>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
黒木華が主演、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈などが脇を固める木曜劇場「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」が2022年1月6日より放送スタート。
取材なしの「コタツ記事」を量産するユルいWebメディア「カンフルNEWS」の編集部へ異動となった、元経理部の瀬古凛々子(黒木華)。与えられた使命である「PV数アップ」を実現させるため、手段を選ばない取材方法を遠慮なくやってのける。
その真っ直ぐすぎるやり方に違和感を覚える他の編集部員だが、次第に彼女への好感が芽生えてきて……?
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。
もくじ
第1話ストーリー&レビュー
第1話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
大手出版社『クスノキ出版』の経理部に所属する瀬古凛々子(黒木華)は、他人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりすることは苦手だが、この世界や他者を知りたいという欲求は強く、優れた洞察力を生かしてちょっとした矛盾や誤りを見抜く能力に長けた女性。経理部では、その厳しいチェックぶりから地獄の番犬・ケルベロスとも呼ばれている。
そんな凛々子の能力を認め、彼女の協力で同期のライバルを蹴落として執行役員となった仁和正樹(安藤政信)は、凛々子にある仕事を命じる。それは、クスノキ出版が運営するニュースサイト『カンフルNEWS』の立て直しだった。
カンフルNEWSには、温厚で争いごとが苦手な放任主義の編集長・山田礼二(生瀬勝久)以下、凛々子と同期で、ひねくれていて口も悪いが人を丸め込むのが上手い根津道春(溝端淳平)、さまざまな女性と広く浅く付き合い、仕事は早いが中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、『週刊カンフル』の元エース記者だったシングルファーザーの椛谷静司(野間口徹)、少年マンガ誌『ジャンクス』の編集部志望だった一本真琴(石井杏奈)が所属している。
だが、その仕事ぶりはといえば、他社のニュースやブログ記事のコメントをコピペしただけの“コタツ記事”ばかりを発信しており、PVは月間50万程度、広告もろくにつかないというお荷物部署状態だった。
編集部にやってきた凛々子は、月間5000万PVという目標を掲げ、そのために「ゴシップで攻める」という戦略を立てる。そんななか行われた編集会議で、アイドルと人気声優の交際がうわさされるきっかけとなったあるクリスマスパーティーが話題に上がった。
そこで、そのパーティーにはゲーム・アプリ会社『グリフィン・ラボ』の代表や社員たちも出席しており、彼らをパワハラ企業として告発するという投稿があることを知る一同。グリフィン・ラボは、美少女女子高生キャラたちと新幹線で全国を旅しながら疑似恋愛体験ができる“萌えゲー”で急成長した会社だった。
下馬は、危険だという凛々子の反対を無視し、このパワハラの件で1本記事を書くよう真琴に告げるが……。
第1話レビュー
黒木華が主演を務める連続ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」が1月6日にスタートした。
フジテレビ系ドラマ初主演のためか、放送前から各方面で積極的に番宣をおこなっていた黒木。
今回は大手出版社「クスノキ出版」のイチ部署、「カンフルNEWS」の編集者、瀬古凛々子を演じる。
この凛々子という役は黒木が2021年の春に演じた、「イチケイのカラス」での裁判官、坂間千鶴 と少々だぶるところがある。
正義感が強く、間違ったことが大嫌い、そして理屈っぽい女性。
黒木はこの手のタイプの女性を演じるのが非常にうまい。
その凛々子の同期で同じく編集者の根津道春を演じるのは、溝端淳平。
筆者がかつて夢中になった日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」では、頼りない刑事役を熱演していた。
(筆者は溝端が演じた刑事、八巻が黒幕だと最後までにらんでいたが……)
今回の根津という役は、溝端には珍しく少し影のある男性のため、同ドラマで彼の違う一面が見られそうだ。
1話を見終わった感想としては、冒頭で凛々子が根津を追いかけ、男性しかいないサウナ室に入り「出社しろ」と迫るシーンには違和感あり。
また、最後のシーンで凛々子と根津が向かい合わせで床に倒れこみ、そのまま見つめ合う展開は王道すぎてなんだか……。
とはいえ、全体的に内容の濃いストーリーと脇を固める安藤政信、野村周平、野間口徹、石井杏奈という面々にはかなり期待が持てる。
凛々子がどのようにして世の中を一刀両断してくれるか―。
ネット社会に生きる現代人の心をどこまでつかむことができるか―。
そして「カンフルNEWS」を立て直すことはできるのか―。
最終話まで楽しみながら感想を綴っていきたと思う。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第2話ストーリー&レビュー}–
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
