広瀬すずと櫻井翔がダブル主演をつとめるドラマ「ネメシス」が、2021年4月11日より放送開始。
天才過ぎる助手・美神アンナとポンコツ探偵・風真尚希が超難解な事件に挑んでいく本作。凸凹バディの活躍や、彼らを助ける豪華なゲストたち、さらに、一話完結の事件とともに20年前の謎が徐々に解かれていくスリリングな展開など、見どころ満載の極上ミステリー。
この記事では、各話の感想と全体の考察を毎週更新していきます。どうぞお楽しみください。
もくじ
第1話あらすじ&感想
第1話のあらすじ
【探偵事務所ネメシス】。横浜のさびれたビルの2階に居を構えるこの事務所のメンバーは、天才的ヒラメキで事件を解決に導く助手の美神アンナ(広瀬すず)、一見デキル男風だが実はかなりのポンコツ探偵 = 風真尚希(櫻井翔)、ネメシスの社長であり探偵歴30年の大ベテラン = 栗田一秋(江口洋介)の3人だ。
そんなネメシスの初仕事が描かれる第1話。記念すべき依頼者第一号は、美しき医者の上原黄以子(大島優子)。「ググったら一番近かったから」というだけの理由でネメシスに駆け込んできた黄以子の依頼は、ざっと以下のようなもの――大富豪にして自分の雇い主”磯子のドンファン”=澁澤火鬼壱(伊武雅刀)の、80歳を祝うパーティーが今夜行われる。だがそのパーティーを中止しないと、火鬼壱の命の保証はないという物騒な脅迫状が届いた!—―聞けば火鬼壱は莫大な資産を、自分の死後6人の恋人達に分けるという遺言書を作っていたそうで……。さすがドンファン!
初の依頼を受け、意気揚々と火鬼壱の豪邸に乗り込むネメシス3人。恋人6人が全員美女揃いというモテモテな火鬼壱に、栗田は渋い顔。だがパーティーの翌日、火鬼壱は“密室となった自室”で死体となって発見されてしまう!容疑者は依頼主の黄以子も含めたアリバイの無い7人の美女たち。そして全員に殺害の動機がある…天才助手・アンナとポンコツ探偵・風真は、初捜査にして、この難事件を解決できるのか!?そしてオープニングとラストに差し込まれる意味深な“20年前の回想”と“アンナの父親(仲村トオル)の姿”。すべての事件は、やがて、ひとつの真相にたどり着く――
第1話の感想
2002年4月15日、嵐の夜に傷だらけの3人の男と産声をあげる赤ん坊。
「俺はこの秘密を一生守る、この子も……」
赤ん坊を抱える男(仲村トオル)の発言が意味深だ。
今クールのなかでも注目を集めている「ネメシス」が2021年4月12日よりスタートした。
完全オリジナル脚本のミステリーエンターテインメントと銘打っているだけあって、
シリアスなドラマがはじまった!!とワクワクしたのも束の間、物語は突然19年後へワープ。
(筆者は、前クールドラマ「天国と地獄」ロス者)
舞台は探偵事務所「ネメシス」。
天真爛漫でかわいすぎるアンナ(広瀬すず)と、ちょっと間の抜けた自称天才探偵、風真尚希(櫻井翔)とネメシスのCEO、栗田一秋(江口洋介)の3人のコミカルなストーリーが展開した。
嵐活動休止後、初のドラマ出演の櫻井翔と同年代女優の中では間違いなくトップクラスの広瀬すずが
ダブル主演とくれば話題性はバッチリ。
「ネメシス」(正義の鉄槌で悪を砕くギリシャ女神)というタイトルも興味深い。
初回は回りくどい説明はなく、あっという間に視聴者をストーリーに誘う。
探偵事務所「ネメシス」に上原黄以子(大島優子)という女医が現れ、自分の患者である澁澤火鬼壱(伊武雅刀)が命を狙われているのではないかと相談にきたところからはじまる。
そこで、風真とアンナは黄以子と共に火鬼壱の豪邸に向かった。
自分の死後、莫大な資産を6人の恋人達に分けるという遺言書を作っていた火鬼壱。
しかし、屋敷に隠された新しい遺言書を見つけたものに屋敷をまるごと渡すと言いだした。
そして、火鬼壱はその日のうちにまんまと命を狙われてしまう。
幼稚なダイイングメッセージや、火鬼壱の会社の健康飲料水のネーミングがややコメディー色を強める。
ここまで物語のテンポが良すぎるためか、少々ポカンとしてしまった筆者だが、風真とアンナがどうやって謎解きをするのかが楽しみでならないので、音量をここでUP。
物語に入り込もうとこちらも必死だ。
ネタバレになってしまうのでどうやって解決したかは控えるが、その後も「アブ刑事」に憧れる捜査一課の刑事(勝地涼、中村蒼)が登場と、とにかくキャストが豪華で濃い。
そしてラストも冒頭同様、ちょっとシリアスな展開にもっていく。
熱い湯と冷たい水に交互に入れられているような忙しさはあるが、
「すべての事件が最後の謎につながる」
と公式HPにある言葉を信じようではないか!
日曜夜は憂鬱な人が多い中、同ドラマの存在が社会現象となって多くの人を助けるかも?
第2話にも期待したい。
–{第2話あらすじ&感想}–
第2話あらすじ&感想
第2話のあらすじ
”磯子のドンファン殺人事件”を見事解決し、一躍名をあげた【探偵事務所ネメシス】。
天才助手=美神アンナ(広瀬すず)、ポンコツ探偵=風真尚希(櫻井翔)、社長の栗田一秋(江口洋介)の元には全国から続々と依頼が舞い込み、風真もホクホク顔だ。そんな時、おずおずと事務所のドアを叩いたのは可憐な中学生=神谷節子(田牧そら)。
児童養護施設「あかぼしの家」で共に育ったたった1人の兄=神谷樹(窪塚愛流)が、1週間前から音信不通になってしまい、その行方を探してほしいと言う。
早速樹の足取りをたどる3人は、ラッパーを目指していた樹がよく出入りしていたクラブ「P.O.P」へ!そこで出会ったのはフレンドリーで気のいいラッパー達。オーナーの阿久津(渡辺大知)や、スタッフの木嶋(般若)らを前に、なぜかアンナも即興でラップを披露し一同大盛り上がり!?だがそこで彼らから知らされたのは、樹が凶悪な特殊詐欺(いわゆる、振り込め詐欺)集団に関わっていたという衝撃の事実だった!ネメシスは無事、樹を見つけ出すことができるのか?
1話で依頼人として登場した黄以子(大島優子)が早くもチームネメシスの一員となり捜査に協力する他、風真とは古い付き合いらしい凄腕の道具屋=星憲章(上田竜也)も2話から登場。一人ずつ、チームネメシスの仲間が増えていくカンジはワクワクする。
しかし年中金欠の栗田が、なぜこのお金にならなそうな依頼を快く引き受けたのか?そこにはやはり“20年前の事件=アンナの父・始(仲村トオル)失踪の謎”が大きく絡んでいるようで……。そして、唐突に登場する回想シーンでは、始のかつての同僚の神田水帆(真木よう子)と、謎の美女=芽衣子(山崎紘菜)が、何者かに車で追われている様子が描かれている…。サスペンス的な展開に、謎はさらに深まっていく――。
第2話の感想
初回放送からいろいろと話題のドラマ「ネメシス」。
SNSを通じて検索をしてみると、ポジティブな感想から少しネガティブなものまでさまざまだ。
多かった意見としては現在、映画も話題になっている高校生が小学生になったアニメのオマージュでは?
という意見が圧倒的。
確かに櫻井翔が演じる探偵、風真尚希のポンコツっぷりったらないが、これはフェイクなのでは?
