「婚姻届に判を捺しただけですが」第8話:高杉真宙「いい加減に気づけよ」全視聴者が同意した瞬間(※ネタバレありレビュー)

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清野菜名がヒロインを務める「婚姻届に判を捺しただけですが」が、2021年10月19日(火)放送スタートした。

有⽣⻘春作の同名コミックをドラマ化。
独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(清野)に、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(坂口)が“ある理由”から偽装結婚を申し込む。
共同生活が始まり、衝突ばかりの2人。果たして、百瀬が偽装結婚をする本当の理由とは? 2人の関係に変化はあるのか?

本記事では、その第8話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

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「婚姻届に判を捺しただけですが」第8話レビュー

想いを告白し合った明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)、ついに両想いか? と思いきや、そうじゃなかった~! なんと百瀬、この期に及んでLIKEのほうの好きだと思い込んでいたのだ。そ、そうじゃないだろ~! ここは日本、LIKEでキスしないから……!  もう嫌だこの人、とちょっと思ってしまった。

自分で考えてくださいと、明葉は家を出て行ってしまう。
入れ替わりに、友だちとルームシェアを解消したという唯斗(高杉真宙)が百瀬宅にやってくる。明葉の気持ちを教えるという交換条件で、部屋が見つかるまで唯斗に家と食事を提供する約束をした百瀬だが、唯斗はなかなか教えてくれない。居候ながら若干えらそうな唯斗だけど、ゲームをしたり、なんだかんだ百瀬も楽しそうに見えた。

今回初めて一話通して唯斗の出番が多く、高杉真宙の顔面を堪能できる神回だった。唯斗の両親も契約結婚に近く、情がわいてしまった母がずっと苦しそうだったというエピソードが明らかに。また唯斗が獣医師になるためにまじめに勉強している様子や、それは明葉に釣り合う(百瀬と対等な)人間になりたいため、という理由もわかる。さらに株が上がってしまう。

たまたま鉢合わせた元ルームメイト(というか元カノ?)に「どうせ獣医師になりたいというのもでたらめで、仕事も適当にやってるんだろ」と罵倒される唯斗。百瀬はそんなことないと反論し、ひっぱたかれてジジイ呼ばわりされる(ひどい)。

頼んでないからお礼言わないからな、人にどう思われたってやりたいことをやる、と尖る唯斗。自分の気持ちにさえ鈍感な百瀬にたまらず

「いい加減に気づけよ。アッキーのことが好きだって」と言ってしまう。

「百瀬さんが自分の気持ちに気づいたら、自分には勝ち目がないと」言っていたのにだ。結局いい奴すぎるだろ唯斗……。

自分の気持ちを確かめたいと走って明葉の職場を目指す百瀬。明葉の職場って百瀬家から徒歩圏内なの? 「明葉さんと出会って僕は、僕の気持ちは、ひとりぼっちじゃなくなった」

早朝道端でのハグ、よかった。明葉のリップとコートの色の組み合わせもいいし、背伸びして抱きついて幸せそうに笑う明葉もよかった。

それなのにだ。

「明葉さん。今すぐ、僕と離婚してください」

は、はぁ~~~?
何でそうなる~~~!

クソ真面目に考えて一度リセットしなきゃとか思ったのかなとは思うんだけど、難儀すぎるなこの人は……。結ばれたとしても明葉が幸せになれるのか、心配になってきてしまった。

あと、明葉のおばあちゃんのエピソードがよかった。おじいちゃんと見合い結婚をして、結婚してからも戦友のようには思っていたが好きだと思ったことはなかった、思う暇もなかったというおばあちゃん。でも、おじいちゃんが亡くなったときにさみしくて、この人のこと好きだったんだと気づいたという。