凛々子(黒木華)は、早期退職した山田(生瀬勝久)に代わって、『カンフルNEWS』の編集長に就任する。突然のことに困惑を隠せない根津(溝端淳平)や下馬(野村周平)ら部員たちを尻目に、せっせと編集部内の仕事環境を整える凛々子。
その頃、世間では人気俳優の前橋恵一(武田航平)と元女優の妻・清瀬みさと(清水葉月)の離婚が話題を集めていた。ワイドショーで「円満離婚」と報じられているのを見た凛々子は、「別れるのに関係は良好。意味がわからない……ザワザワする」と言い出し、主演舞台が初日を迎える前橋の囲み取材に行くことに。根津たちは、『カンフルNEWS』が前橋の所属事務所だけでなく、ほとんどの芸能事務所から取材NGや出入り禁止処分をくらっているから取材は無理だと告げる。だが凛々子はまったく耳を貸さず、自ら取材に行って記事も書く、と言って出かけてしまう。
凛々子は、カメラマン役として半ば強引に根津を引っ張って前橋の公演先を訪れる。案の定、凛々子たちは取材を断られてしまうが、前橋のマネージャーが根津の大学時代の先輩・牧紗耶香(秋元才加)だった縁で、今回だけという条件で囲み取材への参加を許される。ところが、そこで凛々子は「二人の間で性的な結びつきはいつまであったのか?」といきなり前橋に切り出し……。
第2話のレビュー
他のドラマよりも一足早くスタートした「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の第2話が放送された。
初回放送の視聴率は、世帯6.5%。そして個人3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、決して好発進とは言い難い数字だ。しかし、低迷している編集部が徐々にPVを稼ぎ、成長していく過程が見られる期待感はあるので、回を追うごとに視聴率も上がっていくのではないかと予想している。
編集長の山田(生瀬勝久)に代わってカンフルNEWSの編集長に就任した凛々子(黒木華)。根津道春(溝端淳平)、下馬蹴人(野村周平)、椛谷静司(野間口徹)、一本真琴(石井杏奈)からはすでに煙たがられている状況……。
第2話では、人気俳優と人気女優の不倫を凛々子たちが追うという内容だった。単なる不倫話をカンフルNEWSがゴシップネタとして扱うという内容かと思っていたら、そこには裏があった。
今回も、凛々子の素晴らしい洞察力によって、カンフルNEWSの記事はPVがアップ。今後、凛々子がどんな風にして編集部を立て直していくか楽しみだ。
驚きなことは、アクシデントを装って凛々子と根津のラブ要素が高めだということ。2人が触れ合うシーンから凛々子と根津の恋が始まるのか?
イマドキにしてはちょっと古い演出に個人的には、残念……。とはいえ、編集部それぞれが闇を抱えている雰囲気には今後の展開が期待できる。
ドラマの全体像はまだまだ見えないが、凛々子は今後も大活躍しそう。
第3話以降も楽しみだ。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第3話ストーリー&レビュー}–
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
現役高校生という以外は何もかもがベールに包まれ、10代から絶大な支持を集めている“覆面女子高生シンガー”AOIの正体を検証するという動画が急上昇ランキングの1位になっていた。AOIのことはまったく知らなかったが、その話題性に目をつけた凛々子(黒木華)は、AOIの正体を暴くと宣言する。
『検証動画・謎の覆面JKシンガーAOIの正体!?』というタイトルがつけられたその動画は、あるポーズをしているシルエットのAOIと、ライブハウスのステージで、あるポーズをする女の子の画像を2分割で並べたものだった。顔はわからなかったものの、ともに特徴的なポーズをしていることから、AOIではないかと話題になったのだ。凛々子は、動画のUP主に取材を申し込んだが、UP主もネットで画像を拾っただけで確かなことはわからないという。ただ、女の子が映っているライブハウスは渋谷にあるらしい。
凛々子は、椛谷(野間口徹)とともにAOIの所属レコード会社を直撃取材したものの、何ら情報を得ることはできず…。それにもめげず、動画に映っていたライブハウスへと向かう凛々子たち。そこでスタッフを待つ間、AOIのSNSアカウントを見ていた椛谷は、フォロワーの中に見覚えのあるアイコンを発見。それは、椛谷の息子・涼太(大西利空)のものだった。
凛々子たちは、ライブハウスのスタッフから、検証動画に映っていたのは青野郁(上國料萌衣)という女性だという情報を得るが…。
第3話のレビュー
鋭い洞察力と強い眼光、ぐるぐる巻きのマフラー姿—。
「あれ、凛々子が整くんに見える」
「ゴシップの凛々子と、ミステリの整。親戚か何かなの?」
1月10日からスタートした月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」の菅田将暉が演じる久能整と、黒木華が演じる凛々子。この2人が似ているとSNSを中心に話題となっている。
たしかに独特の感性で事件を解決に導く整と、淡々とゴシップネタを追求していく凛々子。
この2人、容姿も含めなんとなく似ている。
いまいち何を考えているのかよくわからない凛々子に、視聴者がひかれはじめているのは、久能整の存在が大きいのかもしれない。
20日に放送された第3話では、アンジュルムの上國料萌衣が謎の覆面女子高生シンガーとしてゲスト出演。
こちらも放送前から話題となっていた。
