武田梨奈主演のドラマ「ワカコ酒 Season6」が2022年1月10日深夜、放送スタートした。
累計270 万部(紙・電子合計/既刊17巻)を超える新久千映の「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)を原作とする本作は、「酒飲みの舌」を持って生まれたOL・村崎ワカコ(26歳)が様々な酒場をさすらい、女ひとり酒を堪能していくストーリー。 season1からワカコ役をつとめるのは武田梨奈。さらに、野添義弘、鎌苅健太、山田キヌヲ、渡部瑞貴らおなじみメンバーが脇を固める。
本記事では、第12話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ワカコ酒 Season6」第12話レビュー
オフィスにて。同僚とおやつタイムを楽しむワカコの元に、オカダ主任がやってくる。
なんだか険しい面持ち……と思いきや、以前ワカコが提出した販売促進の企画が、なんと採用になったと告げられる。
まったく主任ったら、驚かしてくれるじゃないか。よかったよかった。ワカコ、めでたい!
そういえば、一話の冒頭でそんな話をしていたなぁ。なんだか懐かしい。
「来週から本格的に忙しくなるし……」
自分へのご褒美、そして気合いを入れるため、とっておきの名店・らいむらいとを訪れる。
らいむらいとは、オリジナルの肉料理が人気のステーキ処。
ステーキはもちろんのこと、ハンバーグやサーロインのチーズはさみ揚げ、フォアグラのソテー……どれもおいしそう……!
悩みに悩んだワカコ、今夜は思い切ってA5ランクの和風ローストビーフをご注文。お供にはもちろん、赤ワイン・レゾード・フルーレンスを。
まあるいワイングラスに入った赤ワイン、見た目にも美しい。
そして、お待ちかねなローストビーフ。
絶妙な焼き加減はさすがの一言、縦横に走るサシもたまらない……!
まずは、そのままでいただきます。
……やわらか〜い。文字でも伝わりますよね?やわらか〜い!!!
ステーキでも焼き肉でも牛刺でも味わえない、じっくり熱を入れたローストビーフだけの旨さ。はぁ、こんなにも堪能しちゃっていいのでしょうか。
お次は、わさびで。これまた一話のとんかつを思い出す。
お肉のジューシーさに、わさびの刺激がピリリと加わる……!
牛すじや子牛の骨から丁寧に取った出汁と厳選したお醤油を合わせた和風ソースも美味。
ローストビーフの付け合せの定番、クリーミーなマッシュポテトと一緒に食べるとなお最高!
これらに合わさる赤ワイン、紛れもなくお肉の味を引き立ててくれる影の立役者である。
「仕事を頑張ってまたここに来たい。」
そう思えるお店があるっていいよね。
後日、販促イベントも大盛況のうちに幕を閉じた様子。
頑張った自分をねぎらうために、今日は、いや、今日も、飲むしかないでしょう。
こんな日はやっぱり、行きつけ・逢楽に行くしかないよね。
実は著者も先日、逢楽こと魚貞に行ってまいりました。
テレビで見ているまんまの外観に内観、そして裏切らないお酒と料理たち……もうね、至高の一言ですよ。
ワカコ酒、見るだけでなく巡礼するまでが本当のワカコ酒。
さて、今夜のワカコは熱燗・千代田蔵 特別純米生原酒 山廃 フクノハナをご注文。つまみには牡蠣バター、いっちゃいます。
日本酒と牡蠣って……反則技ですよ、まじで。しかもこんな深夜に……。
……気を取り直して。牡蠣バターにはレモンを絞っていただきます。
一口含むと濃厚クリーミーな牡蠣汁が溢れ出て、醤油とバターの香りもさらにうまみを広げてくれる……!
そこへ熱々の日本酒を迎え入れれば、滝のように流れ込む幸せ。
ここで大将が一言。
「季節は毎年巡ってくるけど、この年の牡蠣は今この瞬間にしか味わえない。」
うん。話も味わいも深い。
二杯目に焼酎のお湯割りを頼もうとすると、キープしている6本目の焼酎が底を尽きてしまった。
ふと、お酒とともに思い出を振り返るワカコ。
どれもかけがえのない時間。二度と巡って来ない大切なひととき。
これからも思い出を作っていくべく、焼酎もいよいよ7本目に突入です。
大好きなお店で過ごす、自分だけの自由な時間。これって本当に尊いこと。コロナ禍を経験したからこそ、よりありがたみが増すのです。
お酒も人も一期一会。どの出会いも大切にしていきたいよね。
ワカコのおかげでお酒への愛情がより増した気がするなぁ。ワカコ、ありがとう。
……それでは!今夜も、せーのっ「ぷしゅー」。
お店紹介
【一軒目】
らいむらいと
https://limelight.tokyo/
<本日のワカコ酒>
・赤ワイン シュヴァリエ「レゾード・フルーレンス」
・和風ローストビーフ 130g
【二軒目】
魚貞(ワカコ酒内では逢楽)
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目-8-13
※公式HPを確認できないため、詳細はレビューサイト等をご参照ください。
<本日のワカコ酒>
・兵庫県 太田酒造 千代田蔵「千代田蔵 特別純米生原酒 山廃 フクノハナ」
・牡蠣バター
・焼酎お湯割り(本格焼酎 佐藤 麦)
(文:桐本絵梨花)
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–{「ワカコ酒 Season6」第12話ストーリー}–
「ワカコ酒 Season6」第12話ストーリー
オカダ主任(しおつかこうへい)から呼ばれたワカコ(武田梨奈)は、以前提出した販売促進の企画が採用されたと告げられる。ご褒美を兼ね、忙しくなる前に美味しいものを食べて気合を入れようと思ったワカコは、とっておきの名店を予約する。A5ランクの和牛のローストビーフと赤ワインを堪能するワカコ。
その甲斐あってか、販促イベントも無事終了した。頑張った自分をねぎらうためにワカコが選んだのは、いつものあの店だった……。
–{「ワカコ酒 Season6」作品情報}–
「ワカコ酒 Season6」作品情報
イントロダクション
今日もしあわせひとり酒-
村崎ワカコは酒と料理が何より大好きな26歳。偶然見つけた店でも、勇気を出して一歩足を踏み入れる呑兵衛女子である。ワカコは職場での出来事に想いを巡らせたり、他のお客さんたちの会話に耳を傾けたりしながら、酒場での独り呑みの楽しみを満喫している。時にはこれと決めた料理と酒に舌鼓をうち、時にはまったりと旬の料理とお酒を嗜み―そんなワカコの酒との付き合いを優しく見守る友人や会社の同僚、行きつけの店「逢楽」の大将ら、周りの人々。酒と料理がぴったりと合わさった刹那、全身が高揚感に包まれた彼女の口からは、思わず「ぷしゅー」と吐息が漏れる。ワカコ、至福の瞬間である。
番組概要
番組名
「ワカコ酒 Season6」
放送日時
2022年1月10日(月)スタート 毎週月曜深夜0時
放送局
BSテレ東 BS⑦ch<全国無料放送>
BSテレ東4K 4K⑦ch<全国無料放送>
原作
新久千映「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)
出演
武田梨奈
監督
久万真路、片桐健滋、若林将平
脚本
阿相クミコ、女里山桃花
プロデューサー
小林教子(テレビ東京)、石井光雄(エムロックス)、田中厚朗(ザフール)
制作
BSテレ東/ザフール
製作・著作
2022「ワカコ酒6」製作委員会
公式Twitter
@wakakozake_TV