「声春っ!」全10話のネタバレ感想|めいこが掴んだ声優という夢。日向坂46らしさ全開の青春ドラマが完結!

国内ドラマ

2021年4月28日(水)より放送が開始された日向坂46のドラマ「声春っ!」。

日向坂46×声優×青春
“夢”は声にしないと伝わらない、届かないーー。

アイドルグループ日向坂46のメンバーが声優を目指す少女を演じる、笑って泣ける青春ドラマである本作。

本記事では、アイドル関連の執筆を行っている筆者が毎週放送後に感想を記していく。

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もくじ

・第1話あらすじ&感想

・第2話あらすじ&感想

・第3話あらすじ&感想

・第4話あらすじ&感想

・第5話あらすじ&感想

・第6話あらすじ&感想

・第7話あらすじ&感想

・第8話あらすじ&感想

・第9話あらすじ&感想

・第10話あらすじ&感想

・「声春っ!」作品情報

第1話あらすじ&感想

第1話のあらすじ:夢の形

うまく喋れないことにコンプレックスを抱える日ノ輪めいこ(佐々木美玲)。

心の拠り所は、ただ一つ。人気漫画家金閣寺炎上が描く、週刊ホップで連載されている大ヒット漫画「涙色戦記」。

そんなある日、「涙色戦記アニメ化、ヒロインオーディション開催」の情報を知る。「金閣寺炎上先生の世界に入りたい!」めいこはその夢を叶えるため、そして自分を変えるために、きらめき声優学園に入学する。

入学初日からトラブルに巻き込まれ、遅刻してしまっためいこは、元気で明るい少女、天道まな(丹生明里)に救われる。その教室にはまな以外にも、個性豊かな少女たちが集まっていた。そんな中、子供の頃からめいこになにかとちょっかいをかける、尼崎あまね(渡邉美穂)も同じ学校へ入学していたことを知る。一気に落ち込むめいこ。

そんな登校初日だったが、月川雪菜(金村美玖)・本田多恵(河田陽菜)・草間愛理(上村ひなの)を中心とする教室の個性豊かな面々が、めいこと同じ学生寮、ドレミ荘のメンバーであったことを知る…。

第1話の感想:青春×声優の 日向坂らしさ全開ドラマだった!

2020年に放送された「DASADA」以来となる日向坂46主演ドラマ「声春っ!」の第1話が4月28日に放送された。

本作は声優を目指す少女たちの成長を描いた青春群像劇。主人公の佐々木美玲と丹生明里を中心に渡邉美穂、金村美玖、河田陽菜、高本彩花、松田好花、上村ひなの、潮紗理菜ら日向坂46メンバーさらには平野綾や山寺宏一、戸田恵子、竹中直人といった豪華キャストが出演することでも注目を集めていた。

本作は佐々木と丹生のW主演。佐々木演じる日ノ輪めいこはうまく話すことができないというキャラクターだが、好きな漫画「涙色戦記」の話となると意気揚々と話し始める一面もあり、内に秘めた思いは人一倍強いという意味では佐々木とも重なっていた。丹生演じる天道まなの天真爛漫なキャラクターは彼女以外に適役はいなかったと思ってしまうほどはまり役だったように思う。所々の表情はまさに丹生ちゃんといった感じだった。

そしてもう1人のキーマンが渡邉美穂だ。渡邉演じる尼崎あまねは高級旅館のお嬢様で、佐々木を敵対視している。青春ドラマの中で勝ち気な性格の渡邉美穂はアクセントが効いていて良かった。「DASADA」でも重要なキャラクターを好演し、演技に定評がある渡邉が物語をどうかき回していくのか、佐々木と渡邉の関係性には注目したい。

また、涼宮ハルヒのセリフ「未来は自ら掴み取るしかない!」や「進撃の巨人」の「心臓に捧げよ」など、声優ドラマらしくアニメ好きがクスッとできる要素が散りばめられていたのも見どころだ。今後もこうしたパロディに注目してみると面白いだろう。

 そして、今回日向坂46の5thシングルに収録される本作主題歌「声の足跡」の音源が初解禁された。日向坂らしい明るくキャッチーな曲調でドラマを華やかに彩っている。劇中歌にも松田好花と富田鈴花による「まりりん&るびー」の楽曲「レントゲン眼鏡」も起用されており、ファンにとっては至れり尽くせりのドラマだ。

第1話から日向坂46らしいハッピーオーラ全開のドラマとなっていた「声春っ!」。夢への一歩を踏み出した日ノ輪めいこたちは声優という夢を叶えることができるのだろうか。ストーリーにも要注目だ!

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–{第2話あらすじ&感想}–

第2話あらすじ&感想

第2話のあらすじ:好敵手未満

めいこ(佐々木美玲)たちがきらめき声優学園に入学して一か月。
ドレミ荘メンバーと共に生活するめいこは、パワフルなまなの性格と能力に、あこがれ以上に劣等感を感じてしまう日々を過ごしていた。
そんな中、【どんな声優になりたいのか】を考える自己PRシートの提出が課題で出される。思い思いの声優像を記入する生徒たち。一方で、「声優として、自分の優れているところは?」という項目を埋められないめいこは悩み続けていた。
岩尾先生(平野綾)に自己PRシートの提出を急かされるめいこだったが、そこで意外にもまながめいこ同様、自分が優れているところを記入できていないことを知る。 そんな時、突如まなの携帯に不穏な着信が鳴り…。

第2話の感想

第1話から尼崎あまね(渡邉美穂)との対決を通して殻を破った日ノ輪めいこ(佐々木美玲)の成長が描かれ、青春ドラマとしても十分見応えのあるものだった。第2話ではめいこのライバルで仲良しの天道まな(丹生明里)の過去が明らかとなった。

