広瀬すずと櫻井翔がダブル主演をつとめるドラマ「ネメシス」が、2021年4月11日より放送開始。
天才過ぎる助手・美神アンナとポンコツ探偵・風真尚希が超難解な事件に挑んでいく極上ミステリーでありながら、笑えるシーンも期待できる一作です。
この記事では、筆者ならではの視点でドラマの魅力やキャストの魅力に迫ってまいります。
また、よりファン目線で語るためにあえて“翔くん”呼びで統一しています。
もくじ
第1話あらすじ&魅力徹底分析
第1話のあらすじ
【探偵事務所ネメシス】。横浜のさびれたビルの2階に居を構えるこの事務所のメンバーは、天才的ヒラメキで事件を解決に導く助手の美神アンナ(広瀬すず)、一見デキル男風だが実はかなりのポンコツ探偵 = 風真尚希(櫻井翔)、ネメシスの社長であり探偵歴30年の大ベテラン = 栗田一秋(江口洋介)の3人だ。
そんなネメシスの初仕事が描かれる第1話。記念すべき依頼者第一号は、美しき医者の上原黄以子(大島優子)。「ググったら一番近かったから」というだけの理由でネメシスに駆け込んできた黄以子の依頼は、ざっと以下のようなもの――大富豪にして自分の雇い主”磯子のドンファン”=澁澤火鬼壱(伊武雅刀)の、80歳を祝うパーティーが今夜行われる。だがそのパーティーを中止しないと、火鬼壱の命の保証はないという物騒な脅迫状が届いた!—―聞けば火鬼壱は莫大な資産を、自分の死後6人の恋人達に分けるという遺言書を作っていたそうで……。さすがドンファン!
初の依頼を受け、意気揚々と火鬼壱の豪邸に乗り込むネメシス3人。恋人6人が全員美女揃いというモテモテな火鬼壱に、栗田は渋い顔。だがパーティーの翌日、火鬼壱は“密室となった自室”で死体となって発見されてしまう!容疑者は依頼主の黄以子も含めたアリバイの無い7人の美女たち。そして全員に殺害の動機がある…天才助手・アンナとポンコツ探偵・風真は、初捜査にして、この難事件を解決できるのか!?そしてオープニングとラストに差し込まれる意味深な“20年前の回想”と“アンナの父親(仲村トオル)の姿”。すべての事件は、やがて、ひとつの真相にたどり着く――
第1話 魅力徹底分析:櫻井翔、想像のさらに向こうへ行くポンコツぶり
待ちに待った翔くん久々の連ドラ「ネメシス」。翔くんの謎解き系といえば“謎ディ”、ポンコツ役といえば“カバチ”のイメージでリアタイ放送を見ましたが、想像のさらに向こうへ行くポンコツぶりでした。
自称名探偵の実力は……推理は完全に助手頼みのポンコツ「迷探偵」。
個人的には、想像以上に「ポンコツ×翔くん」がガッチリハマっていて、ワクワクしました。顔が良くてスーツもビシッとキメているからこそ、よりポンコツさとチャーミングさが際立っているように思えます。イケメンなキメ顔で犯人を外しまくるギャップもまた良い。
アンナ(広瀬すず)が“むこう側”に行ったときのツッコミに、バラエティで見れる翔くんらしさが感じられて、クセになりそうです。アンナと風真は良いコンビになりそう。
風真とアンナの掛け合いや翔くんの「キメ顔×ポンコツ」は今後の楽しみになりました。
次回はいよいよ兄貴会の一員であるKAT-TUNの上田くんも登場するので、ファンはますます必見です。
ネメシスを見終えてふと感じたこと……「翔くんのドラマ=主題歌は嵐の曲」という刷り込みがあったので、若干の寂しさを感じてしまいました。
でもそれはきっと私だけではないはず。
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–{第2話あらすじ&魅力徹底分析}–
第2話あらすじ&魅力徹底分析
第2話のあらすじ
”磯子のドンファン殺人事件”を見事解決し、一躍名をあげた【探偵事務所ネメシス】。
天才助手=美神アンナ(広瀬すず)、ポンコツ探偵=風真尚希(櫻井翔)、社長の栗田一秋(江口洋介)の元には全国から続々と依頼が舞い込み、風真もホクホク顔だ。そんな時、おずおずと事務所のドアを叩いたのは可憐な中学生=神谷節子(田牧そら)。
児童養護施設「あかぼしの家」で共に育ったたった1人の兄=神谷樹(窪塚愛流)が、1週間前から音信不通になってしまい、その行方を探してほしいと言う。
早速樹の足取りをたどる3人は、ラッパーを目指していた樹がよく出入りしていたクラブ「P.O.P」へ!そこで出会ったのはフレンドリーで気のいいラッパー達。オーナーの阿久津(渡辺大知)や、スタッフの木嶋(般若)らを前に、なぜかアンナも即興でラップを披露し一同大盛り上がり!?だがそこで彼らから知らされたのは、樹が凶悪な特殊詐欺(いわゆる、振り込め詐欺)集団に関わっていたという衝撃の事実だった!ネメシスは無事、樹を見つけ出すことができるのか?
1話で依頼人として登場した黄以子(大島優子)が早くもチームネメシスの一員となり捜査に協力する他、風真とは古い付き合いらしい凄腕の道具屋=星憲章(上田竜也)も2話から登場。一人ずつ、チームネメシスの仲間が増えていくカンジはワクワクする。
しかし年中金欠の栗田が、なぜこのお金にならなそうな依頼を快く引き受けたのか?そこにはやはり“20年前の事件=アンナの父・始(仲村トオル)失踪の謎”が大きく絡んでいるようで……。そして、唐突に登場する回想シーンでは、始のかつての同僚の神田水帆(真木よう子)と、謎の美女=芽衣子(山崎紘菜)が、何者かに車で追われている様子が描かれている…。サスペンス的な展開に、謎はさらに深まっていく――。
第2話の魅力徹底分析:サクラップ?カザラップ?ありがとうネメシス!
今回のネメシス、最終的に翔くん(風真)がただの操り人形のようで思わず笑ってしまいました。本人は何も理解していないから、耳元で聞こえるアンナの話に時折首を傾げたり、顔をしかめたりする姿がもはや愛おしいです。
ネメシス2話のポイントはやはり、あの2つです……!
1つ目は「櫻井翔×上田竜也」の夢の共演。
ありがとうネメシス……!
道具屋というポジションで登場した星憲章(上田竜也)。職人気質で無口なタイプかと思いきや、駅弁に夢中な姿を見せたり、アンナのインドギャグにハマったりと中々クセ強めなキャラです。
そして、なんといっても星の笑顔……!上田くんの笑顔を地上波で見られるのは貴重ではないでしょうか。「櫻井翔×上田竜也」の夢のコラボは今後も続きそうなので、ファンとしてはこれからも見守りたいところです。
2つ目は、サクラップ……いや「カザラップ」。
ありがとうネメシス……!
