浜辺美波が主演するドラマ「ドクターホワイト」が2022年1月17日放映スタートした。
樹林伸の小説を原作とする本作は、浜辺演じる豊富な医療知識を持つ正体不明の女性・雪村白夜が、現役医師の誤診を正していく医療ミステリー。共演は柄本佑、瀧本美織、岡崎紗絵、片桐仁、高橋努、高橋光臣、勝地涼、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)ら。
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。
もくじ
第1話ストーリー&レビュー
第1話のストーリー
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医療ジャーナリストの狩岡将貴(柄本佑)は、ある朝、日課のランニング中に、公園で倒れている女性(浜辺美波)を見つける。透き通るような肌と整った顔立ちを持つその女性は、素肌にたった一枚、白衣だけを身に着けていた。
幼なじみの内科医・高森麻里亜(瀧本美織)に助けを求め病院へ運び込むと、目を覚ました女性は自らを「白夜」と名乗り、検査結果を見ずに将貴の不調の理由を言い当てたり、急患に対する外科の診断を「誤診です」と指摘する。その口ぶりはまるで医療関係者のようだったが、驚異的な医学知識とは裏腹に、白夜はそれ以外の記憶をすべて失っていた。そんな謎めいた白夜の存在は、麻里亜の父で院長の高森巌(石坂浩二)の失脚をもくろむ外科部長・真壁仁(小手伸也)の目にもとまる。
将貴は、友人で刑事の奥村淳平(宮田俊哉)に白夜の素性を調べてくれるよう頼み、行く当てのない白夜をひとまず自宅へと連れて帰る。事故で両親を亡くし、将貴と2人暮らしをしている妹の晴汝(岡崎紗絵)は、記憶を失い、一般常識すら持ち合わせていない白夜を歓迎し、何かと世話を焼く。
翌日、買い物に出かけた先で、白夜は見るものすべてに興味を示すが、突然、体調が急変する人を目の当たりにする。搬送された高森総合病院で、白夜は医師たち相手に驚きの行動に出る!
第1話のレビュー
ジョギング中の猪岡将貴の前にフラリと現れたのは、白衣を着た女性。しかし、彼女は裸足で……という、印象的なシーンから始まった第1話。
目の前で裸足+白衣の女性が倒れたら、警察か病院に電話しそうなものだが、将貴はジャーナリストで、幼馴染の高森麻里亜は高森総合病院の内科医。そのまま高森総合病院に運び込まれることになる。
女性は全ての記憶を失い、社会性も感情もない。白夜と名乗るが苗字は分からない。何も分からない、知らない。ただ天才的な診断能力だけは持っており、医師たちに向かって「それ、誤診です」と突き付ける。
行く場所がない白夜は将貴の家で世話になることに。一緒に暮らしている将貴の妹・晴汝の明るくポジティブな性格のおかげもあって、白夜は戸惑いながらも楽しげな様子を見せる。が、外出先で晴汝が倒れてしまう。彼女は頭に脳動脈瘤を抱えていたのだ。
搬送先の高森総合病院では、主治医の仙道を始め、緊急の手術を提言。しかしそこでストップをかけたのが白夜だった。
記憶喪失なのに、診断能力だけはある。当然、周りも最初は好奇心はかきたてられるが、実際の現場に飛び込んでこられたら、医師にとっては厄介な存在でしかない。
そもそも自分の診断を誤診などと言われたら、信用に関わる。
更に感情もないので、相手の顔色を気にせず言いたいことをズバリと言ってしまう。真っ白で、ピュアな人間は怖いモノなしだ。晴汝の病状を分析したときも、白夜は将貴を怒らせる。
両親を交通事故で亡くして2人で暮らしてきた猪岡兄妹。兄である将貴は妹を守ると決めて生きてきたのに、バッサリと「助からない」と言われたらそりゃあ怒るだろう。
でも、感情的になり切れないのが将貴という人間なのかもしれない。現状で助からないのも、自分が何もできないのもわかっている。が、普通なら、現実を見ないフリして白夜に怒りをぶつけるだろう。それを将貴は寸でのところでグッと堪える。それだけで、冷静さと、器の大きさを持っている人間なんだということがわかる。
途中、将貴がパニック状態になった晴汝を抱きしめるシーンがある。鎮静剤でも抑えきれなかったのに、その抱擁で晴汝がスーッと落ち着いていく。それを見た白夜が言った「(晴汝にとって)あなたは即効性のある鎮静剤です」という。この一言に、将貴のキャラクターが凝縮されているのがわかる(は~~~それにしても包容力のある役を演じる柄本佑さん最高!!)。
将貴を筆頭に、それぞれのキャラクター性がとても分かりやすく表現されているのが良い。将貴の同級生で捜査二課の刑事・奥村の優秀だけれどいい人で不器用そうなところとか、精神科医の西島や、研修医・佐久間の立ち位置とか……。余計なストレスがなく、1話から話に入り込めた。
……が、謎もいくつか明示されている。
白夜の正体はもちろんのこと、失踪中の真里亜の兄・高森勇気の目的は?