きらめき声優学園に入学して1ヶ月が立ち、めいことまなの関係性も深まり始めていた。一方で、コミュ力、身体能力、知識力、笑顔力、どれをとっても敵うものがないまなに対して劣等感に苛まれていためいこ。そんな中、まなには人に知られたくない過去があった。

まなは昔、天才剣道少女と呼ばれマスコミからも注目されていたが、自転車事故が原因で剣道ができない身体になっていたのだ。過去を知っためいこは「なにそれ、最高のエピソードじゃん」「私がライバルなんてほんと意味分かんない」と、まなに対して八つ当たりをしてしまう。自己評価が極端に低いめいこにとって、まなが過去に天才剣道少女として名を馳せていたことにさらなる劣等感を抱くのも無理はない。

しかし、「やっぱりめいこちゃんは“はなまるちゃん”、私のライバルだ」と笑顔で答えるまな。思ってもいない楽観的な返答に困惑するめいこに対して、ライバルを前提に付き合ってほしいと提案するのだった。うまく喋れないことをコンプレックスに感じていためいこが、自分の気持ちを素直にぶつけられるようになったのは大きな成長だ。それもまたまなの素直な人柄、そしてドレミ荘のメンバーとの出会いがあったからこそと言えるだろう。第2話にして名コンビの予感を漂わせる。

第1話でも感じていたことだが、佐々木美玲の動と静の切り替えというか、表情の振れ幅が非常に巧みで驚かされる。第1話のあまねとの対決シーンはもとより、第2話のまなと言い合うシーンななんかは、佐々木の演技力が光っていた。これは、日向坂46(けやき坂46)でも感じるところで、きっとセンターとしての経験が活きているのだろう。また、「DASADA」ではどちらかというとクールな役柄を演じていたが、今回は大人しいが喜怒哀楽のある役柄となっており、佐々木の表現力を堪能できる機会も多そうだ。

そして忘れてはいけないのが第2話の主役である丹生明里。彼女のキャラクターをそのまま当てはめたかのような、普段の丹生と絶妙なシンクロを見せているまなの演技に安心感を覚えるのは気のせいだろうか。まなの過去として明かされた剣道少女というのも、丹生のバックグラウンドとも重なっている。他のメンバーについてはまだなんとも言えないところがあるが、丹生演じるまなに関してはメンバーの個性がベースとなっていそうだ。

前回も登場し話題となっていたアニメのパロディだが、今回も「SLAM DUNK」や「鬼滅の刃」など、有名な作品のパロディが盛り込まれていた。今度はどんなアニメのセリフが飛び出すのだろうかと楽しみにしている自分がいる。次回もやはり注目したい。

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–{第3話あらすじ&感想}–

第3話あらすじ&感想

第3話あらすじ:外見と中身

草間愛理(上村ひなの)やきらめき声優学園のクラスメイト達から、次々と声をかけられるようになり、驚きつつも喜ぶめいこ(佐々木美玲)は楽しい学園生活を過ごしていた。

そんなある日、声優のアドリブ力が問われる実習で実技課題を振られる愛理。課題に取り組む愛理だったが、思いの外グダグダな対応になってしまいクラスメイトから引かれてしまうのだった。愛理は、話の整理がつかずトークが上手くいかないことで悩んでいることをドレミ荘メンバーに打ち明ける。

そこで、めいこから学ぶため、師匠と呼び、弟子入り宣言をする愛理。それに対してめいこは戸惑いながらも行動を共にすることになるが…。

第3話の感想

第3話は草間愛理(上村ひなの)が主役の回。愛理もまた上村をそのまま映したようなキャラクターで、公式サイトのプロフィールには「天使のようなかわいい少女」と書かれている。これまでは口数が少ないおっとりとした人物という印象しかなかったが、第3話ではついにどういう人物なのか明かされた。

第2話までで話し下手を克服しつつあった日ノ輪めいこ(佐々木美玲)を見て、同じく話すことに対してコンプレックスを抱いている愛理はめいこを師匠と呼び、弟子入りすることに。師匠から何かを学ぼうと肩を寄せ合い密着する2人の関係性に思わず笑みが溢れてしまいそうになる。

しばらく共に行動する2人だったが、ある時愛理は芸能プロダクションからスカウトされてしまう。その場では返事を保留にしていたが、ドレミ荘の仲間には内緒でモデルとして活動していたことが発覚。それを聞いて戸惑うめいこに愛理は「師匠なら分かってくれると思ってたのに……」と思わず感情を爆発させる。楽しいだけじゃない軋轢が生じるのも青春ドラマとしては王道の展開だ。その後、愛理が声優の夢を諦めたと勘違いして熱く力説するめいこの姿は第1話で内向的だった人物とは思えない。声優という夢、そしてドレミ荘の仲間との出会いが、めいこを成長させているのだろう。

それにしても、「DASADA」以来のドラマ出演となる上村の唯一無二の存在感につい夢中になってしまった。演技についてはまだまだこれからだろうが、彼女の持つ空気感はアイドルとして天性のもの。まだまだ奥が深そうで、回を重ねるにつれて女優として成長する姿を見るのが楽しみだ。

また今回「DASADA」とのコラボも見逃せない。最後には「DASADA」で登場した加藤史帆演じる高頭せれなが雑誌「Canteen」の表紙として登場するなど、前作とのコラボが実現しファンを唸らせた。今後どういう形かは分からないが、各作品の登場人物が共演するということもあるのだろうか。

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–{第4話あらすじ&感想}–

第4話あらすじ&感想

第4話あらすじ

岩尾先生(平野綾)から校内オーディションの開催が告げられ、色めき立つ一同。特に月川雪菜(金村美玖)と本田多恵(河田陽菜)の二人は、憧れのまりりん&るびーの妹分的アイドルトリオのオーディションと知って興奮が止まらない。

