漫画一筋で恋愛下手なレンアイ漫画家と“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子、そんな恋に不器用な二人の、笑えて、ほろっとくるハートフルラブコメディー。
主人公・刈部清一郎(鈴木亮平)は、人付き合いが苦手な変わり者の天才漫画家。ある日、弟の忘れ形見を引き取る羽目になり、孤高の生活が乱れていくことに…。一方、夢無し、彼無し、仕事なしのアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)は、初恋の人の葬儀でその兄の清一郎と衝撃の出会いを果たします。「俺のためにレンアイしろ!」と清一郎があいこに出した出したとんでもない仕事の依頼。むちゃぶりのもと、疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、発展しなかったりの悲喜劇を繰り返すあいこ。恋愛を始めることが難しい現代にお送りする、不器用だらけのコミック・ラブストーリー。
もくじ
第1話あらすじ&感想
第1話のあらすじ
久遠あいこ(吉岡里帆)が働く『あかり葬祭』では、若くして亡くなった刈部純(白石隼也)の葬儀が営まれていた。 純は、あいこの高校時代の初恋相手。 あいこは先輩社員から純の忘れ形見の息子、レン(岩田琉聖)の面倒を見るよう指示される。 母親もいないため、レンは突然ひとりになってしまっていたのだ。あいこがレンに挨拶をしていると、黒のパーカーでフードを被った大柄な男がやって来る。 あいこがレンに誰かと尋ねると、伯父だと答えた。純の兄、刈部清一郎(鈴木亮平)だった。 葬儀にそぐわないその風体に、親戚たちは変人にレンが育てられるのか?と呆れている。あいこが、そんな声を聞いているとレンがいなくなった。
高所にいるレンを見つけたあいこは、その姿に純を重ねる。あいこは高校時代に純に何回も告白して交際してもらったことなどをレンに話し、思わず涙目に。 そんなあいこに、レンがハンカチを渡そうと放ると、いつの間にか現れた清一郎がキャッチした。 驚くあいこに、清一郎は「レンアイしろ!」と言い放って詰め寄る。あいこは思わず清一郎を突き飛ばしてしまった。頭を打ってうずくまる清一郎だが…。
清一郎にケガをさせたことが原因で葬儀社を解雇されてしまったあいこ。職探しも難航する中、アパートに戻ると、不審な男がいた。 出版社の向後達也(片岡愛之助)と名乗る男は、あいこに仕事を依頼したいと持ちかけ、ある豪邸に連れて行く。 そこであいこを迎えたのはなんと葬儀場で突き飛ばした男・清一郎だった。清一郎は正体を隠して大ヒット漫画「銀河天使」の連載を続ける人気少女漫画家だという。 その漫画のネタのために疑似恋愛のミッションを依頼されたあいこは…。
第1話の感想:恋愛下手なレンアイ漫画家×崖っぷちアラサー女子のラブコメ、ラスト3分の演出がにくい!
漫画がテーマの作品だけあって、オープニング映像や劇中の演出がところどころ漫画チックでポップでかわいい。
役によって体重や外見も大幅に変えることで有名な鈴木亮平、どちらかというと精悍でスポーツしてそうなイメージの役が多かったように思う。今回の漫画家・刈部清一郎のビジュアルはこれまでの彼の印象とはまた違った印象だなと感じた。基本おでこの一部または全部を見せる髪型が多いが、今回は前髪を全部降ろしているからだろうか。個人的には過去イチ好きなビジュアルかもしれない(お葬式のときのあの格好は不審者でしかないけど)。
対する久遠あいこ役の吉岡里帆、夢なし、彼なし、仕事なしの崖っぷちアラサーという設定だが、ドラマの崖っぷち女子って全然崖っぷちじゃないよね~(はじ恋の深キョンとか)感は否めない。また前クールの「その女、ジルバ」の同条件アラフォー、見た目も変えてきた池脇千鶴の崖っぷち感を観てしまっているので、比べると若いしかわいいし全然大丈夫では? となってしまう。
でも、それはあくまでぱっと見の話。崖っぷち女子ということでもっと悲壮感漂う雰囲気なのかなと思ったが、テンポよくコミカルに話が進むし、あまりイメージがなかったが吉岡里帆のコミカルなお芝居がうまい! 楽しく見ることができた。またちょっとウサギちゃん系困り顔なので、無理難題をふっかけられて困る様子が似合う。
葬儀屋で働くあいこ。職場で遺影となった初恋の人・刈部純(白石隼也)と再会する。これはなかなかきつい。
彼の忘れ形見・レン(岩田琉聖)が一人泣いているのを見つけ、流れで自分が昔純を好きだったこと、5回告白して付き合ってもらえたことなどを話す。そこにやってきた清一郎は突然あいこにせまり(壁ドン)、「レンアイしろ」と迫られ突き飛ばし、怪我をさせてしまう。いや、でも急に黒づくめの190近い男にそんなこと言われたら怖いし無理もないよな……なのにクビになってしまってかわいそう。
あいこは清一郎の担当編集者、向後(片岡愛之助)に執拗に付きまとわれ、断るも清一郎に「君しかいない」と言われ、報酬は100万円と聞いて彼の漫画のため、レンアイする仕事を引き受けることに。恋のターゲットがラグビー好きで、自分は丸の内OLという設定のために特訓するあいこと向後が体育会系ノリで面白い。二人ともコミカル似合う。丸の内OLの着回しが載ったファッション誌を買ってノートに切り貼り、ラグビーのルールは本と元ラガーマンの向後から習う。
決行の日、カフェでターゲットを見つけられず(ってか顔事前に見なかったんかい)時間切れになりそうなあいこを見守る向後(店外で)と清一郎(向後の撮る映像で)。「諦めるな!!」と声掛けする様子はさながらスポーツ観戦のようである。ラグビーのキーホルダーを見せつけすぎだし、よく考えたらカフェの外で盗撮してるおじさん(向後)不審者で通報されてもおかしくなさそう。
時間切れと思われた瞬間、早瀬(竜星涼)と自然に出会うことに成功する。ダメ男ばかりにひっかかってきたあいこ、この男も何か問題があるんじゃ? と思ったが、普通にめちゃくちゃいい人だった。
