「最高のオバハン 中島ハルコ」|全8話のあらすじ&ネタバレ感想:ハルコ=大地真央の配役、最高!愛あるお説教と人生を楽しむヒントをありがとう!!

国内ドラマ

フジテレビ・オトナの土ドラ枠で2021年4月10日(土)に始まった「最高のオバハン 中島ハルコ」。

大地真央演じるバツ2の美のスーパードクター・中島ハルコが、無駄なプライドから生まれる悩みや理不尽な仕事の悩みを一刀両断。ハルコに翻弄されるアラフォー女子・いづみ役は松本まりか。

世の不正や悩みをなぎ倒す、痛快毒舌エンターテインメントで放送開始と同時に話題沸騰。

本記事では、ハルコの名言や七変化をはじめとした本作の魅力について紐解いていく。 

  1. もくじ
  2. 第1話あらすじ&感想
    1. 第1話のあらすじ
    2. 第1話の感想:今回のベストオブ名言「所詮、自分の人生を壊すのは自分なのよ」
  3. 第2話あらすじ&感想
    1. 第2話のあらすじ
    2. 第2話の感想:今週のベストオブ名言「人生はその気になれば何度でも変えられる、仕切り直せるのよ」
  4. 第3話あらすじ&感想
    1. 第3話のあらすじ
    2. 第3話の感想:いつも以上に名言炸裂回「コンプレックスはクヨクヨするだけ時間の無駄」そして結婚詐欺師の名前が攻めてる
  5. 第4話あらすじ&感想
    1. 第4話のあらすじ
    2. 第4話の感想:ハルコ(大地真央)今回の名言「自分の目で・耳で確かめたことにしか価値がないのよ」いづみ(松本まりか)のYouTubeが怖い
  6. 第5話あらすじ&感想
    1. 第5話あらすじ
    2. 第5話感想:「人は誰だって自分の人生の落とし前をつけなきゃならない時が来るのよ」ネガティブな要素もわかって受け入れてるハルコがかっこいい
  7. 第6話あらすじ&感想
    1. 第6話あらすじ
    2. 第6話感想:ハルコ節、若干弱めだけと競艇場と居酒屋のシーンがよかった。最後のイケメンが気になる
  8. 第7話あらすじ&感想
    1. 第7話あらすじ
    2. 第7話感想:「思う存分かかってらっしゃい、クソガキども!」ハルコ(物理的に)強すぎ!!
  9. 第8話あらすじ&感想
    1. 第8話あらすじ
    2. 第8話感想
  10. 『最高のオバハン 中島ハルコ』作品情報
  11. STAFF
  12. キャスト/スタッフコメント
    1. 大地真央コメント
    2. 松本まりかコメント
    3. 田山涼成コメント
    4. 高橋ひとみコメント
    5. 真魚コメント
    6. 今野浩喜コメント

もくじ

・第1話あらすじ&感想

・第2話あらすじ&感想

・第3話あらすじ&感想

・第4話あらすじ&感想

・第5話あらすじ&感想

・第6話あらすじ&感想

・第7話あらすじ&感想

・第8話あらすじ&感想

『最高のオバハン 中島ハルコ』作品情報

第1話あらすじ&感想

第1話のあらすじ

 

ハルコ、不倫を斬る!

38歳独身、弱小出版社の編集兼フードライターの菊池いづみ(松本まりか)は、ひとり名古屋の東山動植物園にいた。10年物の不倫相手に200万円を貸した後、5か月も連絡ナシ…。ため息交じりにイケメンゴリラを眺めていると、突然、携帯電話に着信が…。

「ちょっとあんた!シャバーニに会うときぐらい携帯切っときゃーよ!」といきなり一喝してくる隣のオバサン。その後、タクシーに乗ろうとすると、先ほどのオバサンがいきなり同乗、行き先が一緒と知るや勝手に運転手に指示を出しこう言い放つ!
「あなたラッキーね、私と話せるなんて」。

着いたのは老舗ホテル。そこでパーティの取材を終えたいづみは、会場内で「ハルコ先生」と呼ばれ、ドレス姿で優雅に微笑む、あのオバサンを発見!その正体は自らを「美のスーパードクター」と名乗る中島ハルコ(大地真央)。東京・恵比寿の超人気美容クリニックを経営。名古屋では超有名セレブ、政財界からも一目置かれる人物だという。

いづみはひょんなことからハルコとお近づきになり、計らいでホテルのスイートルームに宿泊させてもらうなど、別世界を味わうことに…。

「私の事、もしかして、貴方の人生を変える女神って思うわよねえ」ハルコの口ぶりはかなり怪しいが、後日、いづみは豪華なセレブパーティーにお供するのだった。

そこで遭遇したのはイケメン実業家・大貫研一(袴田吉彦)と、その愛人・吉岡久美(大西礼芳)。くしくも10年物の不倫女を前に、自身の境遇を重ねて心苦しくなるいづみ。久美はハルコに「彼が籍を抜いてくれないと再婚できない…」ととんでもない相談を持ち掛けるが、そこで、ハルコが放った超毒舌アドバイスとは!?

さらに矛先は絶賛不倫中のいづみにも向くかと思いきや…。

オトナの土ドラ史上最強スーパーレディー爆誕!
世の不正や悩みをなぎ倒す、痛快毒舌エンターテインメント、開幕!

