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テレビ東京はドラマ25枠で、「サ道」の新シーズンを放映する。
出演は、前作に引き続き原田泰造・三宅弘城・磯村勇斗が決定。今回、“ディスタンスと継承”をテーマとし、様々な距離をこえて受け継がれていくものを描く。
本記事では、第8話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「サ道2021」第8話レビュー
サウナブームを牽引するドラマ「サ道2021」。第8話に登場するサウナは、ナカタアツロウ(原田泰造)たちのホームサウナ「上野 サウナ北欧」。
今回の主人公は、シーズン1にも登場したツルピカさんこと村田(荒川良々)。家で仕事をしていると妻に嫌な顔をされるので、仕方なくサウナの休憩室にPCを持ち込んで、リモートで仕事をしているサラリーマンだ。
ツルピカさんはサウナで会いたくない仕事関係者・猪又(和田正人)と鉢合わせしてしまう。以前、会議の場で罵倒されたらしい。
その上、会社のリモート会議を失念していたツルピカさん。バーチャル背景を使ってサウナにいることを隠そうとするが、上司(岩松了)に見透かされてネチネチ責められる。リモート会議でもフォーマルな格好が必要で、自宅にいなければならない謎ルールが辛すぎる。どこで仕事したっていいと思うんだけどなぁ。ナカタや偶然さん(三宅弘城)、イケメン蒸し男(磯村勇斗)が、ごまかそうと一生懸命工作するのがおかしい。
猪又を避けていた村田だが、サウナの話題で打ち解ける。猪又も自宅で邪魔者扱いされていてサウナに逃げ込んでいたのだ。サウナで汗を流すように、仕事でのわだかまりをサウナで水に流すことができた模様。よかった、よかった。
そこへ唐突に現れたマイケル富岡(本人)! マイケルの「サウナ大好き」発言に盛り上がる一同。マイケル富岡インスタグラムによると、言葉どおり自宅にサウナを設置しているらしい。さすがヤキソバン!(関係ない)
サウナはかつてから男性をメインの顧客にしてきたからか、このようなサラリーマンの悲哀を描くお話が「サ道」にはちょくちょく登場する。居酒屋へ気軽に行けなくなった今、サラリーマンたちを描く格好の舞台がサウナなのかもしれない。
(文:大山くまお)
「サ道2021」第8話ストーリー
会社員・村田が「サウナ北欧」のレストランで休憩していると以前サウナを通して出会ったナカタアツロウ(原田泰造)と偶然再会する。お互いの近況を話していると、突然村田の様子に異変が…。そこには仕事で罵倒されて以来苦手意識を持っているという猪又の姿が…!必死に村田の姿を隠そうとするナカタだったが、声が大きな偶然さん(三宅弘城)が現れてしまい…。
さらに、イケメン蒸し男(磯村勇斗)も合流!そこで大学時代の先輩だと紹介されたのは、逃げていた相手・猪又だった!
–{「サ道2021」作品情報}–
【作品情報】
全国のサウナー(サウナ好き)にとっての“サウナの伝道漫画”であるタナカカツキ原作『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』(講談社モーニングKC刊)を実写化し、2019年7月期で放送するとSNSを中心に話題となり、その後スペシャルドラマとしても2回放送。さらに、日本サウナ大賞・サウナの魂賞・サウナシュランの3冠を受賞するなど日本全国に多くのサウナーを生み史上空前のサウナブームを巻き起こしたドラマ「サ道」が、レギュラー放送から年末特番、そして大きな話題となったバレンタインデーの特番を経てついに新シリーズへ。
出演者には、前作に引き続き原田泰造・三宅弘城・磯村勇斗が決定。
今回のテーマはディスタンスと継承。
コロナ禍で再認識させられた家族や友人との距離、社会との距離、土地との距離、過去や未来との距離。それらをこえて、受け継がれていくものとは?
出演:原田泰造/三宅弘城/磯村勇斗
原作:タナカカツキ『マンガ サ道』(講談社モーニングKC刊)
脚本:根本ノンジ、竹村武司、山田能龍
音楽:とくさしけんご
エンディングテーマ:Tempalay「あびばのんのん」(unBORDE/Warner Music Japan)
監督:長島翔
プロデューサー:寺原洋平、五箇公貴、手塚公一、伊藤才聞
演出:福田亮介、村尾嘉昭
製作:テレビ東京、イースト・ファクトリー