相手も自分に気があると気づいた瞬間罪悪感が沸き、全部嘘だったと告白してしまうあいこだったが、清一郎に嘘を真実に変えてこい! と言われて寄りを戻し、帰ったら今度は「別れてこい」と言われてええ~! となるのだった。いや、清一郎の情緒……。
清一郎は変人だし口下手で、子供のレン相手にも容赦ない言葉を使う人だが、仕事のためならぎっくり腰の中でも原稿を仕上げる情熱を見せる。またあいこにもレンにも「ここにいたかったら俺の役に立て。俺と対等になれ」と言い戸惑わせるが、ラストでは倒れた自分のことをあいこに連絡したレンに「お前のおかげで原稿が完成できた、対等だ」という言葉をかけていて、彼なりの意味があっての発言なのだとわかる。原稿を手伝ってくれたあいこにありがとうと言えず「あり、あり……」となっているところもかわいい。
対等になるべく清一郎にメンチ切りまくるあいこもよかった。また自分以外の他人に原稿を触らせなかった清一郎があいこに原稿を手伝わせたと聞いたときの向後の表情もいい。
恋の心の動きを言葉で伝え、絵でメモする清一郎がシュール。この二人の間に恋が芽生えるのか、早瀬がどうなるのか……。初回を観てこのドラマの空気感やテンポが好きだなと思ったので、次回がとても楽しみだ。
そしてラスト3分、葬儀の光景に戻る。乱暴にお棺を開けた清一郎だが、必死に弟の死に顔を描いていてやはり変人なのかなと思いきや、絵の上に水滴がぽたぽた落ちる。清一郎は泣いていた。これまで描写がなくてわからなかったが、二人はタイプは全然違うが仲のいい兄弟だったのだ。
そしてあいことレンの会話も結構前から聞いていて、あいこのことを、昔弟が「5回も告白されたら好きになっちゃうよね」と話していた子だと気づいたのだ。回想でその話を聞いた清一郎は当時も絵を描きつつ、笑顔だった。あいこに声をかけたのには理由があったのだ。ここを最後に持ってくる演出がにくいな。清一郎という人をグッと好きになってしまう。
あいこの恋の顛末とともに、清一郎がどんな人なのかを知っていく物語でもあるような気がしている。
–{第2話あらすじ&感想}–
第2話あらすじ&感想
第2話のあらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)に早瀬剛(竜星涼)と別れるよう指示。清一郎が描く漫画のための恋愛ミッションとはいえ、早瀬に本気になりかけているあいこには受け入れがたい。 清一郎とあいこが押し問答をしていると、レン(岩田琉聖)が来て学校に行きたいと話す。行きたいなら行けと言う清一郎に、レンは子供には転校の手続きが出来ないと訴えた。清一郎に意見するレンに、あいこは二人の関係の変化を感じる。すると、レンは清一郎とは対等になったとあいこに告げた。清一郎は仕方なくレンから手続きに必要な書類を受け取るが、この手のことが不得手なため、あいこに押し付ける。
その夜、あいこは二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で向後達也(片岡愛之助)と会い、レンの転校手続きを代行した慰労をされる。そんなあいこのスマホに早瀬からメッセージが…。向後はあいこと早瀬が良い関係になっていると思うが、実は逆。清一郎から「別れろ」と指示されたと話すと、向後は大賛成で設定通りに進めるよう頼む。
翌日、転校初日のレンを迎えに来たものの、やっぱり断ろうとしたあいこだが、清一郎に二日酔いだとばれ、言い負かされてしまう。そして、早瀬と別れる件についても、ミッションは明日までだと聞く耳を持たない清一郎。仕方なくあいこはレンを連れて学校に行く。すると、そこに強烈な個性を放つ女性漫画家・金條可憐(木南晴夏)がやってきて……。
第2話の感想:こんなの清一郎(鈴木亮平)のこと好きになっちゃうよぉ……
せっかくいい感じに&嘘ついていたことを告白してさらに仲が深まった早瀬(竜星涼)と「別れろ」と清一郎(鈴木亮平)に言われてしまったあいこ(吉岡里帆)。そりゃないぜと思いつつ第2話視聴。
こ、これは刈部を好きになっちゃう回だ……!
「僕たち、対等になったんです!」と嬉しそうに言い、清一郎に対して何かしたいと努力するレン(岩田琉聖)がいじらしい。朝食を作ってみたり、コーヒーを入れてみたり……。しかし「朝は食わない」「俺は決まったものしか飲まない」と突っぱねられてしまう。
ただ、部屋に戻ると清一郎も清一郎でレンにそっけなくしてしまったことを気にしてるっぽい。不器用な人よ……。
レンが大事に持っている、亡くなったレンの父で刈部の弟・純とレンの二人を清一郎が描いた絵。橋の上で二人が並んでいるその絵に描かれた場所がどこなのか聞いてみるレンに、清一郎は「丸子橋」だと答える。おそらくここは、回想シーンで若き日の清一郎と純が話していた場所だ。
翌日レンが学校に来ていないと連絡があり、探すあいこ。そこに刈部が現れ、丸子橋に向かう。
丸子橋で川を眺めながら、純のことを思い出すレン。
「いい眺めだろ? ここに来ると悩みなんて鼻くそみたいに小さいと思える。辛くなったときは、ここに連れてけって俺に言え。また一緒に、鼻くそ捨てに来ようぜ」
いいお父さんだったんだなぁ、でも死んじゃったんだなぁ……かなしい。
レンを見つけた清一郎とあいこ。声をかけようとするあいこを制してレンの元に行く清一郎。
「どうして?」と聞くレンに
「来たかったからだ、純が好きな場所に。ここに来るとあいつに会えるような気がする」
この押し付けない感じ、レンのためじゃなくて自分が来たかっただけというスタンスを貫くところに清一郎の人柄が出ている。そしてレンに気を遣ったばかりでもなく本心で、自分も純の死を悼んでいる、同じ気持ちだと伝えているようにも感じる。
「泣け 泣いていい」
やっと泣くレン。これはもらい泣きしてしまった。こんな気持ちになるとは思わなかった。
「約束しろ、ここに一人で来るな 連れて行けと俺に言え 一緒に捨てに来てやる」
「うまかった、コーヒー」
「飲んでくれたんですか!?」
照れ笑いする清一郎。
いやもう、好き〜!!