最終章に向けて少しずつ、風真の腕前を披露していくのではないかと期待している。
(個人的には「謎解きはディナーのあとで」の影山のような役柄のほうが好きだ)
さて、第2話に触れていこう。
「どこ行ったんだよ、始……」という栗田(江口洋介)のセリフ。
ハジメ(仲村トオル)とは美神アンナ(広瀬すず)の父、美神始のことだ。
栗田の隠し部屋のコルクボードには始とアンナ、そして美馬芽衣子という女性の写真とさまざまなメモが貼ってある。
そして時は2002年4月15日―。
暴走車の中で妊婦らしき女性とその女性を支えるもう一人の女性。
運転手はアンナの父、始だ。
車は事故を起こし、妊婦は車外に放り出され「カンケン……」という言葉を残したまま、そっと目を閉じてしまった。
そこから19年後—。
場所は探偵事務所ネメシス。
今回の依頼者は養護施設で暮らす中学生だ。
施設で一緒に暮らす兄の樹を探してほしいという。
今回もアンナの冴えわたる推理のお陰でサクサクと解決。
ただし、アンナの「入ります」からの過去にワープする能力? にはまだまだ違和感を覚えるが、
これも慣れていくのか……な?
第2話からはKAT-TUNの上田竜也も謎の道具屋、星憲章として登場。
初回から出演している大島優子と共に今後、探偵事務所ネメシスには欠かせない存在になりそうだ。
今回は、櫻井のラップ「サクラップ」ならぬ「カザラップ」が披露されるというファンにとっては思いがけないサプライズ演出もあり、SNSを中心に大きな話題となっていた。
今後も何かと話題は尽きなさそうなドラマであることは、間違いなさそう。
初回と比べると、はじめと終わりのアンナの父の消息に関するエピソードが少し長くなったように感じた。
このままいけば、最終章では一切コメディ色を排除し、シリアス路線でストーリーが展開するのかも?
第3話には、橋本環奈が登場することが発表されている。
広瀬すずと橋本環奈の共演を待ち望んでいるファンにとってはたまらない神回になりそう!
だれが主演でも構わないような豪華な出演陣たち。
今後も目が離せないドラマだ。
–{第3話あらすじ&感想}–
第3話あらすじ&感想
第3話のあらすじ
ラッパー志望の青年=樹(窪塚愛流)の冤罪を、見事に晴らした【探偵事務所ネメシス】。
(第2話)2度も事件を解決し、さぞ大忙しの日々……と思いきや、屋上でのんきにカラリパヤット(インドの古武術)に興じる天才助手=美神アンナ(広瀬すず)と、社長の栗田一秋(江口洋介)。
そして「あ~熱っぽい(ゴホゴホ)」と分かりやすい嘘をついて、早退していったのはポンコツ探偵=風真尚希(櫻井翔)。
怪しんだアンナ&栗田が尾行すると、おなじみ”チームネメシス”の一員=黄以子(大島優子)と、横浜・八景島シーパラダイスで仲良くデート!?怒りに震える栗田だったが、実はシーパラは未曽有の危機に陥っていた!“ボマー”と名乗る連続爆弾魔から、「爆弾をしかけた。明日までに2億円を用意しろ」と迫られていたシーパラ。
園内を楽しむ1万人の客を人質にとられ困り果てた社長の太宰(浅野和之)は、旧知の風真が“磯子のドンファン殺人事件”(第1話)を解決したと知り、救いを求めてきたのだ。
あまりに危険な状況にアンナを今回の捜査から外す栗田。ぶーたれるアンナだったが、園内で美人理系大学生=四葉朋美(橋本環奈)と運命的に出会い意気投合。
実はこの朋美、アンナに負けず劣らずの天才的な頭脳を持つスーパー理系大学生だったのだ!そんな朋美がまさかの風真に一目ぼれ!?それはさておき何枚もうわての“ボマー”は、巧妙な罠を張り巡らしネメシスと警察を翻弄。
その罠にまんまとかかった栗田、タカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)は、爆弾がしかけられたバスに閉じ込められてしまう!絶体絶命の危機を、アンナ&朋美の天才コンビは救うことができるのか!?その時、ポンコツ探偵・風真は……?
そして失踪中のアンナの父=始(仲村トオル)とは一見何の関係もなさそうな連続爆弾魔事件が、一体どう繋がっていくのか……。まだまだ先の読めない展開をじっくり注視すべし!
第3話の感想
放送前から告知があったとおり、第3話には女優の橋本環奈が登場。
広瀬すずとの共演が話題となった。
しかも、第3話は広瀬と橋本が終始手錠で繋がれるという設定のため、2人が一緒に画面に映るシーンが多く、これにはファンも大喜びだった。
とはいえ、残念なことに視聴率は右肩下がり。
第3話の視聴率は、世帯平均視聴率が8・9%。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
初回放送前から、櫻井翔と広瀬すずのW主演、他にも豪華すぎる出演者たち、脚本は気鋭のミステリー作家陣と話題性は十分だった。
しかし、回を追うごとにSNSの反応も厳しい意見が多い。
いったい何が起こっているのだろうか……。
個人的にはツッコミどころ満載な点に問題があるのでは? と想像する。
まずは、勝地涼と中村蒼が演じる「タカ&ユージ」の設定が謎すぎる。
どうしてこんな設定にしてしまったのだろうか?
あのドラマをオマージュしているからか、話し方もいちいちアレだし、
何よりも二人の俳優の個性がつぶれてしまっている。
普通に若い刑事役ではダメだったのだろうか……。
タカ役の勝地は、NHKの朝ドラ「あまちゃん」での“前髪クネ男”がチラつき、それが良い方に作用はしている。
しかし、ユージ役の中村のほうは前回の朝ドラ「エール」での硬派な役の記憶が新しいので、
どうしても違和感がある。
2人が登場すると、見てはいけないものを見ているような……
申し訳ないような……
なんとも言えない複雑な気持ちになってしまう。
それぞれの役者さんが大好きなだけに、今のままでは目をそらしたくなってしまうのだ。
どうしても「あぶ刑事」をやるのならば、もっと「バカだなあ…」っとこちらがクスリと笑ってしまうほど、
登場を楽しみになるほど、振り切ってほしい。
第3話の舞台は八景島シーパラダイス。
一日貸切っての撮影だったのでは? と余計な想像をしながら視聴。
そして、期待は裏切らない。
第3話もツッコミどころ満載であった。
・冒頭の風真(櫻井翔)の仮病の演技、必要?
・ネメシスの運転手と化したスピード狂の女医、黄以子(大島優子)は仕事しなくていいの?
・いきなり女子大生を捜査に入れるって。
・爆破予告が出ているのに、普通に客が館内にわんさといる状態。
・結局、犯人の動機はなんだったわけ?
・手錠はいつまでつないでいるんだい?
などなど、上げればきりがないのだが、ここで気が付いた。
これは(今のところは)本格ミステリーだと思ってはいけないのである。
本格コメディーなのだ!!!
