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江口のりこが主演、赤楚衛二が共演する「SUPER RICH」が2021年10月14日より放送スタート。
お金はあっても愛に飢えた孤独な女社長と、愛はあってもお金がない貧乏専門学生。真逆の2人が出会い、会社に襲いかかる困難を次々と乗り越えて前へ進んでいく姿に元気づけられること間違いなし!
毎分、毎秒でめまぐるしく変化していく登場人物たちの心情と、原作のない完全オリジナルドラマだからこその予測不能かつスリリングなストーリー展開をお見逃しなく!
本記事では、第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「SUPER RICH」第5話レビュー
「海外で勉強した人材が欲しい」という衛(江口のりこ)の考えにより、1年間の海外留学に向かうことになった優(赤楚衛二)。留学中の1年間は一瞬で過ぎ去っていった。服装もカバンも様変わりし、英語や中国語などさまざまな語学を身につけて帰ってきた彼。急な展開に少々驚く。
優が留学中、新しいバイト・城戸密(結木滉星)が入社していたり、会社でハムスターを買い始めたりと、変化があったスリースターブックス。海外市場で動ける力を養うと同時に、電子書籍の販路を広げるための戦略も着々と進められていた。それが、携帯市場での繋がりをつくること。
留学中に大手携帯会社「三日月モバイル」の社長子息・森ノ宮大吾(矢野聖人)と交流していた優は、さっそくチャンスを活かそうとするが……。事実上、三日月モバイルを牛耳っているのは専務の大河一郎(田山涼成)であることが判明。
すでに提携する電子書籍会社は決まってしまっていた。スリースターブックスは、その候補となる前に弾かれる運命にあったのだ。
しかし、ただで転ぶスリースターブックスではない。
衛の父と大河一郎は、かつて友人同士だったことが判明。大河主催のパーティに潜り込み、なんとか懐に入れないかと画策する衛。背に腹は代えられないというか、使えるものは全部使ってやるというか、自棄っぱちな行動が実に気持ちいい。
そんな矢先、体調不良により倒れた母から「200万貸してください」と土下座されてしまう優。口座に20万ほどしか貯蓄がない彼は、会社のお金を借りられないか宮村(町田啓太)に頼み込む。「さすがにそんな大金は貸せない」と渋った宮村は、自身の貯蓄から200万を貸すことに。ラーメンを奢ってくれるわ、ポケットマネーで200万を貸してくれるわ、さすがに太っ腹すぎる。
優は、自分を変えるために留学の道を選んだ。それなのに、少しスキルが上がったくらいで、根本的には何も変わっていないことを嘆く。会社のために力を尽くすこともできず、大切な人は他の男に奪われるかもしれない。おまけに200万の借金まで……。なかなかに落ち込む状況だ。
しかし、衛はちゃんと優のことを見ている。
「変わろうとする気持ちが大事だと思う」「偉いよ、頑張ってるよ」とストレートな言葉で優を鼓舞する衛。不恰好にダンスを踊るラストシーンも、とてもよかった。
衛のために1年間の海外留学に行ってまで尽くそうとする優。衛のためなら何をするのも厭わない宮村。最終的に、衛の心を掴むのはどちらなのか? はたまた、衛の気持ちは違うところを向いているのか?