変人だし不器用だけど根は優しいいい人じゃん。
これからも清一郎のいろんな面があいこやレンとの関わりで引き出されるのかな、楽しみだ!
これ以外にもいろいろと判明する清一郎エピソード。
・鬼瓦の種類にこだわる
・タクシーしか乗らないからバスの乗り方わからない
・別れろと言われて戸惑うあいこに「別れとは別れること離れること離別だ」と言葉の意味教えちゃう
・外に出ると見た目があやしすぎて職質されちゃう
他にもレンがいなくなったと知って部屋に入るあいこに「勝手に人の部屋に入るな」と言ったこと、相手が子どもとか関係なく対等な人間として扱っているのだと伝わってくる。「人の気持ちなんてなぁ、本当のとこは誰にもわからないんだ」というセリフからも、他の人の気持ちに対して真摯な気がして好きだ。
そう考えながらキャラクターたちに心を持たせて描いているからこそ、清一郎(刈部まりあ)の漫画は人に支持されるのかもしれない。向後が話す「彼の作品の根幹には満たされない孤独や飢餓感、劣等感があります」という話も興味深い。
ちなみに「綻びこそがドラマだろう それが面白いんだ」というセリフも言い得て妙。
反抗したものの、清一郎の指示通り早瀬と別れるあいこがつらかった。人目も憚らず大泣きしながら帰るあいこ。かわいそう。まっすぐな人なんだな。
早瀬さん、ずっといい感じの人だったけど、別れを告げられた後のセリフが何となく取ってつけたように感じて「誰?」と思ってしまった。これで本当に終わりなのかなぁ。
契約書は絶対にしろ、あれだけ稼働させておいてお金なしはひどいなと思ってしまった。せめて最低賃金×拘束時間分払うべきではないか。
レンの転校先にアク強すぎな漫画家・可憐(木南晴夏)の姪がいたのも気になる。そして担任の先生(稲葉友)がイケメンだしいい人そう……と思ったら、今度のターゲットは彼らしい。
ギャルになるらしいし、略奪愛らしいし気になる!
–{第3話あらすじ&感想}–
第3話あらすじ&感想
第3話のあらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は久遠あいこ(吉岡里帆)に課す新たなミッションを思いつく。テーマは教師との“禁断の恋”。清一郎はレン(岩田琉聖)の担任、大倉シンゴ(稲葉友)を対象にしろと言うのだ。向後達也(片岡愛之助)も乗り気で、あいこの話を聞こうともしない。そんな時、レンが刈部邸に友達を連れて来たため騒動に。あいこはミッションを断って家を後にする。
あいこが帰ると、住人たちが、アパートに倒壊の危険性があるため早急に立ち退かなければならなくなったと話している。お金も仕事も家も無しに…。あいこがカフェで愚痴っていると、二階堂藤悟(眞栄田郷敦)が自宅の部屋が空いていると提案。あいこはそれは出来ないと断るが、友人はみな頼れそうになく、頼れる家族もいない。おまけに就職活動した会社からの不採用通知も届いた。
翌日、あいこは再び清一郎を訪ね、前回のミッションも漫画の役に立っていると報酬を求める。だが、報酬は全て完遂したらという契約だったと言われてしまう。すると、あいこは、次は契約を“出会い”“デート成功”などミッション別にして、ミッション毎の報酬を提案。断るのかと思いきや、清一郎はあっさり承諾した。早速、清一郎は三者面談ミッションを指示、教師との禁断の恋プロジェクトが始動する!?
あいこは、向後のアドバイスでギャル風な出で立ちで三者面談に挑むことに。大倉の優しさや誠実さに惹かれるあいこ。そんなおり大倉から食事に誘われ…。
第3話の感想:刈部さん(鈴木亮平)、ほぼ萌えキャラじゃん
刈部清一郎(鈴木亮平)に、今度はレンの担任の先生・大倉シンゴ(稲葉友)と恋愛しろと指示されたあいこ(吉岡里帆)。
先生に気に入られるためにギャルになれと言われる。大倉のインスタを見た向後がギャル好きと認定するに至った理由は
「地方愛、仲間感……彼は地方出身の元ヤンです。元ヤンのタイプと言えばギャル」
ご、強引〜!!
ギャルファッションで三者面談に行き、白い目で見られるあいこ。多様性の時代だからと言いくるめられたあいこは「向後のやつ……」と心の中で怒る。
黒髪だしメイク薄いしギャルかと言われると微妙なんだけど、これはこれで似合っててかわいい。前回の丸の内OLといい、吉岡里帆のいろんな姿を見るのもひとつの楽しみになりそう!