一方めいこ(佐々木美玲)はオーディション課題に歌唱や創作ダンスなどがあると聞いて最初受験をためらっていたが、大好きな炎上先生も夢中のシリーズと知り、挑戦を即決する。結局ドレミ荘メンバー全員がオーディションを受けることとなり、テンションMAXの雪菜のリードで、まずはセルフプロデュースの一環と皆でショッピングセンターへ買い物に向かうのだが…。

第4話の感想

岩尾先生(平野綾)から突如告げられた「校内オーディション」の知らせ。それも何と大人気アイドルコンビ「まりりん&るびー」が演じるアニメの主人公の妹分を選抜するという、願ってもいない千載一遇のチャンスに、ドレミ荘の面々は興奮を抑えきれずにいた。その中でも特に胸を躍らせていたのがアイドルとしてデビューすることを目指している月川雪菜(金村美玖)だった。

これまでも何度もアイドルのオーディションに挑戦するも落選を繰り返していた雪菜。声優になるということは雪菜にとって夢であるアイドルになるための残された道でもあった。本田多恵(河田陽菜)がどうして雪菜を慕っているのかはこれまで明かされていなかったが、アイドルを夢見てひたむきに努力する姿こそ彼女が憧れる理由なのだろう。努力家で自信に満ち溢れた雪菜を演じる金村の気丈な演技も素晴らしい。

憧れの「まりりん&るびー」に近づけるとあってオーディションにも気合いが入る雪菜だったが、選ばれたのは誰よりも雪菜のオーディション合格を願っていた多恵だった。2人の関係は揺らぎ始め、雪菜は素直に多恵の合格を祝ってあげられない。ついには「その顔、ムカつくっ……」と多恵に八つ当たりしてしまう始末。仲良しコンビとしてこれまで描かれていた2人が、こういう形で喧嘩をしてしまうとは思いもよらなかった。

そこから半年が経過し、オーディションに合格した多恵はアイドル「チョコラショコラ」として活動を始めていた。ずっと目を背けていた雪菜だったが、めいこたちから多恵のオーディションの映像を見せられる。そこには「私のダンスやお芝居が素晴らしかったならそれは月川雪菜さんのおかげなんです」と雪菜への思いを語る多恵の姿が。映像を見て涙を流す雪菜は気持ちを切り替え、チョコラショコラの公開収録へ向かうことを決意する。

「やる気ないなら辞めちまえ 馬鹿!」
「うるせぇ!」

公開収録で落ち込む多恵に雪菜が手話を用いてかけた言葉とそれに手話で応える多恵の返事が痛快で最高だった。オーディションという勝負の世界の厳しさを乗り越えて生まれた2人の絆はより一層固く結ばれることだろう。

今回から登場したアイドルトリオの「チョコラショコラ」。メンバーは濱岸ひよりと東村芽依、そして河田陽菜の3人であることが明かされた。東村芽依と河田陽菜は前作の「DASADA」でもアイドルグループ「FACTORY」として登場している。ここでも見られた前作との共通点にファンとしてはたまらない。アイドルのイメージ映像や楽曲も公開され、続報にも期待が高まるばかりだ。

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–{第5話あらすじ&感想}–

第5話あらすじ&感想

第5話あらすじ

あのオーディションからあっという間に1年。寮母の春風ちずえ(高本彩花)が切り盛りするドレミ荘には、新しい寮生が加わっていた。玄米校長(山寺宏一)の特別プログラムも佳境を迎える中、めいこ(佐々木美玲)は優しく後輩を指導するまでに成長、あまね(渡邉美穂)・まな(丹生明里)と並んで2年のトップ3と言われるほどに。

だんだん卒業が近づき、一同は声優としての所属事務所探しに必死になっていたが、あまねや雪菜(金村美玖)の表情は冴えない。さらに、きらめきプロジュニア所属であるはずのちずえまでなにやら思い悩む様子。そんな中、めいこに電話がかかってくる…。

第5話の感想

きらめき声優学園の2年生となっためいこたちに待ち受けるのは所属事務所探し。一般的に声優の専門学校では2年で卒業となっており、その間に声優事務所に所属を勝ち取るか、きらめきプロのジュニア所属になるかの道が示される。これまでのゆる〜い青春ドラマからは一転、第5話では声優になるための第一歩としての事務所所属をかけた熾烈な競争が幕を開けようとしていた。

今回フィーチャーされたのはドレミ荘の寮母・春風ちずえ(高本彩花)と高級旅館のお嬢様の尼崎あまね(渡邉美穂)の2人。

ちずえはジュニア所属のプロの声優であるが、なかなか仕事がもらえず、契約の更新日を迎えようとしていた。直近のオーディションも準備不足から力を発揮できずにいた。寮母の仕事を同時にやっていては声優として大成できないと感じたちずえは、寮母辞めて声優に専念することに決めたのだった。どの業界にでも言えることではあるが、生半可な覚悟ではやっていけない厳しい世界の現実を痛感させられた。

声優としての能力だけでいえばトップクラスを誇るあまねだったが、大手事務所の赤一プロの落選を最後に、声優の道を辞めるとめいこたちに宣言する。しかし、それを止めたのは彼女の頑張りを近くで見てきためいこだった。

「最後まで一緒に頑張ろう」。努力は必ず報われるとは限らない。どれだけ努力をしても落ちる人もいるし、努力なしに受かる人だっている。もちろんそこには才能のあるなしも大いに関係してくる。それでも最後まで諦めなければいつか花開くかもしれない。事あるごとにめいこに突っかかってくるし、イヤミな奴という印象だったが、ここにきて誰よりも夢を叶えてほしいと強く思うようになった。やっぱり努力は結ばれるものであってほしい。

あと今回はサプライズとして3期生の山口陽世が寮の新メンバーとして登場。クールな野球好きキャラの山口がなかなか派手なギャルとして登場しており、口調も見た目も新鮮だ。すでにめいこたちと打ち解けている様子で、これからどういう立ち位置のキャラクターとなっていくのか気になる。まだ出ていない他の3期生メンバーの出演も期待していいのかも。