最初にクラブに訪れた際には、アンナだけがラップして風真はスルーだったので少しがっかりしましたが、ドラマの終盤でついにカザラップが炸裂しました。
ネメシスの中ではカザラップですが、翔くんがラップすれば誰が何と言おうとそれは「サクラップ」なのです。
嵐の活動を一旦休止してから、まさかサクラップを拝めるとは思っていなかったので、嬉しい限りです。
ありがとうネメシス……!今後の展開も楽しみに日曜日を待ちます。
–{第3話あらすじ&魅力徹底分析}–
第3話あらすじ&魅力徹底分析
第3話のあらすじ
ラッパー志望の青年=樹(窪塚愛流)の冤罪を、見事に晴らした【探偵事務所ネメシス】。
(第2話)2度も事件を解決し、さぞ大忙しの日々……と思いきや、屋上でのんきにカラリパヤット(インドの古武術)に興じる天才助手=美神アンナ(広瀬すず)と、社長の栗田一秋(江口洋介)。
そして「あ~熱っぽい(ゴホゴホ)」と分かりやすい嘘をついて、早退していったのはポンコツ探偵=風真尚希(櫻井翔)。
怪しんだアンナ&栗田が尾行すると、おなじみ”チームネメシス”の一員=黄以子(大島優子)と、横浜・八景島シーパラダイスで仲良くデート!?怒りに震える栗田だったが、実はシーパラは未曽有の危機に陥っていた!“ボマー”と名乗る連続爆弾魔から、「爆弾をしかけた。明日までに2億円を用意しろ」と迫られていたシーパラ。
園内を楽しむ1万人の客を人質にとられ困り果てた社長の太宰(浅野和之)は、旧知の風真が“磯子のドンファン殺人事件”(第1話)を解決したと知り、救いを求めてきたのだ。
あまりに危険な状況にアンナを今回の捜査から外す栗田。ぶーたれるアンナだったが、園内で美人理系大学生=四葉朋美(橋本環奈)と運命的に出会い意気投合。
実はこの朋美、アンナに負けず劣らずの天才的な頭脳を持つスーパー理系大学生だったのだ!そんな朋美がまさかの風真に一目ぼれ!?それはさておき何枚もうわての“ボマー”は、巧妙な罠を張り巡らしネメシスと警察を翻弄。
その罠にまんまとかかった栗田、タカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)は、爆弾がしかけられたバスに閉じ込められてしまう!絶体絶命の危機を、アンナ&朋美の天才コンビは救うことができるのか!?その時、ポンコツ探偵・風真は……?
そして失踪中のアンナの父=始(仲村トオル)とは一見何の関係もなさそうな連続爆弾魔事件が、一体どう繋がっていくのか……。まだまだ先の読めない展開をじっくり注視すべし!
第3話の魅力徹底分析:櫻井翔のポンコツも定着!もしかしてラブの予感も……?
今回のネメシスの一番の見どころはやっぱり「橋本環奈×広瀬すず」の天才コラボです。
美少女のコラボは眼福でした。
肝心の翔くん(風真)は……見た目はカッコ良い探偵、中身はポンコツといった姿がすっかり定着しました。
冒頭で早退して黄以子(大島優子)と合流する際に満面の笑顔で手をブンブン振って嬉しそうにしている風真さんは可愛かったです。今回の謎解き披露の場でアンナの声が聞こえないことに焦るポンコツな感じが風真さんっぽい。
翔くんは顔立ちが整っているからこそ、風真さんが顔をしかめた際の表情の崩れ方が良いギャップになって、ポンコツさに味が出ているような気がします。
「謎ディ」の影山役の印象が強く残っていることもあり、「ネメシス」の放送開始前はもう少しミステリー感があるドラマを想像していましたが、どうやらミステリーよりもコメディー感強めのドラマのようです。
推理力抜群のキレキレな翔くんを見たいですが、ポンコツ役の翔くんもまた違った魅力があるので、これからもポンコツさを見守っていきたいです。
四葉朋美(橋本環奈)と風真さんの恋は始まるのかどうか、少しだけ気になります。
–{第4話あらすじ&魅力徹底分析}–
第4話あらすじ&魅力徹底分析
第4話のあらすじ
横浜・八景島シーパラダイスを、連続爆弾魔”ボマー”から救った【探偵事務所ネメシス】。
天才助手の美神アンナ(広瀬すず)は、この事件を機に知り合った天才大学生の四葉朋美(橋本環奈)とすっかり意気投合。朋美は事務所にもちょくちょく遊びに来るなど、すっかり”チームネメシス”の一員に。
そして今回の依頼者は、エリート女子高に常駐するスクールカウンセラーの雪村陽子(村川絵梨)。美術教師の黒田秀臣(水間ロン)が、昼休みに窓から校庭に転落。学校側は自殺で片付けようとするが、雪村は他殺を疑い犯人を突き止めてほしいと自称・名探偵(実際はかなりのポンコツ)の風真尚希(櫻井翔)に懇願する。
一度は依頼を断るよう風真に指示する社長の栗田一秋(江口洋介)だったが、雪村の勤務先が”デカルト女学院”と聞くと、なぜか突然快諾。アンナをインドからの転入生として学院内部に潜入させ、風真は警察のタカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)と共に外側から堂々と捜査を開始する。
JK達にチヤホヤされ分かりやすくテンションが上がる風真だったが、名門であるこの女学院は何より学院の名に傷がつくのを恐れていた。厳格な教頭の南禅寺光江(MEGUMI)は、捜査を16時までには必ず終わらせることを要求。
生徒や教員達への聞き込み時間が全く足りない中、風真が急遽呼び出したのは、17歳にして世界から注目されるAI開発の天才=姫川烝位(奥平大兼)。かつて塾の講師をしていた風真の教え子だという姫川は、理屈っぽい変人キャラではあるが、JK達が(風真のことはすっかり忘れ)メロメロになる程の若きイケメン!あっという間に全員のアリバイと証言の真偽をAIによって割り出すことに成功し、アリバイのない4人を絞り込む。
その頃JKとして潜入捜査をするアンナは、クラスメイト達から黒田が「生徒の夏本レナ(河合優実)と交際していたらしい」という情報を仕入れていた。そして、事件は思わぬ方向へと転がっていく……
一方栗田は、失踪中のアンナの父=始(仲村トオル)の行方に、この女学院の出身者である“菅容子”が関わっていることを密かに突き止める。初めて明らかになる菅容子の顔。20年前の事件の真相に少しずつ近づいていくが、何者かが栗田の動きを邪魔している気配も……。さらなるサスペンスフルな展開に期待しかない!
第4話の魅力徹底分析:櫻井翔、ポンコツ探偵がついにバレる……?!