院長の座を狙う外科部長・真壁の行動も気になるところ。
第2話では、白夜を見た高森総合病院の院長・高森巌によって、診断に特化した協議チームCDTの立ち上げられる。さまざまな誤診が斬っていく中で、白夜の謎はどのように明かされるのだろうか。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第2話ストーリー&レビュー}–
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
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公園で将貴(柄本佑)に救出され、晴汝(岡崎紗絵)の脳動脈瘤破裂の誤診を正して命を救った白夜(浜辺美波)。
彼女の正体は依然として謎に包まれる中、巌(石坂浩二)は病院内の各科から精鋭を集め、診断に特化した総合診断協議チーム、通称CDTを立ち上げる。麻里亜(瀧本美織)はリーダーに、高い診断能力を買われた白夜もチームの一員に選ばれ、将貴は白夜のサポート役に任命される。
ところが、院長肝いりの部署にも関わらず、メンバーとして名乗りを上げたのは精神科医の西島耕助(片桐仁)のみ。人員不足に悩む麻里亜に、西島は、かつて腕の立つ外科医だった、皮膚科医の夏樹拓実(勝地涼)をスカウトしてはどうかと助言するが、夏樹は優秀な反面プライドが高く、診察も効率重視で、少しクセのある人物だった。
その夏樹は、足の腫れが気になり、婚約者とともに来院した村木健哉を診察していた。症状を見た夏樹は、すぐに細菌による感染症と診断するが、村木のあるしぐさが気になって問診した白夜は、「誤診です」と指摘。医師でもない白夜に指摘された夏樹は…。
第2話のレビュー
診断に特化した総合診断協議チーム、通称CDTが立ち上げられた。リーダーは麻里亜だが、チームにいるのは白夜とそのサポート役として将貴だけ。更に精神科医の西島が名乗りを上げるが、人員不足であることは間違いない。
そんな中、西島がメンバー候補として名前をあげたのが皮膚科医の夏樹。元外科医で優秀な人物だが、プライドが高く、診察も効率重視で若干味気がない。あと、クセがある。そのクセがけっこう強い。
夏樹と相性が良くない麻里亜は、渋々スカウトに行くが、そこで白夜が夏樹の患者に疑問を持つ。そして夏樹に向かって「それ、誤診です!」と言い放ってしまい……。
夏樹の患者、村木は足の腫れが気になり、婚約者を伴って来院。夏樹の判断は細菌による感染症だと言うが、白夜は「旅行に行きませんでしたか」などと村木に向かって問いかける。村木は否定、白夜の態度に怒るが、何か隠しているようで……おまけに村木が浮気をしている可能性が!?
医学以外の知識と感情を忘れているので、基本白夜は野生児だ。将貴も麻里亜もまだどんなふうに対応したらいいのか分かっておらず、白夜の自由奔放な言動を止めることしかできない。もう少し、うまくサポートできるようになったら変わっていくのだろうけれど。今のところ、患者さんが危険な状態になるまで医師たちが白夜の話を聞いてくれない状態だ(この辺りはまだ2話だから仕方がないのかも)。
医師たちも、誤診は認めたくないが、患者の命を救いたくないわけではない。最終的に白夜の意見に従うことになる。その葛藤を想像すると、少し不憫な気持ちにはなる。
症状を伝えるときに、患者の主観や事情が邪魔をする。最近では作中でも登場したように「ネットで調べたら○○の病気の可能性があると出てきた」という患者さんだってきっと少なくないだろう。それを冷静に判断するのが医師の役目。診断のために手を尽くさなければならない。今回、夏樹は自身の経験を過信し、村木の診断に手を尽くさなかったために、誤診を招いた。
前回もそうだが、「気持ち」や「自信」は大事だ。しかし、それらを一旦ゼロにして冷静に診断を下さなければならないというのは、医師だけではなく、どんな職業も必要なことなのかもしれない。
さて、今回から登場した夏樹を演じるのは勝地涼さん。
なかなかに嫌味な役どころだが、勝地さんならではのコミカルさもあって楽しい。麻里亜とのやりとりもテンポがよく、こちらはこちらでいいチームメイトになりそうだ。
というわけで、CDTに夏樹のほか、脳神経外科医の仙道と研修医の佐久間が加わった。次回から、本格的にCDT活動開始となるのだろうか。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第3話ストーリー&レビュー}–
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
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ようやくメンバーがそろい、CDTが動き始めた矢先、小児科に検査入院していた岡本優馬(森島律斗)が白夜(浜辺美波)と麻里亜(瀧本美織)の前で倒れた。優馬は、前日に公園の遊具から落ちて頭を打ったが、検査の結果、脳に異常はなく、退院する予定だったという。