ストーリーに簡単に触れておこう。
謎の覆面JKシンガーAOIの素顔を暴こうと、カンフルNEWSの編集長、凛々子(黒木華)と椛谷(野間口徹)が取材をはじめた。
AOIが誰なのかを記事にすれば、PVを稼げると思ったからだ。
しかし、取材を続けていくうちにAOIともう一人別の人間の存在に気付き……。
今回も凛々子の「見つけた」が不気味にもストーリーを引っ張っていった。
第3話は椛谷の私生活にもスポットがあたっており、椛谷とその息子の関係性、椛谷と凛々子の接点などにも触れた。
これまではっきりしていなかった登場人物の背景がわかり、ぐっと物語にひきこまれる構成となっていた。
どことなく卑屈でやる気のない中年編集者、椛谷を野間口徹が丁寧に演じており、好感が持てた。
とはいえ、このドラマはまだまだ謎に包まれている。
まるで凛々子の保護者のようなクスノキ出版、執行役員の仁和(安藤政信)や、凛々子行きつけの薬膳カフェの店長、黄実子(りょう)。
また、凛々子のことを付け回している、笹目(寛一郎)という男。
第4話で笹目の存在は明らかになりそうだ。
まだまだ全体像がはっきり見えないドラマだが、ここにきて凛々子の魅力に気づいた筆者。
今後、凛々子は何を見つけていくのだろう。
そして、落ち目の編集部をどのように立て直していくのか興味津々だ。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第4話ストーリー&レビュー}–
第4話ストーリー&レビュー
第4話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
凛々子(黒木華)は、執行役員の仁和(安藤政信)に、『カンフルNEWS』の現状を報告。それを受け、結果が出るまでに時間がかかるようなら人員削減をする話も出ている、と返す仁和。続けて彼は、ある人物の取材を凛々子に依頼する。それは、1年前、心霊スポットからの生配信中にこつ然と姿を消したユーチューバー・カマドウマ(大木空)の消息を突き止めるというものだった。実はクスノキ出版では、人気ユーチューバーのセンチャンの自伝を出版しようと動き出していた。それに対してセンチャンが出した条件が、カマドウマを見つけ出してほしいというものだった。センチャンは、カマドウマに大金を貸しているのだという。
あくる日、編集部では、凛々子を中心にネタ会議が開かれる。いいネタを準備していた根津(溝端淳平)や椛谷(野間口徹)とは対照的に、何も考えてこなかったのは下馬(野村周平)だけだった。凛々子は、しばし思案すると、取材に同行するよう下馬に命じた。
凛々子たちが向かった先は、カマドウマが姿を消したというとある空き家。問題となっている生配信の中でカマドウマは、20年前にこの一軒家で、浮気を疑った夫が新婚の妻をめった刺しにして殺害した事件があったと話していた。
勝手に室内に侵入した凛々子は、カマドウマの失踪が何らかの心霊現象によるものならば、自分たちにも同じことが起こるはずだからここに泊まって確かめる、と言い出し……。
第4話のレビュー
ゴシップ第4話は、カンフルNEWS編集部のなかで、もっともやる気のない下馬蹴人(野村周平)の物語であった。
“カマドウマ” という人気ユーチューバー(大木空)の失踪の真相を追うことになった編集部。編集長の瀬古凛々子(黒木華)は、下馬と一緒に取材にはいることになった。
カマドウマが姿を消した空き家に到着すると淡々と仕事をこなす凛々子。対してやる気のない下馬……。この2人のアンバランスさが、徐々に視聴者を物語にひきこんでいく。
第4話ではこれまでチャラさを全面に出していた下馬が、実は母親想いの優しい青年だったこと、「おばぁちゃん、大丈夫?」と優しく祖母の介護をする献身的な孫だったことがわかった。この下馬の姿に、野村周平のファンはぐっときたに違いない。
物語の中盤。カマドウマ探しよりも、母親と祖母の様子が気になる下馬は、凛々子に愚痴る。
「僕にしかできない仕事なんてない。それなら仕事ってそこまで頑張る必要がない。どのみち一生懸命働いても無駄」と。
すると「あなたは必要ない」とピシャリと言われ撃沈。凛々子は1人でカマドウマ探しを続け、下馬は帰宅したのだった。
凛々子の予想通り、カマドウマは空き家に潜伏していた。そして、凛々子を殺そうとガソリンを室内にまき、マッチに火をつけたところで現場に戻った下馬が、間一髪のところで凛々子を助けたのだった。
「だれかに認められたかったら、他にできることがあるだろう!!!」
カマドウマを怒鳴るシーンでは筆者も思わず「おお!」と声がでてしまった。登録者数のためならなんでもしてしまう一部の動画配信者に、「警鐘を鳴らしたセリフ」だったのではないだろうか。
ラストシーンで「カンフルにあなたは必要」と凛々子に認められた下馬のホクホクした笑顔が非常に印象的だった。
普段はぶっきらぼうで何を考えているかわからない凛々子だが、褒めるところは褒める。この緩急が、部下の心を引き付けるのだろう。
しかし、凛々子とは相容れない編集部員唯一の女性、一本真琴(石井杏奈)が凛々子の名前を検索。
すると、なにやら物騒な文字が……。
徐々に面白さが増してきた同ドラマ。
今後は凛々子の過去にも注目したい。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
–{第5話ストーリー&レビュー}–
第5話ストーリー&レビュー
第5話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
凛々子(黒木華)が殺人犯――!?
