清野菜名がヒロインを務める「婚姻届に判を捺しただけですが」が、2021年10月19日(火)放送スタートした。
有⽣⻘春作の同名コミックをドラマ化。
独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(清野)に、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(坂口)が“ある理由”から偽装結婚を申し込む。
共同生活が始まり、衝突ばかりの2人。果たして、百瀬が偽装結婚をする本当の理由とは? 2人の関係に変化はあるのか?
本記事では、その第3話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
「婚姻届に判を捺しただけですが」第3話レビュー
高杉真宙にハグされ、坂口健太郎をハグし、(実生活では生田斗真と結婚し出産予定の)清野菜名、人類最強では?? と思った第3回。
しかし、ラスト数分の大どんでん返し。恋のフラグは立ってしまった!!
冒頭、謎のネット漫画を読む明葉(清野菜名)。主人公は兄の嫁と恋しており、二人のハグを見てしまった兄が走り去ろうとして階段から転落、晴れて二人は結ばれめでたしめでたし……ってんなわけあるかい! なストーリー。アテレコを実際このお話での三角関係の当事者たちがやっていてうける。
前回といい、妄想シーンもこのドラマの楽しみの一つになりそうだ。
百瀬(坂口健太郎)の友人からの要望で、屋外結婚パーティーすることになった二人。
そこへ偶然(?)現れた麻宮祥子(深川麻衣)。お前どこにでもいるな!!
パーティーに飛び入り参加し、美晴(倉科カナ)に旭(前野朋哉)との馴れ初めを聞き出す。
お酒を飲みすぎてつぶれた美晴をおんぶしてあげては? と提案した明葉だが、帰宅後
「余計なことはしないでください」
「僕は誰にも悟られることなく美晴を思っていたい、ただそれだけです」
「そして僕にとって、結婚相手である大加戸さんも外野の一人」
とがっつり心のシャッターを下ろされてしまう。
明葉の会社に突然現れる唯斗(高杉真宙)。落とし物を届けてくれ、飼い主募集のチラシを依頼してくれる。偽装結婚が明葉本人の話だと見抜き、突然アッキー呼びだし、唯斗呼びさせようとしてくるし、強引な感じ、悪くない。
そ、そして突然ハグしてくる(!!!)。
高杉真宙にハグされたい人生だった……!
元気出してのハグ、みたいな感じだけど、運悪くそこに居合わせる百瀬。
「邪魔してしまいましたね、先に帰ってますね」と去ろうとするが明葉も一緒に帰る。恋人関係じゃなくても友情のハグすることないですか? と言われるが、百瀬はピンとこない。
離婚後誰と結婚しようが、この結婚中にその準備をしようが自由、と言われてしまい、ちょっとへこむ。翌日家に知らない女の人の靴があり「ハグさせて」という声が聞こえてくる。おそらく視聴者はここで何となく真相に気づいてしまったが、完全に勘違いしショックを受ける明葉。百瀬にも強い言い方をしてしまう。
ちょいちょい夫婦生活のアドバイスをしてくれていた社長(田辺誠一)、奥さんのことをとても好きそうだと思っていたが、奥さん(野波麻帆)初登場か~と思いきや、別居中からの離婚届書け催促! 社長は離婚したくなさそうだけど、奥さんの意志は固そう……。
しかし、離婚届の予備が5枚くらいあって離婚したい強い気持ちを感じた(笑)。
ちなみに明葉は結婚祝いにコンペに参加することになり準備していたのだが、当日になりプレゼン予定の舛田(岡田圭右)が腹痛で運ばれてしまい、何とか自分でプレゼンしようとするも失敗。そこへ颯爽と現れた百瀬がこなしてくれるのだった。
事前準備してないのにプレゼンをこなした百瀬に関心する明葉に「魅力を感じてなければプレゼンできない」という百瀬。こ、ここでデレ……。以前百瀬、こんな感じで本当に仕事できるの? と書いたが、ごめんなさい。素晴らしい対応だった。
二人でテラスで飲むと、百瀬がこう切り出す。
「大加戸さんの遠慮ない言葉、好きですよ僕は」
「いいですよ、聞いてもらって。美晴とのこと、気になりますよね」
仲が悪いわけじゃないけど、家族の中で毛色が違った自分。美晴のおかげで家族との会話が増えて、同級生とも話すようになった。美晴が僕の世界を広げてくれたんです。
そう話す百瀬に
「なんてピュアな人なんだろう」
「この人は、ただただ好きな人を一途に思い続けているだけ」
と思った明葉。
「今だけハグしてもいいですか」
「ハグさせてください」
「私は、百瀬さんの味方です」
「これが友情のハグですか?」と聞く百瀬だが、
「これは友情? 違う。恋のフラグは立ってしまった」
と自覚する明葉だった。
きゅ、急展開~!!!
