2019年に放送された「ボイス 110緊急指令室」の続編「ボイスⅡ 110緊急指令室」が放送開始。
“声”で事件を解決する緊急指令室を襲う新たなる狂気。通報からの10分間が生死を分ける、緊張度MAXのサスペンスが再び送り出される。
本記事では、その第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「ボイスⅡ 110緊急指令室」第4話レビュー
「コードゼロ 警察官傷害事件発生」
ECU緊急指令室の室長の橘ひかり(真木よう子)の声が館内に響く。
交際相手にDV被害を受けていたひかりの部下、小松知里(藤間爽子)を助けるために樋口彰吾(唐沢寿明)と石川透(増田貴久)が現場へ走った。
そこには知里の姿はなく、DV加害者の前園としや(大野瑞生)が何者かに刺され血まみれに。
犯行は前園のかつての交際相手、奥井由香(堀未央奈)と藤井綾乃(二宮郁)が関わっていた—。
今回のストーリーもDV被害や警察の隠蔽など、誰もが一度は耳にしたことのある社会問題を扱っていた。
本作は残忍な殺し方や衝撃的な事件を多く扱っている。
もしかしたら視聴者によっては観るに堪えない場面もあるだろう。
とはいえ、物語のテンポの良さと事件が解決したときのスカッと感がたまらない。
DV事件は樋口と橘の見事な連携で無事に解決。
だが、かつての事件のトラウマで捜査中に気を失ってしまった透の体調が心配だ。
本人は「大丈夫」と樋口と橘に笑顔で応えているが、ぜんぜん大丈夫ではない様子……。
第4話の後半では樋口が “白塗り野郎”に囚われてしまった。
一瞬映った顔が俳優の安藤政信の気がするけれど、私の見間違いだろうか……。
次回の第5話で樋口は早くも白塗り野郎と対峙し、事件が解決するのか?
次週、確認したいと思う。
「ボイスⅡ 110緊急指令室」ストーリー
元交際相手・前薗に拉致されたECU室員の知里。緊急指令室では、逃走車両を特定し、樋口(唐沢寿明)と石川(増田貴久)が追跡を急ぐ!
そんな中、知里を襲った前薗が、大型リゾート施設を開発している前薗グループの御曹司であることが発覚。ひかり(真木よう子)は、前薗がリゾート近くにある別荘に知里を連れ込むと読み、事件は逮捕監禁事件に発展する。同じ頃、前薗の別荘では、知里に命の危機が迫っていた!
事件発生から44分。別荘に到着した樋口と石川が発見したのは……なんと腹部を刺された前薗の姿!さらに現場から知里の姿は消えていて……。ECU内で動揺が広がる中、緊急出動班は現場からの逃走に使われた前薗の車の行方を追う。
一方、別荘に残った樋口は、玄関と逆方向の壁に血痕がついていることに気づく。さらにECUのひかりは樋口の無線から微かな音をキャッチ。別荘内にまだ人が潜んでいることを言い当てる。重いドアの向こうにいた人物とは……!?さらに、前薗の過去を調べると、その恐ろしい本性が明らかになる!
(文・駒子)
–{「ボイスⅡ 110緊急指令室」作品情報}–
【ボイスⅡ 110緊急指令室 作品情報】
ーあの「声」が、また聴こえるー あの2人が帰ってくる! 制限時間内に人々を救い出すタイムリミットサスペンス第二弾! 「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」 という被害者の生死を分けるクライシスタイム 人々を守るため、緊急指令室(110番)の直轄チームECU(Emergency Call Unit)の活躍を描く! 敏腕刑事・樋口彰吾とボイスプロファイラー・橘ひかりを中心に、捜査官たちは様々な事件に立ち向かう! 「最凶最悪の殺人犯」登場!狂った夏がまた始まるー
出演:唐沢寿明/真木よう子/増田貴久/中川大輔/宮本茉由/藤間爽子
脚本:浜田 秀哉
音楽:ゲイリー芦屋
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:尾上 貴洋/能勢 荘志/戸倉 亮爾 (日テレアックスオン)
演出:大谷 太郎/久保田 充/西村 了 (日テレアックスオン)/茂山 佳則 (日テレアックスオン)
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