今回も今回とて、見た目は名探偵・中身は超ポンコツな風真さん。風真さんのポンコツさは理解していても、翔くんのキレキレでクールな探偵っぽさを期待してしまう私は「謎解きはディナーのあとで」の見過ぎでしょうか。
4話で初登場の姫川は、風真さんにとってかつての塾の教え子です。もう視聴者なら誰もが思っていることですが……風真さんの過去は一体どうなっているのでしょうか。
運搬業者、ラッパー、水族館職員、塾の講師、エトセトラ……今後も風真さんの“昔やってましたシリーズ”は増えそうです。
今回注目したいのは真相解明タイム中に、風真さんの謎解きの“正体”が姫川にバレたこと。ポンコツ名探偵も今回で見納めか……と思いきや、風真さんは姫川に慕われている様子だったので、風真さんとアンナの秘密は今後も守られそうで一安心です。
所々ポンコツ感を醸し出しながらも姫川に慕われているあたり、風真さんの人柄が感じられます。
次回は「山奥の殺人・家族全員が容疑者・呪い」というミステリーのあるある要素が詰め込まれ、さらには風真さんのピンチ……!より期待感が膨らみます。
–{第5話あらすじ&魅力徹底分析}–
第5話あらすじ&魅力徹底分析
第5話のあらすじ
エリート女子高の美術教師転落死の真相を、鮮やかに暴いてみせた【探偵事務所ネメシス】。ある日、真剣な顔でニュース番組を凝視するネメシスの名探偵?=風真尚希(櫻井翔)。TV画面にはジャーナリストの神田凪沙(真木よう子/神田水帆と2役)の姿が。天才助手の美神アンナ(広瀬すず)に、「もしかしてこういう女性が好み?」と茶化されても珍しく相手にしない風真。
その時アンナが偏愛する謎の料理店“Dr.ハオツー”の料理人=リュウ楊一(加藤諒)が浮かない顔でやって来る。社長の栗田一秋(江口洋介)にうながされリュウが話し出したのは、ざっと以下の通り。
【天狗伝説】で有名な山奥で”天狗サーモン”という鮭の養殖業を営む天久潮(渡辺哲)が、泥酔して崖から転落死する事件が起きた。週刊誌は「天狗の祟り!」とあおり、自殺をほのめかす記事を掲載するが、リュウは社長が転落死する前日に偶然会っていた。その時の社長は離れて暮らしていた3人の息子たち=長男の一魚(野間口徹)、次男の二魚(大鶴佐助)、三男の三魚(堀家一希)が家業を継ぐために戻って来たことを心底喜んでおり、自殺するはずがないという。
栗田は3人の息子のうちの1人の経歴に目をとめ、依頼を快諾。早速真相を探るべく山奥の養殖場に向かうネメシスの3人&リュウだったが、そこで彼らを待っていたのは不気味な潮の家族達だった。3人の息子に加え、潮の義弟=天久洋(渋川清彦)に、潮の後妻=郁子(ともさかりえ)…保険金、土地の利権、相続、と何かといがみ合ってばかりの家族達…全員が怪しい。
風真は失踪中のアンナの父=始(仲村トオル)の同僚の大和猛流(石黒賢)にアドバイスを仰ぎながら、順調に捜査を続けていく。そんなネメシス一行の様子をじっと観察し続けるのは……天狗!?突如、風真の命が狙われる緊迫の展開に!
一方、アンナの父の行方を求め、栗田が密かに追う菅研究所=通称・カンケンにも新たな動きが…そして、19年前の事故現場(2話)に、なぜか凪沙が現れるのだった…謎が謎を呼ぶ波乱の第5話!
第5話の魅力徹底分析:カッコ良い櫻井翔にやっと会えた!
「山奥の事件・家族全員に動機あり・天狗」というミステリーのあるある要素が盛りだくさんだった5話。今回は依頼人のリュウ楊一(加藤諒)のキャラがとにかく濃かったという印象です。
今回、風真さんはまさに絶体絶命の大ピンチに巻き込まれましたが、リュウの大活躍で九死に一生を得ました。その際にキャンピングカーの中で座り込んで「死にたくないよ~」と顔を歪ませながら喚いていたのが風真さんらしいです。さすがポンコツ探偵。
何度も言ってる気がしますが、翔くんは元の顔立ちが整っているから、よりポンコツ感が際立ちます。
今まで風真さんのことを散々ポンコツ呼ばわりしつつも、どこかでキレキレな風真さんを期待していました。
キャンピングカーの中で座り込む風真さんを見て、キレキレな推理を披露する翔くんはもう見られないと諦めていましたが、今回は一部分だけ風真さんの口から真相が語られました。
研究系にも知見がある風真さんの過去には謎が深まるばかりですが、個人的には自分の口で推理を語り、犯人をなだめるカッコ良い姿を見られて大変満足です。
“家族らしさ”に憧れるアンナに優しい視線を向けるなど、風真さんの優しい性格も見られて、ただのポンコツ探偵ではないことを再確認しました。
ネメシスの全体的な物語もようやく動き出した気がして、次回以降の展開が少しだけ楽しみです。
–{第6話あらすじ&魅力徹底分析}–
第6話あらすじ&魅力徹底分析
第6話のあらすじ
天狗サーモン・社長怪死の切ない真相を暴きつつ(第5話)、菅研究所=通称・カンケンに一気に近付いた【探偵事務所ネメシス】の自称・名探偵=風真尚希(櫻井翔)と社長の栗田一秋(江口洋介)。探偵助手の美神アンナ(広瀬すず)の失踪中の父=始(仲村トオル)が、19年前に起こした事故現場で静かに手を合わせる2人だが、女性のヒールの新しい足跡を見つける。
そして【ネメシス】に今日も新たな依頼者が――。動画配信用カメラで騒々しく生配信をしながらやって来たのは、膨大なフォロワー数を誇る暴露系動画配信職人=タジミンこと多治見一善(柿澤勇人)。今をときめく若手人気女優=久遠光莉(優希美青)の行方を探してほしいという。実はこの日、車内で覚醒剤を使用しているタジミンと光莉の動画が流出し世間は大騒ぎになっていた。だがタジミンによるとこれは明らかなフェイク動画。2人に恨みを持つジャーナリスト=神田凪沙(真木よう子)にはめられたと主張し、凪沙が光莉を拉致しているのではないかと心配する。一方、“神田凪沙”の名前を聞き、今までにない速さで依頼を快諾する栗田だったが、天狗サーモンの一件以来腰痛が著しく悪化している様子。風真とアンナを追い払うよう捜査に行かせるが、その裏で何やら密かに別行動を……?
一方タジミンと共に、光莉不在の撮影スタジオに出向くアンナと風真。初めてのドラマの現場に興味津々のアンナだったが、そこにまさかの凪沙本人が現れる。なぜか不自然に顔を隠す風真…そんな風真を見て顔色を変える凪沙。気になる2人の関係は!?フェイク動画、女優失踪、凪沙の思惑が繋がり、ついに20年前の事件が封じ込められていたパンドラの箱が開く、衝撃の第6話!
