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綾瀬はるか、大泉洋主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」が2022年4月11日より放送スタート。
金に目がない敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。ある日、大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったとの知らせが入る。自室で亡くなっていた栄治を発見したという男性・篠田敬太郎(大泉洋)から「僕を犯人に仕立て上げてほしい」と、驚きの依頼が。なんと、栄治は「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」と遺言を残していたのだ。
本記事では、第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「元彼の遺言状」第4話レビュー
「し・の・だ・を・た・の・ん・だ」という栄治(生田斗真)からのメッセージ。
本当にこれで合っているのだろうか…。
「元彼」も「遺言状」も関係のないドラマとなってしまったが、急展開だ。
大泉洋が演じる雑用係、篠田とは誰?問題である。
第1話で麗子に「久しぶり」となれなれしい態度を取り、栄治と同じ大学のサークルの先輩だと説明していた篠田。
しかし、第4話の回想シーンで篠田は大学に行っていないことがわかった。
なぜ篠田は嘘をついて麗子の近くにいるのだろうか。
ここにきて篠田という人物が妙に怪しくなってきた。
第4話も麗子と篠田のデコボココンビが華麗に事件を解決した。
お金儲けのために大口案件に手を出すものの、今回も麗子は目の前でチャンスを逃してしまう。
そろそろ儲けさせてあげたい気もするけれど、篠田が貧乏神なのか。
なかなか麗子の思うようにはいかない。
あくまでも個人的な意見だが、一話完結のストーリーが少し弱いように思う。
もう少しあっと驚くようなミステリーが盛り込まれていたら、さらに盛り上がるのではないだろうか。
なにせ、綾瀬はるかと大泉洋がタッグを組んでいるのだから。
とはいえ、篠田はだれ? という展開には驚きだ。
ワクワクしてきた。
栄治のメッセージ「し・の・だ・を・た・の・ん・だ」の意味を改めて考えてみよう。
単純に考えると、篠田は過去に罪を犯しており、弁護を麗子に依頼していると考えられる。
もしくは、文字の並びがそもそも違い、別のメッセージになっている可能性も?
お金の亡者ではありつつも正義感のある麗子。
栄治から篠田を頼まれたと思い込んではいるが、実は「篠田に気を付けろ」や「篠田は危険だ」みたいなまったく逆の意味だったら?
そうなるとこのドラマは俄然、面白くなる。
料理の腕は素晴らしいが、定職に就かず人目に付かない栄治の別荘に身を置くあたりで怪しさは満点だ。
第5話以降、篠田の動向をチェックしたい。
(文:駒子)
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–{「元彼の遺言状」4話ストーリー}–
「元彼の遺言状」4話のストーリー
剣持麗子(綾瀬はるか)は、さまざまな企業の顧問弁護士について調べていた。狙いは老舗企業と長期に渡って契約している高齢の弁護士。若くて優秀な自分が営業をかければ、引退間近な彼らに代わって顧問弁護士契約が結べるに違いない、という算段だった。
一方、篠田敬太郎(大泉洋)には、そんな麗子の相手をしていられないほど楽しみなイベントがあった。敬愛する女性ミステリー作家・秦野廉(宮田早苗)が、大ヒット作『胡桃沢啓二シリーズ』の最新作を13年ぶりに発表することになり、その記者発表会見の模様がオンラインで生配信されるのだ。
ほどなく会場に秦野が姿を見せ、会見がスタートした。そこで秦野は、いきなり「私は、人を殺しました」と告白する。会場は一時騒然とするが、それは新作のプロモーションだと理解する篠田。これまでも秦野は、読者に対して謎解きの挑戦状を出しており、今回もそう違いないと思ったのだ。しかし、秦野が明かした殺人現場の住所に警察が駆けつけると、そこには本当に男性の死体があって……。
–{「元彼の遺言状」作品情報}–
【作品情報】
出演
綾瀬はるか
大泉洋
生田斗真
関水 渚
森カンナ
笛木優子
要 潤
野間口 徹
佐戸井けん太
笹野高史
萬田久子
浅野和之
原作
『元彼の遺言状』新川帆立(宝島社)
脚本
杉原憲明
小谷暢亮
プロデューサー
金城綾香
宮﨑 暖
音楽
川井憲次
演出
鈴木雅之
澤田鎌作
西岡和宏
製作著作
フジテレビ 第一制作部