早速、CDTのメンバーが集まり、優馬が倒れた原因を探ろうとするが、優馬は気難しい性格で、問診もままならない。しかし唯一、白夜にだけは心を開いて…。
そんななか、病院に白夜の保護者を名乗る女性がやってくる。行方不明だった白夜との久しぶりの再会に喜ぶ女性をみて、麻里亜も将貴(柄本佑)も、白夜の身元が分かりホッとするが、当の白夜は、自身の記憶をたどった末に、予想外の反応をみせ周囲を驚かせる。
第3話のレビュー
CDTのメンバーが揃い、いよいよ本格稼働……だが、依頼がない。仕事がない。まだ始まったばかりのチームなので統率がとれていない……と順調にはいかない。
そんなとき、小児科に検査入院をしていた岡本優馬が白夜や麻里亜の目の前で倒れる。検査入院の理由は、公園の遊具から落ちて頭を打ったから、なのだが、脳に異常はない。
そこでCDTが原因究明に乗り出すが、優馬は気難しく検査を拒否。なかなか原因究明には至らず……。
しかし、白夜にだけは心を開くようになる優馬。白夜がピュアだからか、一生懸命にその心に近づこうとしているからなのか。感情を忘れている、といっても感情がないというわけではない。自分の中にある感情の名前を知らないだけなのだろう。優馬を助けたい、という気持ちはちゃんとあるのだ。
そんな中、白夜の保護者だと名乗る女性が刑事を伴って高森総合病院にやってくる。この女性の怪しさがすごい。心配しているように見えて全然心がこもっていない。最初は将貴も安堵したような様子を見せるが、すぐに疑惑の視線を向ける。さすがジャーナリスト……観察眼というやつだろうか。
結果、この女性と刑事は白夜をさらうのが目的だったとわかる。おまけにこの刑事は本物で、病院を訪れたその日付で退職していた。ひとりの刑事を簡単にやめさせることができる。どんな大きな力が動いているのか。
更に、女性が訪れてきたことがきっかけで、CDTに白夜が将貴の親戚ではないことがバレてしまう。それでなくても、まとまっていないCDTはますます疑心暗鬼な状態に。白夜のやることは突拍子もないし、肝心のCDTの仕事も少ない。そこに嘘をつかれていた、という事実が発覚すればなれば仕方がないのかもしれない。
それでも、CDTに所属しているメンバーは根が良い人たちばかりだ。文句を言いつつも、協力し、意見を述べる。白夜にカッコイイと言われれば、まんざらでもない顔をする(主に夏樹)。チームというのは、バラバラでも目指すところが一緒だとまとまってくるものなのかもしれない。上辺だけで付き合おうとしているわけではなく、真向からぶつかり合っている人のなら、なおさら。今回の件で、ようやくCDTはスタートが切れた、と言えるのかもしれない。
平行して気になるのは、やはり白夜をさらおうとしている人物……組織のことだ。行方不明の麻里亜の兄、勇気から将貴のもとへ電話がかかって来るが、伝えられたのは「真実を知ろうとするな」。ジャーナリストの将貴に対して無理な相談のようにも思う。とはいえ、おまけに真実を知れば殺されるという忠告めいたメッセージまで。
白夜は何者なのか、白夜を狙う理由は? その全ては将貴が握っているのか。
まだ、何もわからない。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第4話ストーリー&レビュー}–
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
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ジャーナリストである将貴(柄本佑)が書いた記事も手伝って、徐々に院内での評価が高まるCDT。しかし、真壁(小手伸也)率いる外科チームの信頼はいまだ得られず、麻里亜(瀧本美織)はその突破口を探っていた。また、院長の座を狙う真壁は、レストランで実業家の海江田国男(石橋凌)と出会う。
そんななか、仙道(高橋努)に目をかけられ外科へ配属になった研修医の佐久間(高橋文哉)は、高校時代の恩師・鳥羽泰三(橋爪淳)と再会。合唱部の顧問として大会を控えている鳥羽は、肝臓血管腫と診断され、真壁の執刀で腫瘍の摘出手術を受けることになっていた。
ところが、鳥羽の腫瘍を良性だと診断した真壁に対し、白夜(浜辺美波)は検査不十分を理由に誤診だと指摘。麻里亜も今一度検査をして診断を考え直すべきだと助言するが、CDTを厄介者扱いする真壁は聞く耳を持たない。その様子に佐久間は一抹の不安を覚えるが、鳥羽の手術は予定どおり行われ…。
一方、失踪中の勇気(毎熊克哉)から、白夜を詮索すれば自身の命にも危険が及ぶと忠告された将貴だったが、それでも、淳平(宮田俊哉)の力を借りて白夜を連れ去ろうとした人物の正体を探っていた。
第4話のレビュー
ようやく、院内でも評価が高まりつつあるCDT。
しかし、天敵とも言える真壁率いる外科チームとの関係は改善されていない。ただ、外科医の仙道の口添えもあり研修医の佐久間が外科に配属に。
