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相葉雅紀、3年ぶりの連ドラ主演!「和田家の男たち」が2021年10月7日より放送スタート。
コロナ禍で失業した主人公が、ひょんなことから疎遠になっていた父・祖父と男3人で暮らすことになる。この家を覗けば“令和の日本”が見えてくる!?
息子・相葉雅紀 《ネットニュース記者》父・佐々木蔵之介 《TV局報道マン》祖父・段田安則 《新聞記者》大石静が描く、マスコミ三世代男だらけの異色ホームドラマ!
本記事では、第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「和田家の男たち」第5話レビュー
第5話、ライター&編集者として働く筆者の心にも突き刺さる回だった。
「専属契約でコラムを書きませんか?」
筆者の周りにいるライターの間でも、「専属契約で記事を書いている」という話はあまり聞かない。ライターにとって複数の媒体と契約することは珍しくないので、むしろ珍しい“専属契約”という単語に嫌な予感がした。(同じように反応してしまった同業者も多いのではないだろうか……)
さらに「ニュース・チェイス」の編集者、片岡直樹を演じるのが野間口徹……。名バイプレイヤーとして大活躍しているのは言うまでもないが、このタイミングでこの配役はもう「これから嫌なことが起こりますよ」という宣言にしか聞こえない。
お約束通り嫌な予感は的中した。「ニュース・チェイス」に転職して順調に記事のPVを伸ばしていた優(相葉雅紀)だが、とある記事がネットで大炎上。炎上した記事は優が「ニュース・チェイス」で初めて執筆した記事で、あまり数字が獲れていないと判断されたものだった。
片岡は釣りタイトルを使用して記事を炎上させPVを稼ぐ、いわゆる「炎上商法」を使ったのだ。もうこのあたりで心臓が痛い……。確かに編集者はライターの記事をより多くの人に読んでもらうため、タイトルも試行錯誤する。とはいえ、片岡はライターに全く寄り添わず記事を炎上させたうえで、何事もなかったかのように振る舞うのだ。もはや怖い……。少ない出番で不気味さをしっかり出した野間口徹、恐ろしい。(褒めてる)
せっかくのテレビ出演も、炎上した記事に気をとられて失言してしまい失敗……なんと生放送で。テレビ出演しながらも、表情はどこに出しても恥ずかしくないほどの“虚無”だった。「相葉雅紀=キラキラの笑顔」のイメージも強い。つい最近も『ARASHI 5×20 FILM』にて劇場の大画面で相葉くんの笑顔を浴びていたので、余計に虚無顔の印象が強く残った。
優にとっては文字通り踏んだり蹴ったりの第5話だが、悪いことばかりではない。三ツ村(正門良規)から「バズとぴ」に戻ってきてほしいと言われたのだ。
三ツ村〜〜〜!!! 今回も服装ド派手だけど良い奴〜〜〜!!! 片岡との“編集者”としての対比もあって、三ツ村が光り輝いて見える。表には出さないけど、優を心配するような表情や、チャラそうに見えても仕事はできそうな絶妙な塩梅……毎話の登場時間はそこまで多くないけど、Aぇ! groupの正門良規くんの存在感が確実に増しているように思う。
優は自身のことを「何やってもダメだった」と言っていたが、バズとぴで得た経験や縁は間違いなく優が掴み取ったもの。第5話では一気に転落したけど、周りとの関係性も深まった大事な話だった。
「和田家の男たち」第5話のストーリー
和田寛(段田安則)の恋バナを題材に記事を書いた優(相葉雅紀)だったが、思うようにビューが伸びず三ツ村翔星(正門良規)から扱う題材について指摘を受けてしまう。さまざまな記事内容を提案するも、「ユーザーの好みに合わない記事を出すのは書き手の自己満足でしかない」とあしらわれ…。
そんな優のもとに、ある日ネットニュースサイト『ニュース・チェイス』編集部の片岡直樹(野間口徹)から連絡が来る。奇しくも『バズとぴ』の方針に疑問を抱いていた優。寛からは「不義理をしても羽ばたいたほうがいいときはある。波に乗らないでどうする」と背中を押され、片岡に会ってみることに!
すると、思いがけず『バズとぴ』での記事を絶賛され、“専属契約”まで提示された優の心は大きく揺れ動き…?
そんな中、優の異変に気付いた志麻さと美(石川恋)が和田家にやってくる。転職に悩んでいることを告白しつつも、「三ツ村を裏切るのが…」と迷いを見せる優に、志麻は意外な言葉を。その言葉をきっかけに、優は『ニュース・チェイス』への転職を決意する!
その頃、虫歯の痛みに苦しんでいた秀平(佐々木蔵之介)は、仕事の合間を縫ってようやくデンタルクリニックへ。治療後すぐに会社に戻りたい秀平だったが、突然現れた女性・岸文子(堀内敬子)が順番を譲ってほしいと懇願してきて…?
(文:谷口仁菜)
–{「和田家の男たち」作品情報}–
【作品情報】
この家を覗けば
“令和の日本”が見えてくる!?