第1話の感想:今回のベストオブ名言「所詮、自分の人生を壊すのは自分なのよ」

某CMで毎回いろんな設定のキャラを演じる大地真央さんが大好きで、松本まりかさんの演技とビジュアルも好きで、密かに楽しみにしていたこのドラマ。
うまくいかない人、自分に自信がない人、駄目な恋愛にハマってる人、元気がない人にぜひ観てほしい。痛いところも突かれるんだけど励まされて元気が出ます。

突然イケメンゴリラ・シャバーニが登場。
まずここでびっくり。一瞬観る番組を間違えたかと思った。
以前ニュースで話題になったけど、動いてるところあんまり見たことなかった。本当にイケメンだ。

10年来の不倫相手にお金を持ち逃げされた菊池いづみ(松本まりか)38歳。
普通にかわいいのに冴えない妻帯者のおじさんと津不倫してて貧乏くじを自ら引きにいってるように見える主人公。彼女の心の声がRPGゲームっぽい枠と文字で登場するのが面白い。

大地真央だから成立するハルコさんがかっこいい

とても還暦を過ぎているとは思えない美貌を持ち、知る人ぞ知る美のスーパードクター。
美味しいものが大好き、上から目線で自信満々、時には相手が誰でも説教する……ちょっとズレてしまえば痛かったり説得力がなさそうなこの設定を実写で成立させらえるのは大地真央さんだけだなと思った。
時には言い過ぎでは? と思うくらいセリフが攻めてるんだけど、なぜか嫌な気持ちにはならず胸がスッとする。「みんな私のことが好きだもの」って言える人生、かっこよすぎるしこんな風に年を取りたい。

不倫には女が守るべき四ないルールがあるという。

一.女の家には入れない
二.女はお金を出さない
三.鍵は渡さない
四.男の言葉は信じない

この四つを守らなければ、ただの都合の良い女になるだけ
ご、ごもっとも……!
 
 不倫男役が板についてる袴田吉彦、白目をむく大西礼芳
 
不倫の末離婚→再婚し、また10年も不倫しているしょうもない男・大貫を袴田吉彦が演じている。同じ不倫スキャンダルがあってもこういう役が増えていてすごいな。
不倫相手役の大西礼芳、他の男と結婚したものの「あんな爬虫類顔の男に抱かれるなんて無理」と大貫に電話するが、聞いていた夫にキレられた時に白目むいてるし、夫は夫でヘビっぽいボディペインティングしてて笑ってしまった。

大貫に投げかけた言葉「愛人が本妻面するようになったらその男はおしまいよ。よぼよぼになったとき看取ってもらおうとしても、奥さんにも子供にも冷たくされるのがオチよ。愛人だってとうとう籍を入れてくれなかった男のシモの世話なんてまっぴらごめんよ」

その後の一言「所詮、自分の人生を壊すのは自分なのよ」これは不倫関係なく刺さる……!

名古屋が舞台で興味深い

名古屋舞台のドラマ、珍しい気がする。金のしゃちほこが映った後に金色の字で「名古屋」と出るセンス。たまに出る「中島ハルコ」の文字も同じく金色。何かこの感じ、映画「貴族降臨」で見たぞ。

ちょいちょい出てくる名古屋みやげも美味しそうだし、名古屋ならではのエピソードも出てきた理して面白い。「私みたいな尾張の人間はお値打ちが好きなのよ」という話もへぇ~! と思った。

※主人公たちは名古屋と東京を行き来しています

最後ハルコさん、刃物を持った男相手にタンカ切ってるけど大丈夫なのか……?
ドキドキしながら次回を待つ。

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–{第2話あらすじ&感想}–

第2話あらすじ&感想

第2話のあらすじ

「ハルコ、令和のお家騒動を斬る!」
無事(?)不倫問題が解決したいづみ(松本まりか)とハルコ(大地真央)がレストランで食事中、刃物男が乱入。店内に悲鳴が響き渡る中、ハルコがなぜか刃物男の前に立ちふさがる!

「私を誰だと思ってるの?美のスーパードクター・中島ハルコよ」

それを見ていづみは思った。「……それ、いま関係ないんじゃ」

とにもかくにもハルコに圧倒されたいづみ。
名古屋メシ企画を編集長・尾石初郎(今野浩喜)に提案し、ハルコとともに再び愛知にやってくる。

ハルコがイチ押しするひつまぶし屋『いとう』は80年続く店で、今は大将とその妻、娘の3人で家族経営をしていた。
ハルコの姿を見るや否や、妻・幸(堀優子)が駆け寄って来て「ハルコさん、大変なんだて」と三河弁でまくしたてる。
実は大手釜飯チェーン店から買収話を持ちかけられているという。

いづみの調べでは『いとう』の経営は火の車。
一人娘の真澄(小林亜実)は店を継ぐ気になってはいるというが、真澄が一人前になるには20年はかかるとバッサリ斬るハルコ。

さらに、ハルコの知人で名古屋の老舗ういろう屋『紫風堂』の四代目店主・三島昭宏(田山涼成)からも跡継ぎ問題で相談が舞い込んでくる。

昭宏の長男・隆行(永嶋柊吾)が”メイダイ=名古屋大学”を辞めてミュージシャンになると言い出したという。
ここでもハルコは「古いだけが取り柄のういろう屋に明日はない!」とバッサリ。

それでも諦めきれない昭宏に、ハルコのクチから出た言葉は<政略結婚>!

「信長公も家康公も政略結婚で日本を平定したのよ!」

ハルコの奇策は奇跡を起こすのか!?

第2話の感想:今週のベストオブ名言「人生はその気になれば何度でも変えられる、仕切り直せるのよ」

そう、この番組には某CMで大地真央さんとコンビ? を組んでいる今野こと今野浩喜さんがいづみ(松本まりか)が働く編集部の編集長役で出ているのだ。劇中でハルコさんと直接対面する機会はあるのだろうか。ちょっとだけ期待してしまう。

でもこの編集長、折り紙ばっかりしてるけどいいのだろうか……? 折り紙で作ったカニを両手に持って「カニカニ♪」と左右に揺れだすし、いづみも乗ってるし、大丈夫なんだろうかこの人たちは。

今回のハルコさん七変化 レーサーとストリートミュージシャン
サーキットでレーシングカーから出てくるハルコさん。かっこよすぎるだろ……。
そして最後のほうにはういろう屋の息子・隆行と一緒に路上で歌っていた(歌めっちゃうまい)。

自分の力で人生を変えたハルコ、説得力ある

実はバツ2、一度目の結婚の後に医学部に入って医師になったハルコ。「人生はその気になれば何度でも変えられる、仕切り直せるのよ」という言葉には説得力しかない。
でもその後学歴の話や政略結婚の話が出てきて。燃えがちなセリフも多々出てきてヒヤヒヤしたけど、最後はいい感じにまとまっていてよかった。

ひつまぶし屋の娘とういろう屋の息子に「好き嫌いとかどうでもいいから、自分たちの人生にとって損か得かで考えなさい」「つまり、一緒にいると人生お得ね」というセリフ、なんかいいな。損得というのはあまりいい表現ではないように思っていたけど、こういう損得ならアリだな。

