「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」第11話レビュー:凛々子のほっぺたを“ムニュ”とした根津。ラストは2人の姿にほっこり!(※ストーリーネタバレあり)

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黒木華が主演、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈などが脇を固める木曜劇場「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」が2022年1月6日より放送スタート。

取材なしの「コタツ記事」を量産するユルいWebメディア「カンフルNEWS」の編集部へ異動となった、元経理部の瀬古凛々子(黒木華)。与えられた使命である「PV数アップ」を実現させるため、手段を選ばない取材方法を遠慮なくやってのける。

その真っ直ぐすぎるやり方に違和感を覚える他の編集部員だが、次第に彼女への好感が芽生えてきて……?

本記事では、第11話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」第11話レビュー 

黒木華が主演を務めたドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(フジテレビ系)が最終話を迎えた。

3月17日に放送された平均視聴率(世帯)は6.3%。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)厳しい数字とはなったが黒木華をはじめ、溝端淳平や安藤政信ら主要キャストの演技力に引き込まれ、最後まで楽しめた。

カンフルNEWSの親会社であるクスノキ出版が、IT企業「インターネオ」に吸収合併されると報道され、編集部は騒然とする。

なぜなら、インターンネオは凛々子(黒木華)らが不正を暴いたばかりだったからだ。

さらに、真琴(石井杏奈)は就活中の女子大生、未央(生田絵梨花)からクスノキ出版の社員から性被害を受けたと相談される。ショックを受けた真琴はその話を編集部に持ち帰ることに。

しかし、すでに仁和(安藤政信)の根回しは始まっており、カンフルNEWSは今週で閉鎖に追い込まれていた。

最後に自分たちの親会社の不正を暴くことになった編集部。それは事実上の首、もしくは解散を意味していたが、凛々子を筆頭に一丸となってクスノキ出版の不正を暴いた。

その行動は凛々子にとっては仁和との決別を意味していたが、それでも記事に。そして、編集部全員の実名を明記し最後の記事は配信された。

最終回にふさわしく、すべての伏線は回収され、スッキリとしたストーリー展開だった。

編集長に就任したときは表情も話し方もまるでロボットのようだった凛々子。しかし、編集部のメンバーとさまざまなNEWSに関わったことで、人間味のある女性へと成長した。

最後は根津からほっぺたを“ムニュ”とされて困惑している凛々子の表情がとても可愛かった。

全話を通し途中、凛々子と根津(溝端淳平)、笹目(寛一郎)の三角関係は必要なかったように思う。と同時に、もっと編集部員それぞれの人生を深堀してほしかった。

個人的には不思議な雰囲気を醸し出していた、薬膳カフェの黄実子(りょう)のストーリーがあってもよかったのでは?と思う。

さて、凛々子を演じた黒木華とは次にどんな作品で出会えるだろうか。次回作まで「ざわざわする」ことになりそうだが、「見つけた!」となる日まで楽しみに待とう―。

(文:駒子)

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–{「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」11話ストーリー}–

「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」11話のストーリー

『クスノキ出版』がIT企業『インターネオ』に吸収合併され、合同新会社となることが発表された。その合併を成立させるために『カンフルNEWS』が利用された可能性があることを知った凛々子(黒木華)は、執行役員の仁和(安藤政信)に真相を確かめに……。だが仁和は不在だった。

一方、真琴(石井杏奈)は、就職活動中にクスノキ出版営業部の社員から、ある被害を受けたという女子大生の向井未央(生田絵梨花)に会う。その被害の全貌を聞き、会社に戻った真琴は、ネタ会議で未央のことをまとめた資料を凛々子や根津(溝端淳平)たち部員に渡す。ところがそこに、いきなり総務部の社員が引っ越し業者を引き連れて現れ、編集部内の荷物を外に運び出し始める。『カンフルNEWS』が今週いっぱいで閉鎖になるという連絡を受けて、片づけに来たとのこと。凛々子は、すぐさま仁和の元へと向かうが……。

–{「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」作品情報}–

【作品情報】

出演:
黒木華
溝端淳平
野村周平
野間口徹
石井杏奈
寛 一 郎

一ノ瀬颯
高橋侃
宇垣美里
大鶴義丹

りょう
安藤政信
生瀬勝久

脚本:
関えり香
橋本夏
青塚美穂

音楽:
得田真裕

主題歌:
キタニタツヤ
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

編成企画:
渡辺恒也
髙木由佳

プロデュース:
芳川茜

演出:
石川淳一
木村真人
木下高男
淵上正人

制作:
フジテレビ

制作・著作:
共同テレビ