根津(溝端淳平)、下馬(野村周平)、椛谷(野間口徹)が凛々子に感化されて仕事に取り組むようになった中、自身はずっと“戦力外”扱いされていることが面白くない真琴(石井杏奈)は、凛々子の過去を調べた。そこで真琴は、とある掲示板に残っていた10数年前の古いスレッドに、「女子中学生変死事件の真犯人は瀬古凛々子」という書き込みを見つける。驚いた真琴は、それを根津に伝えようとするが……。
そんな折、人気プロゴルファーの沢宮結奈(茅島みずき)が、自身の公式ブログで無期限の休養を発表する。心身の疲労が理由らしい。強気のキャラで知られる結奈の突然の発表に「ザワザワする…」と言い出す凛々子。するとそこで、真琴が意外なことを打ち明ける。結奈は同じ高校に通っていた友人だというのだ。
凛々子は、結奈を取材するからアポをとるよう、真琴に指示した。だが、結奈が体調を崩していること、そしてマスコミ嫌いであることから、取材には応じないと思う、と返す真琴。「行ってみないとわからない」。凛々子のそんな言葉に、真琴は、それなら自分が行って聞いてくる、と申し出るが……。
第5話のレビュー
黒木華が演じる凛々子(黒木華)のやり方に反発してきたカンフルNEWS編集部。
しかし、根津(溝端淳平)、下馬(野村周平)、椛谷(野間口徹)の男性陣は凛々子のやり方に柔軟な対応を見せるようになっていた。
しかし、相変わらず凛々子から”戦力外“とされている真琴(石井杏奈)だけは、ふてくされている……。
今回のドラマでじっくり石井杏奈の演技に触れたが、黒木華に体当たりしている感じが非常に面白い。そして、やる気がなく、ふてくされた雰囲気の若い編集者=真琴を好演している。
真琴がネットで見つけた「女子中学生変死事件の真犯人は瀬古凛々子」で6話以降、物語が大きく動きだしそうだ。
第5話は、人気プロゴルファーの沢宮結奈(茅島みずき)が、無期限の休養をブログで発表するところからはじまった。結奈と真琴が友人であることから、真琴に取材するように指示した凛々子。
結奈のマスコミ嫌いを知っている真琴は渋々、出向く。結奈は隠し撮りをされていることへの恐怖から、さらにマスコミ嫌いを加速させていた。しかも、真琴のせいで結奈に関する新たなゴシップ記事が出てしまい、結奈から完全に拒否されてしまう。
しかし、フリーカメラマンの笹目(寛一郎)の助言から、一気にカンフルNEWS編集部が団結。隠し撮りする者を特定し、結奈を守ったのだった。
一件落着したものの、編集部は凛々子が殺人犯という真琴の言葉でザワザワしていた。
凛々子は本当に人を殺しているのか?
しかも、謎のフリーカメラマン笹目はなんと、亡くなった女子中学生の弟だった!
凛々子の過去に何があったのか?
どんどん面白くなるドラマ「ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇」。予告で見せた、凛々子の涙のワケが早く知りたい。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第6話ストーリー&レビュー}–
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
「僕は、16年前に死んだ岸辺春香の弟です」。
凛々子(黒木華)を呼び出した笹目(寛一郎)は、赤いスニーカーを見せながらそう切り出した。春香(永瀬莉子)は、凛々子と同じ中学校に通っていた不良少女で、16年前に溺死していた。笹目は、凛々子に聞きたいことがあると続けた。だが、凛々子のことを心配した根津(溝端淳平)が駆けつけたため、笹目はそれ以上何かを言うこともなく、足早に去っていく。真琴(石井杏奈)は、笹目が凛々子に近づいた目的は復讐なのではないかと考えるが……。
そんな折、世界的な注目を集めている一大イベント『第1回東京国際MANGA祭』で、世界各国の漫画作品の中から一番優れた作品を決めるコンペティション部門の審査委員長として、世界的な人気を誇る南雲タケシ(やついいちろう)が選出される。だが、南雲が過去のインタビューで、中学生のときに学校近くの書店で友人と万引きを繰り返し、店をつぶしたと話していたことが拡散し、「犯罪者が審査委員長なんてあり得ない」と南雲に対する激しいバッシングが起きてしまう。
凛々子は、記事を出す前に本人に会う、と言って、根津と一緒に南雲の自宅を訪ねるが……。
第6話のレビュー
僕は、16年前に死んだ岸辺春香の弟です―
と自分の身元を明かしたフリーカメラマンの笹目(寛一郎)の言葉に絶句した、瀬古凛々子(黒木華)。
第6話は凛々子の過去にスポットが当たり、今回で第1部のストーリーが完結する。
カンフルNEWSが今回追いかけるネタはというと…
世界的な注目を集めているイベントの審査委員長として注目を集めている漫画家、南雲タケシ(やついいちろう)の過去のインタビューでの失言だ。
南雲は中学時代、友人と近所の書店で万引きを繰り返し、その書店を閉店に追い込んだと武勇伝のように語っていた。
このことが今更取り上げられ南雲の娘、沙羅(凛美)までゴシップネタにされてしまっていた。
困惑する沙羅の姿を見た凛々子は、かつての自分と重ね、複雑な表情を見せていた。
今回のストーリーは、実際に世間を騒がせたあのニュースと似ている?