「信長も家康もみんな政略結婚」というハルコに脳内で「秀吉は?」と思ういづみ、確かに。
尾張と三河出身の人同士でケンカしてるの、名古屋ではよくあることなのでしょうか。小倉トーストおいしそうだった。

ハルコさんのイケメンランキング1位は?
スケッチブックにイケメンランキングを描いているハルコさん。第1位はなんとシャバーニ(ゴリラ)だった。いや、イケメンだけど。

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–{第3話あらすじ&感想}–

第3話あらすじ&感想

第3話のあらすじ

「ハルコ、東大女子を斬る!」
いづみ(松本まりか)が所属する『グルメシ!』編集部に、ハルコ(大地真央)の美容クリニックから広告料が入った。その事で気を良くした編集長の尾石初郎(今野浩喜)から「何か企画を」と問われたいづみは、ハルコへの密着取材を提案。

すると、なぜか編集部の後輩・高田真央(真魚)も取材に同行。真央はハルコに会った瞬間いづみを押し退け、言い放つ!

「ハルコ先生、私、結婚がしたいんです!」

東大卒、高学歴であるが故に学歴コンプレックスの男にいじめられ、不幸を味わっていた真央。就職や恋愛もうまくいかず、いつの間にか30歳になっていた。このままではいづみのようになってしまうと、いい男性を紹介してほしいとハルコに懇願する真央。

すると、ハルコは老舗ういろう屋『紫風堂』の三島昭宏(田山涼成)紹介の高級和食店でおもむろに立ち上がる。

「注目!この店に独身男性はいる?独身女二人のためにいい男探してるんだけど」

とにもかくにも女子力をあげることが先決と、いづみと真央はハルコの”ツレ”が主催しているという女医御用達の婚活パーティー”女医コン”に、三流大出の女医と詐称して参加させられることに。

そこで、まさかの展開が!いづみの方が、イケメン精神科医・小室(古澤蓮)と良い感じになったのだ。経歴を詐称していることに罪悪感を感じるいづみだったが、小室とどんどん急接近していき……ハルコの直感と手腕が冴えまくり、物語は意外な方向へと展開していく!!

第3話の感想:いつも以上に名言炸裂回「コンプレックスはクヨクヨするだけ時間の無駄」そして結婚詐欺師の名前が攻めてる

今回はハルコさんの名言がいつにも増して炸裂していた。

・「東大男子は「俺が一番」って心の底で思ってる嫌な奴ばっかり。本当に性格のいい東大くんは若いころとっくに誰かにつかまって、尻に敷かれてるわよ」
なるほど……。

・どんな人と結婚したいか聞かれて「誠実ならいい」といういづみの後輩・東大女子の真央(真魚)に「ダメダメ、そんな一般論言ってるうちは結婚なんかできないわよ。ここだけは譲れないっていう具体的な条件を言ってくれなきゃ紹介のしようがないわ」これは正論……!
ちなみに真央さんという名前を聞いて「いい名前ね」と言うの、ちょっと面白い。

・「女は40を過ぎるとどんなに綺麗になってもモテなくなるのよ」
同じ枠で「女は四十から!」とアラフォー女子に勇気と希望を与えた後このセリフをぶっこむ大人の土ドラさん、パネェっす。でもハルコさんは還暦でもモテるそうです。

・「本当に必要なの顔の整形じゃないのよ、人生の整形なのよ」「私は心を置き去りにした整形はしない主義なの」「ただ男をつかまえるだけが目的の整形なんてアホのすることよ」「アホの手伝いなんてお断りだわ」
ドケチでお金大好きなハルコさんだけど、仕事に対するポリシーがしっかりあり、意に沿わない施術は断る。プロだなぁ。

・「何事も根性決めて取り掛かれない、貧乏のスパイラルから抜け出せない、三流の男しか寄ってこない。あなたって不幸な人間そのものね」
な、なんか身につまされるな……!

・「誰だって何かしらの詐称はしてるでしょう。学歴、年齢、顔。下着で胸を大きく見せたり、まつエクだって盛ってることに変わりはないでしょう」
確かにそうだ。ハルコさんのこのいい感じの割り切り感、見習いたい。クヨクヨする時間が減りそう。

・「あなたたちはラッキーよ、こうして親切に説教してもらえて」
確かにそうかもしれない。というかハルコさんに説教されたい。

・結婚詐欺の男に「クソババア」と言われて「クソガキが!」と返す
か、かっこいい~!! ちなみにこの結婚詐欺男の名前が「小室敬」だったんですけど、かなり攻めてるな……。

・「コンプレックスはクヨクヨ悩むだけ時間の無駄。すなわち、本来稼げるはずのお金の無駄なのよ」
これまたハルコ節たけど、確かにそうなんだよな。

ちなみに今回のハルコさんは剣道着でした。剣道も強いのすご……。趣味いくつあるんだろう。3話目にして気づいたけど、1話完結と言いつつ前の話の人物がちょいちょい物語に絡んでくるところが面白い。二週連続で小倉トーストが出てきて食べたくなってしまった。1話に出てきた生しるこサンドもめっちゃ気になる。

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–{第4話あらすじ&感想}–

第4話あらすじ&感想

第4話のあらすじ

「ハルコ、SNSを斬る!」

ハルコ(大地真央)のお陰で、学歴コンプレックスを克服した東大女子・真央(真魚)。
そんな中、想い人だった「やまちゃんパン」店主の山口翔太(佐野和真)の店がネット上で炎上!
いづみ(松本まりか)とともに再びハルコに助けを求めるが「アイニク、イソガシイノヨ」と拒否されそうに。そんなハルコにいづみが言う。

「ハルコさんにも出来ないことってあるんですね~」

まんまといづみの挑発に乗り動き出すハルコ!が、ハルコクリニックの調査担当・秘書の若杉(蕨野友也)が行方不明になっていた。若杉もまた冤罪の炎上騒動に巻き込まれていたのだ。

「人の噂とSNSには真実もなければ価値もない!そんなもの気にするだけ時間の無駄!つまりは本来稼げるお金の無駄よ!」

SNSに怒り心頭のハルコ。
そんな中、いづみはハルコの従妹で人気主婦ブロガーの丹羽聖子(高橋ひとみ)の取材のため名古屋を訪れる。
意識高い系のお弁当屋を開店させていた聖子。そこでいづみは、イケメングルメインフルエンサーのケイスケ(河相我聞)と会い、思わずオンラインサロンに入会してしまう。

そんなケイスケプロデュースのうどん屋を訪れるハルコといづみ。
ところが、味が微妙でまたまた怒り心頭のハルコさん。物語は意外な展開を見せ、なぜかケイスケと神の舌を持つ名大生ミュージシャン・隆行(永嶋柊吾)がローカルテレビ局でグルメ対決をすることに!