そんな中、佐久間の恩師、鳥羽が入院してくる。肝臓血管腫と判断されて真壁が執刀するが、思っていた以上に病状が悪化していたことが術後に発覚する。佐久間はどうにか鳥羽を助ける方法がないかと奔走するが……。
また、将貴の回りには少しずつ、白夜にまつわる危険が近づきつつあった。
今回は、佐久間の成長回。どこかフワフワしていて、お調子者な佐久間だったが、恩師の病気、生と死に真っ向からぶつかっていったように見えた。
無茶をする佐久間に対して、CDTのメンバーが過剰に手を貸そうとしないところもいい(それぞれが忙しいというのもあるのだろうが)。
麻里亜は止めたほうが良いのではないかと心配するが、夏樹は「気が済むまでやらせたほうがいい」と言う。でないと後悔をするから。西島は医者自身のメンタルケアも大事だと助言する。
そして、実はCDTで頼りになるのが仙道である。ほかのメンバーが躊躇するときも、「患者が助かるなら」と即断を下す。こういう医師ばかりなら良いのだけれど、真壁のように、患者の命は二の次なのでは?と思わせるような医師もいる。というか、大病院の医療モノにはよく真壁的キャラクターが登場するけど、もしかしてあるあるなんだろうか。だとしたら行きたくなくなるぞ、大病院……。
そして、今回は少しばかり登場が少なかった将貴。捜査二課の刑事である奥村と共に白夜を連れ去ろうとした人物たちについて探り始める。
が、将貴たちの行動を先読みしたように相手は動く。更には将貴の妹・晴汝にまで近づく。まるで、警告するかのように。
立場的に、将貴は白夜のことを絶対に放っておけない。幼馴染(で、片想いの相手)の麻里亜の兄、勇気が白夜に関わっている。そして、将貴が白夜の件に関わると、晴汝にも危険が及ぶ可能性があるとなると、奥村も放っておけなくなる。探られたくないが、白夜を将貴に預けたのは正解だ。必ず、守ってくれるとわかっているから。将貴の性格的なものはあるにせよ、白夜を預けた側の勇気がちょっとずるい気もするが……。
当然ながら、勇気に詳しい事情を聞きたいと考える将貴だったが、勇気は横領の容疑で指名手配されてしまう。警察側にも“敵”がいるのだとしたら、この事案はヤバさしかない……!
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第5話ストーリー&レビュー}–
第5話ストーリー&レビュー
第5話のストーリー
グラビアモデルの日比谷カンナ(水崎綾女)が、撮影中に突如錯乱状態に陥り、失神。高森総合病院に運ばれてくる。協力要請を受けたCDTは早速、不可解な症状を解明しようと診断協議を始めるが、その矢先、真壁(小手伸也)からチームの解散を宣告されてしまう。
真壁は病院の経営を立て直す名目で、JMAと呼ばれる医療分野に特化した経営コンサルを招へい。彼らが開発した最新のAI診断システムを活用して“総合診断科”を新設し、CDTを排除しようと考えたのだ。
AIの診断能力に目を輝かせる白夜(浜辺美波)に対し、仙道(高橋努)と麻里亜(瀧本美織)はシステマチックな診断に断固反対。すると真壁は、CDTとJMAの診断対決を提案し、両チームがそれぞれカンナを診断することになる。
しばらくすると、カンナの仕事上のある秘密が明らかになり、そのことから、CDTとJMAはどちらもある病名を診断をするが、納得がいかない白夜が驚きの結論を導き出す!
第5話のレビュー
医療にもいろいろある。常人が知らない病気もたくさんある。
CDTの前に立ちはだかるのは、真壁(小手伸也)が新設した総合診断科。JMAと呼ばれる医療分野に特化した経営コンサルを招へいし、彼らが開発した最新AI診断システムを取り入れようと言うのだ。
高森総合病院に運びこまれたグラビアモデル・日比谷カンナ(水崎綾女)の診断を巡って対決することになる。
確かに、AIなら必要な情報を入力したことで正確な診断結果を弾き出してくれそうだ。白夜(浜辺美波)はそんなAI診断能力に興味津々。目を輝かせる。少しずつ患者の命を守りたい、助けたい、という気持ちを持つようになっているが、白夜は「診断」についての興味がかなり強いのだろう。
そして診断対決は、カンナの不可解な病状から結論が出るのに時間がかかる。やがて白夜が下した確定診断は「狂犬病」だった。撮影ロケで訪れた海外で、コウモリを介して感染したのではないかという。人間が狂犬病?と思うが、日本では確かに長らく感染した症例がない。そして、狂犬病に罹ると高い確率で死亡するとされている。
しかし、ひとつだけ方法が……それは、麻酔で1週間ほど昏睡状態にし、患者自身の免疫でウィルスを駆逐するというもの。わずかだが成功例があり、白夜はやるべきだと主張する。「誰も死なせたくない」という白夜。確実に、白夜の中で感情が育っている。
最初はこのまま死にたいと言っていたカンナも、最後には了承し、日本初の治療が開始される。
診断を下しながらも、白夜は毎回新たな感情を学んでいる。今回は「愛」と「怖い」。眠るカンナに寄り添う滝を見て、愛がなんなのかを知る。これまでもそうだけれど、白夜は自分の中にある感情にどんな名前がついているか知らないだけ。ちゃんと、喜びも悲しみも、愛も白夜の中にある。