第6話の魅力徹底分析:物語が動き始める……ポンコツ探偵の櫻井翔も大活躍
ようやくネメシスの物語が動き始めた第6話。個人的には大満足の話でした。
テンポの良い展開、まさかの大どんでん返し、チームネメシスの大勝利、迫る20年前の謎……ようやく面白くなってきました。
個人的な今回の翔くんイチオシポイントは、真相解明の際に見せたTHE 大根な演技。ポンコツ探偵の真骨頂を見た気がしました。
下手くそな演技の後に見せた、どんでん返しに向かう時の風真さんの表情がとてもカッコ良かった。ポンコツさを醸し出した後だからか、翔くんの顔の良さがより光っていました。
犯人を出し抜くための偽装工作や油断させるための演技に……とにかく大活躍だった風真さん。素っ気ない態度をとりながらも風真さんを慕っている(?)姫川との絡みも見れてほのぼのしました。
ポンコツはポンコツでも慕われている風真さん、良いキャラしています。
世間的には話題のドラマに「ネメシス」の文字が出なくなり、少々寂しさを感じていましたが、話が大きく動き出して「これから始まる」という期待に胸が躍ります。
–{第7話あらすじ&魅力徹底分析}–
第7話あらすじ&魅力徹底分析
第7話のあらすじ
暴露系動画配信職人・タジミンの恐るべき犯罪を、逆に見事に暴露してみせた【探偵事務所ネメシス】の3人=探偵助手の美神アンナ(広瀬すず)、自称名探偵の風真尚希(櫻井翔)、社長の栗田一秋(江口洋介)。
今回の依頼者は、タジミン逮捕へ向け【ネメシス】と共闘したジャーナリストの神田凪沙(真木よう子)。(第6話)凪沙はアンナの失踪中の父=始(仲村トオル)が起こした19年前の事故で、美神芽衣子(山崎紘菜)と共に亡くなっていた風真の元同僚=神田水帆(真木よう子/2役)の妹だった。凪沙の依頼は、タジミンに多額の金を払い、凪沙が追っていた”臨床試験の不審死”報道をもみ消させたコンサル会社社長=烏丸(宇野祥平)の正体を一緒に突き止めてほしいというもの。
烏丸と菅研究所=通称・カンケンが繋がっていることを確信した栗田は、「アンナに20年前の事件については一切口外しないこと」を条件にこの依頼を引き受け、凪沙と共に捜査に乗り出す。
早速烏丸の素行を洗う風真だったが、烏丸はいつもどこかに携帯で連絡を取っているだけ。しかも屈強なボディガード・志葉(板橋駿谷)が四六時中張り付いており、全く近付けない。だが烏丸が毎週違法な賭場に通っていることを突き止めた風真に、栗田は烏丸のスマートフォンのデータを奪うことを命じる。そこで風真が協力を求めたのは、かつて風真が弟子入りしていた元凄腕詐欺師のマジシャン・緋邑晶(南野陽子)。
緋邑にイカサマ術を教え込まれ、アンナと共に違法賭場に潜入する風真だったが、カンケンの魔の手はすぐそこまで迫っていた……。
ついに明かされるカンケンの目的!そして、アンナの父を拉致した人物とは?20年前の事件の真相の輪郭が露わになった時、風真と栗田の深い絆にまさかの亀裂が走る!?一気にサスペンスのギアが入った【ネメシス Season2】が開幕する!
第7話の魅力徹底分析:櫻井翔演じる風真尚希の葛藤と魂の叫び……!
前話6話からいよいよ20年目の謎に迫りつつあり、今回の7話で物語はまた大きく進みました。手に汗握る賭場での駆け引きや、黒幕に近いであろうまさかの人物にとにかく盛りだくさん。
これまでは天才助手アンナの操り人形(?)として活躍していた風真さんの、凪沙(真木よう子)の問いかけに葛藤し瞳を潤ませる姿や、栗田(江口洋介)に対して感情を爆発させる姿には心がぐらつきました。
今まで風真さんのことをポンコツ探偵として軽いノリで見ていただけに、壮大で深刻なギャップを突きつけられました。
アンナを気にかけ、関わりある人には慕われつつも基本ポンコツな風真さん……のはずだったのに。20年前の事件に人生を懸けていたからこそ、言葉に重みを感じます。
翔君のポンコツ風真さんとシリアス風真さんの雰囲気の演じ分けを見れたのは嬉しかったです。(20年前の謎に迫るとはいえ、ドラマ開始時はずっとポンコツキャラでいくものだと思っていました)
翔くんの整った顔立ちだとポンコツさが際立っていましたが、シリアスな場面も翔くんの目力が加わると真剣さがぐっと増します。
次回はまたさらに、20年前の事件の謎に大きく踏み込む予感です。
最初の数話で「ネメシス」から脱落してしまった方たちにも、ぜひ戻ってきてほしいです。(欲を言うなら6話あたりから見てほしい……!)
DNAの塩基配列や遺伝子系の前振りがチラ見えしていたあたり、何か遺伝子系の倫理観的にタブーな話が出てくるとは思っていましたが……アンナがまさかの……
アンナが世界初の「ゲノム編集ベイビー」?!
ゲノム編集ベイビーにやや驚いていますが、まだまだ波乱は起こりそうです。
いよいよシリアスモード全開になってきたドラマ「ネメシス」、もう少し追ってみようと思っています。
–{第8話あらすじ&魅力徹底分析}–
第8話あらすじ&魅力徹底分析
第8話のあらすじ
〈カンケン=菅研究所〉の大和猛流(石黒賢)の暴露により、ついに自身が、父・美神始(仲村トオル)の手によって、世界初の≪ゲノム編集ベイビー≫として生まれたことを知ってしまった美神アンナ(広瀬すず)。【探偵事務所ネメシス】の探偵・風真尚希(櫻井翔)と、社長の栗田一秋(江口洋介)は、「知っていることを全部話して!」とアンナに詰め寄られる。
風真、栗田から語られた内容は、これまで我々視聴者が疑問に感じていた全ての“答え”だった…。そもそも、何故、アンナが影で推理し、風真が探偵として振舞っていたのか?風真が過去にあらゆる仕事をしていたのは何故か?【20年前の事件】と【19年前の事故】の関係は?これまでの全話が繋がっていた事が明らかとなる!
1話:病院で生まれたばかりの赤ん坊=アンナを抱いて、「俺はこの秘密を一生守る。この子も……」とつぶやいていた始の、強い決意に満ちた表情。この赤ん坊はどのようにして生まれたのか?【栗田探偵事務所】から【探偵事務所ネメシス】へと姿を変えたのは何故か?