筆者の脳内にも「東京五輪の開・閉会式」というフレーズが浮かんだ。
「あのこと」を参考にしているかはわからないが、過去の罪に対する度を越えた中傷はやはりよくない。
それを叩くことは正義でもなんでもない。
死を覚悟するほど反省した南雲は、最後に店主に深々と謝罪。(結局、閉店の理由は店主の病気だった)
すべてを記事にしたカンフルNEWSの仕事こそが「正義」だ。
一方、凛々子も自分の過去と向き合うことに。
岸辺春香(永瀬莉子)の死は長い間、凛々子に大きな影を落としていた。
「友達…また会いたいなって思う人」
という、春香の友だちの定義が素晴らしかった。
赤いスニーカーを見つけ、立ちすくむことしかできなかった中学生時代の自分。
ずっと気持ちを押し殺していた凛々子の涙は間違いなく、春香が友達だったことを意味していた。
凛々子の「ざわざわする」理由は春香の弟、笹目によって浄化されたようだった。
次回からはカンフルNEWSに笹目もカメラマンとして加わることに。
さてどんな展開になるのか。
凛々子を巡って男子たちが「ざわざわ」しそう?!
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第7話ストーリー&レビュー}–
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
凛々子(黒木華)は、『カンフルNEWS』の新戦力としてフリーランスのカメラマン・笹目(寛一郎)と専属契約を結ぶ。だが、突然の発表に困惑を隠せない根津(溝端淳平)や下馬(野村周平)たち。
そんな折、凛々子は、笹目、根津をともなって、占いができるというネコの取材に行く。真琴(石井杏奈)が見つけてきたネタだった。『たまこ』という名のその“占いネコ”は、相談者の未来を占い、さまざまな絵柄が描かれたカードの中から1枚を選ぶのだという。そのカードに暗示されている内容を、飼い主の武藤梢(川添野愛)が代弁するという方法らしい。
さっそくたまこに占ってもらった根津は、「恋の悩みがあり、もうすぐ運命の相手が現れる」と指摘され、ドキッとする。笹目もまた、「最近新しい環境に飛び込んだのではないか」と言い当てられていた。そして凛々子は、「あなたの近くに寄り添う影が見えるが、波乱の兆しがある」と言われ……。
第7話のレビュー
凛々子(黒木華)の過去の「ざわざわ」は、第6話までで終了。
雰囲気や話し方から冷たい印象があった凛々子(黒木華)だったが、少しずつ喜怒哀楽を見せるようになり、親近感がでてきた。
第7話からは、カメラマンの笹目(寛一郎)もカンフルNEWSのメンバーの一員に。
しかし、根津(溝端淳平)は落ち着かない様子だ。
明らかに第7話から作品の“色”が変わる予感……。
真琴(石井杏奈)の提案で占いのできる猫、「たまこ」の取材に行くことになった凛々子と笹目。
そこへ、猫アレルギーの根津も無理矢理、着いてきた。
たまこの占い方法はというと、飼い主の武藤梢(川添野愛)がたまこの触った(止まった)カードを代弁するという方法。
その場にいた凛々子、笹目、根津も順番に占ってもらったが、3人共まんざらでもないといった感じ。
しかし、飼い主の梢の様子には、どこか違和感を覚えていた。
前述したが、シリアス路線から少し恋愛モードに変わってしまった同ドラマ。
初回から見ている視聴者にとっては、少し拍子抜けかもしれない。
なぜ、根津や笹目が凛々子に魅かれているのだろうか。
あの不思議な雰囲気が気になる?
