が憧れていた人気女流作家との共同著書で編集を担当。勝手に榎村のパートを大幅にカットした因縁の相手だ。

そのせいで榎村は半年も仕事が手につかず、金平がよく差し入れしてくれていたエビ煎餅もつい避けてしまうほど心に深い傷を負った。そんな暗い過去を打ち明けられた中田は、「もう大丈夫!一緒に素晴らしい作品を作り上げましょう。チチクラさんには私がついてます!」と榎村を励ます。

自分のことのように涙を流す愛情に溢れた中田が榎村のそばにいてくれて本当に良かった…!喜怒哀楽の“哀”を表に出すことが苦手で、心の奥深くに閉まった榎村の過去を中田が時を経て癒したのだ。

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また病み上がりの榎村の心と身体を温めたのは、今回のおとりよせである雲仙きのこ本舗の養養麺と黒ゴマ麺。インスタント麺だが、カロリーも低くて合成着色料も保存料も一切入っていない身体に優しい逸品だ。

しかも、器に麺を入れて、お湯を注ぐだけという手軽さ。あとはセットになっているレトルトのキノコと、お好みの具材を入れるだけ。その優しくも深い味わいに「疲れ果てた五臓六腑が小躍りして歓迎している!」と榎村も癒されていく。

7年前の忌まわしい出来事を初めて誰かに打ち明けたことで軽くなった心に、栄養がぐんぐんと吸収されて力がみなぎってきたようだ。

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さらに今や売れっ子となった榎村に調子良く仕事の依頼をしにやって来た金平を、中田と事情を知るリフレッシュ出版の編集長・今日子(橋本マナミ)が連携プレーで懲らしめる。

「あなたはね、作家が生身の人間だってことを忘れてるんですよ。そんな人を人として思えない人間と一緒に仕事なんかできるもんですか!それにね、私たちは2人で納得できる最高のコラボ作品を今書いてるんです。そんな暇ないですから、どうぞお引き取りください!」

そう中田にまくし立てられ、焦って転んでしまった金平を容赦なく踏みつける今日子。榎村の才能を認めている人たちが全力で彼を守ろうとする姿が微笑ましい。人間は機械じゃないのだから、休養も自分を大事にしてくれる存在も必要なのだと改めて思わせてくれる回だった。

(文:苫とり子)

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–{「先生のおとりよせ」第7話ストーリー}–

「先生のおとりよせ」第7話のストーリー

過労のせいか、打ち合わせ中に倒れてしまった榎村(向井理)。編集担当によって家に運ばれた榎村と鉢合わせた中田(北村有起哉)は榎村の看病をすることに。中田は看病中、謎の人物が度々榎村を訪ねてきていることを知る。その人物と榎村の間には過去の執筆本を巡って因縁があり、榎村は再び彼と仕事をすることを拒んでいて…弱った体に優しく温かい“おとりよせ”のインスタント麺と中田の温かい心が、榎村の体と心を解きほぐす。 

–{「先生のおとりよせ」作品情報}–

「先生のおとりよせ」作品情報

出演

向井理
北村有起哉、橋本マナミ、神尾楓珠、財前直見

原作

中村明日美子・榎田ユウリ「先生のおとりよせ」(クロフネコミックス/リブレ刊)

脚本

三浦希紗、谷口純一郎、藤平久子

監督

守屋健太郎、本間利幸、保坂克己

プロデューサー

森田昇(テレビ東京)、間宮由玲子(テレビ東京)、竹内一成(ジャンゴフィルム)

製作著作

テレビ東京