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–{第6話あらすじ&感想}–

第6話あらすじ&感想

第6話あらすじ

金閣寺炎上先生(竹中直人)からの「涙色戦記」アニメ化プロジェクト中止の発表に、がっくりと落ち込むめいこ(佐々木美玲)。そんな時、卒業制作にアニメを作ろうとしている美大生・誠実(菅井義久)と偶然出会い、声優としてアニメ制作に関わることになる。

めいこは、卒業が迫るドレミ荘メンバーたちへ、それぞれの進路へ進んで皆がバラバラになる前に、記念にこの作品に参加しようと提案する。めいこは必死に誠実を励ましながら、アニメ制作を進めようとするが・・・。

第6話の感想

めいこたちに衝撃を与えた「涙色戦記」アニメ化プロジェクト中止の発表。「涙色戦記」のアニメに声優として出演することを目標としてきためいこにとって、それは人生を狂わす大きな出来事だった。

アニメ化中止を受けて放心状態になっていためいこは偶然美大生の誠実(菅井義久)と出会う。彼は卒業制作として「魔女っ娘パンピロン」というアニメを制作しようとしており、そこにめいこを始めドレミ荘のメンバーが出演することが決定する。

突然のスカウトに無闇に心を躍らせるめいこに対して、心配の表情を浮かべるあまね。ツンデレな対応も可愛らしい。ドレミ荘のグループに馴染んでいるあまねを見ていると、心がほっこりする。

絵コンテも順調に進み完成へと近づいてきたある日誠実から渡されたのキャスト一覧。そこには主役パンピロンに天童まな、その使い魔の猫に日ノ輪めいこの文字が。てっきり主役に親しい役柄だと思っていためいこはついカッとなってしまい声を荒げてしまう。普段温和なめいこなだけに、ここまで正反対のキャラに振り切れる佐々木美玲の演技にも脱帽。当事者ではない筆者ですら恐怖感を抱いてしまうほどだ。

それにしても、めいこにキレられ、泣きわめき始めた誠実のキャラクターもユニークで面白かったな。青春ドラマにつきものの恋愛展開かと思っていただけに、この展開は少々意外だった。

それからしばらくしてあまねとまながきらめきプロのジュニア所属に決定。「次はきっとめいこちゃんだよ!」とまなに後押しされるが、その後も連絡はこず落ち込むめいこ。後日納得できないめいこは玄米校長に直談判に向かうのだった。

しかし、玄米校長から告げられたのは「最近全然きらめいてないんだわ、お前」という辛辣な一言。逃げ出そうとするめいこに「いっしょに最後まで頑張ろう!」と声をかけるまなだったが、アニメ化プロジェクト中止に加え、ジュニア所属すらできず引け目を感じていためいこはまなに対してイヤミな言葉ばかりが口からこぼれ出る。

これまでめいこは感情を爆発させることはあっても、そのほとんどがポジティブなものだったから、今回は相当追い込まれていたのだろう。めいこの気持ちを思うと胸が苦しくなった。

涙ながらに訴えかける佐々木の迫真の演技には正直圧倒された。本作で涙を流す場面はほとんどないだろうと思っていたのだが、佐々木の身の入った演技に思わず涙がこぼれそうにもなった。ラストにかけての佐々木の演技に全て持っていかれた第6話だった。

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–{第7話あらすじ&感想}–]

第7話あらすじ&感想

第7話あらすじ

めいこ(佐々木美玲)がきらめき声優学園を飛び出してから1年の月日が経とうとしていた。清掃のバイトで生活するかたわら、多恵(河田陽菜)や愛理(上村ひなの)を筆頭にドレミ荘メンバーの活躍を目にするめいこは、いまだに失意の中にいた。

そして、ある出来事をきっかけに、学園の仲間たちと再会する・・・。

第7話の感想

大親友の天道まなと一悶着あってからきらめき声優学園を中退し清掃員として働きはじめためいこ。第6話のラストから約1年の月日が経っており、ドレミ荘の仲間たちは声優として活動するもの、ドレミ荘の寮母になるもの、それぞれの道を歩み始めていた。しかし、めいこだけは違った。声優という夢を逃げるように諦め、距離を取ったのだ。

そんなめいこに突如きらめき声優学園の玄米校長が死亡したというニュースが舞い込む。ある出来事とはこのことだったのか……。

陽気なキャラクターで親しまれていた玄米校長。最期はザギンでシースーからのギロッポンのバーできれいなお姉さんと連絡交換、その後に麻雀を嗜み、焼き肉を食べ、クレープを立ち食いして、アフレコへ。と玄米校長らしい遊びっぷり。そんな校長が最期に残した言葉は「人生一の演技じゃね」だったそう。最後の最後まで自分らしくあり続けた校長の生き様がどうしようもなくかっこいい。しかし、玄米校長の死は重くのしかかり、めいこは声を出すことができなくなってしまうのだった。

しばらくしてまなから『魔女っ娘パンピロン』の読み合わせをしないかとの提案が。岩尾先生の協力もあり、アフレコがスタートする。声優の第一線で活躍している共演者の山寺宏一と平野綾の影響もあるのか、声優顔負けの演技を見せる日向坂46メンバーたちの成長ぶりには驚いた。本作をきっかけに声優として活躍するメンバーが出てきそうな予感。

そして訪れためいこの番。「ごめんなさい……!玄米校長!」と涙をにじませながら声を振り絞るめいこの表情には新たな決意がにじみ出ていた。2週続けてめいこの悲しい表情ばかり見続けることになってしまって辛かったけれど、仲間の支えもあり無事に再出発出来てよかった!