そんなあいこに声をかけてきたのがレンの同級生のおばで漫画家の可憐(木南晴夏)。ラストでレンの保護者=刈部まりあに気付きかけてたけど、「刈部まりあ様」って言ってたから憧れなのだろうか。
先生、確かにいい人なんだけど、髪型とかノリとか一昔前感を感じたのは私だけ……? あいこ、前回早瀬と別れてあんなに泣いてたのに結構ノリノリ。切り替え早い・惚れっぽい・妄想族、意外とこの仕事に向いてるかもしれない。
でも毎回うまくいくわけじゃないんだね、なぜか先生はあいこと話したことで彼女との結婚を決意。彼女とともにお礼を言いに来るという……先生の彼女、全然ギャルじゃない件。
清一郎とあいこの関係が気になるな。レンが言ってた一枚だけ女の子を描いた絵があった、というのはもしかしてあいこのことなんだろうか。
今回はレンと一緒に寝ちゃったあいこをうちわで仰ぐ清一郎が良かったな、はじめ風が強くなっちゃったから優しく調整してるところもかわいい。
頭ポンポンも先生より刈部さんのほうが個人的に萌えたし、シロアリ出現で家なしになっちゃったあいこに「うちの奥の部屋がひとつ空いてる」とぎこちなく誘うところがもう愛おしい。不器用で優しい人よ……。もう刈部さん、ほぼ萌えキャラ認定。
次は行きつけのカフェの店長代理、二階堂(眞栄田郷敦)がターゲットに。二階堂の頭ポンポンからの「ばーか」も良かったよね!! でも店員の由奈(小西桜子)といい感じなのではないのか。次回も気になるな〜。
–{第4話あらすじ&感想}–
第4話あらすじ&感想
第4話のあらすじ
久遠あいこ(吉岡里帆)を居候させることを決めてしまった刈部清一郎(鈴木亮平)だが、向後達也(片岡愛之助)の忠告に、不安を募らせる。数々のルールは決めたもののすでにレン(岩田琉聖)も同居しているため、人付き合いの苦手な清一郎に耐えられるかと向後は心配していた。案の定、生活リズムが乱され、狼狽する清一郎。一方、あいこは刈部邸での生活費を一部分担するにあたり、どれも高級品ばかりだと気づいて戸惑っていた。このままでは支払えない…。背に腹はかえられぬ。清一郎に課せられたミッション“友情から恋愛に変わる過程”を実行するしかないのか…?
二階堂藤悟(眞栄田郷敦)に恋愛ミッションを出来レースのバイトで受けてくれないかと頼むあいこ。だが、前に話したときは乗り気だったのに、なぜか断られてしまう。刈部邸に戻ったあいこは正直に事情を話し、ミッションの変更を頼む。すると、清一郎は“格差レンアイ”を思いついた。社会的地位のある男前の独身貴族とレンアイしろと言うのだ。
カフェで新たなミッションについて向後と話し合った帰り道、何者かにつけられている気配を感じるあいこ。刈部邸に着くと金條可憐(木南晴夏)が麻央(星乃あんな)と訪ねて来ていた!刈部に挨拶したいという可憐。漫画家の刈部まりあの邸宅だろうと執拗に疑う可憐をあいこは何とか交わそうとするが…。
第4話の感想:刈部さん(鈴木亮平)とあいこ(吉岡里帆)、実はお互い好きなのでは疑惑
今回も刈部さん(鈴木亮平)の魅力があふれてしまったな!!
リビングで上裸のところにあいこ(吉岡里帆)と鉢合わせて焦っちゃうのもかわいいし、仕事あざとい女子に扮するあいこと一緒に鏡見ながらあざといポーズするし(漫画のためだが)、レンくんが誕生日と聞いて水族館についてきてくれる。
そして極め付け、水族館であいこが金持ちの男に迫られてるところを助けにきてくれた!! かっこよすぎる!!
あいこが今回の相手にキュンとしないけどこの間の刈部さんのうちわにはキュンとした、私のキュン枯れた? と思っているところ、それってもしかして刈部さんのこと好きなんじゃないの?? とちょっと思ってしまった。
来週二人は恋人のフリをするみたい。何かそっち方面の進展があるのだろうか?
刈部とあいこのやりとり、コントみたい
二人のやり取りがコントのようで面白い。あいこがへりくだりすぎないところもいいんだよな。「目で文句を言うな」「鼻で文句を言うな」のくだりは笑ってしまった。鼻で文句を言うとは。
ぶりっ子演技を練習するあいこを見て
「あいこさん今日は何かのまねをしてるんですか?」「気持ち悪いよな」とレンとやり取りするところも笑う。
バチェラー司会・坂東さんの突然の登場&悪い演技に拍手!
あいこがマッチングアプリで出会ったお金持ち男性・八代として、バチェラー・ジャパンシリーズ司会の坂東工さんが登場。はじめこそスマートで完璧なエスコートをしてくれるものの、水族館で刈部と一緒にいるあいこを見ると態度が豹変。「何で他の男と一緒にいるんだ」「自分は彼女いっぱいいるけど女の子は純潔守ってくれないと駄目」「君なんか顔がかわいいくらいしか価値がない」「僕に失礼な態度を取ったことを謝れ」などと詰め寄ってくる。
坂東さんのイメージが悪くならないか不安になるほどの悪者演技、お見事でした。バチェロレッテくらいしかきちんと見ておらず知らなかったけど、坂東さんは俳優としても多くの作品に出てる方なのですね。
八代は本当に最低だけど、愛がないと言って攻めるあいこに「あいこもあいこで仕事でやってるのでは?」と少し思ってしまった。
あいこに忍び寄る影?