「やまちゃんパン」の行く末は!?ケイスケと隆行の対決の行方は!!?
今回も毒舌満開のハルコ節が炸裂する!!!

第4話の感想:ハルコ(大地真央)今回の名言「自分の目で・耳で確かめたことにしか価値がないのよ」いづみ(松本まりか)のYouTubeが怖い

「あやしいなりすましアカウントのせいで店が炎上」
「うさんくさいグルメインフルエンサーにかかればたちまち行列」
若干誇張された展開に、ちょっとさすがにそれはないだろうと思うものの、ハルコの言葉にはちょっとハッとした。

「自分の目で・耳で確かめたことにしか価値がないのよ」
「自分の舌を自分のお金で磨きなさい」

自分も食べ物を選んだり買い物をしたりするとき、ネットでの評判や人の感想を探して参考にすることがよくある。それが悪いとは思わないけど、「自分の感覚で確かめたことに価値がある」ということは、改めて肝に銘じたいと思った。

インチキインフルエンサーたちを成敗するときのセリフも、ハルコだから言える説得力のある言葉だ。

「悪口はその人の目の前で堂々と言うべきものよ」
「悪口を言うには覚悟がいる。その人の人生を変える覚悟がね」

「人の悪口を言ってはいけない」という一般論を飛び越えたこの言葉、他の人が言ったら問題になりそうだが、実際いづみもハルコに出会って愛のあるお説教をされて人生が変わりつつある。

ハルコの従妹で人気主婦ブロガーの丹羽聖子(高橋ひとみ)が意識高い系のお弁当屋を開店したと聞いて、彼女は何でも最後に味噌チューブかける味音痴だと三河弁でまくしたてる、名古屋では有名で美味しいらしい味噌チューブ、気になる。

聖子がハルコにマウント取ろうとしてるのでは? と言われ、
「常にマウントのてっぺんにいる私にマウントですって? 馬鹿馬鹿しい」
と言ってのけるハルコ、強い……好き。

隆行(永嶋柊吾)との路上ライブ再び。二人ともさらに腕を上げている気がする。大地真央さん歌うまい。

ところで番組最後に出てきたいづみ(松本まりか)の仮面YouTube番組、怖すぎる。

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–{第5話あらすじ&感想}–

第5話あらすじ&感想

第5話あらすじ


「ハルコ、専業主婦を斬る!?」
インチキグルメインフルエンサーを成敗!と思った矢先、ハルコ(大地真央)のクリニックにまさかの脱税疑惑が浮上。患者からキャンセル電話が相次ぐも本人は「人の噂なんて屁でもない」と動じない。しかし、もし脱税が真実なら医業停止処分の可能性も! 思わぬハルコのピンチにいづみ(松本まりか)も動揺するが…。

そんな中、ハルコクリニックに税務調査が入ることに。やってきたのはイケメン税務調査官の中村(平田雄也)だった。実はハルコを面白く思わない従妹の聖子(高橋ひとみ)がハルコクリニックのあることないことを中村に吹き込んだのだった。タレコミ犯に怒り心頭のハルコが叫ぶ。

「見つけ次第、千倍返ししてやるわ!」

一方、聖子は東京で開いている料理教室を終えると、名古屋にある自宅に戻る。そこには早期退職して悠々自適に暮らす夫・丈弘(あづみ昌宏)の姿があった。脱いだままの服、片付けられていない昼食の食器、それに目を向けることなく和室で横になり新聞を読む夫……ため息をついた矢先にインターホンが高らかに鳴り響く。ハルコが直々に聖子の家までやってきたのだ!

「国税調査官の中村にチクったのはあんたね」

「私、ハルちゃんに威張られる筋合いないから」

従姉妹同士のマウント合戦勃発!? 納税とは? 夫婦とは? ハルコの怒号が銀座の町に響き渡る!!

第5話感想:「人は誰だって自分の人生の落とし前をつけなきゃならない時が来るのよ」ネガティブな要素もわかって受け入れてるハルコがかっこいい

脱税疑惑をかけられるハルコ(大地真央)たったが、裏で手を引いていたのはいとこの聖子(高橋ひとみ)だった。

小さいころからハルコと比べられ、憧れつつも勝てるところがなく、他にも理由があってハルコにマウンティングしたがったりと、張り合いたい聖子。ハルコは正論を言っているだけではあるのだが、相手のプライドが傷つくかどうかなど気にせず言いたいことを言うため、時に邪魔されたように感じてしまっていた。

結局聖子は危うくイケメン税務捜査官・中村(平田雄也)に騙されるところだったのだ。夫に嫌気がさしてしまった、今まで幸せなふりをしていたのはハルコに張り合いたい嘘だったと告白する聖子にきつい言葉を次々浴びせるハルコだが、意地悪で言っているわけではない。聖子の話を聞いてちょっとうるうるしているハルコ、昔からいとこのことを思っているだけなのだ。

「人は誰だって自分の人生の落とし前をつけなきゃならない時が来るのよ。私みたいな一人で生きてきた人間には孤独ってやつ」
初回からハルコが口にしていたこの言葉の真意がさらにわかって心に響いた。

「結婚は一人で生きられない人間がするもの。一人で生きられないなら、その人生を楽しめばいいじゃない」

ハルコは自分の人生のマイナスな部分もわかっていて受け入れ、前を向いている。だから彼女の言葉には説得力があるのだ。演じているのが大地真央さんなのでさらにかっこいい。
聖子から見たら何でもできて自由に生きているように見えても、いいことだけではないんだな。

人と比べたりうらやんだりすることなく、自分の人生を落とし前も含めて納得して生きたいなと思った。

今週のハルコさん七変化、極妻

いや似合いすぎだろ……大変麗しゅうございました。

次回、家にどろぼうに入られてしまったらしきハルコ。どうなる??