次回、そんな衛の過去に焦点があてられる。
「SUPER RICH」5話のストーリー
氷河衛(江口のりこ)は春野優(赤楚衛二)に告白された。優は宮村空(町田啓太)に衛を取られたくないと言うが、衛は彼の告白をはぐらかそうとする。2人が押し問答のようになっていると、インターフォンが鳴り、島谷聡美(松嶋菜々子)がやってくる。衛は聡美を食卓に招き、旧『スリースターブックス』社員の再就職先を世話してくれたことへの礼を述べた。そんな衛に聡美は、次に何を考えているのかと尋ねる。
次の日、衛は社員たちに会社の新たな目標を掲げる。すると資料を読んでいた優が、目標のひとつである人材育成の手段として挙げられていた留学に自分が行きたいと発言。まだ軌道に乗っているとは言えない会社で海外留学出来る人間は優しかいないと、1年間の留学に赴くことになり…。
(文:北村有)
–{「SUPER RICH」作品情報}–
【作品情報】
10月期のフジテレビ木曜劇場では、ベンチャー企業の破天荒な女性社長を主人公に描くドラマ『SUPER RICH』を放送することが決定しました。幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマンの、ジェットコースターのような波瀾(はらん)万丈な半生を描く完全オリジナルドラマです。
主演を務めるのは話題作に立て続けに出演し、今最も熱視線を浴びる大ブレーク女優・江口のりこさん。キャリア20年以上の実力派の江口さんが、今作でついにゴールデン・プライム帯ドラマ初主演を果たします。また、江口さんはフジテレビ連続ドラマ初主演で、木曜劇場にも初出演にして初主演。仕事にプライベートにと、苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きるアラフォー女性のリアルな心情を描き出します。
さらに、共演にはいま飛ぶ鳥を落とす勢いの若手俳優・赤楚衛二さんが決定。ベンチャー企業のインターン試験を受ける、主人公とは生まれも育ちも正反対の貧乏な専門学生を演じます。日々困難に直面する主人公を懸命に支え、時に翻弄(ほんろう)する年下の無邪気な“子犬系男子”が、会社の未来や彼女の人生をも大きく変えていきます。
クセの強い役どころを巧みに演じ分け、見る人に強烈なインパクトを与えてきた実力派かつ個性派の江口さんが本作で挑むのは、プライベートを顧みず、仕事一筋で生きてきたベンチャー企業『スリースターブックス』の社長・氷河衛(ひょうが・まもる)。女優の道を歩み続け、今や“働くかっこいい女性”の代名詞の江口さんが、自身のキャリアと重ねて等身大で挑みます。また、江口さんのセリフは全編を通して関西弁で話される予定。兵庫県出身の江口さんが発する、毒舌混じりの小気味よい“ネーティブ関西弁”にも注目です。
一方、『スリースターブックス』のインターン試験を受ける貧乏学生・春野優(はるの・ゆう)を演じるのは今をときめく若手俳優の赤楚さん。その屈託のない笑顔と見る人を虜(とりこ)にするまっすぐな演技で老若男女、国内外を問わず絶大な人気を集める赤楚さんが、素直でかわいい“子犬系男子”を熱演します。物語が進むにつれ、優が成長し、“脱子犬化“する姿も必見です。赤楚さんが木曜劇場に出演するのは今作が初めてで、フジテレビ制作の連続ドラマにレギュラー出演するのも初めて。江口さんとは初共演です。
本作の主人公・氷河衛は、電子書籍を手がけるベンチャー企業『スリースターブックス』の代表取締役CEO。裕福な家に生まれ、これまでの人生においてお金に困ったことは一度もありません。「お金があれば何事も解決できる」と考え、より多くの利益を出すため、せわしなく働く日々を送っています。その年を代表する女性起業家に贈られる”プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー”を受賞するなど社会的に評価されている衛ですが、幼少期に両親を亡くしたさみしさや悲しみから心を閉ざし、お金はあるけれど愛に飢えた人生を過ごしてきました。
友人もなく孤独な衛が唯一心を許した相手が、大学時代に出会った一ノ瀬亮(いちのせ・りょう)で、彼と二人三脚で立ち上げ成長させてきた『スリースターブックス』は、衛にとってまさに人生そのもの。しかし、会社をより大きくするため奔走する衛の前に、会社の経営を揺るがすような危機が次々と訪れることとなるのです。
周囲に弱みを見せることなく、孤高の女社長として社会で闘い続けてきた衛が衝撃的な出会いを果たすのが、『スリースターブックス』のインターンに応募してきた一回り年下の専門学生・春野優。両親と妹の4人家族で愛情にあふれた家庭で育ったのですが、長年、実家の経営状況は厳しく、手に職をつけるために東京の専門学校へ入学。アルバイト代をやりくりしてなんとか生活している状態。
そんな時『スリースターブックス』が学歴不問のインターンを募集することを知り、人生を変えるために意を決して応募します。確固たる意志と行動力を持ち合わせていて、時に大胆な行動をとって衛を驚かせることも。 どうして衛にこんなにもついて行くのか?その理由は物語が進むにつれて明らかになっていきます…。優のかわいらしい笑顔や人なつっこさが、仕事に忙殺され「氷」のように凍(い)てついた衛の心に、「春」のような暖かさを与えていくことになるのです。
お金はあっても愛に飢えた孤独な女社長と、愛はあってもお金がない貧乏専門学生という真逆の2人が出会い、会社に襲いかかる困難を次々と乗り越えて前へと進んでいく姿は、苦境が続く現代社会を生きる全ての人を元気づけること間違いなし!