次回は何やら「涙色戦記」のオーディションに挑むことになるらしい。「涙色戦記」に声優として出演するのはめいこの夢。1年のブランクは相当なハンデになるだろうが、玄米校長のためにも今度こそ勝ち取ってほしい。

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–{第8話あらすじ&感想}–

第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ

目標としていた「涙色戦記」ヒロインオーディションへの招待をうけためいこ(佐々木美玲)とまな(丹生明里)たち。プロデューサーの柿沢(武田航平)から説明を受けためいこは、オーディション参加を決意し、ドレミ荘メンバーとともに集中特訓を行うことにするが…。

第8話の感想

「涙色戦記」に声優として出演することはめいこ(佐々木美玲)の夢であり生きがいだ。第8話では「涙色戦記」のヒロインをかけたオーディションがついにスタート。

めいこのもとに突然電話が鳴り響く。その電話の主はプロデューサーの柿沢(武田航平)という何やら胡散臭い男。ここにきて新キャラが登場とは驚いた。それも演じているのは「仮面ライダーキバ」や『GOZEN-純恋の剣-』にも出演したイケメンで実力派俳優の武田航平なのだから2度驚きがあった。ザ・プロデューサー的な立ち回りが絶妙に嫌らしいのに、コミカルなキャラで憎めない。

「声優から目を背けてきた自分が受けていいのだろうか?」とオーディションへの参加に戸惑うめいこだったが、意を決して参加を決意。1年間のブランクを埋めるべく、仲間に特訓のお願いをするのだった。ランニング、風船を使った複式呼吸トレーニング、エクササイズ……合格へ向けた短期集中特訓が始まり、めいこの表情にも昔のような笑顔が戻ってきたようだ。みんなでひとつの目標に向かって頑張るっていいな、なんて思いながら見ていた。

今回はしばらく目立った出演がなかった多恵(河田陽菜)もフィーチャーされた。順調そうに見えていたアイドル声優ユニット「チョコラショコラ」だが、実は人気が出ず解散の危機を迎えていたことを多恵から知らされる。それも、メンバーの関係もギスギスしているらしい。グループのために力になりたいと思いながらも行動できずにいた多恵の背中を押してあげたのはめいこだった。あれだけ自己主張が苦手だっためいこの成長した姿にしみじみ。

第1次オーディションに合格し、第2次オーディションへと駒を進めためいこたち。金閣寺炎上先生に会えると知っためいこが緊張のあまりソワソワして落ち着かないめいこの姿が可愛らしい。尊敬する人に会う前って誰しもこうなるよね。

次回は最終オーディションへ進むメンバーが発表!ヒロインの座を射止めるのは果たして誰なのか……?

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–{第9話あらすじ&感想}–

第9話あらすじ&感想

第9話あらすじ

「涙色戦記」ヒロインオーディションの一次試験を無事通過しためいこ(佐々木美玲)とまな(丹生明里)たち。最終試験参加者3名までに絞る二次試験へ挑むドレミ荘メンバーだったが、同じ会場には大人気ユニット『まりりん&るびー』のまりりん(松田好花)という超強力なライバルもあらわれ…。

第9話の感想

日向坂46主演のドラマ「声春っ!」もいよいよ最終回目前。第9話ではめいこ(佐々木美玲)とまな(丹生明里)たちが「涙色戦記」公開オーディションの二次試験に挑む。

二次試験へと進んだめいこたちは金閣寺炎上先生(竹中直人)と初対面。炎上先生の派手な見た目からして中々の曲者ではないかと思っていたが、その予感は見事的中。初っ端の挨拶から「おはこんばんちは!」(『Dr.スランプ』のネタ)が飛び出し、オーディション参加者を唖然とさせる。ただし、憧れの人を目の前にして気絶してしまっためいこを除いて……。

二次試験では「まりりん&るびー」のまりりんこと越野まり(松田好花)も登場。まりりんはすでに人気と実力を兼ね備えたアイドルで、めいこたちには強力すぎるライバルだ。

最初に行われたのは粘土を使った審査。粘土を使ってどう自己表現をするのかというものらしい。ここでまなの奇抜なセンスが大爆発。粘土でデスマスク姿を披露し、炎上先生からも高く評価されていた。どんな時でも思い切ってやってのけるのが彼女らしい。その姿はバラエティで果敢に挑戦する丹生ちゃんそのまんまだ。

「やっぱり粘土だけじゃ決められないよな」。炎上先生の発言を受けて、急遽「演技審査」が実施されることに。めいこはこれまでの成果をここで出し切ると言わんばかりに迫真の演技で訴え、炎上先生の心を射止めるのだった。たったワンフレーズだけれど、佐々木美玲の演技は確かな説得力が宿っている。

二次試験に合格したのはめいこ、まな、まりりんの3人。合格できず落ち込む春風ちずえ(高本彩花)だったが、炎上先生からルイのお母さん役をやってほしいとお願いされたのだ。ようやく自分の居場所を見つけることができた嬉しさから涙を流すちずえ。最後の最後に報われて本当に良かった!

最終オーディションの当日。めいことまなが会場を訪れるとブツブツと電話しているプロデューサーの柿沢の姿が。そこでめいこたちが耳にしたのはオーディションが最初から仕組まれていたという衝撃の事実。何やら雲行きが怪しくなってきたぞ……。最終回はどのような結末を迎えるのだろうか。

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–{第10話あらすじ&感想}–

第10話あらすじ&感想

第10話あらすじ

プロデューサーの柿沢(武田航平)の話からオーディションの裏側事情を偶然にも知ってしまっためいこ(佐々木美玲)とまな(丹生明里)。激昂する2人だったが、「もう逃げたくない」この想いを胸に最後までやり遂げることを誓う。最終オーディションへ向かう2人の結末とは…!