息子×相葉雅紀 《ネットニュース記者》
父×佐々木蔵之介 《TV局報道マン》
祖父×段田安則 《新聞記者》
大石静が描く、マスコミ三世代
男だらけの異色ホームドラマ
2021年10月期のテレビ朝日金曜ナイトドラマでは、相葉雅紀主演の『和田家の男たち』を放送。
息子は《ネットニュースの記者》、父は《テレビ局報道マン》、祖父は《新聞記者》――3世代がそれぞれ異なったメディアに携わっている“マスコミ一家”の「和田家」を舞台に、男だらけの家族が織り成す、【異色のホームドラマ】をお届けします!
相葉雅紀、3年ぶりの連ドラ主演!コロナ禍で失業し、ネットニュース記者に転身!?
2018年10月期の金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』以来、3年ぶりに連続ドラマ主演を務める相葉。今作では、14年勤めた会社がコロナ禍で突然倒産し、デリバリーサービスの配達員に勤しむ37歳の男・和田優を演じます。
ひょんなことから、20数年ぶりに祖父・寛と再会を果たし、さらに疎遠になっていた父・秀平に「一緒に住まないか」と提案されたことで、なぜか3人はひとつ屋根の下で一緒に生活することに。デリバリー配達員を続けながら、和田家の家事全般を担っていたある日、大学の後輩のツテでネットニュース編集部の記者として記事を書き始めることとなり…?
同枠ではこれまでに、カメラアシスタントやバーテンダー、そして獣医師、とさまざまな役柄に挑んできた相葉。それぞれの作品において、相葉ならではのカラーでキャラクターに息を吹き込んできました。果たして今作『和田家の男たち』では、ネットニュースのライターという職業を通じて、《和田優》という青年をどう体現していくのか? その躍動の瞬間に今から期待が高まっています!
相葉の父に佐々木蔵之介、祖父に段田安則 三世代のマスコミ一家を描く!
さらに、相葉演じる和田優の父と祖父を、佐々木蔵之介、段田安則が演じることも決定!
優の父・秀平を演じるのは、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍を続け、7月期の木曜ミステリー『IP~サイバー捜査班』での“スペシャリスト”ぶりも好評の佐々木蔵之介。テレビ局の報道番組『フロンティアニュース』の総合プロデューサーを務める秀平は、実は亡くなった優の母・りえの“再婚相手”。26年前にりえが亡くなって以来、血の繋がらない優を男手一つで育ててきました。しかしテレビ局の報道マンとして昼夜問わず忙しい日々を送っていたため、家の中の大抵のことは優がこなし、結果的に息子は家事一切が万能な青年へと成長。その後、大学卒業と同時に独立した優とは、別々に生活し、コロナ禍においてなんとなく音信不通になっていましたが、ひょんなことから再会し、一緒に暮らすことに…。
そして秀平の父で優の祖父・寛を演じるのが段田安則。『ドクターX~外科医・大門未知子~』や『半沢直樹』など、数々の作品で、圧倒的な個性と存在感を放ってきた段田が、今作では元新聞社の社長で現在は論説委員としてコラムを寄稿している、という“新聞界”のレジェンドともいうべきマスコミ人を演じます。
図らずも始まる独身男だらけの三世代3人暮らし――相葉に加え、実力派俳優である佐々木と段田がどんな家族の姿を見せてくれるのか、注目が集まります!
脚本家・大石静氏が描く異色のホームドラマ…男だらけの“令和の家族の物語”
今作の脚本を担当するのは、『長男の嫁』、『ふたりっ子』など、数々のホームドラマを手掛けてきた、大石静氏。今春、大きな話題を呼んだ『あのときキスしておけば』からは一転、男ばかりの“令和の家族の姿”を描き出します。
新聞記者としての確固たる理念を持ち続ける寛、テレビの報道マンとして最前線で指揮を執る秀平、そして現代社会における情報ツールとしてもっとも身近であるネットニュースの記者になった優――
ひとくくりに「マスコミ」といえども、三者三様に、異なる職業倫理、価値観、矜持を持つ「和田家」の面々。そんな彼らが日々の食卓を主な舞台に、事件の大小を問わず、今何が問題なのか?それを伝えるマスコミとは何か?それぞれのメディアの立場から、意見を闘わせ、時代と対峙していきます。
さらに今作は、大石氏ならではの、テンポの良い会話劇も大きな見どころの一つ。3人の男たちが突然一緒に暮らすことになったきっかけ、そして優の亡き母・りえの死の真相にも、ある秘密が隠されているようで…?
この秋、金曜の夜に新たに誕生する“マスコミ三世代、男だらけの異色ホームドラマ”。この困難な時代に再会し、多くの視聴者の方々同様、明日が見えない不安や疑問の毎日の中、奇しくも同じ「マスコミ」という職業につきながら、家族としての歩みを進めていくことになった3人の男たち。この「和田家」の面々に、是非ご期待ください!
脚 本
大石静
ほか
音 楽
ワンミュージック
ゼネラルプロデューサー
中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー
残間理央(テレビ朝日)
本郷達也(MMJ)
布施等(MMJ)
監 督
深川栄洋
ほか
制 作
テレビ朝日
MMJ