あいこをつける男の姿がチラついていて怖い。早瀬(竜星涼)では? という予測を多く見たけど、本当のところはどうなんだろう。もし早瀬なんだったら、水族館で助けろよとも思うけど(刈部さんに先越されたのかもしれないけど)
他にも気になるポイントが
あいこに仕事で恋愛しないか持ちかけられて断った二階堂、自分でもなぜかわかっていない様子。もしかして、本当にあいこのこと好き? あいこと刈部の仲が深まって落ち込む様子の向後(片岡愛之助)も、もしかして刈部に漫画家と担当という関係以上の感情があるのか? と思ってしまった。
–{第5話あらすじ&感想}–
第5話あらすじ&感想
第5話あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)の家に居候する久遠あいこ(吉岡里帆)が朝食の準備をしていると、インターフォンが鳴る。 レン(岩田琉聖)が応対しようとするが、あまりにしつこい連打に、あいこが制した。あいこは、最近一人で歩いている時に誰かにつけられているような気配を感じていたのだ。あいこが意を決してモニターを覗くと、そこには向後達也(片岡愛之助)が立っている。安堵するあいこだったが、ストーカーを不安がっていた様子を、清一郎にバカにされてしまう。
あいこが玄関を開けると、そこには向後と共に威圧感のある女性がいた…。あいこの姉、緒方るりこ(観月ありさ)だった。るりこはあいこに会うためにアパートに行ったら取り壊されていたため、そこで出くわした男から情報を聞き出し、ここまで連れてきてもらったという。
リビングに通されたるりこは、いきなりあいこに清一郎と結婚する意思があるのか確認し始めた。「同じ屋根の下で同棲、イコール結婚」という厳格な考えを持つるりこ。幼いころから母親代わりとなって面倒を見てきてくれたるりこに心配をかけまいと、あいこが返答に窮していると、向後が清一郎ともども廊下から呼び出した。清一郎のことをあいこの恋人だと思い込んでいるるりこに対し、向後が二人に提案したのは、清一郎とあいこの疑似恋愛。それも、すべては『銀河天使』のネタのため、だという。向後のまさかの提案に呆れる清一郎だったが…。
第5話感想:刈部(鈴木亮平)のさわやかな笑顔と「ハグの練習」にキュンです
恋人を演じる刈部とあいこにキュン。鈴木亮平の演技力がすごすぎる
あいこ(吉岡里帆)の姉・るりこ(観月ありさ)の急な来襲により、恋人のふりをすることになったあいこと刈部(鈴木亮平)。はじめはかなり難航してたけど、ありこに「銀天のサカイを演じればいい」と言われてからの人の変わりようがすごい。物腰柔らか笑顔が素敵な人になっていて「誰??」ってなった。でもとてもいい。この豹変力、さすが鈴木亮平。ちなみに筆者はちょうど映画『孤狼の血2』の試写を観たところで、どの鈴木亮平も違いすぎて混乱している。演技だけでなく顔つきから違うって何なのすごい。
練習時にいつになく主導権を握って生き生きしているあいこも良かった。刈部といる時がいちばん飾らず自然体な気がする(そもそも演じている状態で会ってる人も多いので何とも言えないけど)。
酔ったあいこに外でデートしてきなさいと言われて出た外で、るりこは苦労してるから安心させたいと話すあいこを見て抱きしめてしまう刈部が良かった……! 「ハグの練習」と言い訳してたけど、あいこの話を聞きながらちょっと涙目になっていたようにも見えるし、人の気持ちを思いやれる優しい人なんだな。
一方のるりこは向後にあいこは子どもの頃から聞き分けがよすぎて人に甘えられないこと、祖母も母も亡くなってもう自分しかいないことを話していて、お互い想い合ってるいい姉妹だ。るりこも旦那さんを早くに亡くして苦労しているけど、自分ではなく相手を苦労してると話してる、自分のことより人のことなところが似てる。るりこの「相手が亡くなって初めて人生の相方だって気づいた」というのが切ない。そういうものなんだろうか。
酔ったるりこの「お盛んなカップルの部屋でなんて寝れないわ」という言葉を聞いたレンに「お盛んって何ですか?」と聞かれて「元気ってことかな!」とあいこが言ったところ、笑ってしまった。
実ははじめのほうで嘘に気づきつつ、騙されたふりをしてくれていたるりこ。「人生の相方は見つけるものじゃなくて、一緒にいるうちになってるもの」という名言、深い。
「あいこを甘えさせてくれてありがとう。そんな男の人は初めてだわ」と言って帰っていった。
二人の仲を深めるために酔ったふりして外デートに行かせたりしたんだろうか。さすがすぎる。
メモリーちゃん(うさぎ)、かわいい
刈部家で飼っているメモリーちゃん、今回は泥酔したるりこに抱っこされたり、一緒にベッドに連れていかれたり、夜中起きたるりこにトイレに連れていかれたりと大活躍(?)。演じているうさぎさんのストレスにならないかちょっと気になりつつ、メモリーちゃんのかわいさを堪能できて大変よかった。真っ白でかわいい。
その他の気になるポイント
「純がいなくなって気づいた、銀天に出てくる男はみんなどこか純に似てる」という刈部さん。弟のこと好きだったし、どこかで憧れてた気持ちがあったんだろうか。純は清一郎のコンプレックスの原因になったかもしれないけど、仲が良かったというのがすてき。昔絵に描いた女の子はやっぱりあいこなのかな。
るりこを刈部まりあだと思う可憐。ここ数話漏れ出ちゃってたけど多分めっちゃ刈部まりあのファンなんだよね。思い込み激しすぎるけどかわいいな。
前回あいこの後をつけてたのはやっぱり早瀬だった。なんかヤバい感じになってしまってる……あんなにさわやかイケメンだったのに。元はといえば彼は被害者なのでかわいそうなんだけど、純粋な人ほどやばいのかもしれない。今後もよくない動きをしそうで心配だ。