「婚姻届に判を捺しただけですが」第3話ストーリー
百瀬(坂口健太郎)の好きな人が兄・旭(前野朋哉)の嫁、美晴(倉科カナ)であることを知り、明葉(清野菜名)は胸のあたりがなぜかモヤモヤしていた。
2人は百瀬の中学の同級生たちが開いてくれる結婚祝いへと出かけることに。
美晴や同級生たちが思い出話で盛り上がっていると、偶然通りかかった麻宮(深川麻衣)が成り行きでパーティに飛び入り参加!? さらに、明葉のお節介が百瀬の勘に触り、心のシャッターをガッツリ降ろされてしまうのだった…。
家では気まずい空気が流れる一方で、明葉に大きなコンペの話が舞い込む。そのことを百瀬に相談しようにも、とても聞ける雰囲気ではなく…。さらに、予期せぬ出来事が起こりコンペは思わぬ展開に…!?
(文:ぐみ)
–{「婚姻届に判を捺しただけですが」作品情報}–
「婚姻届に判を捺しただけですが」作品情報
TBSでは、10月期の火曜ドラマ枠(毎週火曜よる10時)で『婚姻届に判を捺しただけですが』を放送する。このたび、本作のヒロインを清野菜名が務めることが決定した。清野が演じるのは、彼氏はいないけど、一緒に飲んでくれる友達はいる。そして、仕事はやりがいがあって、めちゃくちゃ楽しい! と独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(おおかど・あきは)。清野がTBSの火曜ドラマでヒロインを務めるのは本作が初となる。
さらに、その相手役には坂口健太郎が決定。坂口が演じるのは、とある理由から“既婚者”の肩書きを手に入れるため、出会ったばかりの明葉に偽装結婚を申し込む、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(ももせ・しゅう)。仕事はできるが堅物で変人という役どころだ。
明葉は「森田デザイン」で働く中堅デザイナー。夢だったデザイナーの職について仕事が楽しく、同僚との関係も良好。いつか独立して広告で賞を取ることを目標に、やりがいを感じる日々を過ごしている。現在彼氏はいないが、学生時代からの友人など一緒に飲んでくれる友達はおり、「生涯独身上等、おひとり様最高!」と独身を謳歌していた。
そんなある日、明葉は飲み会で出会ったばかりの男性から突然プロポーズされる。初対面の明葉にプロポーズしたのは、広告代理店「秀伝堂」の社員・百瀬柊。堅物で変人だが、外見は良く仕事に対しても真面目で、上司や部下、そしてクライアントからの信頼も厚い男だ。
しかし、百瀬は訳あって偽装結婚する相手を探していた。
突拍子もない電撃プロポーズに、はじめは「ありえない! バカにしてるんですか!?」と突っぱねた明葉だったが、ひょんなことから百瀬の偽装妻になる。
共同生活が始まり、衝突する2人。そして次第に分かっていく、百瀬が偽装結婚をする本当の理由…。一つ屋根の下で暮らすうちに、2人に変化が生まれていくのか…!?
10月からスタートする火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』にぜひご期待ください!!
放送日時
10月19日(火)スタート 毎週火曜日よる22:00~放送
出演
清野菜名/坂口健太郎/倉科カナ/高杉真宙/前野朋哉/中川翔子/笠原秀幸/小林涼子/森永悠希/長見玲亜/深川麻衣/岡田圭右/木野 花/田辺誠一
原作
有⽣⻘春「婚姻届に判を捺しただけですが」
(祥伝社「フィール・ヤング」連載中)
脚本
田辺茂範/おかざきさとこ
音楽
末廣健一郎/MAYUKO
プロデューサー
松本明子/那須田淳
主題歌
あいみょん「ハート」(unBORDE/Warner Music Japan)
演出
金子文紀/竹村謙太郎 ほか
編成
宮﨑真佐子
製作
TBSスパークル/TBS