笹目は、中学生の頃の凛々子を知っているからかもしれないが、凛々子を見ていると姉の死とイコールし、辛くはならないのだろうか。
どうしてそこで恋愛対象になるのか、筆者にとっては疑問だ。
根津もいろいろと行動が子どもっぽくて少々、首を傾げたくなる。
となると、凛々子の上司である仁和(安藤政信)の振る舞いが一層、大人に見え魅かれる。
ストーリーに戻ろう。
結局、占い猫たまこは梢の人探し(マッチングアプリで知り合った男性)の道具にすぎなかった。
カンフルNEWSはまんまと使われた感じなのだ。
とはいえ、梢もまたマッチングアプリで出会った男性にだまされ、たまこを押し付けられていた。
その事実を淡々と梢に伝える凛々子。
どん底に落とされた梢だったが、最後にはたまこの存在が前を見るきっかけとなり、笑顔をみせていた。
ラストシーンで仁和が凛々子に
「ずっと後悔している。瀬古先生とお前を守れなかった」
「俺だけはお前の味方だ。それだけは信じて欲しい」
……と。
これはどういう意味なのか?
やはり凛々子にはまだまだ隠された過去がありそう。
凛々子と仁和の関係から目が離せない。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第8話ストーリー&レビュー}–
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
根津(溝端淳平)は、新聞社に勤務している元カノ・阿久津舞衣(小林涼子)から、「私たち、やり直さない?」と告白される。突然のことに戸惑う根津に、舞衣は、「急がないから少し考えてみてほしい」と言うと、カバンの中から封筒を取り出した。それは、新聞社にタレコミがあったという、シェアサイクルベンチャー『レンチャリ』の社長・城島久志(森岡豊)と若い女性の密会写真だった。
根津は、ネタ会議で城島のネタを凛々子(黒木華)たちに伝えた。大ネタに盛り上がる下馬(野村周平)や真琴(石井杏奈)たち。だが根津は、「不倫ネタをいま扱う意味はあるのか」と疑問を投げかける。根津は、舞衣から、「社会の裏側を暴く記者になりたいという夢はゴシップサイトにいて叶えられるのか」と言われたばかりだった。すると凛々子は、根津がやらないのなら自分が取材をすると宣言し……。
ほどなく、カメラマンの笹目(寛一郎)が、若い女性とキスをしている城島の写真を押さえる。だが、凛々子がその件で城島本人を直撃すると、なぜか城島は「息子のことなら私は一切関係ない!」と言って去ってしまう。
ネットの書き込みから、立東大学に合格した城島の息子・恭平(新原泰佑)に裏口入学の疑惑があることを知る凛々子たち。ところがその立東大学の学長は、なんと根津の父・道真(飯田基祐)で……。
第8話のレビュー
最終話に近づくにつれて内容が濃くなってきている、ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇」。
と、同時に凛々子(黒木華)の人物像にも変化が出てきている。
以前の凛々子ならば根津(溝端淳平)に謝ることはなかったが、素直に謝るシーンがあり驚いてしまった。
また、部下の椛谷(野間口徹)に自分の発言について相談もしており、誰かに意見を求める姿勢に凛々子の成長を感じた。
第8話は、ベンチャー企業の社長が、息子を裏口入学させたという疑惑があり取り上げることに。
しかし、その大学の学長は根津の父(飯田基祐)だったためにカンフルNEWS編集部はざわつく。
根津が学長の息子だったとは……。
しかも、根津のやさぐれた態度は過去の父の発言が原因だったこともわかった。
結局は、学長秘書の坂田彩(松本妃代)によるでっちあげだったことに気付いた凛々子と根津。
裏口入学のネタは取り下げ、坂田の社会に対しての浮かばれない感情を記事にした。
当初はPV数ばかりを気にしていた凛々子だが、たった1人の救いになる記事にも価値があることを気づいた様子だった。
父親と長年確執のあった根津も、今回の騒動のお陰で誤解が解けたよう。
清々しい表情の根津は、ラストシーンで凛々子に「伝えたいことがある」と走る、走る。
しかし、そこには笹目の姿も。
そして、根津の目の前で笹目が先に告白!
最終話までこの3人の関係プラス仁和(安藤政信)の動向が気になるところだ。
凛々子が最後に選ぶのはいったい誰なのか?