2話:兄(窪塚愛流)の行方を探してほしいと依頼してきた妹(田牧そら)。この兄妹は児童養護施設「あかぼしの家」の出身者で、【19年前の事故】で始と水帆(真木よう子)と共に車に同乗していた芽衣子(山崎紘菜)も「あかぼしの家」で育っていた。
3話:風真が八景島シーパラダイスでイルカの調教師をしていたという、意外な職歴が明らかに。(他にも宅配業者、塾講師、マジシャン、土木作業員など)。風真が数々の仕事を転々としてきた切ない理由とは?
4話:「デカルト女学院」という名前に栗田が強く反応。後に菅容子(今村美乃)の出身校であったことが分かるが、学内を調査しようとした栗田を先回りして妨害したのは誰なのか?
5話:ポンコツ探偵だったはずの風真が、遺伝子工学の専門的な知識を持っていたのは何故なのか?
6話:凪沙(真木よう子・2役)が取材していた“人体実験”を虚偽報道として揉み消すようにタジミン(柿澤勇人)に指示した烏丸(宇野祥平)とそのボディーガード・志葉(板橋駿谷)の存在とは?
7話:正体が明らかとなった大和猛流の本当の狙いとは?そして始は、今現在一体どこにいるのか?
またオープニングで一見デザインフルに登場する“二重螺旋”も、DNAが生細胞中でとっている立体構造であり、アンナが推理する際に画面に現れるAGTCの英文字もDNAの塩基配列だ。
ついに明かされる『20年前の事件』…20年前に一体何があったのか?そして、アンナ出生の秘密――すべてを知ってしまったアンナは、その事実に耐えきれるのか?
魂の慟哭と裏切りが錯綜する、悲しい衝撃に満ちた第8話!そして、アンナに最大の危機が訪れる!
第8話の魅力徹底分析:櫻井翔は白衣も似合うが、なで肩に目がいってしまう
前回の7話でアンナが世界初のゲノム編集ベイビーであることが判明して、迎えた第8話。
過去回想で20年前の謎が一気に明らかになり、情報が多くて頭が混乱しています。
回想で20年前の重要な謎を追いつつも、「白衣も似合う男、さすが翔くん!」なんてのんきに思っていました。
(超重要な場面であることは百も承知ですが、風真さんの白衣シーンが出てくる度に翔くんの「なで肩」に目がいってしまう……)
翔くんの演技はもちろん、回想のナレーションも聞きやすく惚れ惚れとしてしまいました。
風真さんの“昔やってましたシリーズ”が「いつか社長や先生の役に立てるように」という理由だったのも切ない。20年前の事件にそれこそ人生を懸けていたことや風真さんの健気さが改めて伝わります。
……が、個人的にはイルカの調教師よりも体術を身につけたほうが良かったのでは……?と殴られまくっている風真さんを見て思うのでした。
クライマックスに向けて走りだしたドラマ「ネメシス」。アンナの無事を願いつつ、見守ります。
–{第9話あらすじ&魅力徹底分析}–
第9話あらすじ&魅力徹底分析
第9話のあらすじ
ついに判明した菅研究所=カンケン最大の黒幕!
その正体は美神アンナ(広瀬すず)が親友だと思い込んでいた大学生=四葉朋美(橋本環奈)。朋美の本名は”菅朋美”で、カンケンを立ち上げた菅容子(今村美乃)の娘だったのだ!
20年前、アンナの父=立花始(仲村トオル)と共にゲノム研究に取り組んでいた大和猛流(石黒賢)も、いまやカンケンの中心的存在。菅容子に誘われるままカンケンに参加し、世界初の≪ゲノム編集ベイビー≫=GE10.6の受精卵を始の研究所から盗み出したのも大和だった。しかしGE10.6を着床させた代理母=美馬芽衣子(山崎紘菜)が出産直前でカンケンから逃亡し、始に救いを求めてきたことからあの【19年前の交通事故】が起こる。この事故により、GE10.6の受精卵の提供者でもある神田水帆(真木よう子)と、芽衣子は死亡。だが芽衣子は死の直前に、最後の力を振り絞って赤ん坊(=アンナ)この世に生み落としていった――。
【探偵事務所ネメシス】の探偵=風真尚希(櫻井翔)と、社長の栗田一秋(江口洋介)からすべてを聞かされ、その残酷な真実の姿に耐えきれず事務所を飛び出すアンナ。その際、怒りに任せて引きちぎったネックレス……始からもらった大事なキューブ型のネックレス……の中には、アンナにまつわる膨大な量のデータが保存されていた。風真はネックレスを大事に保管するが、カンケンの手先である屈強なボディガード=志葉(板橋駿谷)の手によって力ずくで奪われてしまう。
傷心のアンナは朋美の正体に気付くのが遅れ、そのままカンケンに拉致監禁。あらゆる細胞、血液を採取される。そして隣の監禁部屋にはやつれ切った父=始の姿が!
あれほど探し求めていた父との対面のはずが、すべてを知った今、父の愛情も信じられなくなっているアンナは素直に再会を喜ぶことはできない。そんな2人を、今までとは別人のような冷酷な表情で見つめる朋美――。彼女の真の目的は!?
その頃【探偵事務所ネメシス】ではアンナを救い出すため、風真が“七人の侍”ならぬ“八人の侍”を招集しようとしていた!あぶな“過ぎる”刑事=タカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)コンビ、スピード狂で実は腕のいい医者=上原黄以子(大島優子)、孤高の道具屋=星憲章(上田竜也)、天才AI開発者=姫川烝位(奥平大兼)、自称・中国の雑技団5軍出身の料理人=リュウ楊一(加藤諒)、美しきコンフィデンスマン=緋邑晶(南野陽子)、【19年前の事故】で姉を失ったジャーナリスト=神田凪沙(真木よう子)。すべてはアンナのために――!【チームネメシス】が命を賭けてカンケンに立ち向かう!
第9話の魅力徹底分析:ネメシスが誇る人情の漢、櫻井翔!
カンケンに拉致されたアンナを取り戻すべく集まった“チームネメシス”が動き始めた第9話。
8話のラストでアンナのネックレスを奪われた風真さんが、アンナの真似をしてまさかの「入ります」……?!
アンナと同じように時間をかけて記憶を振り返り、何やら意味深な表情の風真さん。
ドラマももう9話。風真さんも成長したのか……と少しだけ期待してしまいましたが、我々の風真さんは裏切りませんでした。風真さんはポンコツ探偵だった。
意味深な表情で何かを悟ったように見えるような、それでいて実は何も考えていないような顔を見せる翔くんの絶妙な演技が光ります。
チームネメシスが大集結したのはご都合展開のような気もしますが、ご都合結構!