いちいちストーリーの展開につっこんでいるほうが愚問なのだ。
散々突っ込んだものの、それでも今後の展開には期待をしている私。
朋美の存在が今後、大きなカギになりそうだ。
第3話では、初対面のアンナの名前を知っていたあたり、何か企みがあって近づいたに違いない。
HPの相関図、「チームネメシス」にも名を連ねていない。
そして、今回は登場しなかったアンナの父の行方も気になる。
ということで、離脱してしまった視聴者の方々に言いたい。
ドラマ「ネメシス」は今のところ本格コメディーです。
戻ってきてください、一緒に楽しみましょうと。
–{第4話あらすじ&感想}–
第4話あらすじ&感想
第4話あらすじ
横浜・八景島シーパラダイスを、連続爆弾魔”ボマー”から救った【探偵事務所ネメシス】。
天才助手の美神アンナ(広瀬すず)は、この事件を機に知り合った天才大学生の四葉朋美(橋本環奈)とすっかり意気投合。朋美は事務所にもちょくちょく遊びに来るなど、すっかり”チームネメシス”の一員に。
そして今回の依頼者は、エリート女子高に常駐するスクールカウンセラーの雪村陽子(村川絵梨)。美術教師の黒田秀臣(水間ロン)が、昼休みに窓から校庭に転落。学校側は自殺で片付けようとするが、雪村は他殺を疑い犯人を突き止めてほしいと自称・名探偵(実際はかなりのポンコツ)の風真尚希(櫻井翔)に懇願する。
一度は依頼を断るよう風真に指示する社長の栗田一秋(江口洋介)だったが、雪村の勤務先が”デカルト女学院”と聞くと、なぜか突然快諾。アンナをインドからの転入生として学院内部に潜入させ、風真は警察のタカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)と共に外側から堂々と捜査を開始する。
JK達にチヤホヤされ分かりやすくテンションが上がる風真だったが、名門であるこの女学院は何より学院の名に傷がつくのを恐れていた。厳格な教頭の南禅寺光江(MEGUMI)は、捜査を16時までには必ず終わらせることを要求。
生徒や教員達への聞き込み時間が全く足りない中、風真が急遽呼び出したのは、17歳にして世界から注目されるAI開発の天才=姫川烝位(奥平大兼)。かつて塾の講師をしていた風真の教え子だという姫川は、理屈っぽい変人キャラではあるが、JK達が(風真のことはすっかり忘れ)メロメロになる程の若きイケメン!あっという間に全員のアリバイと証言の真偽をAIによって割り出すことに成功し、アリバイのない4人を絞り込む。
その頃JKとして潜入捜査をするアンナは、クラスメイト達から黒田が「生徒の夏本レナ(河合優実)と交際していたらしい」という情報を仕入れていた。そして、事件は思わぬ方向へと転がっていく……
一方栗田は、失踪中のアンナの父=始(仲村トオル)の行方に、この女学院の出身者である“菅容子”が関わっていることを密かに突き止める。初めて明らかになる菅容子の顔。20年前の事件の真相に少しずつ近づいていくが、何者かが栗田の動きを邪魔している気配も……。さらなるサスペンスフルな展開に期待しかない!
第4話の感想
広瀬すずと櫻井翔がダブル主演を務めるミステリードラマ「ネメシス」。
今回は、広瀬が演じる美神アンナが女子校に潜入し、難事件に挑んだ。
さらには、映画『マザー MOTHER』でデビューした奥平大兼がAI開発者の姫川烝位として登場。
新人俳優とは思えぬ存在感をみせた。
また、櫻井とのやり取りがファンらの間で話題になっている。
第4話はデカルト女学院という名門女子校で美術教師の黒田秀臣(水間ロン)が転落死したことからはじまる。
スクールカウンセラーの雪村陽子(村上絵梨)が黒田の死に不信を抱き、探偵事務所ネメシスに事件の真相を突き止めて欲しいと依頼をしてきた。
アンナは転校生として内部から、櫻井翔が演じる探偵の風真尚希は外部から黒田の不可解な死を調査した。
しかし、教頭の南禅寺光江(MEGUMI)は捜査に協力的ではない。
午後4時までしか捜査に協力できないという。
そこで、風真は助っ人として、かつて塾講師をしていたときの教え子である、AI開発者の姫川に声をかけ、
AIを駆使して事件解決に向けて導いてもらうことに。
アンナと姫川に助けられ、今回も風真らは事件を解決していく―。
チームネメシスがスゴイ
チームネメシスにまた一人、凄腕が加わった。
第1話では大島優子演じる女医の上原黄以子、第2話は道具屋、星憲章としてKAT-TUNの上田竜也。
そして今回、奥平も加わり、チームがアンナの父の失踪事件解決にも関わってきそうだ。
風真の過去が気になる
また、今回も風真の過去が新たになった。
これまでラップ、配達員、イルカの調教師、そして今回の塾講師とさまざまな経験がある風真。
コミュニケーション能力の高さは、これまでの経歴が物語っているのかもしれない。
今後、どんな職歴が明かされるのか?
ファンらは楽しみの一つだろう。
第4話が終わったものの、一向にアンナの父の行方はわからない。
逆にどんどん加わる豪華な登場人物。
今後、どんな展開になっていくのだろうか。
最後にアンナのネックレスの存在を気にする四葉朋美(橋本環奈)はやっぱり怪しすぎる。
黒幕は朋美なのか?
または、ナゾに職歴が豊富な風真も疑わしいような……。
来週の展開も楽しみだ。
–{第5話あらすじ&感想}–
第5話あらすじ&感想
第5話あらすじ
エリート女子高の美術教師転落死の真相を、鮮やかに暴いてみせた【探偵事務所ネメシス】。ある日、真剣な顔でニュース番組を凝視するネメシスの名探偵?=風真尚希(櫻井翔)。TV画面にはジャーナリストの神田凪沙(真木よう子/神田水帆と2役)の姿が。天才助手の美神アンナ(広瀬すず)に、「もしかしてこういう女性が好み?」と茶化されても珍しく相手にしない風真。
その時アンナが偏愛する謎の料理店“Dr.ハオツー”の料理人=リュウ楊一(加藤諒)が浮かない顔でやって来る。社長の栗田一秋(江口洋介)にうながされリュウが話し出したのは、ざっと以下の通り。
【天狗伝説】で有名な山奥で”天狗サーモン”という鮭の養殖業を営む天久潮(渡辺哲)が、泥酔して崖から転落死する事件が起きた。週刊誌は「天狗の祟り!」とあおり、自殺をほのめかす記事を掲載するが、リュウは社長が転落死する前日に偶然会っていた。その時の社長は離れて暮らしていた3人の息子たち=長男の一魚(野間口徹)、次男の二魚(大鶴佐助)、三男の三魚(堀家一希)が家業を継ぐために戻って来たことを心底喜んでおり、自殺するはずがないという。
栗田は3人の息子のうちの1人の経歴に目をとめ、依頼を快諾。早速真相を探るべく山奥の養殖場に向かうネメシスの3人&リュウだったが、そこで彼らを待っていたのは不気味な潮の家族達だった。3人の息子に加え、潮の義弟=天久洋(渋川清彦)に、潮の後妻=郁子(ともさかりえ)…保険金、土地の利権、相続、と何かといがみ合ってばかりの家族達…全員が怪しい。
風真は失踪中のアンナの父=始(仲村トオル)の同僚の大和猛流(石黒賢)にアドバイスを仰ぎながら、順調に捜査を続けていく。そんなネメシス一行の様子をじっと観察し続けるのは……天狗!?突如、風真の命が狙われる緊迫の展開に!
一方、アンナの父の行方を求め、栗田が密かに追う菅研究所=通称・カンケンにも新たな動きが…そして、19年前の事故現場(2話)に、なぜか凪沙が現れるのだった…謎が謎を呼ぶ波乱の第5話!