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–{第6話あらすじ&感想}–

第6話あらすじ&感想

第6話あらすじ


「ハルコ、少子高齢化問題を斬る!」
「宝石は女の歴史なのよ!」自宅に泥棒が入り、珍しくボロボロと泣き出すハルコ(大地真央)。初めて見るハルコの弱った姿にいづみ(松本まりか)は「あんなもんただの石、石ころですよ」と慰める。だがハルコはそんないづみを一喝!

「いい年して宝石を身に着けていない女なんてすっぽんぽんみたいなもんじゃないの」

いづみは思った。……その感覚がバブルそのものですけど。

一方、ハルコクリニックの格さんこと、事務長の大谷(合田雅吏)は父・卓(清水紘治)の46歳差の再婚話にうろたえていた。

しかしハルコは老い先短い老人が若者のためにお金を残すならば理にかなっていると年の差婚を肯定! とは言え、参ってしまっている大谷のため、真相を探るべくハルコといづみ一路、愛知・蒲郡市へ。

卓の恋人・愛菜(結城モエ)の本当の狙いを探ろうとするが、当の卓本人が「騙されていたとしても本望」と聞く耳を持たず。

ギャラ飲み! イケメンとの密会! 
次々に明らかになる愛菜の怪しい交友録。果たして愛菜は魔性の女かそれとも……外国人宝石窃盗団を追う警視総監(ゆうたろう)まで巻き込んだ上、まさかのハルコの呼吸まで飛び出し、事態は予想外の展開に!?

そこに愛はあるのか!? 今回もハルコ節炸裂!!!

第6話感想:ハルコ節、若干弱めだけと競艇場と居酒屋のシーンがよかった。最後のイケメンが気になる

たくさんの宝石やバッグを盗まれてしまったハルコ(大地真央)。いづみが励まそうとあれこれ言ってみても、全部否定されて一括されてしまう。そうか、いい年して宝石を持ってない女はすっぽんぽんなのか……。今までどんなことでも動じなかったハルコがここまでダメージを受けているのは、視聴者的にもただことではない感じがする。しかしいづみの「どろぼうと鉢合わせなくてよかったじゃないですか」は本当にその通りだが、「いや、こっちが刺してた」というのはほんとに強気……。

ハルコの部下の格さんこと大谷(合田雅吏)の父・卓(清水紘治)の年の差結婚問題。
年の差でもいいじゃんとは思いつつも、いや~さすがに46歳差かぁ……という気持ちはあるので、格さんや妹さんの戸惑いは無理もないと思う。後妻業だと疑われるのも仕方ない気はする。後妻業の説明、同名のドラマでしてたことまんまだ~! と思いながら聞いていた。

卓と結婚するという恋人・愛菜(結城モエ)の仕事のときと家での態度が違いすぎてちょっと引いてしまったけど、結局二人は本当に愛し合っていたという結末だった。大谷さんのお父さん、終始態度が一貫していて素敵だったなぁ。ハルコと二人で居酒屋で話すシーン、よかった。
でも、警察を使って防犯カメラも見て個人の妊娠タイミング特定するの、ちょっと気持ち悪いな……実際警察はそんなことできないと思うし。

観ていてすこし疑問に感じたのは、愛菜と疑惑があった若い外国人男性には同性のパートナーがいたという説明で、「LGBTのパートナーがいる」というセリフ。LGBTはセクシャルマイノリティの総称のひとつなので、個人を指してこの使い方は乱暴で不自然だなと感じた。「同性のパートナーがいる」「男性のパートナーがいる」でよかったのではないだろうか。ハルコさんの七変化は基本的に大好きだけど、この占い師のシーンだけは若干やりすぎ感を感じている……。

「全集中ハルコの呼吸」は笑ってしまったけどいいんだ? と思った。ボートレース初めてなのに大当たりするのすごい。やっぱハルコさん、持ってるなぁ。他の話に比べるとキレが少なめだったけど、キラキラした黒いお洋服で競艇を楽しんでるハルコさん、素敵だった。

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–{第7話あらすじ&感想}–

第7話あらすじ&感想

第7話あらすじ


「ハルコVSリトルハルコ!」
ハルコ(大地真央)にまさかのライバル出現!? 決めゼリフも態度もまるでハルコなイベント会社社長・青柳小夜子(NANA)が登場! ハルコVSリトルハルコの無敵対決が勃発!? 

一方、いづみ(松本まりか)は、イケメンシェフ・沢田健介(平岡祐太)に胃袋もハートも捕まれ、沢田の依頼でなぜか愛知県・幸田町にやってくる。
そこで沢田の後輩・大石瑛太(武田航平)を紹介されるいづみ。「グルメイベントで町おこしをする!」という沢田の熱意にいづみも協力を惜しまないが…。

「あれはバカがつくお人よしか、本当のバカのどっちかね」

どうやら前のオーナーに6000万円の借金ごと店を譲り受けたという沢田。ハルコは沢田をバッサリ斬るが、料理の腕だけは間違いなく、ハルコもまた町おこしに協力する方向で話が進むことに。
郷土を愛する沢田の熱意は町民をも動かし、イベント開催のための寄付金も集まり始める中、沢田がリトルハルコこと小夜子に呼び出されて…。

沢田は小夜子に惚れているのでは!? そんな不安にハルコと口論してしまういづみ。
ハルコはと言うとなぜか大学教授・三日月(石田登星)と会っていたりして…。

ハルコといづみの友情の行方は!?  ハルコVSリトルハルコの勝敗の行方は!? 
無敵のハルコに最大のピンチ到来!?

第7話感想:「思う存分かかってらっしゃい、クソガキども!」ハルコ(物理的に)強すぎ!!