ずっと大切に紡いできた人の縁を実感して涙を浮かべる風真さんを見て、なんだか私も嬉しくなりました。我々視聴者も、いつの間にか風真さんの人たらしにハマっていたのでしょうか?ポンコツかもしれないけど人の温かみがある風真さんを演じたのが翔くんで良かったなと思いました。
ドラマの展開的には、カンケン側がどこまでも一枚上手で、チームネメシスは大苦戦。
(拉致されたアンナの行方を掴むべく奮闘する最中、車の鍵開けをする翔くんの姿を見て、「鍵のかかった部屋」の榎本さんが脳裏に浮かんだのは私だけでしょうか……?)
普段の風真さんならカッコつけて謎解き前の決め台詞を言う場面も、今回の風真さんは一味違いました。重く、慎重に決め台詞を口にする風真さん。
冒頭でポンコツ探偵の印象が強まっただけに、より一層重みが伝わります。
次回はついに最終回。チームネメシスはアンナと始を救い出せるのか?
風真さんは最後まで探偵としてはポンコツのままなのか……?
–{第10話あらすじ&魅力徹底分析}–
第10話あらすじ&魅力徹底分析
第10話のあらすじ
【菅研究所=カンケン】最大の黒幕が、菅朋美(橋本環奈)だと知った【探偵事務所ネメシス】の探偵=風真尚希(櫻井翔)と社長の栗田一秋(江口洋介)。朋美と大和猛流(石黒賢)に拉致監禁された、美神アンナ(広瀬すず)とアンナの父=始(仲村トオル)を救い出すため、風真は“チームネメシス”(勝地涼・中村蒼・大島優子・上田竜也・奥平大兼・加藤諒・真木よう子・南野陽子)の≪8人の侍たち≫にすべてを明かし、協力を頼む。警察の“Nシステム”に侵入し、カンケンの車のナンバーを突き止めた風真たちだったが、なかなかカンケンの本拠地までたどりつけない。だが車に残された“あるモノ”に気付く風真。決してただのポンコツなどではなかった風真の、鋭い推理が冴えわたる!
一方朋美との“ナイトツアー”に敗れたアンナと始に、刻々と命のリミットが迫っていた。アンナのネックレスの膨大なデータの解析は着々と進み、朋美と大和は今や利用価値のなくなったこの親子を最も残酷な方法で殺害しようと目論む。だが解析完了の直前で、何かに気付く朋美。そこで始から告げられる“ある衝撃的な事実”に、朋美は打ちのめされる。アンナVS朋美――。美しき天才同志の2人の戦いの行方は、想像もしない方向へと向かっていく。
最終話でこの20年間くすぶり続けていた男達の深すぎる因縁にも、一つの終止符が打たれる。栗田と始の長年の熱く確かな友情、かつては同じ志を持った研究者だったはずの始と大和の決定的な思想の違い……。サスペンスミステリーとしての伏線回収はすべて終わった。だが振り返れば、第1話から7話までどの回にも“愛の物語”が組み込まれていたことに気付く。大富豪の恋人達への愛、その愛を信じられなかった犯人(第1話)、愛するゆえに道を誤ってしまった兄と妹(第2話)、自分を拾ってくれたシーパラダイス社長への風真の深い恩義(第3話)、色々な愛憎が渦巻いたデカルト女学院(第4話)、愛情深い父の不器用さが生んだ家族の悲劇(第5話)、仕事を愛する女優のプロフェッショナルさに貫かれた劇中劇(第6話)、ポンコツな弟子=風真と緋邑の師弟愛(第7話)。
この愛をめぐる事件の中心には、いつもアンナと風真がいた。もちろんアンナと風真、栗田の間に血縁関係はない。だが間違いなく【ネメシス】はひとつの家族だった。風真の深い愛情が、アンナを愛する“チームネメシス”を動かし、アンナに本当に大事なことを気付かせる。「生まれてきたらダメな存在」などでは、決してなかったということを――。
第10話の魅力徹底分析:最終回で見せた櫻井翔の涙……ネメシスよ永遠なれ!
ついに最終回を迎えたドラマ「ネメシス」。
前話に引き続き、アンナと始を救出するために手を尽くすチームネメシス。個人的には、いつも冷静でクールに装っていた姫川が声を荒げるシーンを見て、緊迫感と必死さが伝わってきて思わずドキドキしてしまいました。
最終話で私が注目していたのは風真さん、つまり翔くんの”表情”です。
始が息を引き取る間際に風真さんに語りかけたときの表情は、悲しみと悔しさを出しながらも静かで、恩師の最期の言葉を聞き逃すまいと必死なイメージ。
一方で、大和が設定したパスワードの“意味”に気づいてしまったときの表情は、悲しみだけでなく、やり場のない怒りや悔しさを感じられました。どうやっても皆で研究していた頃には戻れない、どうしようもない虚しさが伝わってきて、胸が締め付けられるようでした。
顔を歪ませ、唇を噛んで涙を流すような翔くんの演技は新鮮に感じられましたが、普段なかなか見られないからこそ、より鮮烈に印象に残っています。
ネメシスに日常が戻ってきた際、不安げなアンナに見せる力強くも温かくて優しい表情と声に、視聴者である私の心もほぐされました。
ドラマ開始当初は先の展開に不安を感じることもありましたが、最終回を見終えた今は風真さんを翔くんが演じてくれて良かったな、と思っています。
ポンコツ感だけではない、翔くんの様々な表情を見せてくれてありがとう!ネメシス!
–{「ネメシス」作品情報}–
「ネメシス」作品情報
“すべての事件が、最後の謎につながる”。
天才すぎる助手・アンナ(広瀬すず)とポンコツ探偵・風真(櫻井翔)の凸凹バディが、 超難解な事件を次々解決!
無関係なはずだった事件は連鎖し、驚愕の真実が浮かび上がる…
極上のミステリー・エンターテインメントが開幕!
放送日時
4月11日(日)スタート。 毎週日曜 22:30分~
出演
広瀬すず
櫻井翔
江口洋介
勝地涼
中村蒼
富田望生
仲村トオル
真木よう子
石黒賢
山崎紘菜
大島優子
上田竜也
橋本環奈
総監督
入江悠
監督
片桐健滋
岸塚祐季
脚本
片岡翔
入江悠
脚本協力
講談社タイガ
今村昌弘
藤石波矢
周木律
降田天
青崎有吾
音楽
横山克
チーフプロデューサー
池田健司
企画・プロデューサー
北島直明
プロデューサー
里吉優也(クレデウス)
次屋尚
田端綾子(クレデウス)
制作プロダクション
クレデウス
制作著作
日本テレビ
テーマ曲
Nemesis
公式HP
ネメシス|日本テレビ
動画配信
ネメシス|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 – 無料で動画見放題
ネメシス が見放題! | Hulu(フールー) 【お試し無料】
公式Twitter
『ネメシス』【公式】さん (@nemesis_ntv_) / Twitter
公式Instagram
【公式】日曜ドラマ『ネメシス』(@nemesis_ntv_) • Instagram写真と動画
公式YouTube
4月期 新日曜ドラマ「ネメシス」
キャスト/スタッフコメント
広瀬すず コメント
脚本を初めて読んだときの感想としては、とにかくテンポ感が面白かったです。笑えるとこも多いのに繊細で、ネメシスという家族のようなチームの温かさもあり、ここが居場所になるんだなぁとすぐに思える本でした。
入江組の撮影現場は、ラフな、そして、早い、とてもフラットな現場ですが緊張感もあるような。でも面白い楽しいシーンではスタッフさんが笑ってくれるのがとても印象的で、嬉しいです。
“美神アンナ“を演じるうえで、自分の中に軸はあり、でもそれを感じてるのは私だけでいいかなと思いながら、自由人なアンナを、楽しみながら見てもらえたら嬉しいです。意外とまだ18歳(アンナの年齢)という、不意に出素直な隠しきれない思いも大切にしたいです!