第5話の感想
折り返しを迎え、少しずつ19年前の真相に近づいてきているドラマ「ネメシス」。
いったいアンナ(広瀬すず)の父、始(仲村トオル)はどこにいるのだろうか……。
第5話では、探偵の風真(櫻井翔)が命を狙われる場面もあり、ヒヤヒヤの連続であった。
今回は、ネメシスが出前を頼む料理店Dr.ハオツーの料理人、リュウ楊一役で俳優の加藤諒が登場。
また、冒頭では真木ようこが演じるジャーナリストの神田凪沙、アンナの父、始の同僚である大和猛流(石黒賢)も登場した。
第5話の依頼者はDr.ハオツーの料理人、リュウだ。
リュウの知人で養殖業を営む天久潮(渡辺哲)が、崖から転落死する事件が発生。
自殺で処理をされていたが、リュウは天久が自殺をするわけがないという。
そこで、真相を確かめるためにネメシスのCEO、栗田一秋(江口洋介)と風真、アンナらが養殖場を訪れると、家族はさまざまなトラブルを抱えていた。
事件を調べていくうちに奇妙な天狗の仮面をつけた者が現れたり、風真とリュウが命を狙われたりと、今回もあっという間の60分であった。
今回のストーリーもどこかで見た感が否めず、少々新鮮さは感じられなかった。
しかし、19年前の事件に繋がる伏線もはられており、来週以降はアンナの父の行方の真相に近づいていきそう。
そして“ポンコツ”といわれている風真だが、実は“ポンコツ”は見せかけで事件のカギを握る重要人物なのではないかと考察している。
ところどころ見せるアンナへの異常な気遣い、ポンコツ風な佇まい、過去の職業とストーリーが進むにつれて逆に「謎」に包まれてきているところが面白い。
第6話「真実とフェイクのあいだに」では、さらに物語が大きく進みそう。
「ネメシス」の見どころは後半なのかもしれない。
大いに期待したい。
–{第6話あらすじ&感想}–
第6話あらすじ&感想
第6話あらすじ
天狗サーモン・社長怪死の切ない真相を暴きつつ(第5話)、菅研究所=通称・カンケンに一気に近付いた【探偵事務所ネメシス】の自称・名探偵 = 風真尚希(櫻井翔)と社長の栗田一秋(江口洋介)。探偵助手の美神アンナ(広瀬すず)の失踪中の父=始(仲村トオル)が、19年前に起こした事故現場で静かに手を合わせる2人だが、女性のヒールの新しい足跡を見つける。
そして【ネメシス】に今日も新たな依頼者が――。動画配信用カメラで騒々しく生配信をしながらやって来たのは、膨大なフォロワー数を誇る暴露系動画配信職人=タジミンこと多治見一善(柿澤勇人)。今をときめく若手人気女優 = 久遠光莉(優希美青)の行方を探してほしいという。実はこの日、車内で覚醒剤を使用しているタジミンと光莉の動画が流出し世間は大騒ぎになっていた。だがタジミンによるとこれは明らかなフェイク動画。2人に恨みを持つジャーナリスト=神田凪沙(真木よう子)にはめられたと主張し、凪沙が光莉を拉致しているのではないかと心配する。一方、“神田凪沙”の名前を聞き、今までにない速さで依頼を快諾する栗田だったが、天狗サーモンの一件以来腰痛が著しく悪化している様子。風真とアンナを追い払うよう捜査に行かせるが、その裏で何やら密かに別行動を……?
一方タジミンと共に、光莉不在の撮影スタジオに出向くアンナと風真。初めてのドラマの現場に興味津々のアンナだったが、そこにまさかの凪沙本人が現れる。なぜか不自然に顔を隠す風真…そんな風真を見て顔色を変える凪沙。気になる2人の関係は!?フェイク動画、女優失踪、凪沙の思惑が繋がり、ついに20年前の事件が封じ込められていたパンドラの箱が開く、衝撃の第6話!
第6話の感想
2021年春ドラマの中でも期待値が高かった「ネメシス」だが、ここにきても失速状態……。
筆者の周りでも「あのドラマ見てる?」と「あのドラマ」のことは話題に上がるものの、「ネメシス」の名前は出てこない。
録画やネットで視聴する人たちが増えた昨今、視聴率に注目するのはタブーかもしれないが、「あのドラマ」たちはしっかり視聴率も右肩上がり。
「ネメシス」は、豪華「すぎる」出演者が続々と出演するものの、なぜ話題にすら上がらなくなってしまったのだろうか。
あくまでも個人的な感想だが……
・ストーリー自体、どこかで見たことある感が否めない
・車を走らせるときのCGが全体をチープに見せてしまう
・大昔のドラマのオマージュがたいへん「コケ」ている
とはいえ、筆者は前回の第5話の最後から今回の第6話、そして次の第7話へのストーリーの運び方にはワクワクしている。
19年前の事件の真相に近づきつつある「雰囲気」がビシビシ感じられてきているからである。
第6話は動画配信職人の周りで起こった事件に、正義のジャーナリスト神田凪沙(真木よう子)が巻き込まれ、探偵事務所ネメシスのメンバーと初めてからむことに。
ここで改めて相関図をながめてみると、アンナ(広瀬すず)の父、始(仲村トオル)の同僚である神田水帆(真木よう子・2役)は凪沙と双子なのか?
第6話の最後にも、凪沙は風真尚希(櫻井翔)となにやら意味深な会話をしているし……。
そして、相関図をよく見てみると、今回もちょい役で出演した橋本環奈演じる四葉朋美の立ち位置もなんだか怪しい。
そして、アンナ、凪沙、朋美とこの3人の味覚が似ているのにはなにか理由があるのだろうか?
相関図がほとんど埋まっていない初回から、第3話くらいまでは正直言って同ドラマを完走できるか心配であった。
しかし、今では埋まった相関図を眺めながら考察することが楽しみの一つになっている。
すでに放送されている第7話の予告動画では「黒幕の正体にたどり着く」とあるではないか。
風真も「あの事件にすべて投げうってきたのはこの俺ですよ!!!」と叫んでいる。
さあ、いよいよ最終章の幕が上がる—。
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–{第7話あらすじ&感想}–
第7話あらすじ&感想
第7話あらすじ
暴露系動画配信職人・タジミンの恐るべき犯罪を、逆に見事に暴露してみせた【探偵事務所ネメシス】の3人=探偵助手の美神アンナ(広瀬すず)、自称名探偵の風真尚希(櫻井翔)、社長の栗田一秋(江口洋介)。
今回の依頼者は、タジミン逮捕へ向け【ネメシス】と共闘したジャーナリストの神田凪沙(真木よう子)。(第6話)。凪沙はアンナの失踪中の父=始(仲村トオル)が起こした19年前の事故で、美神芽衣子(山崎紘菜)と共に亡くなっていた風真の元同僚=神田水帆(真木よう子/2役)の妹だった。凪沙の依頼は、タジミンに多額の金を払い、凪沙が追っていた”臨床試験の不審死”報道をもみ消させたコンサル会社社長=烏丸(宇野祥平)の正体を一緒に突き止めてほしいというもの。烏丸と菅研究所=通称・カンケンが繋がっていることを確信した栗田は、「アンナに20年前の事件については一切口外しないこと」を条件にこの依頼を引き受け、凪沙と共に捜査に乗り出す。
早速烏丸の素行を洗う風真だったが、烏丸はいつもどこかに携帯で連絡を取っているだけ。しかも屈強なボディガード・志葉(板橋駿谷)が四六時中張り付いており、全く近付けない。だが烏丸が毎週違法な賭場に通っていることを突き止めた風真に、栗田は烏丸のスマートフォンのデータを奪うことを命じる。そこで風真が協力を求めたのは、かつて風真が弟子入りしていた元凄腕詐欺師のマジシャン・緋邑晶(南野陽子)。緋邑にイカサマ術を教え込まれ、アンナと共に違法賭場に潜入する風真だったが、カンケンの魔の手はすぐそこまで迫っていた……。
ついに明かされるカンケンの目的!そして、アンナの父を拉致した人物とは?20年前の事件の真相の輪郭が露わになった時、風真と栗田の深い絆にまさかの亀裂が走る!?一気にサスペンスのギアが入った【ネメシス Season2】が開幕する!
