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武田梨奈主演のドラマ「ワカコ酒 Season6」が2022年1月10日深夜、放送スタートした。
累計270 万部(紙・電子合計/既刊17巻)を超える新久千映の「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)を原作とする本作は、「酒飲みの舌」を持って生まれたOL・村崎ワカコ(26歳)が様々な酒場をさすらい、女ひとり酒を堪能していくストーリー。 season1からワカコ役をつとめるのは武田梨奈。さらに、野添義弘、鎌苅健太、山田キヌヲ、渡部瑞貴らおなじみメンバーが脇を固める。
本記事では、第3話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ワカコ酒 Season6」第3話レビュー
お昼休み。会社でお弁当を温めるワカコ。どうやら金欠らしい。
…ずっと気になってたんですよね。一人飲みで金額が抑えられるとはいえ、毎晩のように飲みに出かけてお財布の方は大丈夫なのだろうかと……。
とはいえお酒を我慢するということは酒飲みにとっては言語道断なので、他の部分で節約するしかないんですよね。わかります。
やはり飲みに行きたい気持ちを抑えられないワカコは、先輩のみぃさんにお手頃な飲み屋を聞いてみる。
教えてもらったのは、みぃさんにお子さんが生まれる前によく通っていたという高円寺にある立ち飲み屋・きど藤。
この見てくれ、どタイプ。赤提灯が飾ってある飲み屋、優勝。
「節操のない飲み方をしていると怒られる」というこの立ち飲み屋、さすがのワカコも入る前からドキドキ。
入店すると、カウンターにはずらっと酒飲み達の姿が。
「お代ここ置いといて。前金だから。」
予想通りのゴテゴテ感……最高〜〜〜!
二千円で今宵を存分に楽しむと決めたワカコ。それにしても、二千円札って久しぶりに見たな。
おっと、隣の人はさっそく酔いつぶれそうで、ちょっと強面な店員さんから注意を受ける。酒飲み全員がしっぽり楽しく飲むためには、こういう厳しさも大事。
よく行くお店とは異なる雰囲気に緊張しながらも、麦の水割りとタコ刺しを頼むワカコ。
新鮮なタコ刺しを肴に、濃いぃ〜下町酒場仕立ての水割りをごきゅっと。タコ刺しが旨いお店は信用できる。
二杯目、何を飲もうかな〜と悩むワカコが頼んだのは、バイスサワー。
バイスサワーって昔ながらの大衆酒場にしかないイメージだけど、最近激増しているネオ居酒屋にもよく置いてありますよね。レトロかわいくて、ついつい頼みたくなっちゃう。
続いて、肉豆腐とかき揚げも注文。
茶色〜くしみしみになった肉豆腐、パリッと揚げたてのかき揚げ。そこに流し込むすっきりとしたバイスサワーの爽快感、たまらん!!!
揚げ物とお酒の相性は言うまでもないし、もはや原型がわからない程にお出汁を吸い込んだお豆腐ってば愛おしい。
揚げ物とお肉を堪能し、さっぱりとしたものが食べたくなったワカコが頼んだのは、大根酢醤油。
すると、お隣の常連さんも追加のお酒を注文。
「芋ソーダ、根性なし」
……根性なし??
どうやら、このお店は酒が濃いので薄めで頼みたいときには「根性なし」と言うらしい。なるほど、勉強になった。
ひたひたな酢醤油に浸かったいちょう切りの大根。ちょこんと紅生姜がトッピングされているのも嬉しい。
その紅生姜を肉豆腐の上に乗せてみると…紅一点!こういうオリジナルな組み合わせを発掘できるのも、一人飲みの醍醐味。
いつもより勢いあるワカコの「ぷしゅー」に、ハードボイルドな店員さん達も思わず反応。
……常連さんのお釣りをそのままカウンターに置いて帰る「ありがとうのチップ」、粋だったなぁ。
明くる日。
みぃさんに「すっごくいいお店でした!」と感謝を伝えるワカコ。
今はもうなかなか飲みに行けないから…と嘆くみぃさんに、「お休みの日に昼飲みしませんか?」と誘うワカコ。
みぃさんがずっと行ってみたかったというお店は、創業明治二十年という非常に趣のある酒屋・田口屋。
角打ちができるらしく、なんと樽生のクラフトビールが飲めるお店なんだとか。
ワカコとみぃさんが頼んだのは、TOKYO BLUES。
よく晴れた午後、外のベンチで乾杯!