そして、今回、初めて白夜は将貴(柄本佑)に自分のことを話す。何者かも分からない。ただ、どこかの施設で育てられたこと、何もない空間でひとりぼっちだったこと。そして、二度とその場所に戻りたくない、将貴たちと、CDTのメンバーと一緒にいたいと打ち明ける。これまで、白夜は記憶を失っていると思っていたが、そうではなくて、本当に医療に知識以外は知らないのかもしれない。
怯えるような表情を見せる白夜に、将貴は「ずっとそばにいる。君を守る」と約束する。一見、愛の告白にも見える言葉だけれど、完全に将貴は親というか保護者目線。妹もいるし、保護者的意識は強いのだろう。
一方、高森巌(石坂浩二)のもとには勇気(毎熊克哉)から連絡が入る。横領の容疑で指名手配されている勇気だが、彼は一体どんな秘密を握っているのだろうか。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第6話ストーリー&レビュー}–
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
ライバルであるAI診断チーム・JMAとの診断対決に勝利したものの、依然として解散の危機に立たされているCDT。万が一解散となれば院内にメンバーの居場所はなく、チーム内には不穏な空気が漂う。そんななか、夏樹(勝地涼)はJMAで心臓外科医として働く元同僚から、外科医としてまた一緒に働かないかと誘われる。
時を同じくして、白夜(浜辺美波)もJMA代表の藤島(安井順平)の自宅に招かれ、JMAへの移籍を持ちかけられる。同席した将貴(柄本佑)はその真意を聞き出そうとするが、次の瞬間、廊下に晴汝(岡崎紗絵)の悲鳴が響き渡り、駆けつけると、藤島の息子・誠(青木凰)が階段から転落し、意識を失っていた。
誠はすぐさま病院に運び込まれるが、目を覚ますと、強打した頭部ではなく、腹部の激しい痛みを訴える。到着したJMAの医師が診断を急ぐなか、CDTも診断協議を始めるが、なぜか仙道(高橋努)は姿を見せず、夏樹と西島(片桐仁)も移籍をめぐって言い争いに。
一方で、誠の症状は命に危険が及ぶまでに悪化。もはや一刻の猶予も許されないなか、CDTはチーム発足以来、最も難しい病名診断を迫られる!
第6話のレビュー
AI診断チーム・JMAとの診断対決に勝利したCDT。しかし、いまだ解散の危機があった。外科部長・真壁(小手伸也)はどうにかしてCDTと潰そうと画策する。今度は内部から崩壊させようとあれこれちょっかいをかけ始める。
脳神経外科医の仙道(高橋努)には次期・外科部長の座を、皮膚科医の夏樹(勝地涼)にはJMAから誘いをかけさせる。更に、CDTの解散=職がなくなると思った精神科医の西島(片桐仁)はほかの病院への移籍を考え始める。まだ始まったばかりのCDT、絆と言えるほど強いものはないのかもしれない。
そんな矢先、白夜(浜辺美波)もJMA代表の藤島(安井順平)から自宅に招かれ、JMAに移籍しないかと持ち掛ける。白夜、CDTのみんなことは大好きだけど、医療に関することになると夢中になってしまうのでどうなる……!?と思っていた矢先、藤島の息子の誠が階段から転落、意識を失ってしまう。
誠は強打した頭ではなく、腹部が痛いと言い出す。診断が確定しない中、CDTはまとまりを見せられず、顔を合わせれば険悪な雰囲気になる……という最悪の状態に。
JMAとしては、CDTに診断を先を越されてはかなわない。しかし、白夜も頭を悩ませる誠の病状に、なかなか診断は確定されず……。
誰がどこに移籍するかとか、誰がCDTを抜けるだとか、そういう事実は実はどうでもよくって、問題なのは「移籍(脱退)するのではないか?」という疑いのまなざし。相手のことを疑ってしまうし、疑い始めると何も信じられなくなる。敵の狙いはまさにそこで、CDTが解散さえすれば、相手がどうなろうと知ったこっちゃない、という話である。しかし、CDTのメンバーは相手の目論見はなんとなくわかりつつも、その作戦にまんまとハマッてしまう。病院に居場所がなくなるかもしれない、という危機感がそうさせるのだろう。
だからこそ、白夜の「何を企んでいようがどうでもいい」「患者の命を救いたいだけ」という一言は爽快。確かに「目の前で患者が苦しんでいるのに利権争いでゴチャゴチャ言っているんじゃないよ!」という話である。
ハッとしたCDTは再び力を合わせて誠の診断確定のために動き出す。
CDTが正しい診断を導き出せるのは、白夜に先入観がないからだろう。「そんなことはあり得ない」を考えず、「こういう可能性がある」という視点から証拠を確認していく。
先入観という点については白夜が初回から言っていることだ。でも、それが人間らしいんだよな……という気もする。
無事に誠を救えた白夜たちだったが、今回はラストに衝撃的な一言が。
「次の誕生日までは生きられない」
その言葉の真意とは?