第10話の感想

最終回を迎えた「声春っ!」。最終回でとりわけ強く描かれたのはめいこ(佐々木美玲)の成長物語としての側面だった。泣き笑いしながら夢を叶えつづけるその過程を見せてくれためいこの姿は、どこか日向坂46の姿とも重なっているようにも感じられた。

プロデューサーの柿沢の裏話を耳にして怒っためいこたち。まなはめいこを引き連れオーディション参加を辞退しようとするが、「玄米校長が作ってくれたチャンスだから……」とめいこは最後までやり遂げると柿沢に決意する。その目と表情は声優学校から逃げ出したときのめいことはまるっきり違っていた。

いよいよ挑んだ最終オーディション。まりりんとまな各々が「自分がいかにティア役に適役か」をアピールする。そんな中、めいこは「自分は適役ではない」と本音を打ち明ける。しかし、その表情は心なしか晴れやかにも見えた。大好きな炎上先生の作品にはふさわしい人がなるべきだ。それはまりりんであり、ライバルのまななのだと。

その結果ティア役に選ばれたのは、ライバルであり親友のまな。「堂々と田舎に帰れます!」と涙ながらに語るめいこだったが、炎上先生から新ヒロインをやってくれないかと引き止められる。新ヒロインのスリザー役として「涙色戦記」への出演が決定し、炎上先生の作品に出るというめいこの夢がついに叶うのだった。

エンディングでゴミをポイ捨てする女性にめいこが注意をするというシーンが描かれている。このシーンを見てハッとした視聴者も多かったのではないだろうか。そう、第1話のくだりと繋がっているのである。

第1話の冒頭では他人の自転車を倒した男性を見かけては何もできずにいためいこが、最終回では当たり前かのように声をかけて注意している。ほんの些細なことにすぎない。それでもこのシーンからはめいこの成長を強く実感させるものだった。

前作「DASADA」と同様にグループが纏っている明るい雰囲気が作品にも反映されており、現在の日向坂46にしか出せないドラマとなっていた「声春っ!」。主演の佐々木美玲や丹生明里を筆頭に演技の面で新境地を見せてくれたメンバーも多く、これをきっかけに今後の活動が広がっていくメンバーも多そうだ。

夢に向かって頑張るめいこに勇気付けられた日々もこれにて終了。放送終了後にイベント開催の発表もあったので、続報を楽しみに待ちたい!

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–{「声春っ!」(こえはる)作品情報}–

「声春っ!」(こえはる)作品情報

日向坂46×声優×青春

「沢山の夢と、沢山のバイバイの記録。」

“夢”は、声にしないと伝わらない、届かないー。
アイドルグループ日向坂46のメンバーが、声優を目指す少女を演じる。 
きらめき声優学園で繰り広げられる、笑って泣ける、青春ドラマ!!

 “ハッピーオーラ”を武器に、明るく笑顔あふれるパフォーマンスで人気の日向坂46
トップクリエイター、実力派キャストが、彼女たちの魅力を引き出します!

■「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」 通称“チェリまほ”で話題の脚本家・吉田恵里香、待望の新作ドラマ!

脚本は、熱狂的なファンを生み出し、大きな話題となったドラマ“チェリまほ”の吉田恵里香。「DASADA」(2020年1月期)に続き、今回は「声優学校」を舞台に、少女たちの姿を瑞々しく描く。ポップなセリフを散りばめながら、夢や成長だけではなく、挫折や別れにも真剣に向き合った脚本が、日向坂46メンバーの魅力を引き出しています。声優を目指しているのに、しゃべることが苦手。コンプレックスの塊で、感情の起伏が激しい主人公めいこは、吉田脚本ならではの等身大のヒロイン。不器用だけど、まっすぐ突き進み、少しずつ成長していくめいこの姿は、多くの若者の共感を呼ぶはず!!

■映画「ひるなかの流星」のヒットメーカー新城毅彦が監督を務める!

監督は、映画「ひるなかの流星」「午前0時、キスしに来てよ」など、大作青春映画を多数手がけるヒットメーカー新城毅彦。これまで、若者たちの一瞬のきらめきを見事に捉えてきた新城監督が、メンバーの新たな魅力、見たことない表情を存分に引き出します。確かな演出力で作り上げた、心揺さぶる本格青春ドラマにご期待ください!

■声優としても俳優としても実力派、平野綾・山寺宏一・戸田恵子!さらに竹中直人ら、豪華俳優が脇を固める!!

豪華な共演者が集結!主人公達を見守る声優学校講師岩尾に平野綾、学校校長には、山寺宏一。また、めいこの祖母には戸田恵子と、声優としても俳優としても屈指の実力派が集結!さらに、めいこが憧れる漫画家・金閣寺炎上には竹中直人。
本格派の俳優陣が日向坂46の周りを囲み、ドラマに厚みを生み出します。共演者の妥協しない演技により引き出されるメンバーの本気の演技をお楽しみに!

 
放送日時
4月28日(水)スタート 毎週水曜24:59~

出演
佐々木美玲
丹生明里
渡邉美穂
金村美玖
河田陽菜
高本彩花
松田好花
上村ひなの
潮紗理菜
山寺宏一
平野綾
戸田恵子
竹中直人

スタッフ

企画・原作
秋元康

脚本
吉田恵里香
(「DASADA」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」)

監督
新城毅彦
(「ひるなかの流星」「午前0時、キスしに来てよ」)
西村了
(「ザンビ」「DASADA」)

音楽
牧戸太郎

プロデュース
植野浩之・今野義雄

プロデューサー
茂木徹・山王丸和恵・長汐祐人

宣伝プロデューサー
深澤優樺

制作プロダクション
AOI Pro.