(仕事というオチも大いにあり得る)
個人的には根津と凛々子のやり取りが好きなので、根津に頑張ってもらいたいところだ。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第9話ストーリー&レビュー}–
第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
凛々子(黒木華)は、笹目(寛一郎)から好きだと告白される。すると、愛用の辞書を取り出して「好き」の意味を調べ始める凛々子。そこで笹目は、写真を数枚封筒から取り出して凛々子に見せた。その中には、取材中の凛々子のさまざまな姿に混じって、15歳のときの凛々子の写真もあった。笹目は、「初めてこの写真を撮ったときからずっと、僕は凛々子さんのことが好きです。いまは辞書じゃなくて、僕の言葉を信じてください」と告げる。根津(溝端淳平)は、そんな二人の会話を聞いてしまい……。
あくる日、下馬(野村周平)は、ネタ会議で若い女性たちから圧倒的な支持を集める小説家・草川敦(渡辺佑太朗)の熱愛疑惑という大ネタを出す。同期会でとあるレストランを訪れた際に、半個室で女性と見つめ合う草川の姿を偶然目撃した下馬は、その姿をスマートフォンで撮影したという。ところがそこに、書籍編集部の部長・井伏直哉(津田寛治)が部員たちを率いて押しかけ、凛々子たちに「草川の記事は出すな!」と指示する。実は、草川の小説はすべてクスノキ出版から出版されており、その担当編集者が井伏だった。
凛々子と井伏が互いの主張をぶつけて対立する中、もう1つの事件が起きる。届けられた郵便物の中に、凛々子たちを盗撮した大量の写真があったのだ。そしてその中には「これはお前たちがいつもやっていることだ。お前たちにも必ずこの報いを受けさせる」という手紙が入っていて……。
第9話のレビュー
「凛々子さんが好きです」
と笹目(寛一郎)から告白された凛々子(黒木華)。
しかし、凛々子は相変わらず「好き」とはなんぞやと、本人の目の前で辞書を引く始末……。
これには
「さすが凛々子!『好き』という言葉も辞書でひいちゃうか…」
「私なら目の前で『好き』の意味を調べられたら泣いちゃう」
「断る口実のためにあえて辞書をひいてるのかも」
など、視聴者も告白をされている最中に辞書を持ち出す凛々子の行動に唖然としていた。
困った顔の笹目に、その光景を覗き見する根津(溝端淳平)。
根津を演じる溝端淳平のせつない顔が、数々のドラマで「当て馬」キャラを演じてきた間宮祥太朗とダブる。
カンフルNEWS編集部では、下馬(野村周平)がつかんだネタ(人気小説家、草川(渡辺佑太朗)の熱愛現場)の記事を出すか出さないか検討していた。
と、そこへ書籍編集部の部長、井伏直哉(津田寛治)が草川の記事は絶対に出すなと編集部にのり込んできて……。
ここからいくつものストーリーが絡み、最後には見事に完結。
第9話は、非常に見応えのあるストーリー展開で観ているこちらもスッキリした。
目標だった5000万PVを達成したカンフルNEWS編集部。
最初はどうなることかと思ったが、凛々子の存在が化学反応を起こし、最近の編集部の雰囲気はとてもいい。
しかし、当の凛々子だけはどこか浮かない表情だった。
親会社の執行役員、仁和(安藤政信)に対して絶対服従の凛々子。
過去にこの2人、何があったのだろうか。
そして、誰かに何かを調べさせている仁和。
安藤政信の存在感はやはりすごい。
ラスボス感が半端ない。
次週はその仁和の元妻も登場。
笹目からの愛の告白に凛々子はどう答えるのか……。
最終回まで残り2週。
カンフルNEWS編集部と凛々子の動向に注目したい。
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第10話ストーリー&レビュー}–
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
目標だった5000万PVを達成した凛々子(黒木華)は、執行役員の仁和(安藤政信)から、新たにふたつの案件の取材を命じられる。
ひとつは、『永鳥社』が主催する『永鳥新人文学賞』において出来レースがあったのではないかという疑惑だ。大賞を受賞したのは元タレントの安藤トモだったが、彼女が所属している芸能事務所社長・阿万野久二夫(津村和幸)から、人気作家で、事実上、受賞者の決定権を持つ審査委員長の結城玄(河野達郎)に賄賂が渡された可能性があるのだという。そしてもうひとつのネタが、IT企業『インターネオ』で、ある社員が詐欺行為を働いていたという疑惑だった。
編集部に戻った凛々子は、詐欺ネタを、下馬(野村周平)、椛谷(野間口徹)、真琴(石井杏奈)に任せると、根津(溝端淳平)、笹目(寛一郎)とともに出来レース疑惑の取材に乗り出す。
凛々子は、結城本人から話を聞くために、取材のアポを取り、彼の自宅を訪れる。応対したのは、結城の妻・美波(鈴木砂羽)だった。執筆中だという結城を待つ間、「何か質問があれば答える」と言う美波の言葉を受けていきなり賄賂のことを切り出す凛々子。すると美波はなぜか笑い出し、「あなた、仁和から頼まれたんでしょ?」と言い出す。実は美波は、かつての仁和の妻だった……。
第10話のレビュー
仁和(安藤政信)から2つの案件を調べるよう依頼された凛々子(黒木華)。
「永鳥社」主催の新人文学賞の出来レース疑惑と、IT企業「インターネオ」の社員による詐欺行為を暴くという内容だった。目標だった5000万PVを達成したばかりのカンフルNEWSが、さらなる高みを目指せるチャンス。
そして、仁和の期待に応えたい、凛々子の個人的な気持ちも働いていただろう。
編集部に戻った凛々子は早速、根津(溝端淳平)、椛谷(野間口徹)、下馬(野村周平)、真琴(石井杏奈)、笹目(寛一郎)らにインターネオと、永鳥社のネタを動くように指示をした。
ドラマがはじまった当初は、どんなことにも動じない強い女性像が凛々子にはあった。しかし、ここのところ頼りなく塞ぎがち……。
永鳥社の出来レース疑惑問題で出会った仁和の元妻の美波(鈴木砂羽)から言われた、
「仁和を信じすぎないで。あの人はとても怖い人よ」
という言葉にも、ひっかかっている様子だった。
インターネオと永鳥社の両方のスクープネタをゲットした凛々子たちだったが、掲載するのは永鳥社のネタのみと仁和から業務命令が出た。
その真意を確かめても仁和からはぐらかされる凛々子。結局、インターネオの記事はお蔵入りに。
その直後、カンフルNEWSの親会社、クスノキ出版がインターネオに吸収合併されるとの報道が……。
動揺する編集部たち。自分たちが不正を暴いた会社の傘下に入るのか?