いづみ(松本まりか)に恋の予感! イケメンシェフ・沢田健介(平岡祐太)は作る料理がおいしいし、性格も良さそう。ただ前のオーナーに騙されて借金を背負っており、ハルコ(大地真央)に「あれはバカがつくお人よしか、本当のバカのどっちかね」と言われるほど。

一緒に狩りや町おこしに参加するごとにいづみはさらに沢田に惹かれていく。狩りに行った先、転びそうになったいづみを全力で抱き留めてくれ、まるで王子様のよう。だがイケメンで人柄も良く、友人も多い彼に好意を寄せているライバルは多そうだ。
ところで狩りのライセンスも持ってるハルコさん、多彩すぎる。

そんな中出現したイベント会社社長・青柳小夜子(NANA)は態度も言葉もハルコそっくりで、いづみは思わずリトルハルコと命名してしまう。MAXのNANAさんだ~! 90年代J-POP好きとしてはアツい。だがこの女、肩書はすごいし言っていることはそれっぽいけどどうもあやしい。もしかして詐欺なのでは? と観ている側は心配になってくる。

一方、ハルコは大学教授・三日月(石田登星)と二人で会っている。以前「しばらく会えない」と連絡してきたハルコの想い人がこの人なのだろうか。

イベント当日、小夜子の会社のスタッフが発注したはずのものが会場に届かず、沢田は抗議の電話に追われる。何か思惑があるらしいハルコはいづみからトラックのハンドル奪い、沢田や小夜子がいるところまでかっ飛ばす。小夜子の経歴に書かれていた海外の著名人にハルコが直接電話するも(友人なのすごい)、全然知らない方だわと言われる。やはり小夜子は詐欺師だった。

悪びれもせず「私は逮捕されないことになってるの」という小夜子。どうやら政治家たちの弱みを握っているらしい。さらに、沢田の友人・大石(武田航平)がスパイだったことがわかる。どこまでも騙されやすい男……そんな彼の性格をわかってて騙したのだとしたら許しがたい。

次々と飛び掛かる男たちをなぎ倒すハルコさん、強すぎる……! 
「立ち位置がわかって逆にやりやすくなったわ。思う存分かかってらっしゃい、クソガキども!」
常人のセリフではない。

だが「三日月、お前もやるんだ」と言われた男が三日月の就職が決まらず家を出て行った息子なのでは? という考えがよぎった瞬間、後ろから鉄パイプのようなもので殴られ失神してしまう。ハルコたちはなんと椅子に縛られ、灯油をまかれて火をつけられてしまう。いやそこまでする……? 予想外の物々しい展開に驚きを隠せないラストだった。

次回予告を観るにハルコさんは元気に「もう少し遅かったら私は死ぬところだった」と怒っていたので無事なようでよかったけど、冷や冷やした……。そして沢田、強くないのにハルコやいづみをかばってバットで相手に立ち向かおうとしていて、本当にいい人だ。次回最終回、無事ハッピーエンドになるといいが……? このドラマ自体が郷土愛にあふれているのに、タイトルが「ハルコ、郷土愛を斬る!」なところも気になる。ハルコさんがガツンとキメてくれることを期待します!

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–{第8話あらすじ&感想}–

第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ


「ハルコ、郷土愛を斬る!」
リトルハルコは詐欺師一味のボスだった! 
倉庫に監禁されたハルコ(大地真央)といづみ(松本まりか)たち。小夜子こと本名・青柳かめ子(NANA)の手下によって放たれた炎が二人に迫るが、ハルコの辞書に諦めるという言葉はなかった!

一方、バカがつくお人よしのイケメンシェフ・沢田(平岡祐太)はかめ子一味によるイベント詐欺にひっかかり1000万円の借金を背負うことに。さらに寄付金を出した町民たちにもつるし上げられ、万事休すかと思われたその時、ハルコの声が響き渡る!

「騙された原因は郷土愛。そんな余計なものを持ってる甘ちゃんだからダメなのよ!」

地元・愛知を愛するハルコが、まさかの郷土愛否定!? ハルコの真意が分からずいづみもただ戸惑うばかりだが…。

令和の水戸黄門ことハルコの最後の逆襲が始まる! 
小夜子(NANA)、大石(武田航平)ら悪人たちに鉄槌は下されるのか!? いづみと沢田の恋の行方は!? 
そしてラストには豪華メンバーが終結! 老舗ういろう屋の4代目・三島昭宏(田山涼成)、その息子と婚約者の隆行(永嶋柊吾)、真澄(小林亜実)、ハルコの従妹・聖子(高橋ひとみ)、ハルコにぶった斬られたはずのグルメインフルエンサー・ケイスケ(河相我聞)らのほか、祭nine.の寺坂頼我、神田陸人も本人役で急遽参戦!

ドラマ史上、最もカオスな最終回!? 中島ハルコの痛快毒舌を最後まで見逃すな!

第8話感想

青柳小夜子こと青草かめ子(NANA)率いる犯罪組織によって火をつけられ、危機一髪だったハルコ(大地真央)ご一行。ギリギリのところで助けられたが、ハルコは遅い! と怒っている。元気で何より。

騙されてみんなが出してくれたなけなしの寄付金と、実家の土地の権利書まで奪われてしまった沢田(平岡祐太)。町民たちに詰め寄られ土下座する横で、ハルコは「貧乏人」「郷土愛が原因、そんなもの捨ててしまいなさい」「私は忙しい」と暴言を吐き、町民の反感を買う。

だがそれはあえて言った言葉で、ハルコに反発を覚えた町民たちは一致団結してアイデアを出し合い、当初の設備がない中イベントを成功させる。ハルコは「私が間違っていました、ごめんなさい」と丁寧に謝り、みなさんの町おこしの趣旨がずれてきているように感じたけど、今回郷土の誇りをあなたたちは子どもたちに見せたのだと思います、と伝える。わざと悪役を買って粋なハルコさんであった。

イベントに過去回のゲストたちも駆けつけていて微笑ましい。イケメンインフルエンサーのケイスケ(河合我聞)や聖子(高橋ひとみ)など、ハルコに「こらしめられた」人たちも、結果ハルコに感謝して幸せになった様子。欲を言えば河合我聞と袴田吉彦の共演が見たかった!