製作著作
「声春っ!」製作委員会

音楽

主題歌
「声の足跡」
日向坂46
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

劇中歌
「レントゲン眼鏡」
まりりん&るびー
(ソニー・ミュージックレーベルズ)
 
 

キャスト/スタッフ コメント

【佐々木 美玲】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
私が演じるめいこちゃんはすごく真っ直ぐな子です。自分には自信がないけど人のことを褒められる。周りをよく見ている子です。めいこを演じているうちにどんどんめいこちゃんのことが大好きになりました。めいこちゃんみたいになりたいなって思ってます!すごく撮影期間は楽しかったです。

•見てほしいポイント、メッセージなど
コメディードラマなので普段見られないような変顔などクスッと笑える場面がちょこちょこ出てきますので、それも一緒に楽しんでもらえたらと思います。 
そしてこの作品で私は、「1人じゃなくてみんなで支え合っている」っていうのが日向坂46も一緒だなとすごく感じたので、なにかみなさんにも感じるものがあればいいなと思います。

 

【丹生 明里】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
天道まなちゃんを演じさせていただきました、丹生明里です。まなちゃんは本当に明るくて誰よりもめいこちゃんのことが大好きです。
いつも明るくみんなを盛り上げてくれる存在ですが、過去には夢を挫折した経験もあります。
改めて見つけた夢にまっすぐ進んで行く姿に演じていて私もとても勇気を、パワーをいただきました!
どんな時も明るく照らしてくれるまなちゃんがとても大好きです!

•見てほしいポイント、メッセージなど
ドラマの中では有難い事に日向坂ポイントがいっぱい出てきます!
セットの中に、あれ、これってまさか!?というものまであるので細かいところまでチェックしていただきたいです! 
そしてドラマ内では、ハンドクリームが出てくるのですが、アドリブであるメンバーに沢山塗りたくってみたり、みんなでわちゃわちゃしているシーンでもあるセリフを言ってみたりとユーモア溢れるシーンもありますので是非見つけていただきたいです!

 

【渡邉 美穂】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
尼崎あまねはプライドが高くて気が強いけれど、本当は周りをしっかり見ている頑張り屋さんだなと思います。意地悪なことを言いながらも、心の奥底には優しさがあるように感じました。”性格の悪いお嬢様”をどのように表現するか試行錯誤しましたが、なかなか出来ない経験だったので楽しかったです。色々想像しながらやらせていただきました。更にあまねは成績優秀な実力者なので、その部分も寄せなければいけなくて、技術面でかなり苦戦しました。個人的には意外といじられキャラだなと思っていて、ちょっと不思議なオーラを纏っているあまねが可愛くて好きです。オリジナルのキャラクターなので、愛着も湧いてすごく愛おしい存在になりました。

•見てほしいポイント、メッセージなど
声優を目指して奮闘する女の子たちから、熱い青春を感じていただけるのではないかなと思います。なかなか一筋縄ではいかない事ばかりだけれど、色んな人と出会い成長していく様子をじっくり楽しんでいただけたら良いなと思います。キャラクターの濃い子がたくさんいるので、一人ひとりに注目したら、きっとたくさんの発見があるのではないでしょうか。様々な経験を通して皆も進化を遂げていくので、その過程とその先の未来をワクワクしながら観ていただきたいと思います。あと、小道具などにも注目しておくと結構楽しめます!共に高みを目指して強くなっていく皆の姿を、最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

 

【金村 美玖】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
雪菜は他の登場人物よりも2つ年上で大人っぽいキャラクターです。服装もクールでツンとしていますが、とても仲間想いな所もあります。そして雪菜の事を昔から慕っている多恵といつも一緒にいます。
演技に関しては雪菜になりきる事に苦戦しました。シーンによって感情が様々なのでどのような気持ちなのか整理しながら演じることが大事だなと思いました。分からない所や上手く行かない時は監督がこんな風にやって欲しいと教えて下さるのでとても勉強になりました。今回の撮影を通して仲間と一緒にいる事の楽しさや支えてくれる友達の大切を実感しましたし、もっと演技ができるようになりたいなと思いました。そして声優学校の大変さも知ることができたので声優にとても興味が湧きました。

•見てほしいポイント、メッセージなど
雪菜と多恵の関係性に注目して頂きたいです。2人はずっと一緒にいるのですが、親友なのか。師弟関係なのか。姉妹のような存在なのか。だんだん明らかになってきます。よくふざけ合っているシーンもあるのでそちらも要チェックです。
他にもめいことまなの関係。愛理とちずえさんの感情。あまねのキャラクター。るーなの声にも注目です。名シーンや名台詞などもたくさんあるので是非好きな場面を見つけて下さい!
声優学校をきっかけに色々な仲間と出会いながら成長していく生徒達や個性豊かな登場人物を楽しんで頂けたら嬉しいです。どのような作品になったのか改めて見るのはドキドキですが、笑いあり涙ありの良い作品になっていること間違いありません!

 

【河田 陽菜】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
今回演じた本田多恵という役はすごく応援してあげたくなる役柄です。優しさや不器用さの中に熱い気持ちがあって、多恵頑張れってつい言いたくなっちゃうようなそんな人です。普段の自分と似た一面があったり、全く違う部分があったり自分じゃない人になるってすごく難しいなと思いました。多恵はどういう人なのか分からなくなったら雪菜(金村美玖)によく聞いていました。撮影の最初の方は本番のたびにすごく緊張していたのですが、撮影を重ねていくうちに少しずつリラックスして本番を迎える事ができるようになりました。今回は声優学校に通っている生徒として、声優さんのことを調べてみると自分が知らなかった世界が沢山あって声優の方達って本当に凄い!と感動しました。

•見てほしいポイント、メッセージなど
皆が切磋琢磨しながら夢に向かって頑張る姿を観ていただきたいです。私演じる多恵と雪菜(金村美玖)の関係性にも注目です。自分達で作ったキャラクターがあるんですがそれも劇中に登場したり、注目してみてください!玄米校長(山寺宏一さん)、岩尾先生(平野綾さん)は学校の先生なのでご一緒する機会が何度かあったのですが劇中に声色が変わったりする場面があったりして本当に感動しました。一緒にいた日向坂メンバーと本当に凄すぎる!とずっと会話していました!改めて「声春っ!」という作品に携われた事、本当に嬉しく思います。撮影中は青春を送る事ができ、本当に勉強になる事ばかりでした。「声春っ!」とても楽しくて素敵な作品となっているので是非観ていただけたら嬉しいです。