さらには根津から、
「お前は仁和さんのことが好きなんだよ」
とハッキリ言われるも「好き」がわからない凛々子は戸惑う。
次週最終回!
カンフルNEWSは解散?
凛々子、根津、笹目の恋の行方はどうなる?
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{第11話ストーリー&レビュー}–
第11話ストーリー&レビュー
第11話のストーリー
>>>「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の画像をすべて見る
『クスノキ出版』がIT企業『インターネオ』に吸収合併され、合同新会社となることが発表された。その合併を成立させるために『カンフルNEWS』が利用された可能性があることを知った凛々子(黒木華)は、執行役員の仁和(安藤政信)に真相を確かめに……。だが仁和は不在だった。
一方、真琴(石井杏奈)は、就職活動中にクスノキ出版営業部の社員から、ある被害を受けたという女子大生の向井未央(生田絵梨花)に会う。その被害の全貌を聞き、会社に戻った真琴は、ネタ会議で未央のことをまとめた資料を凛々子や根津(溝端淳平)たち部員に渡す。ところがそこに、いきなり総務部の社員が引っ越し業者を引き連れて現れ、編集部内の荷物を外に運び出し始める。『カンフルNEWS』が今週いっぱいで閉鎖になるという連絡を受けて、片づけに来たとのこと。凛々子は、すぐさま仁和の元へと向かうが……。
第11話のレビュー
黒木華が主演を務めたドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(フジテレビ系)が最終話を迎えた。
3月17日に放送された平均視聴率(世帯)は6.3%。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)厳しい数字とはなったが黒木華をはじめ、溝端淳平や安藤政信ら主要キャストの演技力に引き込まれ、最後まで楽しめた。
カンフルNEWSの親会社であるクスノキ出版が、IT企業「インターネオ」に吸収合併されると報道され、編集部は騒然とする。
なぜなら、インターンネオは凛々子(黒木華)らが不正を暴いたばかりだったからだ。
さらに、真琴(石井杏奈)は就活中の女子大生、未央(生田絵梨花)からクスノキ出版の社員から性被害を受けたと相談される。ショックを受けた真琴はその話を編集部に持ち帰ることに。
しかし、すでに仁和(安藤政信)の根回しは始まっており、カンフルNEWSは今週で閉鎖に追い込まれていた。
最後に自分たちの親会社の不正を暴くことになった編集部。それは事実上の首、もしくは解散を意味していたが、凛々子を筆頭に一丸となってクスノキ出版の不正を暴いた。
その行動は凛々子にとっては仁和との決別を意味していたが、それでも記事に。そして、編集部全員の実名を明記し最後の記事は配信された。
最終回にふさわしく、すべての伏線は回収され、スッキリとしたストーリー展開だった。
編集長に就任したときは表情も話し方もまるでロボットのようだった凛々子。しかし、編集部のメンバーとさまざまなNEWSに関わったことで、人間味のある女性へと成長した。
最後は根津からほっぺたを“ムニュ”とされて困惑している凛々子の表情がとても可愛かった。
全話を通し途中、凛々子と根津(溝端淳平)、笹目(寛一郎)の三角関係は必要なかったように思う。と同時に、もっと編集部員それぞれの人生を深堀してほしかった。
個人的には不思議な雰囲気を醸し出していた、薬膳カフェの黄実子(りょう)のストーリーがあってもよかったのでは?と思う。
さて、凛々子を演じた黒木華とは次にどんな作品で出会えるだろうか。次回作まで「ざわざわする」ことになりそうだが、「見つけた!」となる日まで楽しみに待とう―。
(文:シネマズ編集部)
※この記事は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の各話を1つにまとめたものです。
–{「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」作品情報}–
「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」作品情報
出演:
黒木華
溝端淳平
野村周平
野間口徹
石井杏奈
寛 一 郎
一ノ瀬颯
高橋侃
宇垣美里
大鶴義丹
りょう
安藤政信
生瀬勝久
脚本:
関えり香
橋本夏
青塚美穂
音楽:
得田真裕
主題歌:
キタニタツヤ
(ソニー・ミュージックレーベルズ)
編成企画:
渡辺恒也
髙木由佳
プロデュース:
芳川茜
演出:
石川淳一
木村真人
木下高男
淵上正人
制作:
フジテレビ
制作・著作:
共同テレビ