「婚姻届に判を捺しただけですが」第7話:悪女・倉科カナと、予想外のキュン展開(※ネタバレありレビュー)

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清野菜名がヒロインを務める「婚姻届に判を捺しただけですが」が、2021年10月19日(火)放送スタートした。

有⽣⻘春作の同名コミックをドラマ化。
独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(清野)に、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(坂口)が“ある理由”から偽装結婚を申し込む。
共同生活が始まり、衝突ばかりの2人。果たして、百瀬が偽装結婚をする本当の理由とは? 2人の関係に変化はあるのか?

本記事では、その第7話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

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「婚姻届に判を捺しただけですが」第7話レビュー

百瀬(坂口健太郎)にキスしてしまった明葉(清野菜名)。
無言で寝室へ行くという反応。翌朝「明葉さん、そんなに離婚したがっていたなんて」と言われ、周りの目もあるので2か月間不仲を演出しましょうと提案される。

よく意味がわからないし、なぜ訂正しないんだ明葉……!
どうやら百瀬の中では、自分のキスが嫌がらせだと思われた→明葉が仕返しに嫌がらせでキスした、ということになっている様子。何でそうなる!
でも百瀬は嫌ではなかったらしい。

本の貸し借りで美晴(倉科カナ)の元を訪れた際、「柊くんには明葉ちゃんなんだよ」と言われた百瀬は、明葉にグラタンを作ってもらう約束をする。

そんな折、百瀬が仕事で関わることになったインフルエンサー・野上香菜(倉科カナ)は、何と見た目が美晴と瓜二つ。デザインを明葉の会社に依頼したため、明葉とも対面することに。

だがこの香菜、中身は美晴と似ても似つかないヤバい女だった。香菜の顔を見た祥子が百瀬に話した内容を聞いており、偽装結婚なことも自分が兄嫁に似てることも知っていたのだ(人に聞こえるところで余計なこと言うなよ祥子……)。匂わせ投稿もしまくりだし、無理すぎる。

明葉に取って代わろうと、熱烈にアプローチする。手作り料理を作ってここじゃ食べられませんよねと言い、百瀬は自宅に案内。ヤバ女を家に入れるなよ百瀬……。帰ってきた明葉に百瀬に聞こえないタイミングで「私、あなたよりここにハマると思う。そのポジション変わってもらえません?偽装結婚なんですよね」「私寄生先探してて」と言う。なにこの女……!

さらに、百瀬が明葉と約束しているだろうタイミングを邪魔するため、百瀬のスマホを間違えたふりして取り、忘れものだと思って取りにきたタイミングでケガをして明日の配信の準備が間に合わないと訴える。百瀬なら手伝ってくれるだろうとわざと邪魔したのだ。やな女~!

明葉との関係は煩わしいだろうと百瀬にせまるが、「煩わしくなんかないですよ。僕は明葉さんと朝一緒に歯磨きをしたり、大福を食べたり、仕事終わりにビールで乾杯したり……そうやって過ごすことが、楽しいんです。だから、煩わしくなんかないんです。それに、香菜さんがいくら僕の好きな人に似ていたとしても、僕には関係ありません」と言う。す、素晴らしい……。

百瀬は美晴の見た目ではなく中身を好きになったんだもん、そうだよね、と思いつつ、明葉との日々をそんな風に思っていたことに感動した。

帰宅した百瀬と明葉のやり取りがよかった。

「明葉さんと暮らしていきたい。いつの間にかそう思うようになってて……」

「百瀬さんのことが好きです。百瀬さんと離婚したくありません。」

「ありがとうございます、僕もです。明葉さん、これからも一緒にいてください」

な、なんと素晴らしいハートウォーミングストーリー……いい意味で予想を裏切る展開! 1話ではあんなに嫌なやつだと思った百瀬がこんなにかわいく思えるなんて、ドラマの演出も坂口健太郎もすごい。

