名探偵コナンが大好きなライター前野です。
全コナンファンが涙を流した公開延期の発表から1年。新型コロナウイルスの感染拡大により公開が延期されていた『名探偵コナン 緋色の弾丸』が1年の延期を経て無事に公開されました。
筆者はもちろん公開初日に観に行き、初日に3回、次の週に4回コナンを鑑賞しました。
観終わるとまたすぐに観たくなってしまう『名探偵コナン 緋色の弾丸』!何回観ても面白い!
私を惹きつけた点を興奮気味に語り、思いの丈を伝えたいと思います。魅力がいっぱいの本作!何から語ればいいのか迷いますが、私が感じた魅力を語ります。
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1:赤いファミリー全員終結
『名探偵コナン 緋色の弾丸』でメインキャラクターとなるのが、赤井秀一とその家族。メアリーと羽田秀吉は劇場版初登場となります。
普段はバラバラに生活し、お互いに秘密がある謎めいた一家が全員集結。ワクワクしてきませんか。お互いに秘密にしていることが、どのように関係していくのか、そんなところも今作の魅力となっています。
2:園子を見直した!
『名探偵コナン 緋色の弾丸』で伝えたいのは、園子が魅力的だったことです。
もちろん今回の映画は赤井ファミリーがメインキャラクターとなっているので、園子はメインキャラクターではありません。
しかし、今回の映画で登場する真空超電動リニアに乗れるプラチナチケットを手に入れたのは園子です。冒頭のパーティー会場のシーンで、真空超電動リニアに一般人も乗れることが発表されます。大喜びの少年探偵団ですが、このチケットは抽選のチケットであり、倍率も超高いプラチナチケット。当選するのは至難の技です。
そんな時に鈴木財閥のいくつかの企業がWSGのスポンサーとなっていることに光彦は気付き、園子にチケットを取ってもらおうと考えます。
個人的にはその後のシーンが良かったんです。少年探偵団のメンバーに簡単にプラチナチケットを手に入れられるほど人生は甘くないと伝えます。園子の両親が子供達の分なら取れるかもと言いますが、子供達を甘やかさないように言う園子がナイス対応でした。
子供達が園子や高木刑事をうまく利用するシーンがこれまでにもみられたので、子供になめられすぎではないかと思っていましたが、言う時はちゃんと言う園子が描かれていました。6枚手に入れたチケットも公平に博士のクイズの正解者で決めようとしたり、ただで手に入らないことを伝えたり、ヒントはしっかりあげる園子。
仮面ヤイバーショーの引率もしたりと良いお姉さんぶりを発揮。なんだかんだ言いつつも優しい園子が描かれていて、その点は良いと感じました。今回の映画では園子を見直しましたね。
–{3:個人的に一番カッコよかったのは秀?}–
3:個人的に一番カッコよかったのは秀?
『名探偵コナン 緋色の弾丸』では、赤井ファミリーがメインキャラクターとなって登場します。
赤井さんは言わずもがなでカッコいい、世良真純もメアリーもカッコいい、FBIもコナン君もカッコ良いのですが、個人的には秀?がカッコ良かったです。
由美たんとのラブコメシーンの顔とは違い、勝ち筋がみえた時のあの表情。先を読む秀?のカッコ良さ。スイッチが入り、眼鏡をとって、「みえたよ、勝ち筋が!」のセリフ。カッコよぎるだろと心の中で叫びました。さすが、赤井さんが認めた世界一のブレーン。
秀?の先を読む力に驚愕しているキャメルの「なんで!?」のセリフは何回観ても笑ってしまいます。
赤井さんが登場するので、FBIのチームももちろん登場し、チームとしての連携が可能に!
赤井さん、秀?、FBIで連携して犯人を追い詰めるカーチェイスのシーンは今回の映画の見どころの一つではないでしょうか。エンドロール後の秀?にはどんまいと言いたくなりました。
4:哀ちゃんが大活躍
『名探偵コナン 緋色の弾丸』でコナンの相棒となり、大活躍したのは哀ちゃんではないでしょうか。
今回の映画では哀ちゃんが大活躍するので、哀ちゃんファンには絶対に観てほしいですね。予備のメガネを持ってきていたり、コナンでも知らなかった知識を知っていたりと、コナンの相棒感が半端なかったです。
哀ちゃんはアクションで活躍するキャラクターではありませんが、今回の映画では哀ちゃんの知識がコナンを助けたと言ってもよいでしょう。
劇場版の話によっては、登場シーンが少ないこともある哀ちゃんですが、今回は最初から最後まで登場シーンがみられました。
周りがパニックになっていても、常にコナンを信じ冷静な哀ちゃんには、さすがとしか言いようがありません。
–{5:世良真純とコナンの共闘シーンが熱い}–
5:世良真純とコナンの共闘シーンが熱い
今回の映画では赤井ファミリーがメインキャラクターとなっているので、世良真純も大活躍します。
『名探偵コナン 異次元の狙撃手』でも登場しましたが、怪我により、途中からは登場シーンが少なく活躍シーンは少なめでした。
しかし、今回の映画ではバイクシーンもあり、メアリーと共に沖矢昴と戦うシーンもあり、真空超電動リニアの暴走を止めるためにコナンと共闘するシーンもみられます。原作でもコナンの正体を疑っている世良真純ですが、もうほぼバレているようなものですね。
コナンの正体に疑問を抱きつつも、リニアの暴走を止めるために共に戦うシーンは胸熱でした。今後の映画や原作でも共闘する2人の姿をみたいですね。
それにしても、あれだけの大惨事でかすり傷ってどういうことなんでしょうか。人間を捨てているコナンキャラクターが増えていきます。
6:1番驚愕したシーンとは!?