クラフトビールの苦味がちょっと…という方も多いかもしれないが、この酒屋では3〜5度という徹底した温度管理で貯蔵して提供されているおかげか、深みがあるのにぐいっと飲めるそう。
いやー、こりゃたまらんですよ。
みぃさんが買ってくれたオイルサーディンを肴に、東京で生まれたクラフトビールを下町の角打ちで飲む。こんな最高な休日、あっていいのでしょうか…いいよね…!
続いてワカコが頼んだのは、剣菱の樽酒。
香りからわかるあまみとうまみ。すっきり飲みやすい抜群のまろやかさ。
クラフトビールを飲み、江戸時代の前からあるTHE・日本酒を樽酒でいただくなんて……贅沢すぎる……!
久々の外飲みに、テンション上がりまくりなみぃさん。
外飲みって、忙しない日常をリセットできる、非日常な空間だったりしますよね。そんなキッカケをつくったワカコ、粋だなぁ。
立ち飲みに角打ち、大人だけが楽しめる呑兵衛の聖域。
よくある居酒屋と比較すると少しハードルが高いように思えるかもしれないけど、ぜひ”異世界”に飛び込んでみては。
それでは今夜も、せーのっ「ぷしゅー」。
お店紹介
【一軒目】
きど藤
東京都杉並区高円寺北3丁目4−9
※公式HPを確認できないため、詳細はレビューサイト等をご参照ください。
<本日のワカコ酒>
・麦焼酎 水割り
・バイスサワー
・タコ刺し
・かき揚げ
・肉豆腐
・大根酢醤油
【二軒目】
田口屋
http://taguchi-ya.co.jp/
<本日のワカコ酒>
・TOKYO BLUES
・剣菱 樽酒
・オイルサーディン
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(文:桐本絵梨花)
–{「ワカコ酒 Season6」第3話ストーリー}–
「ワカコ酒 Season6」第3話ストーリー
昼休み。金欠で、会社でお弁当を温めていたワカコ(武田梨奈)は、みぃさん(山田キヌヲ)にお手頃な飲み屋さんを聞いてみる。子供が生まれる前はよく通っていたという立ち飲みのお店は、節操のない飲み方をしていると怒られるのだという。
ドキドキしながらやって来たワカコ。いきなり扉が開いて店主が顔を出す。立ち尽くしていると、ぶっきらぼうに「入んないの?」と言われ、恐る恐る入店、カウンターに案内され前金を出すのだが…。
–{「ワカコ酒 Season6」作品情報}–
「ワカコ酒 Season6」作品情報
イントロダクション
今日もしあわせひとり酒-
村崎ワカコは酒と料理が何より大好きな26歳。偶然見つけた店でも、勇気を出して一歩足を踏み入れる呑兵衛女子である。ワカコは職場での出来事に想いを巡らせたり、他のお客さんたちの会話に耳を傾けたりしながら、酒場での独り呑みの楽しみを満喫している。時にはこれと決めた料理と酒に舌鼓をうち、時にはまったりと旬の料理とお酒を嗜み―そんなワカコの酒との付き合いを優しく見守る友人や会社の同僚、行きつけの店「逢楽」の大将ら、周りの人々。酒と料理がぴったりと合わさった刹那、全身が高揚感に包まれた彼女の口からは、思わず「ぷしゅー」と吐息が漏れる。ワカコ、至福の瞬間である。
番組概要
番組名
「ワカコ酒 Season6」
放送日時
2022年1月10日(月)スタート 毎週月曜深夜0時
放送局
BSテレ東 BS⑦ch<全国無料放送>
BSテレ東4K 4K⑦ch<全国無料放送>
原作
新久千映「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)
出演
武田梨奈
監督
久万真路、片桐健滋、若林将平
脚本
阿相クミコ、女里山桃花
プロデューサー
小林教子(テレビ東京)、石井光雄(エムロックス)、田中厚朗(ザフール)
制作
BSテレ東/ザフール
製作・著作
2022「ワカコ酒6」製作委員会
公式Twitter
@wakakozake_TV