二階堂、やっぱりあいこのこと好きだよね。一人ストーカー化してるけど、刈部に二階堂に早瀬、普通にモテているのでは? 次回は二階堂も恋の輪に参戦してきそうだし、どうなるのか気になるところ。
–{第6話あらすじ&感想}–
第6話あらすじ&感想
第6話あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)を慰めるためにハグしたのだが、その瞬間を思い出しては困惑していた。二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店では、あいこもついハグの瞬間を思い浮かべていた。そのハグを目撃してしまった二階堂と伊藤由奈(小西桜子)もなんだか複雑な思いに…。一方、レン(岩田琉聖)は父の遺品にあった女子高生の絵を清一郎に見せる。レンは清一郎が描いた女子高生があいこではないかと思ったのだ。しかし、清一郎は否定する。
あいこが店を出ようとすると、由奈が体調を崩す。あいこは心配する二階堂の様子で二人の関係に気づいた。そして、自分が店番をするので由奈を病院に連れて行くよう二階堂を促す。店に戻った二階堂は、由奈が2,3日の入院が必要と診断されたので、その間、店の手伝いをして欲しいとあいこに頼む。あいこから話を聞いたレンは夕食を一緒に食べられないと寂しがるが、清一郎は…。
『銀天』の最新ネームにハグ・シーンが描かれているのを見て、そのリアルさに、実際にあいことハグしたのではないかと疑っていた向後達也(片岡愛之助)。二階堂の店を尋ねると、そこに早瀬剛(竜星涼)や金條可憐(木南晴夏)もやってきた。早瀬と可憐がいつの間にか繋がっていると知り、焦る向後。そんなおり、出前の注文が入り、あいこが出ることに。珈琲一杯という奇妙な注文。なんとそれは清一郎からで…。
第6話感想:刈部(鈴木亮平)もあいこ(吉岡里帆)もはやく自分に気持ちに気づけばいいのに。登場人物の行動にモヤっと回
刈部とあいこ、早くくっつけばいいのに
刈部もあいこも自分の気持ちに鈍感すぎるし意地っ張りでもどかしい。外から見たらどう見てもお互い好きなのに。あいこが刈部の寝顔を見て「かわいい」というシーンでもう確定じゃん……。あいこが二階堂(眞栄田郷敦)の店のピンチヒッターで手伝うことになり、帰りが遅いとやきもきする刈部もかわいい(そしてチューハイ飲んだ瞬間に寝てこの状況に)。
二階堂はやはりあいこが好きで、刈部に挑戦的な発言をするし、とうとう今回ラストでキスしてしまった。由奈(小西桜子)はヘルプに入ってくれたあいこに敵意むき出しだし、来週またひと悶着ありそうだ。
登場人物たちの行動にモヤモヤ
今回は、「それはどうなの」という行動が気になってしまった回だった。
いちばん無理だなと感じたのが可憐(木南晴夏)。刈部まりあの正体を突き止めたいからって、人の家に押しかけて、あそこまで困ると言っている子どもを騙して家に入るなんて。さらに仕事部屋に無断で立ち入り物を持ち去るなんて、犯罪ではないか。いくらまりあのファンだからといってやっていいことではない。
また、人を仕事部屋に入れたレンに対し「出ていけ」と言った刈部は確かに大人げないかもしれない。だが刈部に意見するのはまだしも、写真の女の人についてかなり立ち入った聞き方をしたのはちょっとどうなんだろうと思った。家族じゃないと言われてショックを受けているけど、これは刈部ばかりが悪いわけでもないなぁ。
謎すぎる早瀬
とうとう身を隠さなくなってきた早瀬(竜星涼)、はじめは素敵だったのに何なんだこの人は……。向後(片岡愛之助)に仕事の真相を聞いても怒らず光栄ですと言っていて、確かに気がいい人なのかもしれないけど不思議すぎる。
美波という女性(回想に出てきた女の人、レンの母親……?)から電話がかかってきて、ちょっとぐちゃぐちゃな感じで終わったけど、次回はどうなる?? なんか予告観たらあいこが刈部にバックハグしてるし可憐は出しゃばってるし美波を演じてるのが誰なのかわからなくて気になりすぎる……!
–{第7話あらすじ&感想}–
第7話あらすじ&感想
第7話あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は悔やんでいた。仕事部屋に金條可憐(木南晴夏)と入ったレン(岩田琉聖)に思わず「出て行け!」と怒鳴ってしまったこと。さらに、久遠あいこ(吉岡里帆)に「これは家族の問題だ」と、突き放したことも。レンが、写真に写る女子高生を母親ではないかと疑っており、清一郎は動揺してまったのだ。そして、何より気がかりだったのは、突然かかってきた電話だった。美波と名乗るその女が、訪ねてくると告げていた。
朝、清一郎はあいこに謝る。また、レンに学校帰りにあいこのバイト先で夕食を食べて来るよう伝える。家を出て行かなくて良いと知り、喜ぶレン。
バイトに向かったあいこは、昨日の二階堂藤悟(眞栄田郷敦)からの突然のキスに戸惑いを隠せずにいた。何事もなかったように大人対応しようと決意するあいこだったが、二階堂の様子は明らかにギクシャクで…。
一方、向後達也(片岡愛之助)は編集長から『銀河天使』の日本漫画大賞ノミネートを命令された。賞レースを毛嫌いしている清一郎。向後は困窮する。
夕方、刈部宅のインターフォンが鳴る。身構える清一郎だが、可憐だった。刈部まりあの正体を知ったという可憐は、一方的に『銀天』への熱い思いを語り、「私がまりあ先生をお守りします!」」と言い出す。そこへ新たな来訪者が。居留守を使おうと焦る清一郎にトラブルを察した可憐は、自分が応対すると玄関へ。そこには花束を抱えた美波がいた…。
第7話感想:あいこ(吉岡里帆)の告白、かっこよかった。美波(内田理央)は地雷女の予感しかしない
ついに…! あいこ(吉岡里帆)、刈部清一郎(鈴木亮平)に告白!!