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第7話ストーリー&レビュー}–
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
「次の誕生日までは生きられない」——。衝撃的な告白に言葉を失う将貴(柄本佑)に、白夜(浜辺美波)は幼い頃からの記憶をぽつりぽつりと語り始める。
そんな白夜のうわさは、JMAを立ち上げた経済界トップの実業家・海江田(石橋凌)の耳にも入っていた。海江田は、病院への出資を頼みにきた真壁(小手伸也)に、ある取引を持ちかける。
一方、仕事一筋で、長らく恋愛から遠のいている麻里亜(瀧本美織)は、偶然、元恋人の伊勢崎隼人(時任勇気)と再会する。交際当時は職なし、モラハラ、浮気性と最低最悪な彼氏だったが、今は起業して投資会社のCEOだという隼人。麻里亜は、自分たちの再会を運命だと喜ぶ元恋人を前に、久しぶりに胸の高鳴りを覚えるが、麻里亜に思いを寄せる将貴は気が気でなく、白夜もまた、そんな将貴の様子に、なぜか胸がざわつく。
また、体の不調を訴えて受診したものの、原因不明で各科をたらい回しにされているという隼人に対し、CDTはメンタル面の問題だと診断。隼人は西島(片桐仁)のカウンセリングを受けるため通院を始め、やがて麻里亜に「もう一度やり直したい」と告白する。しかし、話の途中で突然いら立ちをあらわにしたり、そうかと思えば、翌日にはそのことを忘れていたりと、おかしな症状が続き、ついには不整脈を起こして倒れてしまい…。
第7話のレビュー
今回は恋愛回!?
麻里亜(瀧本美織)と白夜(浜辺美波)に恋の予感が……。
元カレの伊勢崎隼人(時任勇気)と偶然、再会した麻里亜。付き合っていた当時は、無職・モラハラ・浮気性という最低な彼氏だったが、今は起業して投資会社のCEOになっていた。おまけに気遣いなど優しい一面も見せられて麻里亜の心は揺らぐ。そして麻里亜が隼人とヨリを戻すのではないかと気が気ではない将貴(柄本佑)。一番そばにいるのに、やはり恋愛対象として見られていないのか……。
おまけに、そんな将貴を見て白夜も動揺。そう、白夜は将貴に想いを寄せているのだ。
麻里亜はともかく、白夜にとっては初恋。
幼い頃から、何もない部屋でただ医療の知識だけを与えられていた。彼女は記憶を失っているのではなく、本当に何も「知らない」のだ。感情を覚えていくたびに、白夜には表情が増えていく。そこに来て芽生えた「恋愛感情」。私たちは白夜がひとりの人間になっていく過程を見ているのだということが改めてわかる。
とは言え、白夜本人は恋愛が分かっていないので、自分が病気だと思っている。ぼんやりとしており、体の異変を訴えて病院を訪れた隼人の病状にも対しても興味を示さず、上の空。
そんな白夜の恋を晴汝(岡崎紗絵)も応援。
CDTの面々では西島(片桐仁)が早々に察する。さすが精神科医! それを夏樹(勝地涼)、仙道(高橋努)、佐久間(高橋文哉)にも共有。白夜の片思いの相手は将貴だと感づいている西島に対し、夏樹たちは佐久間ではないか? と勘違い。恋を応援するが、全く違う方向にがんばることに……。でも、夏樹たちが楽しそうで何よりである。
ある意味、今回は箸休めの回。隼人の診断が確定し、恋模様にひと段落がついたところで、麻里亜の父・巌(石坂浩二)が末期のスキルス胃がんだと明らかにされる。
そして将貴は勇気(毎熊克哉)と接触。白夜を「何もない場所」から連れ出したのは勇気だった。全てを教えるように迫る将貴。しかし勇気は将貴に危険が及ぶからと二の足を踏む。唯一、白夜の正体を知る手がかりとして渡された紙きれに書かれていたのは「Rh null」という文字。希少血液という意味だが、それには一体どのような秘密があるのか。
白夜がいた施設とはなんだったのか、勇気はそこで何をしていたのかも気になる。全ての鍵はやはり勇気が握っているのか。
おまけに、実業家の海江田(石橋凌)も白夜を狙っているようで……。白夜の正体、CDTの行方、事態は混迷を極めていく。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第8話ストーリー&レビュー}–
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
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巌(石坂浩二)が末期のスキルス胃がんで余命わずかだと知った白夜(浜辺美波)は、寝る間も惜しんで治療法を模索する。積極的治療は行わず、最後まで院長としての責務をまっとうすることが巌の意志だったが、白夜は「命を救うために最後まで全力を尽くすのが医療の仕事だ」と教えてくれた巌を何としても救いたかったのだ。
ある治療法を発見した白夜と麻里亜(瀧本美織)は院内で唯一成功させられる可能性がある真壁(小手伸也)に執刀を依頼する。
そんななか、CDTは産婦人科医の東堂絵馬(華優希)から、ある患者の子宮内にいたはずの胎児が消えたと相談を受ける。考えられるのは自然流産や子宮外妊娠だったが、不可解なのは、いまだ妊娠のサインが残っていること。その状況に、メンバーは妊娠ではなくがんの可能性を疑うが、検査の結果、思わぬ事態が発覚する!