今回二度も沢田への告白をアシストされたいづみ(松本まりか)だが、倉庫に監禁された際沢田が「ともちゃん」と呟いたのを聞いていた彼女は、二人のキューピッド役をしてしまうのだった。「いづみさんも馬鹿のつくお人好しですね」と言われるが、いづみのいいところなんだろうな。

だがここで話は終わらない。失恋したいづみと大学教授・三日月に別れを告げたハルコは東京のハルコの自宅でやけ酒をあおる。いつものようにハルコにボロクソ言われるいづみだが、今日は言われっぱなしでは終わらなかった。いつもハルコがやっている占い師パート、なんと今回はいづみが担当に。占い師衣装、めちゃくちゃ似合う。

三日月と12年不倫していて「ちゃんとするから待って」と言われて時間を無駄にしてしまったこと、彼の家族が壊れたのは自分のせいなのではと気にしていたことを明かす。三日月の息子に話を聞いていたいづみは、彼が家を出たのはハルコのせいではなく、韓流アイドルのおっかけを20年していている母親と、息子が三流大なことが許せない父親に嫌気がさしたためだと言っていたことを伝える。

「誰にも言えなくてつらかった」と泣くハルコ。
完全に上から目線、すべてがうまくいっているのかと思っていたハルコだったが、そうではなかったのだ。「ケチな野郎に12年も尽くしてきたなんて」「これまでのハルコさんの説教は、自分の傷口をえぐりながらの説教だったのかも」といういづみの言葉にぐっと来た。これは最後にさらにハルコさんを好きになっちゃうやつ。

さらに、ケチにため込んだお金はカンボジアに学校を建てるのに使っていたことが判明。ハルコさん、粋だな……。

毎回歯に衣着せぬ物言いでスカッとさせてくれ、華麗な七変化や衣装チェンジで楽しませてくれたハルコさん。今回わかった事実はあれど、自分最高なマインドで人生楽しんでて本当に素敵だった。おいしいものをたくさん知ってるし趣味も多いし。大地真央さんでなければ説得力がなかったのでは? というぴったりの人選で最高でした。ハルコさんみたいな60歳ならなりたいって思った人、多いはず!

ドラマはここで終わってしまうけど、ハルコさんの教えを胸に生きていこうと思います!

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–{『最高のオバハン 中島ハルコ』作品情報}–

『最高のオバハン 中島ハルコ』作品情報

原作 林真理子 × 主演 大地真央
助演 松本まりか × 脚本 西荻弓絵 × コミック化 東村アキコ

主人公・中島ハルコは、還暦を迎えるバツ2の独身。

高価なジュエリーやファッションが様になる美容系クリニックの敏腕経営者!
ただし!生粋の名古屋人であり、無駄なことが大嫌い。
無駄なプライドから生まれる悩みや、忖度まみれの理不尽な仕事の悩みを
ばっさばっさと切り倒す!!

原作は女の本音を鋭く描き出すことに定評がある<林真理子>!
『最高のオバハン中島ハルコの恋愛相談室』
『最高のオバハン中島ハルコはまだ懲りてない!』
(文春文庫刊)

人気漫画家<東村アキコ>が原作にほれ込み漫画化を熱望。
出版社の枠を超え、『ハイパーミディ中島ハルコ』(「ココハナ」集英社)としてコミック化もした超人気作がついに映像化!

主役の中島ハルコを演じるのは<大地真央>!
映画や舞台、さらには話題のCMなど、経験に裏打ちされた演技力はもちろん、
ただならぬオーラすら纏って見える大地ハルコは必見!

そんなハルコに翻弄されるアラフォー女子役に<松本まりか>が決定!
今回は”怪演”を封印!
翻弄されまくる松本まりかが見られるのはこのドラマだけ!

そして脚本は「SPEC」「民王」など話題作多数の<西荻弓絵>!
原作を大胆にアレンジし、さらにぶっ飛んだ西荻ワールド全開のストーリーに!

「自分に自信がない女はね、顔からどんどんさもしくなっていくものよ」
「才能なんてね、成功した人の後付けなのよ」
「名大や東大出てたってね、みんなしょぼいオジサンになっていくのよ」

ハルコの言葉は辛辣ド直球!でもなぜかストンと胸に落ちてくる!!
爽快感溢れる1話完結型痛快エンターテイメント、この春開幕!

放送局
フジテレビ系

放送日時
2021年4月10日(土)スタート 毎週土曜23:40~

出演
中島ハルコ ・・・ 大地真央

菊池いづみ ・・・ 松本まりか

高田真央 ・・・ 真魚

大谷将 ・・・ 合田雅吏

若杉慎之介 ・・・ 蕨野友也

尾石初郎 ・・・ 今野浩喜

丹羽聖子 ・・・ 高橋ひとみ

三島昭宏 ・・・ 田山涼成

STAFF

原 作
『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』
『最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!』
林真理子 (文春文庫刊)

脚 本
西荻弓絵 (「SPEC」シリーズ 「民王」「妖怪シェアハウス」「本日は大安なり」他)

音 楽
辻陽

監 督
大谷健太郎  金子与志一  渋谷未来

企 画
市野直親(東海テレビ)

プロデューサー
松本圭右 (東海テレビ) 古林都子(The icon)  渋谷未来(The icon)

協力プロデューサー
後藤勝利 (東海テレビ)

制 作
東海テレビ  The icon
 
制作著作
共同テレビ

キャスト/スタッフコメント

大地真央コメント

お話をいただく前に、どなたかが「これは大地真央がやればいいのに」と仰っているのを聞いたことがありまして、漫画を先に読ませていただき、それからすぐに、林真理子さんの原作を拝読致しました。凄く面白い!!と思いました。私が演じる中島ハルコは、今回は原作とは違う美容外科医の敏腕経営者で、ズバズバ切って切っていく人ですが、何故かみんなに好かれていてなんとも憎めない、スパッ!としているキャラクターだと印象を受けました。
メッセージ性が強いドラマでありながら、漫画チックな部分が入ってくるので、監督と相談しながら「ここはもう漫画チックに徹しよう」としたり、シリアスなシーンがあったりと、盛りだくさんなのが贅沢なドラマだと思いますね。とにかくよく喋り、パワフルでまるで七変化なハルコさんを演じるのは大変ですが、きっと面白いドラマになると思います!
ハルコさんのように、ここまで言うというか、言ってくれるというか、言ってしまうというというか(笑)今の時代、こんな人はなかなかいないと思いますが、悩んでいたり迷っていたり、ちょっと沈んでいたりする人には特に見ていただいて、ハルコさんにバサッと切ってもらって「よしっ!」と笑顔になっていただけたらなと思います。