 

【高本 彩花】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
ちずえさんはとても優しいんです。とにかく優しいです。リハーサルから本番まで、監督にちずえさんは優しいからもっと優しくと沢山アドバイスを頂きました。声優学校を卒業した声優として、そして寮母として2つのことを背負いながら、中々自分は上手く行かない声優のお仕事もあるけど、そのことは隠しながら声優を目指すみんなを支えて励ましている素敵な寮母さんです。ちずえさんと私は同い年なのですが、同い年とは思えないくらい懐が深くて、少し天然なところがあるけど、心の広い素敵な人柄です。この役を演じられたことが本当に幸せですし、寮母として頑張るみんなを見守りながら私も頑張ろうと思いましたし、ちずえさんのような素敵な人になりたいと強く思いました。

•見てほしいポイント、メッセージなど
演技のお仕事がやりたいと強く思っていたタイミングでこの声春っ!のお話をきいてとても嬉しかったです。私の演じるちずえさんは優しくて強いところがあります。声優の仕事が思うようにいかないけれどドレミ荘のみんなの為に声優の先輩として明るく振る舞うところがとても優しくもあり強い人間だなと感じました。そんな役を演じて、めいこちゃん達と接する中で私もみんなから勇気をもらえました。アイドルのお仕事をする中でも共感できる部分もありました。ちずえさんはちょっと天然なところがあるのかなと思うので探してみて欲しいです。寮母さんファッションと仕事の時の気合いの入れたファッションも可愛いので注目して欲しいです。

 

【松田好花】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
まりりん&るびーという声優アイドルの1人で、とにかく素直で感情が外に出やすいキャラクターかなと思います。自分に自信を持っていないとダメなんだと分かっている子で、負けず嫌いな一面もあるのかなと思います。演じてみた感想としては、とにかく難しかったです笑
既に声優アイドルとして活躍している役ということで、それに伴った声の出し方だったり、振る舞い方だったり、普段の自分とはまた違うような存在の役だったのでそこが難しかったです。また、他のメンバーより撮影の始まるタイミングが遅かったりしたので、みんなが現場に慣れている中に入っていくのが不安だったのですが、私なりのまりりんを全力で演じることができたかなと思います!

•見てほしいポイント、メッセージなど
まりりんはキャラクターだけじゃなくて、服装も変わっていたりするのでそこにも注目してみてほしいなと思います!このシーンにこの格好で来るの?!って思うようなことがあったりもしたので見つけてみてください笑
また、日向坂のメンバー以外にもとても豪華な方々が出演してくださっているので、そこにも注目してもらいたいです!共演者の方にもアドバイスをいただいたりなど、私自身もすごく貴重な経験をすることが出来ました。皆さん温かく、優しくて終わるのが寂しかったくらいです!
そしてなんと言っても、まりりん&るびーの「るびー」の正体が誰なのかお楽しみに!!皆さん放送を楽しみに待っていて下さると嬉しいです!ドラマ「声春っ!」よろしくお願いします!!

 

【上村 ひなの】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
草間愛理ちゃんは話をすることが苦手なキャラクターで黙っていることが多いのですが、きらめき声優学園の仲間との出会いや学園での授業を通した経験から段々と愛理ちゃんらしく変わり始めていきます。
私も愛理ちゃんと同じく話をすることに苦手意識があるので、演じていて自分自身と重なる部分が多かったです。愛理ちゃんの気持ちをしっかりと理解して演じられるように努力しました。演じさせて頂いているうちに、愛理ちゃんの発する言葉から上手く言葉に出来なくて心の中に渦巻いているような気持ちを感じることが出来て、愛理ちゃんの思っていることにとても共感出来たような気がします。

•見てほしいポイント、メッセージなど
私が演じさせて頂いた草間愛理ちゃんはワードセンスが凄く変わっていて、話をすることは苦手ですが言葉の存在感が大きいキャラクターだと思います。ぜひ愛理ちゃんが様々な場面で発するヘンテコなワード達に注目して頂きたいです。
「声春っ!」には声優を目指す女の子達が全力で駆け抜けてきた青春が彼女達の声と共に詰まっています。登場人物ひとりひとりが学園生活の中で成長していく姿から、今何かを頑張っている皆さんや昔何かを頑張ったことのある全ての皆さんにエールを送れたらと思います。このドラマを観終わった後、皆さんに青春を過ごしたような気持ちになって頂けたら嬉しいです。

 

【潮 紗理菜】

•あなたにとって、あなたの演じたキャラクターはどんな人ですか?演じた感想は?
キャラクターの声というはじめての経験をさせていただき、声だけで感情を表現することの難しさを学ばせていただきました。初めは何度やっても声に感情がなくて棒読みのようになってしまっていたのですが、いろいろ模索してしていくうちにるーなのことが大好きになり、私自身もるーなに励まされていた気がします。るーなはみんなを影で見守っている存在だと思ったので、一人一人に寄り添う気持ちを大切にしました。キャラクターの声を演じさせていただくのが本当に夢だったのでとても嬉しかったです!!

•見てほしいポイント、メッセージなど
ひとりひとりみんな個性豊かなので、仕草など細かいところにも注目していただけたらなと思います。それぞれの関係性にも!またドラマの中で私たちがそれぞれデザインしたキャラクターも出てきます!色などもこだわったので見ていただけたら嬉しいです!!ドラマ内のセットにも注目です、懐かしいなにかが写っているかもです。注目ポイント盛りだくさんなこのドラマ、ちょっとふふふと微笑みあり、涙あり、感動あり!
楽しんでいただけたら嬉しいです!
 
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