一方、勇気(毎熊克哉)から、白夜の正体を知る手がかりとなる“Rh null(希少血液)”と書かれた紙を受け取った将貴(柄本佑)の脳裏には、ある考えが浮かんでいた。“Rh null”の保有者は国内に数人しかいないといわれ、その情報は国によって厳重に守られている。そこで将貴は、ある人物を訪ねて…。
第8話のレビュー
さまざまなできごとが交錯した第8話。
ひとつは高森巌院長(石坂浩二)。末期のスキルス胃がんだと分かり、助けるために奮闘する白夜(浜辺美波)。徹夜をしながらもどうにかして助ける方法がないかと模索する。
真壁(小手伸也)になら手術を依頼できるのではないかと、白夜は打診するが、当然拒否される。それでもあきらめない。
そして、その白夜本人のこと。将貴(柄本佑)を中心になって調べたところ、白夜は2000万人にひとりだというRH nullの血液の持ち主だとわかる。外界との関わりが断たれていたこと、次の誕生日まで生きられないという白夜の言葉。それらから将貴たちは、白夜が血液ビジネスに利用されているのでは、もしくは実験に利用されようとしているのでは、と推測する。それなら、勇気(毎熊克哉)がどうにかして白夜を助け出そうとしたことにも合点がゆく。が、勇気が白夜を管理していた団体とどのような関わりがあったのか気になるところ。RH nullの取り扱いが厳しくなっており、その制度が変わったのは全国医療連盟が関わっていると分かっている。白夜の身柄にも何か関わりがあるのか……。
そして、もうひとつは今回、CDTが関わることになった案件。卵巣がんと子宮外妊娠が同時進行しているという患者との出会いだ。卵巣の全摘出が求められるが、患者自身は自分の命よりも、やっと授かった命を助けたいと言う。そのためには、癌を取り除き、胎児を子宮に移植する手術が必要だった。それができるのは真壁だけ……。
それぞれは別々の案件だが、共通するのは「命」。
助けられる命と、助けられない命がある。その判断を常に迫られている医師たちの苦悩。
出世や病院の評判のほうが大切なように見える真壁にも、実は患者の命を最優先に考えている時期があった。産科医としての彼はとても熱心で、多くの論文も発表していた。その論文全てを読んだ白夜は、真壁の内に秘めた強い意思を感じ取る。しかし、真壁にも過去に助けられなかった命があった。
命を救いたい。しかし、救うには命を失うリスクもあるわけで……。
自分に残された時間を悟った巌は、真壁に胎児子宮移植手術をするように頼み込む。そして、自分が亡くなったあとの病院のことも。
真壁に託されたものは、重く、リスクを伴うものだった。それでも、彼を突き動かしたのは結局、多くの人を救いたいという思いなのかもしれない。移植手術は成功させるが、手術の終了を待たずして巌は息を引き取る。
巌という大切な人を失った白夜と将貴たち。
白夜にとっては、今までで一番大きな別れだろう。感情を知らなかった彼女が流した涙は、大きな意味を持つ。
この別れが白夜の運命をどう動かしていくことになるのだろうか。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第9話ストーリー&レビュー}–
第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
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白夜(浜辺美波)を狙っているのは実業家の海江田(石橋凌)——。将貴(柄本佑)が白夜にまつわる全ての真相に海江田が関係していると確信した矢先、淳平(宮田俊哉)が突然異動を命じられ、晴汝(岡崎紗絵)も何者かに連れ去られそうになる。白夜は、腫瘍が悪化している晴汝にこれ以上ストレスをかけないためにも、騒動の発端となった自分は施設に戻ると言い出し、2人は初めてケンカに。自らの危険を顧みず、互いを守りたい一心でぶつかり合う白夜と晴汝の姿を見た将貴は、平穏な日常を脅かす海江田への怒りを抑えきれず、1人で海江田の元へ乗り込む。
海江田は将貴を歓迎するそぶりを見せながらも、核心をつく質問には答えをはぐらかし、一方で、牙をむく将貴を静かにけん制する。それでも、海江田の反応からある一筋の光を見つけた将貴は、急いで淳平に連絡。しかし電話口の向こうで、淳平と一緒にいた晴汝が倒れてしまう。
病院に運び込まれた晴汝は脳動脈瘤が破れ、一刻の猶予も許さない状態。巌(石坂浩二)に続き、再び大切な人を失うかもしれない恐怖にさいなまれた白夜は、かつてないほど取り乱して!?