「一人がさみしいんじゃない、好きな人といられないのがさみしいんだなって」

名言すぎた。

「婚姻届に判を捺しただけですが」第8話ストーリー

一世一代の告白をし、明葉(清野菜名)は晴れて百瀬(坂口健太郎)と両思いに!
…と思いきや、百瀬は自分の気持ちも明葉の気持ちも“ラブ”ではなく“ライク”だと思い込み、お互いの恋心に全く気付いていない!
雲行きがどんどん怪しくなる中、百瀬は明葉の“本当の気持ち”を全く理解していないことが分かり、我慢の限界を迎えた明葉は家出してしまう。
行くあてもないまま出社した明葉に、新しいコンペの仕事が舞い込む。選考委員の中に丸園ふみ(西尾まり)の名前を見つけ、前回のリベンジを決意する明葉。家出中ということもあり、会社に泊まり込んで作業を進めるのだった。
一方、百瀬のところへ、ルームメイトと喧嘩した唯斗(高杉真宙)が突然やってくる。しばらく泊める代わりに、百瀬は明葉の気持ちを教えて欲しいと頼み込むのだが….
果たして、百瀬は明葉の気持ちに気付くことができるのか、そして百瀬自身の気持ちは一体…!?

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(文:ぐみ)

–{「婚姻届に判を捺しただけですが」作品情報}–

「婚姻届に判を捺しただけですが」作品情報

TBSでは、10月期の火曜ドラマ枠(毎週火曜よる10時)で『婚姻届に判を捺しただけですが』を放送する。このたび、本作のヒロインを清野菜名が務めることが決定した。清野が演じるのは、彼氏はいないけど、一緒に飲んでくれる友達はいる。そして、仕事はやりがいがあって、めちゃくちゃ楽しい! と独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(おおかど・あきは)。清野がTBSの火曜ドラマでヒロインを務めるのは本作が初となる。

さらに、その相手役には坂口健太郎が決定。坂口が演じるのは、とある理由から“既婚者”の肩書きを手に入れるため、出会ったばかりの明葉に偽装結婚を申し込む、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(ももせ・しゅう)。仕事はできるが堅物で変人という役どころだ。

明葉は「森田デザイン」で働く中堅デザイナー。夢だったデザイナーの職について仕事が楽しく、同僚との関係も良好。いつか独立して広告で賞を取ることを目標に、やりがいを感じる日々を過ごしている。現在彼氏はいないが、学生時代からの友人など一緒に飲んでくれる友達はおり、「生涯独身上等、おひとり様最高!」と独身を謳歌していた。

そんなある日、明葉は飲み会で出会ったばかりの男性から突然プロポーズされる。初対面の明葉にプロポーズしたのは、広告代理店「秀伝堂」の社員・百瀬柊。堅物で変人だが、外見は良く仕事に対しても真面目で、上司や部下、そしてクライアントからの信頼も厚い男だ。
しかし、百瀬は訳あって偽装結婚する相手を探していた。

突拍子もない電撃プロポーズに、はじめは「ありえない! バカにしてるんですか!?」と突っぱねた明葉だったが、ひょんなことから百瀬の偽装妻になる。

共同生活が始まり、衝突する2人。そして次第に分かっていく、百瀬が偽装結婚をする本当の理由…。一つ屋根の下で暮らすうちに、2人に変化が生まれていくのか…!?
10月からスタートする火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』にぜひご期待ください!!

放送日時

10月19日(火)スタート 毎週火曜日よる22:00~放送

出演

清野菜名/坂口健太郎/倉科カナ/高杉真宙/前野朋哉/中川翔子/笠原秀幸/小林涼子/森永悠希/長見玲亜/深川麻衣/岡田圭右/木野 花/田辺誠一

原作

有⽣⻘春「婚姻届に判を捺しただけですが」
(祥伝社「フィール・ヤング」連載中)

脚本

田辺茂範/おかざきさとこ音楽
末廣健一郎/MAYUKO

プロデューサー

松本明子/那須田淳

主題歌

あいみょん「ハート」(unBORDE/Warner Music Japan)

演出

金子文紀/竹村謙太郎 ほか

編成

宮﨑真佐子

製作

TBSスパークル/TBS