倉科カナの一人二役、見事だった。ヘアメイクもそうだが、顔つき目つきが全然違った。

高杉真宙演じる唯斗が、明葉の百瀬の想いを聞いて柄になくショックを受けている様子なのも気になった。唯斗には幸せになってほしいのだが……。

晴れて両想いとなった百瀬と明葉。次回はどんな展開が待っているのか、楽しみだ! 予告の唯斗「いい加減気づけよ」が気になる。

「婚姻届に判を捺しただけですが」第7話ストーリー

勢いで百瀬(坂口健太郎)にキスをしてしまった明葉(清野菜名)。まさかの百瀬の対応に驚きつつも、自分からキスをしてしまった以上、「好きだ」という気持ちをちゃんと伝えようと明葉は決心する。
しかし、百瀬はなぜか明葉のキスを“仕返し”だと思い込む。さらに百瀬から離婚を提案された上、離婚に至るまでの“不仲演出計画”まで語られる始末。呆気にとられた明葉は告白する隙もなく…。
そんな中、急遽、後輩の代理として観光キャンペーンの仕事を担当することになった百瀬。インフルエンサーとのコラボ企画ということで、野上香菜を紹介されてビックリ! なんと、香菜は美晴(倉科カナ)と瓜二つだったのだ!
しかも、香菜は百瀬に気があるようで、あの手この手でグイグイ迫り、SNSでも匂わせ投稿連発。最初は気にしていなかった明葉だったが、美晴のソックリさんだけでは済まない事態に発展してしまい…!

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(文:ぐみ)

–{「婚姻届に判を捺しただけですが」作品情報}–

「婚姻届に判を捺しただけですが」作品情報

TBSでは、10月期の火曜ドラマ枠(毎週火曜よる10時)で『婚姻届に判を捺しただけですが』を放送する。このたび、本作のヒロインを清野菜名が務めることが決定した。清野が演じるのは、彼氏はいないけど、一緒に飲んでくれる友達はいる。そして、仕事はやりがいがあって、めちゃくちゃ楽しい! と独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(おおかど・あきは)。清野がTBSの火曜ドラマでヒロインを務めるのは本作が初となる。

さらに、その相手役には坂口健太郎が決定。坂口が演じるのは、とある理由から“既婚者”の肩書きを手に入れるため、出会ったばかりの明葉に偽装結婚を申し込む、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(ももせ・しゅう)。仕事はできるが堅物で変人という役どころだ。

明葉は「森田デザイン」で働く中堅デザイナー。夢だったデザイナーの職について仕事が楽しく、同僚との関係も良好。いつか独立して広告で賞を取ることを目標に、やりがいを感じる日々を過ごしている。現在彼氏はいないが、学生時代からの友人など一緒に飲んでくれる友達はおり、「生涯独身上等、おひとり様最高!」と独身を謳歌していた。

そんなある日、明葉は飲み会で出会ったばかりの男性から突然プロポーズされる。初対面の明葉にプロポーズしたのは、広告代理店「秀伝堂」の社員・百瀬柊。堅物で変人だが、外見は良く仕事に対しても真面目で、上司や部下、そしてクライアントからの信頼も厚い男だ。
しかし、百瀬は訳あって偽装結婚する相手を探していた。

突拍子もない電撃プロポーズに、はじめは「ありえない! バカにしてるんですか!?」と突っぱねた明葉だったが、ひょんなことから百瀬の偽装妻になる。

共同生活が始まり、衝突する2人。そして次第に分かっていく、百瀬が偽装結婚をする本当の理由…。一つ屋根の下で暮らすうちに、2人に変化が生まれていくのか…!?
10月からスタートする火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』にぜひご期待ください!!

放送日時

10月19日(火)スタート 毎週火曜日よる22:00~放送

出演

清野菜名/坂口健太郎/倉科カナ/高杉真宙/前野朋哉/中川翔子/笠原秀幸/小林涼子/森永悠希/長見玲亜/深川麻衣/岡田圭右/木野 花/田辺誠一

原作

有⽣⻘春「婚姻届に判を捺しただけですが」
(祥伝社「フィール・ヤング」連載中)

脚本

田辺茂範/おかざきさとこ

音楽

末廣健一郎/MAYUKO

プロデューサー

松本明子/那須田淳

主題歌

あいみょん「ハート」(unBORDE/Warner Music Japan)

演出

金子文紀/竹村謙太郎 ほか

編成

宮﨑真佐子

製作

TBSスパークル/TBS