第9話のレビュー
巌(石坂浩二)の死を経て、医師になるという目標を持った白夜(浜辺美波)。CDTの面々もそんな白夜を応援する。
一方で、将貴(柄本佑)は白夜を狙っているのが実業家の海江田(石橋凌)だと確信する。しかし、海江田に近づく術がない。ジャーナリストとしての肩書を持って乗り込もうとも考えるが、相手が強大で編集部からも許可が出ない。
そんな矢先、将貴の親友で刑事の淳平(宮田俊哉)に突然異動が命じられる。さらに、晴汝(岡崎紗絵)も何者かに連れ去られそうになる。淳平が助けに向かい、晴汝は無事だったが、将貴と白夜は激しく憤る。晴汝に危険が及んだのは自分のせいだと思った白夜は、施設に戻ると言い出し、ふたりはケンカに……。お互いを思ってのことだからこそ、切ないケンカだ。
将貴としては、大切な人たち全てを傷つけられている状態。怒りを抑えきれずに海江田の元へと乗り込む。海江田はのらりくらりと追及をかわすが、どうやら海江田の家族に秘密が隠されているらしい。なりふり構っていられない将貴は海江田を追い詰めるために淳平と動き出す。
そこへ物語は畳みかける。腫瘍が悪化した晴汝が倒れ、緊急手術が必要に。本来なら失踪中の勇気(毎熊克哉)が執刀医としてベストだが、勇気に対する監視が強まっている。連絡が取れても病院に入るのも困難な状態だ。
仙道(高橋努)と真壁(小手伸也)が控えつつ、CDTがかく乱行動をすることでどうにか勇気を手術室まで連れてくることができた。
晴汝の命を救えるのか、そして白夜の安全は……。
9話にして高森総合病院全体の統率が取れてきた。反発し合っていた者同士が和解し、手を取り合う様子はやっぱりいい。
緊迫する展開の中、意外にもCDTメンバー同士のやりとりが和みポイントになっている。
特に西島(片桐仁)、夏樹(勝地涼)、仙道がなんだかんだで仲良しなのが良い。医師を目指すという白夜を応援してあげたり、佐久間(高橋文哉)の恋を見守ってあげていたり……ちょっと面白がっているところもあるにせよ、ニコニコしてしまう。CDTトリオ(?)のスピンオフはまだですか……!
そして、今回ついに大きな見せ場があった淳平。ニコニコしているけど優秀な刑事というギャップが良い。まさかのアクションシーンも! でも、あっさり晴汝にフラれているところも淳平っぽい。晴汝は、手術が成功したら淳平とのことを考えなおしたりしてくれないかな……
来週いよいよ最終回。それぞれにとってのハッピーエンドが待っていることを願うばかりだ。
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
–{第10話ストーリー&レビュー}–
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
放送週に追記します。
第10話のレビュー
放送週に追記します。
(文:シネマズ編集部)
※この記事は「ドクターホワイト」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
–{「ドクターホワイト」作品情報}–
「ドクターホワイト」作品情報
「それ、誤診です!!」
社会性が皆無にも関わらず、天才的な診断能力を持ち、現役医師の誤診を正す——
自らの名を「白夜」と告げ、素肌にたった一枚、白衣をまとって現れたナゾの女性。
彼女はいったい何者なのか———
“総合診断協議チーム”(通称CDT)———
患者の症状から正しい病名を協議の上で判別する、いわば“診断専門チーム”。
内科医、皮膚科医、脳神経外科医、精神科医など、
各科を横断し、知識を集結させたCDT。
精鋭を集めるはずが…その実態は、個性的でクセ強めな“はみ出し者”たち!?
白夜は、そんな風変わりな医師たちと共に、
難しい症状でも病名を確定させて患者の命を救っていく。
謎だらけの女性と“クセ者医師たち”が織りなす、クスっと笑える
会話劇&痛快でスカッとする一話完結の医療ドラマ!
純真無垢、感情のない白夜は、徐々に社会性や喜怒哀楽を覚えていく…。
次第に明らかになる、彼女の秘められた過去とは———?
放送日時
2022年1月17日スタート
毎週月曜22:00~ ※初回15分拡大
出演
浜辺美波/柄本佑/瀧本美織/岡崎紗絵/片桐仁/高橋努/高橋文哉/勝地涼/宮田俊哉(Kis-My-Ft2)/毎熊克哉/小手伸也/石坂浩二
原作
樹林 伸
『ドクター・ホワイト千里眼のカルテ』(角川文庫)
『ドクター・ホワイト神の診断』(角川文庫)
脚本
小峯裕之
音楽
福廣秀一朗
主題歌
Ado「心という名の不可解」
作詞作編曲 まふまふ(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー
河西秀幸
小林 宙
演出
城宝秀則
河野圭太
北坊信一
制作
カンテレ
共同テレビ