櫻井翔 コメント
まずは、オリジナル作品のミステリーであること、そして映画スタッフが集結するというスケールの大きさに驚きました。
およそ3年ぶりのお芝居の現場。
入江監督のもと、まるで映画の撮影をしているかの様な空気が流れる中、緊張感がありながらも楽しみながら撮影を進めています。
広瀬さんとは、映画”ラプラスの魔女”、”NHK紅白歌合戦”でご一緒して以来、三度目の共演。
一緒にいる誰をも笑顔にしてしまう魅力の持ち主ですが、お芝居のスイッチが入ると、圧巻の一言です。
入江監督とは、演出して頂く合間でのHIPHOP談義に話が尽きません。
個性と個性のぶつかり合い。
濃厚なセッションをしているかのような現場。
一日も早くご覧頂きたいとの想いを抱きながら、一日一日を丁寧に作り上げています。
沢山の人に愛される”風真”を作れたら。
日曜日の夜、ワクワクして目が冴えてしまうような作品を造れたら。
そんな想いで本日も撮影に挑んでいます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
江口洋介 コメント
一見すると王道の探偵モノのようでありながら、いろんな要素がたくさん詰まっていて、面白い脚本だと思います。そして、僕自身もそうですが、全ての登場人物のキャラクターが個性的で。広瀬すずさん、櫻井翔さんと僕の探偵事務所のメンバーが、ファミリーのようであり、その関係性も楽しんで頂ければと。入江監督の演出、映画のスタッフが作る細かくて奥行きのあるセットなど、やりがいを感じながら、日々撮影を楽しんでいます。沢山の伏線が最終回に向けてどう絡みあっていくのか、ご期待ください。タイトルに含まれた秘密、言いたいけど言えない!
勝地涼 コメント
まさか自分も大好きな、“あの刑事”に憧れている刑事役をやるとは思わなかったです(笑)。全体的にポップな雰囲気がありながら、根底にシリアスなメッセージが隠されているので、台本を読んでいてワクワクします。
映画っぽくてカッコイイ画質とドラマのテンポの良さが融合している感じ、たまんないです。
かなりぶっ飛んだキャラクターで不安でしたが、初日の登場シーンで櫻井さんが笑って見てくれていたのでほっとしました!
ユージとタカは2人でワンセット。中村君との掛け合いは楽しいです。
いつも「探偵事務所ネメシス」のお陰で解決していることに全く気づいていないのが、タカの可愛いところです(笑)
中村蒼 コメント
今作は個性的なキャラクターが多くてコメディ要素もありながら、本格的な謎解きというギャップが魅力だと思います。
入江監督の元、映画さながらのスケールの大きな撮影でとてもワクワクしながら撮影に挑んでいます。
今回はあの伝説の刑事に強い憧れを持つ刑事ということで、バディを組む勝地さんと共に作品を盛り上げられたらと思ってます。
そしてなんといっても芸歴15年にして13年ぶりの日本テレビの連続ドラマに出演ということで。空白の13年を埋めるつもりで、13年の集大成をぶつけたいと思います。
富田望生 コメント
台本を読んでも想像ができないくらいスケールが大きくて。人間味が絡んでくるミステリーでどんでん返しがありそうで先も読めなくてドキドキします。好き勝手やってくる先輩タカ&ユージに、薫はどれだけ真面目に突っ込んでいけるか。本番では笑わないように必死でポーカーフェイスを演じています。アンナも風真も自由な人たちで、私たちとは対立しているんですが、どこかまとまりもあって。この先どうなっていくのか楽しみです。
仲村トオル コメント
入江(悠)組は約3年半ぶりです。演技の自由度が高いというか、芝居に集中できています。脚本を読んだ段階で「とっても面白いものになりそうだ」という予感がして、是非、参加したいと思いました。僕が出ているシーンと探偵事務所のシーン。トーンは(脚本上でも)かなり違うんです。櫻井くんも「まるで別のドラマのよう」という風に言っていましたが、どんな仕上がりになっていくのか楽しみです。
あとは……、スケジュール表に、タカ、ユージ、直、という役名があると、条件反射的に「あ、俺も現場に行かなきゃ」と(笑)。30年以上前に生まれた作品をこういう形で残してもらって、ありがたいですけど、ネメシス出演者の中で、彼らの出演シーンを一番厳しい目で観てしまうかもしれませんね(笑)。
僕が担う役割は“神の領域に手を触れてしまった”ような謎の部分。最初に“ネメシス構想”を聞いたとき、僕自身としては“未来が幸せになる方向”に進めばいいなと感じたんですが、その“謎”が人間を幸せにするのか、不幸にするのか、ラストに向かって解明されていくと思います。
真木よう子 コメント
入江(悠)監督とは久しぶりの現場ですが、テレビドラマも監督されることが驚きだったし、出演者のみなさんが豪華ですし、監督が求める以上のことをされる役者さんたちばかりなのでそこに参加できるのはとても嬉しいです。探偵もので解決していくことが、入江さんマジックで、一筋縄でいかない展開になっていると想像もできますし、視聴者としても今から楽しみです!一話完結ものでありながら、軸にあるとても重大な事実が隠されていて、徐々に分かっていくところに、見ている人もはまっていくんじゃないかなって思います。
「あ!」みたいに声上げて観られると思いますよ(笑)
石黒賢 コメント
オリジナルで謎解き、ミステリーの要素もあり、いろいろ予想を裏切っていく作品にできたらいいなと思っています。
同じ頃にデビューして一緒にやってきた仲村トオル君や江口洋介君、櫻井君も共演をしているので気心が知れてい
て、そんな連中とできるのも楽しいです。
今回出演したいと思った理由のひとつは入江悠監督と一緒に仕事ができるという事でもあったので、ワクワクしています。このドラマは、一度観ただけではわからないかもしれませんが、その分からない面白さを楽しんで頂けたらと思います。様々な伏線が……。
僕の役は……ネタバレになるので多くは言えないけど(笑)どういう風にやっていこうかなと楽しみです。
山崎紘菜 コメント
探偵モノで、コミカルなシーンもたくさんあって、広瀬さんのアクションとか、いろんな要素が一つになっていて。さらに、とても豪華な役者の皆さんが集結されているので、誰に注目して観ても、一人一人から目が離せない作品だと思います。
私は過去のシーンでの登場になるのですが、ちょっとずつ私が出てくる伏線があって、ゆくゆくはズバっと気持ちよく一本の糸で繋がるので、その快感を皆さんにぜひ味わってほしいと思います。