第7話の感想
失踪したアンナ(広瀬すず)の父、始(仲村トオル)の行方を追うネメシスのメンバーたち。
そこへ、19年前の事故で姉を亡くしたジャーナリストの神田凪沙(真木よう子)も加わり、
多くの謎が解明されつつある。
第7話では、元凄腕詐欺師のマジシャン・緋邑晶(南野陽子)の助けもあって、
アンナの“天才っぷり“がおおいに発揮される場面もあった。
そして、ついにアンナが「世界初のゲノム編集ベビー」だったことがアンナの父の同僚、
大和猛流(石黒賢)によって本人にも知れてしまう。
しかも、それには風真尚希(櫻井翔)やアンナの父も関わっていたという。
今回のストーリーでひとつ気になったことがある。
それは、ネメシスのCEO栗田一秋(江口洋介)と風真、そしてアンナの父の関係性だ。
アンナが回想するシーンで、父はアンナに
「自分に何かあれば、この人を頼るように」
と栗田の名刺を渡している。
実際に失踪してしまった父親を捜すためにインドから日本にやってきたとき、
アンナは栗田の名刺を握りしめていた。
そこで疑問。
風真はどういう立ち位置?
もしかして風真は、アンナの父から信頼されていなかったのでは?
だからこそ、「なにかあったら……」のときに、風真の名前をあがらなかったのでは?
第1話から「風真=ポンコツ」のイメージがあるものの、
じつは登場人物の中でピカイチのキレ者だったとしたら、
ここまで同ドラマを観続けてきた甲斐があるのだが……。
さて、真相はいかに?
–{第8話あらすじ&感想}–
第8話あらすじ&感想
第8話あらすじ
〈カンケン=菅研究所〉の大和猛流(石黒賢)の暴露により、ついに自身が、父・美神始(仲村トオル)の手によって、世界初の≪ゲノム編集ベイビー≫として生まれたことを知ってしまった美神アンナ(広瀬すず)。【探偵事務所ネメシス】の探偵・風真尚希(櫻井翔)と、社長の栗田一秋(江口洋介)は、「知っていることを全部話して!」とアンナに詰め寄られる。
風真、栗田から語られた内容は、これまで我々視聴者が疑問に感じていた全ての“答え”だった…。そもそも、何故、アンナが影で推理し、風真が探偵として振舞っていたのか?風真が過去にあらゆる仕事をしていたのは何故か?【20年前の事件】と【19年前の事故】の関係は?これまでの全話が繋がっていた事が明らかとなる!
1話:病院で生まれたばかりの赤ん坊=アンナを抱いて、「俺はこの秘密を一生守る。この子も……」とつぶやいていた始の、強い決意に満ちた表情。この赤ん坊はどのようにして生まれたのか?【栗田探偵事務所】から【探偵事務所ネメシス】へと姿を変えたのは何故か?
2話:兄(窪塚愛流)の行方を探してほしいと依頼してきた妹(田牧そら)。この兄妹は児童養護施設「あかぼしの家」の出身者で、【19年前の事故】で始と水帆(真木よう子)と共に車に同乗していた芽衣子(山崎紘菜)も「あかぼしの家」で育っていた。
3話:風真が八景島シーパラダイスでイルカの調教師をしていたという、意外な職歴が明らかに。(他にも宅配業者、塾講師、マジシャン、土木作業員など)。風真が数々の仕事を転々としてきた切ない理由とは?
4話:「デカルト女学院」という名前に栗田が強く反応。後に菅容子(今村美乃)の出身校であったことが分かるが、学内を調査しようとした栗田を先回りして妨害したのは誰なのか?
5話:ポンコツ探偵だったはずの風真が、遺伝子工学の専門的な知識を持っていたのは何故なのか?
6話:凪沙(真木よう子・2役)が取材していた“人体実験”を虚偽報道として揉み消すようにタジミン(柿澤勇人)に指示した烏丸(宇野祥平)とそのボディーガード・志葉(板橋駿谷)の存在とは?
7話:正体が明らかとなった大和猛流の本当の狙いとは?
そして始は、今現在一体どこにいるのか?
またオープニングで一見デザインフルに登場する“二重螺旋”も、DNAが生細胞中でとっている立体構造であり、アンナが推理する際に画面に現れるAGTCの英文字もDNAの塩基配列だ。
ついに明かされる『20年前の事件』…20年前に一体何があったのか?そして、アンナ出生の秘密――すべてを知ってしまったアンナは、その事実に耐えきれるのか?
魂の慟哭と裏切りが錯綜する、悲しい衝撃に満ちた第8話!そして、アンナに最大の危機が訪れる!
第8話の感想
黒幕が顔を見せはじめたところから、一気にシリアス路線に変更した「ネメシス」。
前半戦とはまるで別のドラマかと思うほど大きく展開した。
やはり黒幕は朋美(橋本環奈)か……。
初めてアンナ(広瀬すず)に会っとき、アンナが名乗る前から「アンナちゃん!」と呼びかけるシーンがあり、
「朋美=怪しい」と予想をしていた。
本性をあらわした朋美は、なんとも悪い顔をしていた。
優等生のイメージが強い橋本環奈だが、ここにきて新境地を開いたかもしれない。
先週までは、風真(櫻井翔)が黒幕かと思っていたが、
(そのほうが面白いと思っていたのだけど……という言い訳も添えて)
どうやら、全力でアンナを守ろうとしているようだ。
アンナの父、始(仲村トオル)とアンナがインドに渡り、探偵の栗田(江口洋介)とも別れた20年弱。
その間の風真の気持ちを思うと辛い。
自分も加担した研究結果が思わぬ方向へ向かいその結果、仲間だった神田水帆(真木よう子)も死んでしまったのだから。
『いつか社長(栗田)や先生(始)の役に立てるように』という思いと、辛さを忘れるためにいろんな職についていたということか……。
とはいえ、イルカの調教師は何の役に立つと思って選択したのかが謎である。
もしかしたら最終話、イルカに乗って登場するシーンがあるのだろうか。
第8話では、朋美は菅研究所所長の菅容子の娘だということもわかった。
ということは、朋美もゲノム編集ベイビー?
まだまだ謎だらけの「ネメシス」。
最終話まで一気見したい気分だが、残り2話をじわじわと楽しもうと思う。
次回は、チームネメシスが大集結!
アンナを無事に救出できるのかどうか、注目したい。
–{第9話あらすじ&感想}–
第9話あらすじ&感想
第9話あらすじ
ついに判明した菅研究所=カンケン最大の黒幕!
その正体は美神アンナ(広瀬すず)が親友だと思い込んでいた大学生=四葉朋美(橋本環奈)。朋美の本名は”菅朋美”で、カンケンを立ち上げた菅容子(今村美乃)の娘だったのだ!
20年前、アンナの父=立花始(仲村トオル)と共にゲノム研究に取り組んでいた大和猛流(石黒賢)も、いまやカンケンの中心的存在。菅容子に誘われるままカンケンに参加し、世界初の≪“ゲノム編集ベイビー≫= GE10.6の受精卵を始の研究所から盗み出したのも大和だった。しかしGE10.6を着床させた代理母=美馬芽衣子(山崎紘菜)が出産直前でカンケンから逃亡し、始に救いを求めてきたことからあの【19年前の交通事故】が起こる。この事故により、GE10.6の受精卵の提供者でもある神田水帆(真木よう子)と、芽衣子は死亡。だが芽衣子は死の直前に、最後の力を振り絞って赤ん坊(=アンナ)この世に生み落としていったーー。
【探偵事務所ネメシス】の探偵 = 風真尚希(櫻井翔)と、社長の栗田一秋(江口洋介)からすべてを聞かされ、その残酷な真実の姿に耐えきれず事務所を飛び出すアンナ。その際、怒りに任せて引きちぎったネックレス……始からもらった大事なキューブ型のネックレス……の中には、アンナにまつわる膨大な量のデータが保存されていた。風真はネックレスを大事に保管するが、カンケンの手先である屈強なボディガード=志葉(板橋駿谷)の手によって力ずくで奪われてしまう。
傷心のアンナは朋美の正体に気付くのが遅れ、そのままカンケンに拉致監禁。あらゆる細胞、血液を採取される。そして隣の監禁部屋にはやつれ切った父=始の姿が!