まるでジェットコースターのように、毎分、毎秒でめまぐるしく変化していく登場人物たちの心情と、原作のない完全オリジナルドラマだからこその予測不能かつスリリングなストーリー展開をお見逃し無く!衛と優を取り囲む『スリースターブックス』の社員やインターン仲間にも、今後ブレークが期待される若手から国民的スターまで、個性豊かな俳優陣が顔をそろえます。
コメント
江口のりこさん
出演が決まったときは、まずは体力や体調に気をつけなきゃな、と思いました。そして台本を読んでみて、1話からスピーディーな展開で、“その先を早く読みたい!”と、ワクワクしました。まったくのオリジナル作品なので、どうやって面白くしていくのかをチームのみんなで探せて行けたらなと思います。共演の赤楚さんは柔らかい雰囲気の方なので、リラックスしてお話が出来そうだなぁ、とホッとしました。きっと面白いドラマになると思います。是非ご覧になってください。よろしくお願いします。
赤楚衛二さん
今までに取り組んだことのない題材と役柄で、新しい挑戦ができることが楽しみですし、木曜劇場にレギュラー出演させていただけて、とても光栄に思います。台本を読んでみて、困難に直面し、目まぐるしい環境の変化の中でも、氷河衛をはじめとした登場人物たちが日々を一生懸命生きる姿に力強さを感じました。
江口さんはドラマや映画で拝見し存じ上げていたのですが、このたび撮影で初めてお会いし、凜とした佇(たたず)まいで、かっこいい方だと思いました。 今回僕が演じる春野優からは、世の中に対して不公平さを感じるものの、“自分の人生は自分のものだから光をつかみたい”という気概を感じます。若さ故の不器用さもありますが、役と向き合いながら、そういった人間味も表現できるよう心がけていきます。そして月日がたつにつれ、優の人間力や価値観が変化していく過程も丁寧に描いていけたらと思います。
このドラマが、見てくださった皆様の明日の活力になるような作品になれたらうれしいです。今作のテーマである“本当の幸せ”とは何なのか、衛の波乱な半生と共に、一緒に楽しんでいただけたらと思います。
プロデュース 金城綾香(フジテレビ第一制作部)
お金と愛と幸せと、全部あれば良いのですが、そうはいかないのが人生だと思います。江口さんに演じていただく衛は、凛としたクールな佇(たたず)まいがある女性で、赤楚さんに演じていただく優は柔らかい温かさのある男性です。
男と女、年齢差、バックボーンの違いなど、正反対の場所にいる二人がどう交わっていくのか、また、これからたくさんの登場人物と二人が交差して物語が進んで行きます。2021年秋、ご覧になった方の心を少しだけでも“リッチ”にできるよう、一同力を尽くして頑張ります。
キャスト
氷河衛
江口のりこ
春野優
赤楚衛二
宮村空
町田啓太
鮫島彩
菅野莉央
豪徳尊
板垣瑞生
鬼頭流星
嘉島陸
高橋みゆ
野々村はなの
春野真子
茅島みずき
東海林達也
矢本悠馬
田中リリカ
志田未来
今吉零子
中村ゆり
一ノ瀬亮
戸次重幸
春野桜
美保純
碇健二
古田新太
島谷聡美
松嶋菜々子
スタッフ
主題歌:
『ベテルギウス』優里
(ソニー・ミュージックレーベルズ)
脚 本:
溝井英一デービス
(『監察医朝顔』脚本協力、『癒されたい男』他)
音 楽:
fox capture plan
プロデューサー:
金城綾香
(『監察医 朝顔』シリーズ、『グッド・ドクター』『営業部長 吉良奈津子』『5→9~私に恋したお坊さん~』他)
栗原彩乃
(『監察医 朝顔』スピンオフ 他)
演 出:
三橋利行
(『監察医 朝顔』第2シーズン、『トレース~科捜研の男~』『コンフィデンスマンJP』他)
平野 眞
(『監察医 朝顔』シリーズ、『ショムニ』シリーズ、『HERO』シリーズ 他)
相沢秀幸
(『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』『トレース~科捜研の男~』 他)
阿部雅和
(『監察医 朝顔』シリーズ、『婚活刑事』 他)
制作・著作
フジテレビ 第一制作部