原作者の青山剛昌先生が、エンドロールの後にすごいシーンがくるとおっしゃっていたので、鑑賞前からどんなシーンがくるのかとワクワクしていました。
そして、沖矢昴とメアリーのシーン。メアリーは沖矢の正体に気付いたのでしょうか。
お互いに何も言ってはいませんが、お互いの正体に気付いたのかもしれないと筆者は思いました。原作でも、今後、沖矢昴とメアリーのシーンが描かれ、お互いの正体に気付くシーンが登場するのではないでしょうか。
沖矢昴とメアリーだけではなく、世良真純が沖矢昴の正体を知るシーンや秀吉がメアリーの幼児化を知るシーンなども今後描かれていくことでしょう。
原作でも赤井ファミリーが集結するシーンは必ずでてくると思うので、ファンとしては待ちきれないですね。それまで映画を観たり、原作を読んで、首を長くして待ちたいと思います。
今回の映画では、世良真純とメアリーが沖矢と対峙するシーンがありますが、もう気付いても良いのではないでしょうか。いえ、もう気付いているのかもしれません。
–{7:劇場版コナン映画の醍醐味!ド派手なアクションシーン}–
7:劇場版コナン映画の醍醐味!ド派手なアクションシーン
劇場版コナン映画の醍醐味といえば、推理シーンやラブコメシーンなど魅力はたくさんありますが、壮大なアクションシーンではないでしょうか。
もちろん今回の映画でもド派手なアクションシーンが登場しました。今回の映画の決戦の地は真空超電動リニアです。最高時速1000kmの速さを誇り、弾丸と同じスピードと言われ、世界からは日本の弾丸、通称ジャパニーズブレッドと呼ばれています。速さを聞いただけでもワクワクしてしまいますね。
速さだけ聞いてもイマイチピンとこないのですが、『名探偵コナン ゼロの執行人』で安室さんが運転していた車の速度は時速180kmを越えていましたし、富士急にあるド・ドドンパというアトラクションも時速180kmに達します。その10倍ほどのスピードなので、とんでもない速さであることは確かです。
新名古屋駅と芝浜駅間を25分で走り抜けるので、相当速いですね。そんな真空超電動リニアが今回の決戦の地となり、コナン史上世界最速のミステリーが展開されていきます。
時速1000kmを越えるリニアに弾丸を撃ち込む赤井さんの狙撃力も神レベルに達していますし、コナン君と世良真純は暴走したリニアを止める活躍をみせます。凄すぎて言葉がでてきません。
コナン映画のアクションシーンは現実で考えればどれもありえないことの連続なのですが、今回のアクションシーンは数ある劇場版のアクションシーンの中でも迫力さは上位にくるでしょう。この迫力は何度でも劇場で体感したいです。
この迫力を何度も体感したい、この映画にはそんな中毒性があり、それゆえに何度も何度も映画館に通っているのだと思います。
まだまだ通い足りない!
この記事を書いている時点で筆者は5回以上映画を観ていますが、まだまだ発見できていない魅力が隠れていそうです。
観終わるたびに新たな発見がある劇場版コナン映画。赤井さんに注目してみたり、秀?に注目してみたり、蘭ちゃん目線で観たり、犯人の動機を知った上で観てみると新たな発見もあるかもしれません。
一度だけではなく何度観ても楽しめる『名探偵コナン 緋色の弾丸』。観るたびに今後の展開への期待をせずにはいられません。
何度観ても満足できる劇場版コナン映画。この先もどんな劇場版が待っているのか。原作でどんな展開になっていくのか。まだまだ名探偵コナンからは目が離せません。
(文:前野真岐)
–{『名探偵コナン 緋色の弾丸』作品情報&映画全作品の概要}–
『名探偵コナン 緋色の弾丸』作品情報
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ストーリー
世界最大のスポーツの祭典『WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-』の東京開催を控えた日本。その開会式に併せて、日本の技術を総集結した、最高時速1000kmを誇る世界初となる真空超電導リニアが、新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開発されることが発表された。世界中から注目されるなか、名だたる大会スポンサーが集まるパーティー会場で突如事件が発生する。企業のトップが相次いで拉致され、その裏には事件を監視するFBI捜査官・赤井秀一(声:池田秀一)と、彼からの指令を待つFBIの姿があった。コナン(高山みなみ)の推理により、15年前にアメリカ・ボストンで起きたWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がる。そして、当時の事件もFBIの管轄だったことが判明するが、はたしてこれは偶然なのか? 世界中から大勢の人々が集まる日本で、これから何が起ころうとしているのだろうか……?
予告編
監督
永岡智佳
声の出演
高山みなみ/山崎和佳奈/小山力也/池田秀一/浜辺美波/緒方賢一/岩居由希子/高木渉/大谷育江/林原めぐみ ほか
上映時間
110分