あれほど探し求めていた父との対面のはずが、すべてを知った今、父の愛情も信じられなくなっているアンナは素直に再会を喜ぶことはできない。そんな2人を、今までとは別人のような冷酷な表情で見つめる朋美–。彼女の真の目的は!?
その頃【探偵事務所ネメシス】ではアンナを救い出すため、風真が“七人の侍”ならぬ“八人の侍”を招集しようとしていた!あぶな“過ぎる”刑事 =タカ&ユージ(勝地涼&中村蒼)コンビ、スピード狂で実は腕のいい医者=上原黄以子(大島優子)、孤高の道具屋 = 星憲章(上田竜也)、天才AI開発者=姫川系位(奥平大兼)、自称・中国の雑技団5軍出身の料理人=リュウ楊一(加藤諒)、美しきコンフィデンスマン=緋邑晶(南野陽子)、【19年前の事故】で姉を失ったジャーナリスト=神田凪沙(真木よう子)。すべてはアンナのために――!【チームネメシス】が命を賭けてカンケンに立ち向かう!
第9話の感想
自分がこの世に存在してはならないゲノム編集ベイビーだと知ったアンナ(広瀬すず)。
親友だと思っていた四葉朋美(橋本環奈)が実は菅容子の娘で、現在は菅研究所の所長だと知り衝撃を受ける。
父の始(仲村トオル)と再会は果たせたものの捕らわれの身となっている2人はろくに会話もできない状況だった。
そんなアンナを助けようと風真尚希(櫻井翔)を中心にネメシスのメンバーたちが動きだした。
アンナの出生の秘密や始の行方の謎を追うようになってから見応えのある展開へと変わっていったドラマ「ネメシス」。
実は、ドラマのメインポスター(広瀬、江口、櫻井)や初回放送からも伏線がはられていたことがわかってきたが、
俳優の松重豊がCMで連発する
「それ、早く言ってよぉー」(もうちょっとわかりやすくしてよぉー)
と言いたい気持ちが溢れてしまう。
前半からもう少しシリアス性があれば、数字や話題性に繋がったかもしれない。
手に汗握る最終章の展開が面白いだけに、非常に勿体なく感じる。
第9話では、広瀬すずと橋本環奈の戦いも見どころであった。
それぞれの生い立ちや、これまでの感情をぶつけ合いながらチェスで戦う2人。
同じ年の女優が見事に自分の役を演じきっていた。
「チームネメシス」も集結。
転々と職を変えてきた風真がこれまでに出会った人たちに一声かける。
すると、続々とネメシスに集まる仲間たち。
道具屋・星憲章役の上田竜也もネメシスの事務所にやってきたから驚いた。
今話では櫻井が涙を浮かべるシーンもあり、もらい泣きをしたファンも多数いた模様。
櫻井が大活躍の回であった。
同ドラマはゲノム編集ベイビーや、AIなど最先端の技術が散見されているわりには、結局は風真の経験と人脈、人との繋がりが事件解決に一翼を担うかたちになっている。
いわば、「人情派」ドラマだったのだ。
いよいよ次回は最終回。
HPに公開された予告によると「衝撃の結末」らしい!
高笑いする橋本環奈、号泣する広瀬すず。
2人の女優対決も最後を迎える。
さて、どんな結末なのか。
最後の放送を楽しみに待ちたいと思う。
–{第10話あらすじ&感想}–
第10話あらすじ&感想
第10話あらすじ
【菅研究所=カンケン】最大の黒幕が、菅朋美(橋本環奈)だと知った【探偵事務所ネメシス】の探偵 =風真尚希(櫻井翔)と社長の栗田一秋(江口洋介)。朋美と大和猛流(石黒賢)に拉致監禁された、美神アンナ(広瀬すず)とアンナの父=始(仲村トオル)を救い出すため、風車は“チームネメシス”(勝地涼・中村蒼・大島優子・上田竜也・奥平大兼・加藤諒・真木よう子・南野陽子)の≪8人の侍たち≫にすべてを明かし、協力を頼む。警察の“Nシステム”に侵入し、カンケンの車のナンバーを突き止めた風真たちだったが、なかなかカンケンの本拠地までたどりつけない。だが車に残された“あるモノ”に気付く風真。決してただのポンコツなどではなかった風真の、鋭い推理が冴えわたる!
一方朋美との“ナイトツアー”に敗れたアンナと始に、刻々と命のリミットが迫っていた。アンナのネックレスの膨大なデータの解析は着々と進み、朋美と大和は今や利用価値のなくなったこの親子を最も残酷な方法で殺害しようと目論む。だが解析完了の直前で、何かに気付く朋美。そこで始から告げられる“ある衝撃的な事実”に、朋美は打ちのめされる。アンナVS朋美――。美しき天才同志の2人の戦いの行方は、想像もしない方向へと向かっていく。
最終話でこの20年間くすぶり続けていた男達の深すぎる因縁にも、一つの終止符が打たれる。栗田と始の長年の熱く確かな友情、かつては同じ志を持った研究者だったはずの始と大和の決定的な思想の違い……。
サスペンスミステリーとしての伏線回収はすべて終わった。だが振り返れば、第1話から7話までどの回にも“愛の物語”が組み込まれていたことに気付く。大富豪の恋人達への愛、その愛を信じられなかった犯人(第1話)、愛するゆえに道を誤ってしまった兄と妹(第2話)、自分を拾ってくれたシーパラダイス社長への風真の深い恩義(第3話)、色々な愛憎が渦巻いたデカルト女学院(第4話)、愛情深い父の不器用さが生んだ家族の悲劇(第5話)、仕事を愛する女優のプロフェッショナルさに貫かれた劇中劇(第6話)、ポンコツな弟子=風真と緋色の師弟愛(第7話)。
この愛をめぐる事件の中心には、いつもアンナと風真がいた。もちろんアンナと風真、栗田の間に血縁関係はない。だが間違いなく【ネメシス】はひとつの家族だった。風車の深い愛情が、アンナを愛する“チームネメシス”を動かし、アンナに本当に大事なことを気付かせる。「生まれてきたらダメな存在」などでは、決してなかったということを――。
第10話の感想
「ネメシス」がついに終わってしまった……。
アンナ(広瀬すず)とアンナの父、始(仲村トオル)を助けるために立ち上がったチームネメシス。
メンバーそれぞれが能力を生かし、風真(櫻井翔)、栗田(江口洋介)とジャーナリストの凪沙(真木よう子)が菅研究所に潜入。
アンナと始に再会したものの、あっという間に拘束されてしまう。
そして、大和(石黒賢)は無情にも研究所ごと爆破をすると告げ、「すべて終わりにしよう」と言いながら始を殺害。大和自身も自害したのだった。
親友、かつての部下、娘に囲まれて静かに息を引き取った始に対して、一人寂しく逝った大和。
ゲノム編集されたことによって生まれたアンナだったが、皆から愛される存在に。一方で、誰からも愛されず、病と闘う朋美(橋本環奈)。
この2組の対比がとても印象的に描かれていた。
欲を言えば、もっと朋美の心情を最後まで丁寧に描いて欲しかった。
ただただ、朋美がかわいそうに思えてならない。
朋美の難病も始の研究によって将来的には治るような、未来のある結末でもよかったのにな……と感じた。
日常に戻った探偵事務所ネメシス—。
しかし、育ったインドに帰ろうとネメシスを後にしたアンナだったが栗田と風真によって引き止められる。
これまでは風真が「俺、大丈夫かな?」とアンナに聞くシーンが何度もあったが、最終回では「風真さん、私大丈夫かな?」と不安そうに聞くアンナ。
その問いに力強く「大丈夫」と答える風真。
栗田も「お前はもう俺の家族だ」とアンナの居場所がネメシスにあることを諭していた。
血の繋がりはないものの、これから家族のように寄り添って生きていくんだろうなと思わせる、
心温まるラストであった。
残念ながら視聴率はふるわずだったが、広瀬すずと櫻井翔のダブル主演、広瀬と橋本環奈の共演と話題性は申し分なかった。
また、個性豊かなキャストやメッセージ性の強いストーリー展開は楽しめた。
すでにSNSでは「ネメシスロス」の言葉が飛び交っている。
安易に続編を期待してはいけないが、可能性はあるような気がしている。
ひとまずは、日曜の夜に私たちを楽しませてくれた出演者や制作陣に感謝の気持ちを伝えたい。
–{「ネメシス」作品情報}–
「ネメシス」作品情報
“すべての事件が、最後の謎につながる”。
天才すぎる助手・アンナ(広瀬すず)とポンコツ探偵・風真(櫻井翔)の凸凹バディが、 超難解な事件を次々解決!