謎解きも面白い作品となっているのですが…ネタバレになるから多くは言えないですけど、私が出演する過去の部分にもドラマや親と子の絆が繊細に描かれているので、探偵事務所のドタバタや謎解きを楽しみにしつつ過去の人間ドラマも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
大島優子 コメント
キャラクターがとてもそれぞれ個性的なのに、自由に遊べるスペースがたくさんある脚本で、想像が膨らみました。
でも脚本だけだとどうなっているかわからないシーンがあって、実際に現場で見て感じるスリルがあります。
後半になっていくとチームネメシスの3人の過去がどんどん明らかになっていき、最初はとてもポップな展開なのに、シリアスな部分もでてきて先の展開がどうなるのか、全く想像がついていません。
映画のようにワンシーンずつ丁寧に撮影していく形ですが、入江(悠)監督は自由に演技させてくれますし、テストから本番まで演技も肉付けして下さいます。映画の撮影のような規模感でじっくり撮っていって映像もとてもきれいですし、映画館の映像を見ている感じがあるのでテレビで見たときの迫力が楽しみです。
黄以子の役柄は専属医なのですが、とても心配性でネガティブな面と、車に乗ったらスピード狂で人格が変わるところもあり、つながって見たらそのギャップがどう見えるんだろうと心配しながら(笑)作品にいいスパイスになれば良いなと思い撮影しています。
とにかく伏線回収が面白くてあっと驚くシーンが多く、でも実は話がつながっているところが面白いので楽しみにしていてほしいです。
上田竜也 コメント
探偵ものでありながら、コミカルなシーンもあったり、いろんな要素が含まれていて脚本が面白いので、早くオンエアで完成版をみたいなと感じました。
星くんのキャラクターは、気難しい感じでいくのか、オタクっぽい要素を出した方がいいのか、様々なパターンを思い浮かべることができて楽しみでした。
駅弁に物凄い執着があったりするところも興味深いキャラクターで、シーンシーンで演じることを楽しめるように心がけました。広瀬さんと櫻井さんとの掛け合いは、とても安心感があって、初日とは思えないほど自然に入りこむことができましたし、2人のテンションも身近に感じられて楽しめましたし、キャラクターの可愛らしさも出ていて、とてもいいコンビだと思いました。
僕のいるセットもすごく手がこんでいて細かいところも作り上げてくださって、とてもかっこいいし、ドラマの域をこえていて心血注いだことが100%伝わってきます。そんな細部まで楽しんでもらえたらって思います。星くんは職人気質で人嫌いだからずっと地下にこもって作業しているけど、これから彼がどうなるのか、僕自身も楽しみです!
橋本環奈 コメント
探偵ものではあるんですが、助手の方がキレキレな推理をしたり、今まであった他のドラマとは違ってすごく面白い脚本だと思いました。しかも、今回は出演者の皆さんが豪華で、個性豊かなキャラクターが出てきて、笑える要素と推理を解いていく爽快感のバランスも絶妙です。
探偵事務所ネメシスのメンバーのお三方のテンポ感のあるお芝居に自分も混ぜていただいて、めちゃくちゃ楽しいです。アットホーム感もあるし、皆さんのアドリブも純粋に楽しくて、笑っているのが四葉朋美役の立ち位置としてちょうどいい感じがしています。広瀬さんとの親友役の共演も、すごく楽しいです、同世代の方でこれだけご活躍されている方とご一緒できることは嬉しい限りです。
また、個人的には、数学が得意な天才大学生の役なので、数字を言うことが多く、難しい台詞を覚えるのが大変です。朋美は、ヘルムホルツ方程式を使っているんですが、他のドラマではないような専門用語も難しいなと思っています。
「ネメシス」を楽しみにしてくださっている皆さん、私は探偵事務所ネメシスのお三方と今後かかわりが深くなっていくと思うのですが、四葉朋美が今作の中でどの様なキーマンとして物語が進んでゆくのかご注目頂けると幸いです。
総監督 入江悠 コメント
広瀬さん・櫻井さんとは、互いに目指すものが通じ合う瞬間が撮影現場で多々あり、それぞれのキャラクターが早い段階で見えてきました。凸凹感をブレンドした感じが絶妙なんです!
少し息苦しさを感じるいまの世の中に、大事なものを抱えながらも生き生きと躍動するアンナと風真は、視聴者が憧れるようなキャラクターになってくれるのではと思っています。
いつもの映画スタッフたちと映画と変わらない感覚で撮ってはいますが、視聴者の皆さまが次週を楽しみにしてくださるよう、連続ドラマだということを強く意識して撮影しています。そこは映画とは大きく違いますね。
オリジナル脚本なので、映像で見たときに驚きのあるトリックを考えたりと自由度を楽しめた半面、各話完結ものながらも全話を通して各話が複雑に絡み合い繋がっていくという構成構築にとても苦労しました。
最終話に向けて、すごい仕掛けがありますので、是非最後まで見逃さずにご覧ください!
企画・プロデューサー 北島直明 コメント
子供の頃、テレビドラマで描かれる世界に憧れ、ワクワクしながら毎週の放送を楽しみにしていました。「木更津キャッツアイ」「池袋ウエストゲートパーク」「古畑任三郎」「ロングバケーション」「ひとつ屋根の下」「踊る大捜査線」「金田一少年の事件簿」などなど。今一度、ドラマ放送を待ちわびて、テレビの前に集まって頂けるようなドラマを作りたい!そういう想いで「ネメシス」を立ち上げました。
映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」で、驚きのラストを作り上げた映画監督・入江悠氏を総監督に迎え、演出・片桐健滋氏、脚本家・片岡翔氏、5名の一流推理小説家の皆様と共に、極上のミステリー・エンターテインメント・ドラマを作り上げました。
万華鏡のように毎話、姿を変えていきます。1話1話が上質な謎解きミステリーであり、そして、謎を解けば解くほど、また新しい謎が生まれていく…更に、最終回までに、気鋭の新人俳優から名優・名女優、総勢75名以上の俳優が出演します。毎週の展開が待ち遠しくなる、そんなドラマになっています。
広瀬すずさん、櫻井翔さんが演じる探偵バディと一緒に、笑って、謎を解いて、楽しい日曜の夜を過ごして頂けたら、と思います。
最後に、ドラマを楽しむキーワードを。「アンナ(広瀬すず)の父親、失踪の謎」「風真(櫻井翔)の過去」「栗田(江口洋介)の思惑」「20年前の事件の真相」、そして、“黒幕は誰?”