「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」第6話レビュー:凛々子の過去に思わず涙! 第2シーズンは凛々子を巡って波乱の予感?(※ストーリーネタバレあり)

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黒木華が主演、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈などが脇を固める木曜劇場「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」が2022年1月6日より放送スタート。

取材なしの「コタツ記事」を量産するユルいWebメディア「カンフルNEWS」の編集部へ異動となった、元経理部の瀬古凛々子(黒木華)。与えられた使命である「PV数アップ」を実現させるため、手段を選ばない取材方法を遠慮なくやってのける。

その真っ直ぐすぎるやり方に違和感を覚える他の編集部員だが、次第に彼女への好感が芽生えてきて……?

本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」第6話レビュー 


僕は、16年前に死んだ岸辺春香の弟です―

と自分の身元を明かしたフリーカメラマンの笹目(寛一郎)の言葉に絶句した、瀬古凛々子(黒木華)。

第6話は凛々子の過去にスポットが当たり、今回で第1部のストーリーが完結する。

カンフルNEWSが今回追いかけるネタはというと…
世界的な注目を集めているイベントの審査委員長として注目を集めている漫画家、南雲タケシ(やついいちろう)の過去のインタビューでの失言だ。

南雲は中学時代、友人と近所の書店で万引きを繰り返し、その書店を閉店に追い込んだと武勇伝のように語っていた。
このことが今更取り上げられ南雲の娘、沙羅(凛美)までゴシップネタにされてしまっていた。
困惑する沙羅の姿を見た凛々子は、かつての自分と重ね、複雑な表情を見せていた。

今回のストーリーは、実際に世間を騒がせたあのニュースと似ている?
筆者の脳内にも「東京五輪の開・閉会式」というフレーズが浮かんだ。
「あのこと」を参考にしているかはわからないが、過去の罪に対する度を越えた中傷はやはりよくない。
それを叩くことは正義でもなんでもない。

死を覚悟するほど反省した南雲は、最後に店主に深々と謝罪。(結局、閉店の理由は店主の病気だった)
すべてを記事にしたカンフルNEWSの仕事こそが「正義」だ。

一方、凛々子も自分の過去と向き合うことに。
岸辺春香(永瀬莉子)の死は長い間、凛々子に大きな影を落としていた。

「友達…また会いたいなって思う人」

という、春香の友だちの定義が素晴らしかった。

赤いスニーカーを見つけ、立ちすくむことしかできなかった中学生時代の自分。
ずっと気持ちを押し殺していた凛々子の涙は間違いなく、春香が友達だったことを意味していた。

凛々子の「ざわざわする」理由は春香の弟、笹目によって浄化されたようだった。

次回からはカンフルNEWSに笹目もカメラマンとして加わることに。

さてどんな展開になるのか。

凛々子を巡って男子たちが「ざわざわ」しそう?!

(文:駒子)

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–{「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」6話ストーリー}–

「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」6話のストーリー

「僕は、16年前に死んだ岸辺春香の弟です」。

凛々子(黒木華)を呼び出した笹目(寛一郎)は、赤いスニーカーを見せながらそう切り出した。春香(永瀬莉子)は、凛々子と同じ中学校に通っていた不良少女で、16年前に溺死していた。笹目は、凛々子に聞きたいことがあると続けた。だが、凛々子のことを心配した根津(溝端淳平)が駆けつけたため、笹目はそれ以上何かを言うこともなく、足早に去っていく。真琴(石井杏奈)は、笹目が凛々子に近づいた目的は復讐なのではないかと考えるが……。

そんな折、世界的な注目を集めている一大イベント『第1回東京国際MANGA祭』で、世界各国の漫画作品の中から一番優れた作品を決めるコンペティション部門の審査委員長として、世界的な人気を誇る南雲タケシ(やついいちろう)が選出される。だが、南雲が過去のインタビューで、中学生のときに学校近くの書店で友人と万引きを繰り返し、店をつぶしたと話していたことが拡散し、「犯罪者が審査委員長なんてあり得ない」と南雲に対する激しいバッシングが起きてしまう。

凛々子は、記事を出す前に本人に会う、と言って、根津と一緒に南雲の自宅を訪ねるが……。

–{「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」作品情報}–

【作品情報】

出演:
黒木華
溝端淳平
野村周平
野間口徹
石井杏奈
寛 一 郎

一ノ瀬颯
高橋侃
宇垣美里
大鶴義丹

りょう
安藤政信
生瀬勝久

脚本:
関えり香
橋本夏
青塚美穂

音楽:
得田真裕

主題歌:
キタニタツヤ
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

編成企画:
渡辺恒也
髙木由佳

プロデュース:
芳川茜

演出:
石川淳一
木村真人
木下高男
淵上正人

制作:
フジテレビ

制作・著作:
共同テレビ