松本まりかコメント

「私のいままでの役柄からは全くイメージのない役をオファーしていただいたな」とすごくびっくりしたのと同時にありがたいと思いました。今回私が演じる菊池いづみのような、平凡で地味なキャラクターは初めてですし、実年齢より年上の役をやるのも初めて。コメディーもなかなかなかったので、チャレンジングだなと思います。これまでとは真逆に徹するというか、日陰に徹するというか。やってみて思ったんですけど、気持ち的にはとても楽しいですね(笑)。この役は自分の性に合っているのかもしれないです。脚本も面白くて、一気に読んでしまいました。
私ぐらいの年齢の人たちは、この先自分はどうしていくのかと悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、年を重ねたハルコさんの言葉は、すごくハッとさせられて「あ、こうやって生きていいんだ!」と生きる勇気をもらえますし、見終わった後に「ちょっと生きるのに自信が持てる」ようなドラマになるような気がしています。私はこのドラマを通して自分がいづみでハルコさんから何を受け取るかを体感できることがすごく楽しみですし、皆さんもいづみと同じ目線になって、勇気づけてもらえたらいいなっていうふうに思います。

田山涼成コメント

この台本を読んだ時、(ハルコさんが)こんな上目線でいいのかなと思いましたが、そこがこの脚本家の先生のエンターテイメントというか。心の声でいづみ(松本まりか)が全部拾っていて「あらコレ打算?」とかツッコミがすがすがしくて。一気に読めて「これって漫才!?」みたいな感じで、すごく面白かったです。
名古屋名物といえば「ういろう」なんですけれども、私が演じるのは四代続いていて後継ぎ問題を抱えるういろう屋。ハルコさんに頼んだらよい方向に行くだろうと、心の中でハルコさんを信頼しているおじさんです。
大地さんとドラマで共演したのは今回初めてです。この本における、あんな面白い大地さんを見たら、すごく新鮮で「え!こんなコメディエンヌかしら!?」って思うんじゃないかな。
このドラマは、名古屋弁満載!僕にとっては、蘇る名古屋!もう45年も名古屋離れているわけですけど、やっぱり流れているものの中に、どうしても名古屋人を拭い去ることはできないということを自分で感じました。ぜひ皆さんも、名古屋だけにかかわらず、遠くの人が見ても、方言の面白さ、方言が持っている力強さ、そういうものを感じていただけたらいいなと思います。大地さんの豪快な演技と豪快な方言も見どころです!豪快なコメディエンヌの姿を是非ご覧いただけたらうれしいですし、見た方もきっとうれしい気持ちになるはずです!

高橋ひとみコメント

台本がすごく面白くて痛快で、読み終わったあとスカッとしながらも、温かい気持ちになりました。
私が演じるのは、原作にはいない「(大地さん演じる)ハルコに何かとマウントを取りがちな従姉妹」の聖子という役。ドラマを見ている方たちの目線の登場人物でもあるので、ハルコを見て「現実は違うでしょ!現実はこうは行かないでしょ!」というところを体現する、等身大の主婦として、いかにハルちゃんに負けないように頑張るっていう感じですかね~(笑)
加えて、「ポテサラおやじと若いイケメンの間で揺れ動く」という役柄でもあって、やっぱり夢を見て、一瞬でも幸せな気持ちになれたからいいかなって思うんですけど(笑)
大地さんは初めてお会いしたのですが、優しくて撮影もすごく楽しかったです。終わったあとに思わず「写真撮ってください!」って言って(笑)フェイスラインがシュッとなるモードで撮ったのですが、大地さんはお人形みたいになっちゃって。自分はいいんだけど、大地さんは「コレ生身の人間じゃなくなっちゃったじゃん」て!(爆笑)普通のカメラで撮れば良かったって、すごく後悔しました。今回は名古屋ロケが多いのですが、名古屋に来て鰻を食べられるようになったんです。鰻があんまり好きではなくて、小さい時には父が鰻を好きでよく行かされたんですけど、少し苦手で…。パリッとした名古屋の鰻を食べた時に「美味しい!」って思って。名古屋メシは全般的に好きですね。
このドラマを見ていただいた後は絶対楽しい気持ちになって「あー、今日も頑張ろうかな」っていう気になるかなと思いますね。

真魚コメント

私の演じる高田真央は、東大卒でなかなか彼氏ができなくて悩んでいる原作にも漫画にも出てくるキャラクターです。そこにあまりとらわれすぎると現場での対応ができないので、毎回、自分の中でうまい塩梅を探して演じるようにしています。台本はとにかくハルコさんがズバズバ言うのが面白かったです!私は平成3年生まれの「ゆとり世代」なので…。

大地さんは、品があって、まとっているものがすごく清らかでオーラのある方。ユーモアもあって、すごく素敵な女性という印象です。
今回は、コロナ禍ではあるのですが自分がよく行っていた名古屋の土地で撮影ができるのは嬉しく思いましたし、台本にも”名古屋あるある”の色んなネタが盛り込まれています。なかには「私も初めて聞いたぞ」ってのもあったりするんですが(笑)愛知の方に楽しんでいただける番組だと思います。
私が演じる高田真央という役は高学歴という理由で男性からちょっと敬遠されがちなのですが、大事なのは学歴とかではなくて中身、人との関係とか、内々(うちうち)にあるものだと思います。
ハルコさんのズバッとした物言いや、「あ、コレ、地元のあるあるだな」といった些細なことでもいいので、みんなが笑顔になってくれたらと。愛知の方はもちろん、愛知以外の方にも名古屋メシや名古屋おやつを家で食べながら、笑いながら見て欲しいです!

今野浩喜コメント

尾石は折り紙しかしてないように見えますが、それはたまたま変なところばっかり映されているだけで、実はものすごく仕事ができる人だと思っています。だって編集長ですよ(笑)!仕事ができ過ぎて、すぐ終わっちゃうから、余った時間で折り紙をしているんです。そして、デスクの上の折り紙は、実は毎話変わっています。カニとかカブトとかカタツムリとか色んなモチーフが出てきます。あと、衣装的には「サスペンダーもこんなに変える!?」ってぐらいシャツと一緒に着替えてますので、そんな小さな変化も楽しみにしてもらえればと思います(笑)。

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