無関係なはずだった事件は連鎖し、驚愕の真実が浮かび上がる…
極上のミステリー・エンターテインメントが開幕!
放送日時
4月11日(日)スタート。 毎週日曜 22:30分~
出演
広瀬すず
櫻井翔
江口洋介
勝地涼
中村蒼
富田望生
仲村トオル
真木よう子
石黒賢
山崎紘菜
大島優子
上田竜也
橋本環奈
総監督
入江悠
監督
片桐健滋
岸塚祐季
脚本
片岡翔
入江悠
脚本協力
講談社タイガ
今村昌弘
藤石波矢
周木律
降田天
青崎有吾
音楽
横山克
チーフプロデューサー
池田健司
企画・プロデューサー
北島直明
プロデューサー
里吉優也(クレデウス)
次屋尚
田端綾子(クレデウス)
制作プロダクション
クレデウス
制作著作
日本テレビ
キャスト/スタッフコメント
広瀬すず コメント
脚本を初めて読んだときの感想としては、とにかくテンポ感が面白かったです。笑えるとこも多いのに繊細で、ネメシスという家族のようなチームの温かさもあり、ここが居場所になるんだなぁとすぐに思える本でした。
入江組の撮影現場は、ラフな、そして、早い、とてもフラットな現場ですが緊張感もあるような。でも面白い楽しいシーンではスタッフさんが笑ってくれるのがとても印象的で、嬉しいです。
“美神アンナ“を演じるうえで、自分の中に軸はあり、でもそれを感じてるのは私だけでいいかなと思いながら、自由人なアンナを、楽しみながら見てもらえたら嬉しいです。意外とまだ18歳(アンナの年齢)という、不意に出素直な隠しきれない思いも大切にしたいです!
櫻井翔 コメント
まずは、オリジナル作品のミステリーであること、そして映画スタッフが集結するというスケールの大きさに驚きました。
およそ3年ぶりのお芝居の現場。
入江監督のもと、まるで映画の撮影をしているかの様な空気が流れる中、緊張感がありながらも楽しみながら撮影を進めています。
広瀬さんとは、映画”ラプラスの魔女”、”NHK紅白歌合戦”でご一緒して以来、三度目の共演。
一緒にいる誰をも笑顔にしてしまう魅力の持ち主ですが、お芝居のスイッチが入ると、圧巻の一言です。
入江監督とは、演出して頂く合間でのHIPHOP談義に話が尽きません。
個性と個性のぶつかり合い。
濃厚なセッションをしているかのような現場。
一日も早くご覧頂きたいとの想いを抱きながら、一日一日を丁寧に作り上げています。
沢山の人に愛される”風真”を作れたら。
日曜日の夜、ワクワクして目が冴えてしまうような作品を造れたら。
そんな想いで本日も撮影に挑んでいます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
江口洋介 コメント
一見すると王道の探偵モノのようでありながら、いろんな要素がたくさん詰まっていて、面白い脚本だと思います。そして、僕自身もそうですが、全ての登場人物のキャラクターが個性的で。広瀬すずさん、櫻井翔さんと僕の探偵事務所のメンバーが、ファミリーのようであり、その関係性も楽しんで頂ければと。入江監督の演出、映画のスタッフが作る細かくて奥行きのあるセットなど、やりがいを感じながら、日々撮影を楽しんでいます。沢山の伏線が最終回に向けてどう絡みあっていくのか、ご期待ください。タイトルに含まれた秘密、言いたいけど言えない!
勝地涼 コメント
まさか自分も大好きな、“あの刑事”に憧れている刑事役をやるとは思わなかったです(笑)。全体的にポップな雰囲気がありながら、根底にシリアスなメッセージが隠されているので、台本を読んでいてワクワクします。
映画っぽくてカッコイイ画質とドラマのテンポの良さが融合している感じ、たまんないです。
かなりぶっ飛んだキャラクターで不安でしたが、初日の登場シーンで櫻井さんが笑って見てくれていたのでほっとしました!
ユージとタカは2人でワンセット。中村君との掛け合いは楽しいです。
いつも「探偵事務所ネメシス」のお陰で解決していることに全く気づいていないのが、タカの可愛いところです(笑)
中村蒼 コメント
今作は個性的なキャラクターが多くてコメディ要素もありながら、本格的な謎解きというギャップが魅力だと思います。
入江監督の元、映画さながらのスケールの大きな撮影でとてもワクワクしながら撮影に挑んでいます。
今回はあの伝説の刑事に強い憧れを持つ刑事ということで、バディを組む勝地さんと共に作品を盛り上げられたらと思ってます。
そしてなんといっても芸歴15年にして13年ぶりの日本テレビの連続ドラマに出演ということで。空白の13年を埋めるつもりで、13年の集大成をぶつけたいと思います。
富田望生 コメント
台本を読んでも想像ができないくらいスケールが大きくて。人間味が絡んでくるミステリーでどんでん返しがありそうで先も読めなくてドキドキします。好き勝手やってくる先輩タカ&ユージに、薫はどれだけ真面目に突っ込んでいけるか。本番では笑わないように必死でポーカーフェイスを演じています。アンナも風真も自由な人たちで、私たちとは対立しているんですが、どこかまとまりもあって。この先どうなっていくのか楽しみです。
仲村トオル コメント
入江(悠)組は約3年半ぶりです。演技の自由度が高いというか、芝居に集中できています。脚本を読んだ段階で「とっても面白いものになりそうだ」という予感がして、是非、参加したいと思いました。僕が出ているシーンと探偵事務所のシーン。トーンは(脚本上でも)かなり違うんです。櫻井くんも「まるで別のドラマのよう」という風に言っていましたが、どんな仕上がりになっていくのか楽しみです。
あとは……、スケジュール表に、タカ、ユージ、直、という役名があると、条件反射的に「あ、俺も現場に行かなきゃ」と(笑)。30年以上前に生まれた作品をこういう形で残してもらって、ありがたいですけど、ネメシス出演者の中で、彼らの出演シーンを一番厳しい目で観てしまうかもしれませんね(笑)。
僕が担う役割は“神の領域に手を触れてしまった”ような謎の部分。最初に“ネメシス構想”を聞いたとき、僕自身としては“未来が幸せになる方向”に進めばいいなと感じたんですが、その“謎”が人間を幸せにするのか、不幸にするのか、ラストに向かって解明されていくと思います。
真木よう子 コメント
入江(悠)監督とは久しぶりの現場ですが、テレビドラマも監督されることが驚きだったし、出演者のみなさんが豪華ですし、監督が求める以上のことをされる役者さんたちばかりなのでそこに参加できるのはとても嬉しいです。探偵もので解決していくことが、入江さんマジックで、一筋縄でいかない展開になっていると想像もできますし、視聴者としても今から楽しみです!一話完結ものでありながら、軸にあるとても重大な事実が隠されていて、徐々に分かっていくところに、見ている人もはまっていくんじゃないかなって思います。
「あ!」みたいに声上げて観られると思いますよ(笑)
石黒賢 コメント
オリジナルで謎解き、ミステリーの要素もあり、いろいろ予想を裏切っていく作品にできたらいいなと思っています。
同じ頃にデビューして一緒にやってきた仲村トオル君や江口洋介君、櫻井君も共演をしているので気心が知れていて、そんな連中とできるのも楽しいです。