美波(内田理央)のことで酔っ払い、「本当にみんな純が好きだよな。ガキの頃から純が好き……」と毒づく刈部を後ろから抱きしめて「愛です」と言ったあいこ。
翌朝、「愛」という字を辞書で引き(プッチモニみたいだな)眠れなかった様子の刈部に「ドアを開けないでいいので聞いてください」とドアを隔てて背中合わせで話し、
「私、もう疑似恋愛したくないです。本当の恋愛がしたいです。刈部さんと」
きちんと伝えててかっこいい。
次回どうなるんだろう、多分刈部さんもあいこのこと好きなので、気持ちに気づいて正直になってほしいな……。
まりあ様(清一郎)に忠誠を誓う可憐(木南晴夏)
前回強引に刈部宅に入り込んだ可憐、かなりドン引きだったけど、
「まりあ様は私にとって神、銀天は聖書なんです。神に姿形は関係ありません、ショックを受けた私が愚かでした」
「まりあ様は私がお守りします」
かなりいっちゃってるけど、ものすごく好きなものがある気持ちはわかるので、ちょっと感動してしまった。
早速やってきた美波(内田理央)に対し、恋人のふりで対応する可憐。頭の回転早いし、かなりのなりきりっぷりだ。
ナチュラルボーンかまってちゃん、美波
美波は可憐の言う通り、やっかいな構ってちゃんのようだ。美波が刈部に迫るシーン、恐ろしい。いるよいるいるこういう女、身勝手にまわりを振り回しておいて弱さ出してくる感じ~! でも男性ってこういう女性に弱いよね!!! と思いながら見ていた、これは恐ろしい。
弟・純も出てくるので下の名前にするが、清一郎の回想によると、もともとは純が美波に「兄貴が好きみたいだから」と清一郎と親しくするように頼んだが、美波は純が好きで役に立ちたかっただけだった。このことから、清一郎は恋愛にコンプレックスを持つようになったと推測される。
「清ちゃんごめんね」と言ってくる美波に腹立つし、そもそも純もひどい。純は単に兄を思う気持ちでやったことだけど、好きな人が誰かに頼まれて自分と仲良くしてくれたらほとんどの人は傷つくと思う。それが残酷なことだとわからなかったのだろう。
清一郎は「君は俺に好意を持っているように感じていた」と言ったものの、真相を聞いた後は「三人で幸せになれよ」と声をかけたし、あいこにも「俺のためにしたことだった」「あいつには何をされても憎めないよなぁ」と言っていた。清一郎は本当に優しい人だなと思ったし、実際純はひどいところもあるけど、悪気もないし憎めない魅力がある人だったのだろう。
二階堂(眞栄田郷敦)とのその後
前回の二階堂のキス「年下だし、あんなの挨拶かもしれないし、忘れよう」と普通に接することにするあいこ。気にしまくってる二階堂、ちょっとかわいそう。早瀬(竜星涼)がやってきて大声で二階堂とあいこがキスしてたこと言っちゃうし(デリカシーないんか)、そこに二階堂の彼女の由奈(小西桜子)が帰ってきてあいこに敵意向けてくるしで地獄。帰ることにしたら家には美波(と可憐)がいるしで心が休まらない。
ラスト、美波が一人でいるレン(岩田琉聖)に声をかけている。何をする気なの? 純が美波をレンの母親と認めていなかったから亡くなったことにしたと清一郎は言っていたし、今回出てきたエピソードだけでも身勝手な人物なのだということはわかる。被害が少ないことを祈るばかり……!
–{第8話あらすじ&感想}–
第8話あらすじ&感想
第8話あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)の告白に激しく動揺していた。なぜ彼女が自分に恋愛感情を抱いたのか理解できず、悶々としてしまう。あいこも、普段通りに振る舞おうとするが、とうてい平静ではいられなかった。
一方、向後達也(片岡愛之助)は『銀河天使』を日本漫画大賞にノミネートした事を、いつ清一郎に伝えようか悩んでいた。向後の様子を見ていた二階堂藤悟(眞栄田郷敦)は、清一郎が『銀河天使』の作者だと気付く。また、二階堂は別れたばかりの元カノ伊藤由奈(小西桜子)とは、気まずい雰囲気のままだったが、由奈は店を辞めず働き続けるという。
刈部家へ向かった向後はレン(岩田琉聖)を見つけた。その隣には清一郎の古くからの友人という秋山美波(内田理央)の姿が…。レンと一緒に再び家にやってきた美波に目を見開く清一郎。レンが自分の部屋に行ったところで、美波がレンに母親だと伝えてないことを確認する。事情を知らない向後は、緊迫した空気の二人に戸惑うも、あいこにリビングから連れ出される。
美波は離婚してから一度もレンに会いたがらなかったではないか、と問い詰める清一郎。美波は、それは父親の純が望まなかったからだと言い訳し、今ならレンと暮らせる気がする、清一郎と三人なら、と言い出す。あいこから事情を聞いた向後は、清一郎の危機を察知、美波を追い返す作戦に出るというが…。
第8話感想:清一郎(鈴木亮平)、やるじゃん……
刈部清一郎(鈴木亮平)に告白したあいこ(吉岡里帆)。
だが清一郎は好きになられる筋合いがないと混乱し、あいこは言わなきゃよかったと後悔する。
そんなところにかまってちゃん、美波(内田理央)が再訪。
レン(岩田琉聖)と一緒に歩いているところを向後(片岡愛之助)が発見したのだ。向後、ファインプレー! 美波は清一郎と3人なら頑張れそう、家族になれそう、「清ちゃんと青春をやり直したい」などと言い出す。み、身勝手~!! 身勝手に清一郎を傷つけておきながら、何という厚かましさ。
向後の提案でみんなで食事に行った後、美波はわざとあいこだけにレンのためには自分と向後と暮らしたほうがいいと思うと言いけん制する。
レンにも清一郎にも振られる美波
翌日レンと一緒に出かけようと言い出す美波を、あいこはもう止められなかった。
だが、レンは可憐(木南晴夏)の姪・麻央(星乃あんな)にお礼のプレゼントをしたく、選ぶのを付き合ってほしいだけだった。自分が母親で、一緒に暮らそうとも伝えたが「うちにはあいこさんがいるからごめんなさい」と断られたという。レンくん、素晴らしすぎる。
お礼のプレゼントを渡されほっぺーにチューする麻央ちゃん、大人……!
