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テレ東が描く新感覚“ベースボール・ヒューマンドラマ”!
関水渚×仲村トオルW主演で、この夏開幕!
わけあって夏休みにアルバイトをすることになった17歳の女子高生・夏葉舞(関水渚)と「バットのスイングだけで、その人の悩みがわかる」と豪語する47歳の謎の元プロ野球選手(仲村トオル)。
二人がバッティングセンターに現れる女性たちの悩みを「野球論」に例えた独自の「人生論」で解決へと導いていく。
本記事では、そんな話題作の第8話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「八月は夜のバッティングセンターで。」第8話レビュー
今回の悩める女性は、アイドルグループ『27』のセンター・神崎ヒナ(山崎夢羽)。前センターが辞めた後、新センターとなったヒナだが、グループの中でも、外仕事でも自分が目立つことしか考えていない。マネージャーに注意されても反抗的で、まったく反省していない様子。「自分は一人で結果を残してる」と言い張る。
アイドルには賞味期限がある、グループなんてどうでもいいというヒナを、チームで野球をしていた自分と重ねて言い合いになる舞(関水渚)。お客さん相手に感情的になるのはよくないが、確かにヒナはあまりにも自分勝手だ。
ヒナを演じる山崎夢羽自身も、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「BEYOOOOONDS」のメンバー。映画『あの頃。』で松浦亜弥役を演じたことでご存知の方もいるかもしれない。
実際の山崎夢羽は、ボーカルで重要なパートを任されることも多いという点ではヒナと一緒だが、かなり謙虚な性格だ。そういう意味では真逆のヒナを、もともとある程度活動を知っている筆者から見ても小憎らしくなってくるくらいよく演じていた。今後、またこういった演技の機会が増えるとうれしい。
「チームリーダー」回のライフイズベースボールの世界、登場するレジェンドが古田敦也なのもアツかった。さすがに野球に詳しくない筆者でも知っている、選手兼任監督として活躍した人だ。
チームが勝ってないじゃないか、そんなんじゃ普段だって貢献できてないと思うよ、とたしなめられムキになるヒナ。
マウンドに立つ古田を見ながら伊藤(仲村トオル)は言う。
「彼はなぁ、このチームで勝つにはどうすればいいか、自分には何ができるのか、常にそのことを考えてる」
「たしかに一選手としてゲームに臨むよりも、はるかに大きなプレッシャーがあるだろう。その重圧の中、自分のための練習の時間は満足に取れず、心も身体もボロボロに削られていき、個人としての成績は衰えてしまうかもしれない」
「何でそこまでやるのか、教えてください」と古田に話しかけるヒナ。帰ってきた答えはこうだ。
「うーん、単純に、自分の好きなチームで勝ちたいから」
「好きなチーム?」
「僕はスワローズの古田だからね。自分の好きなチームで勝てたら、喜びって掛け算になっていくよね」
「え、君は自分のチームが好きじゃないの? そこのところ、よーくもう一度考えてごらん」
チームやメンバーの大切さに気付いたヒナは、より一層活躍する。
あれだけ自己中だったところから、ここまで変われるものだろうか? とも思うが、ステージでパフォーマンスする彼女はキラキラしていた。
「僕はスワローズの古田だからね」には涙腺がゆるんだ。
私は彼やスワローズのファンではないけれど、長らく何らかのチームやグループで活動している人たちが好きだ。引退してなお、チームを大切に思う発言をしてくれるのには泣いてしまう。スワローズや彼のファンの方だったら、さらにずっとうれしい言葉だろうなと思う。
舞の過去も明らかになる。勝つことにこだわりすぎた舞は、部員たちに無理な練習を強いていた。見かねて意見したチームメイトに対し、腹を立てながら投げたボールが相手の手に当たり、けがを負わせてしまう。そんな自分が野球を続ける資格はないと部活を去ったのだった。
次回、ゲストなしの最終回。舞の心に、決着はつくのか。
第8話ストーリー
夏葉バッティングセンターにテレビ番組のロケ隊が。ロケのゲスト、アイドルグループ『27』新センター神崎ヒナ(山﨑夢羽)に共演者やスタッフは苛立っていた。自分が目立つことに精一杯だからだ。グループの人気低迷に焦るマネージャーの注意にも不満げで、「チームとかどうでもいい」と言い放つヒナ。
そんな無責任な言動に、舞は怒りを露わにして…。一方、伊藤智弘(仲村トオル)はヒナが悩みを抱えていることを見抜いていた。
(文:ぐみ)
–{「八月は夜のバッティングセンターで。」作品情報}–
「八月は夜のバッティングセンターで。」作品情報
イントロダクション
テレ東が描く
新感覚“ベースボール・ヒューマンドラマ”!
「八月は夜のバッティングセンターで。」
関水渚×仲村トオルW主演で、
この夏開幕!
- あの往年の“野球レジェンド”たちも登場!? -
関水渚ドラマ初主演!仲村トオルとW主演!