今回出演したいと思った理由のひとつは入江悠監督と一緒に仕事ができるという事でもあったので、ワクワクしています。このドラマは、一度観ただけではわからないかもしれませんが、その分からない面白さを楽しんで頂けたらと思います。様々な伏線が……。
僕の役は……ネタバレになるので多くは言えないけど(笑)どういう風にやっていこうかなと楽しみです。
山崎紘菜 コメント
探偵モノで、コミカルなシーンもたくさんあって、広瀬さんのアクションとか、いろんな要素が一つになっていて。さらに、とても豪華な役者の皆さんが集結されているので、誰に注目して観ても、一人一人から目が離せない作品だと思います。
私は過去のシーンでの登場になるのですが、ちょっとずつ私が出てくる伏線があって、ゆくゆくはズバっと気持ちよく一本の糸で繋がるので、その快感を皆さんにぜひ味わってほしいと思います。
謎解きも面白い作品となっているのですが…ネタバレになるから多くは言えないですけど、私が出演する過去の部分にもドラマや親と子の絆が繊細に描かれているので、探偵事務所のドタバタや謎解きを楽しみにしつつ過去の人間ドラマも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
大島優子 コメント
キャラクターがとてもそれぞれ個性的なのに、自由に遊べるスペースがたくさんある脚本で、想像が膨らみました。
でも脚本だけだとどうなっているかわからないシーンがあって、実際に現場で見て感じるスリルがあります。
後半になっていくとチームネメシスの3人の過去がどんどん明らかになっていき、最初はとてもポップな展開なのに、シリアスな部分もでてきて先の展開がどうなるのか、全く想像がついていません。
映画のようにワンシーンずつ丁寧に撮影していく形ですが、入江(悠)監督は自由に演技させてくれますし、テストから本番まで演技も肉付けして下さいます。映画の撮影のような規模感でじっくり撮っていって映像もとてもきれいですし、映画館の映像を見ている感じがあるのでテレビで見たときの迫力が楽しみです。
黄以子の役柄は専属医なのですが、とても心配性でネガティブな面と、車に乗ったらスピード狂で人格が変わるところもあり、つながって見たらそのギャップがどう見えるんだろうと心配しながら(笑)作品にいいスパイスになれば良いなと思い撮影しています。
とにかく伏線回収が面白くてあっと驚くシーンが多く、でも実は話がつながっているところが面白いので楽しみにしていてほしいです。
上田竜也 コメント
探偵ものでありながら、コミカルなシーンもあったり、いろんな要素が含まれていて脚本が面白いので、早くオンエアで完成版をみたいなと感じました。
星くんのキャラクターは、気難しい感じでいくのか、オタクっぽい要素を出した方がいいのか、様々なパターンを思い浮かべることができて楽しみでした。
駅弁に物凄い執着があったりするところも興味深いキャラクターで、シーンシーンで演じることを楽しめるように心がけました。広瀬さんと櫻井さんとの掛け合いは、とても安心感があって、初日とは思えないほど自然に入りこむことができましたし、2人のテンションも身近に感じられて楽しめましたし、キャラクターの可愛らしさも出ていて、とてもいいコンビだと思いました。
僕のいるセットもすごく手がこんでいて細かいところも作り上げてくださって、とてもかっこいいし、ドラマの域をこえていて心血注いだことが100%伝わってきます。そんな細部まで楽しんでもらえたらって思います。星くんは職人気質で人嫌いだからずっと地下にこもって作業しているけど、これから彼がどうなるのか、僕自身も楽しみです!
橋本環奈 コメント
探偵ものではあるんですが、助手の方がキレキレな推理をしたり、今まであった他のドラマとは違ってすごく面白い脚本だと思いました。しかも、今回は出演者の皆さんが豪華で、個性豊かなキャラクターが出てきて、笑える要素と推理を解いていく爽快感のバランスも絶妙です。
探偵事務所ネメシスのメンバーのお三方のテンポ感のあるお芝居に自分も混ぜていただいて、めちゃくちゃ楽しいです。アットホーム感もあるし、皆さんのアドリブも純粋に楽しくて、笑っているのが四葉朋美役の立ち位置としてちょうどいい感じがしています。広瀬さんとの親友役の共演も、すごく楽しいです、同世代の方でこれだけご活躍されている方とご一緒できることは嬉しい限りです。
また、個人的には、数学が得意な天才大学生の役なので、数字を言うことが多く、難しい台詞を覚えるのが大変です。朋美は、ヘルムホルツ方程式を使っているんですが、他のドラマではないような専門用語も難しいなと思っています。
「ネメシス」を楽しみにしてくださっている皆さん、私は探偵事務所ネメシスのお三方と今後かかわりが深くなっていくと思うのですが、四葉朋美が今作の中でどの様なキーマンとして物語が進んでゆくのかご注目頂けると幸いです。
総監督 入江悠 コメント
広瀬さん・櫻井さんとは、互いに目指すものが通じ合う瞬間が撮影現場で多々あり、それぞれのキャラクターが早い段階で見えてきました。凸凹感をブレンドした感じが絶妙なんです!
少し息苦しさを感じるいまの世の中に、大事なものを抱えながらも生き生きと躍動するアンナと風真は、視聴者が憧れるようなキャラクターになってくれるのではと思っています。
いつもの映画スタッフたちと映画と変わらない感覚で撮ってはいますが、視聴者の皆さまが次週を楽しみにしてくださるよう、連続ドラマだということを強く意識して撮影しています。そこは映画とは大きく違いますね。
オリジナル脚本なので、映像で見たときに驚きのあるトリックを考えたりと自由度を楽しめた半面、各話完結ものながらも全話を通して各話が複雑に絡み合い繋がっていくという構成構築にとても苦労しました。
最終話に向けて、すごい仕掛けがありますので、是非最後まで見逃さずにご覧ください!
企画・プロデューサー 北島直明 コメント
子供の頃、テレビドラマで描かれる世界に憧れ、ワクワクしながら毎週の放送を楽しみにしていました。「木更津キャッツアイ」「池袋ウエストゲートパーク」「古畑任三郎」「ロングバケーション」「ひとつ屋根の下」「踊る大捜査線」「金田一少年の事件簿」などなど。今一度、ドラマ放送を待ちわびて、テレビの前に集まって頂けるようなドラマを作りたい!そういう想いで「ネメシス」を立ち上げました。
映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」で、驚きのラストを作り上げた映画監督・入江悠氏を総監督に迎え、演出・片桐健滋氏、脚本家・片岡翔氏、5名の一流推理小説家の皆様と共に、極上のミステリー・エンターテインメント・ドラマを作り上げました。
万華鏡のように毎話、姿を変えていきます。1話1話が上質な謎解きミステリーであり、そして、謎を解けば解くほど、また新しい謎が生まれていく…更に、最終回までに、気鋭の新人俳優から名優・名女優、総勢75名以上の俳優が出演します。毎週の展開が待ち遠しくなる、そんなドラマになっています。
広瀬すずさん、櫻井翔さんが演じる探偵バディと一緒に、笑って、謎を解いて、楽しい日曜の夜を過ごして頂けたら、と思います。
最後に、ドラマを楽しむキーワードを。「アンナ(広瀬すず)の父親、失踪の謎」「風真(櫻井翔)の過去」「栗田(江口洋介)の思惑」「20年前の事件の真相」、そして、“黒幕は誰?”