ドラマの舞台は都内のとあるバッティングセンター。わけあって夏休みにアルバイトをすることになった17歳の女子高生・夏葉舞と、「バットのスイングだけで、その人がどんな悩みを抱えているかわかる」と豪語する47歳の謎の元プロ野球選手の男性が、毎回バッティングセンターに現れる悩める女性たちを、「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていく本作。
「ライフ・イズ・ベースボール」を合言葉に、「野球」というテーマを通して、人々の背中を少しだけ押していく、テレビ東京が描く、新感覚の“ベースボール・ヒューマンドラマ”です。
女子高生・夏葉舞を演じるのは、1月クール「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」でヒロインに抜擢された今最も注目される若手女優・関水渚。関水は本作がドラマ初主演となります。バッティングセンターで悩める女性の相談を次々と解決する謎の人物・伊藤智弘を演じるのは、実力派俳優・仲村トオル。テレビ東京のドラマ出演は昨秋放送『横山秀夫サスペンス「沈黙のアリバイ」「モノクロームの反転」』、連続ドラマは2018年放送の「ラストチャンス 再生請負人」以来。また野球部のマネージャーを務めたことがあるという関水と、中学時代に野球部だった仲村は、今回が初共演となります。
さらに本ドラマは、野球好きであれば誰もが知っているような、往年の“野球レジェンド”たちが登場します。ドラマのストーリーの中で、どんな選手が、どのように登場するかは今後の続報をお待ちください。
“ライフ・イズ・ベースボール”
異色の野球好きコンビが放つ、
これまでにない<“人生×野球”ドラマ>
「八月は夜のバッティングセンターで。」
(通称:ハチナイ)
夏のはじまりと共に開幕する本作に、
どうぞご期待下さい!
スタッフコメント
テレビ東京 寺原洋平(プロデューサー)
この夏、テレ東深夜ドラマに期間限定でバッティングセンターが出現します。
この時期、野球といえば言わずと知れた甲子園ですが、テレビ東京の深夜も覗いてみてください。
そこにはまさに人生の縮図のような野球が展開されています。
野球の適温は熱いだけじゃない、青春は甘酸っぱいだけじゃない、これまで多くの大人達に向けて色々な変化球のヒューマンドラマを送り出したテレビ東京だからこそできる、甘さ控えめ微熱の新感覚ベースボール・ヒューマンドラマ。是非、この夏のお供に!
博報堂ケトル 畑中翔太(企画・プロデュース)
「野球は人生に通ずる」をテーマに、人生における様々な“壁”にぶつかる悩める人々を「野球論」で解決していく、そんな全く新しい“ベースボール・ヒューマンドラマ”が誕生しました。
野球ファンの方であれば誰もが知っている、あの“レジェンド”たちもドラマに登場します!
そしてこのドラマのために、監督、脚本家、プロデューサー、各スタッフに至るまで、実に野球愛に溢れた制作チームが集結しました。この夏、関水さん&仲村さんの新コンビが、夜のバッティングセンターを舞台にして、「ライフ・イズ・ベースボール」を合言葉にちょっぴり大人のベースボールドラマをお届けします。ぜひご期待ください!
アカツキ 後藤ヨシアキ(プロデューサー)
アニメ「八月のシンデレラナイン」の打ち合わせの場で「女性が夜のバッセンで良いスイングをしてる深夜ドラマが観たいんです」とテレビ東京さんの深夜ドラマファンであることを伝えてから約1年。
今、ドラマ化という想像もしていなかった打席に立っています。
私自身、普段はハチナイのアニメやコラボ企画を担当していますがドラマのハチナイでは〝野球というモチーフを通じて人間の成長を描く〟という本質的コンセプトはそのままに、完全オリジナルの物語に挑戦しています。
監督の皆さん、ぜひご視聴ください!
各話、視聴後の余韻はきっと〝ハチナイだ〟と感じていただけるはずです。
原案情報
スマートフォン用アプリゲーム
『八月のシンデレラナイン』(アカツキ)
2021年6月にリリース4周年を迎える「青春×女子高生×高校野球」をテーマにした〝野球型青春体験ゲーム〟です。
プレイヤーは同級生監督として、魅力的な女子キャラクター達を指導・育成しながら、共に〝甲子園〟という夢を追いかけます。
2019年4月にテレビアニメ化され、2021年7月には最新話を加えて再放送がスタートします。
イントロダクション
女子高生の夏葉舞(関水渚)が、夏休みにわけあってアルバイトをすることになったバッティングセンターには、夜になるとなぜか悩める女性たちがやってくる。バッターボックスで球を打つ彼女たちを見つめている謎の男性・伊藤智弘(仲村トオル)は、「スイングを見るだけで、その人がどんな悩みを抱えているのかわかる」といい、その悩みを「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決に導いていく。
果たして今宵はどんな悩める女性が訪れるのか?舞と伊藤の不思議な夏が今はじまる!
番組概要
番組名
水ドラ25「八月は夜のバッティングセンターで。」
放送日
7月7日スタート 毎週水曜 深夜1時10分~1時40分放送
放送局
テレビ東京 テレビ北海道 テレビ愛知 テレビ大阪 TVQ九州放送
原案
八月のシンデレラナイン(アカツキ)
出演
関水渚 仲村トオル ほか
ゲスト
第1話:木南晴夏 岡島秀樹
第2話:堀田茜 山﨑武司
第3話:武田玲奈
第4話:深川麻衣
第5話:佐藤仁美
第6話:山下リオ
第7話:板谷由夏
第8話:山﨑夢羽
監督
原廣利(「RISKY」「日本ボロ宿紀行」)
志真健太郎(「LAPSE」「TOKYO CITY GIRL」)
原田健太郎
脚本
山田能龍(「全裸監督」「新聞記者」)
矢島弘一(「毒島ゆり子のせきらら日記」「コウノドリ」)
オープニングテーマ
クリープハイプ「しょうもな」(ユニバーサル シグマ)
エンディングテーマ
クリープハイプ「こんなに悲しいのに腹が鳴る」(ユニバーサル シグマ)
企画・プロデュース
畑中翔太(博報堂ケトル)
プロデューサー
寺原洋平(テレビ東京) 漆間宏一(テレビ東京)
山田久人(BABEL LABEL) 山口修平(アカツキ) 後藤ヨシアキ(アカツキ)
制作
テレビ東京/BABEL LABEL
製作著作
「八月は夜のバッティングセンターで。」製作委員会