清一郎もまた、美波に気持ちを伝える。
「君は僕の初恋の人だ。封印した気持ちが戻るような気がして会うのが怖かった」
「厄介で面倒な人だな、放っておけない。だから、君には俺がいなくても大丈夫だ」
「手を差し伸べてくれる男がすぐ現れる。それは俺じゃない」
い、いいぞ清一郎~!!!
清一郎の回想が切ない。両親を同時に亡くしていたのか。そして弟の純も早く亡くなってしまうなんて、かなり孤独。昔の清一郎役(松大航也)、今の誠一郎と横顔が似てるんだよな。ナイス配役。
早瀬「ストーカーじゃないです。見守ってるだけです」
二階堂(眞栄田郷敦)の喫茶店、登場人物たちのたまり場になりつつあるな……。
可憐とお茶しながら「刈部くんは僕の人生を変えた人、すごいなんて言葉じゃ表せない」という向後、相変わらず信仰があつい。清一郎と美波がくっついた妄想が面白い。ダイナミックかくれんぼかよ。
刈部宅を訪ねてきた可憐に「あなた、まだあいこさんのストーカーしてたの?」と聞かれる早瀬(竜星涼)ストーカーではなく見守っているだけだと主張するが、ストーカーする人の思考回路って多分そんな感じなのでは……? 怖い。まあ可憐も少し前まで似たようなものだったけど……。
ところで早瀬っていつもいつでも刈部の家の前やあいこのそばにいる気がするけど、ちゃんと仕事してるのかな。いい会社に勤めてるんじゃなかったっけ、大丈夫なのだろうか。
由奈と別れた二階堂(遅くね?)あいこに告白
自分の気持ちに嘘はつけないと、由奈(小西桜子)と別れあいこに告白する二階堂。だが、あいこは自分は清一郎が好きで、彼は他の人とうまくいきそうだが人生の相方になれなくても好きなんだ、と断る。くう、あいこは本当にいい女だな……!
だいたい二階堂はそもそも付き合ってる人がいながらキスしてきたりして中途半端なんだよ!!
あいこにはあんまりあいてにされてないけど、由奈がかなりかわいそうな気が。
清一郎さんステキ……
二階堂と別れたあいこ、帰る場所がないなと考えていると、やってきたのは清一郎だった。
「解禁しようと思う」
と、遠回し~!
「よかったですね、私、明日にでも出て行きます」
「何を言ってるんだ。相手は君だ」
呆然とするあいこにいたたまれなくなった清一郎、あーもう! とキスする。
!!?!!??????
せ、清一郎さんやるじゃん……!!!
その後の回想もいい。
「レンアイできない人間だと思っていた。純と美波を言い訳にそう思い込んでいただけだった」
「俺の目を覚ましてくれたのは……」
あいこ、王子様じゃん(?)
しかし、清一郎の姿がSNSに写真付きで流されてしまう。誰じゃこんなことしたのは……予告を見るにあの人かなと思うけど、実際はどうなんだろう。展開が気になる。
–{第9話あらすじ&感想}–
第9話あらすじ&感想
第9話あらすじ
刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)のキスを目撃してしまった早瀬剛(竜星涼)は衝撃を隠せないでいた。二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で、向後達也(片岡愛之助)と金條可憐(木南晴夏)に報告する早瀬。あの二人がキス、それも清一郎から、ということに驚く一同。レン(岩田琉聖)も聞いていた。
刈部家の食卓では清一郎とあいこが互いを意識しすぎて、ぎこちない。そんな二人に「お付き合いしてるんですか」と単刀直入に聞くレン。慌てて誤魔化す二人。清一郎はレンに説明しようと思うが、そもそも「付き合う」とはどういう意味なのか、堂々巡りの思考に陥ってしまう。結局、清一郎がなんとかできたことは、あいこに今描いている原稿を書き上げたら「食事に行かないか」と尋ねることだった。
一方、編集部に戻った向後は、SNSで『銀天』をエゴサしていると『銀天』が炎上騒ぎになっていた!「悲報、刈部まりあはおっさん」など、清一郎の画像つきで拡散されている。動揺する向後。炎上騒動を知った可憐と早瀬は刈部家へ行き、あいこに事情を話す。 その頃、向後は山田編集長(林和義)と炎上への対策を検討していた。そこへ『銀天』が日本漫画大賞を獲得したと連絡が入る。清一郎に黙って応募してしまった上、この炎上騒動、賞は辞退するしかないという向後だったが、編集長から「炎上を逆手にとれ」と言われてしまい…。
第9話感想:「意味は私たちで作りませんか」のキス、最高だった!裏ヒロイン向後(片岡愛之助)回
ついに心が通じた清一郎(鈴木亮平)とあいこ(吉岡里帆)。
清一郎は「付き合う」を辞書で引き、さらに「交際」を調べ堂々巡りにおちいったりしたものの、仕事が終わったら食事に行こうとあいこを食事に誘うことに成功し、廊下で一人ガッツポーズを決めていて大変かわいい。ときめいているあいこもかわいい。なんてかわいい二人なんだ。
だが幸せもつかの間、清一郎の写真を載せ「刈部まりあは実は男」という内容がSNSに投稿され、あっという間に拡散されてしまう。向後(片岡愛之助)は清一郎に言うか迷うが言い出せず、あいこや可憐はネットを見ない清一郎にバレないうちに騒ぎがおさまってくれることを願うが、なぜか自宅の情報まで公開されて野次馬が押し寄せる。一般人の民度低くない……?
外に出た清一郎は好奇の目にさらされ、質問攻めにあい無許可で写真を撮られ、大事な単行本がボロボロになって地面に落ちているのを拾いショックを受ける。向後にも帰れと言い、なんとか励まそうとしたあいこにも怒鳴ってしまう。
女性だと思っていた少女漫画家が男だったというだけで、こんなにネガティブな声が集まるのだろうか。私は読んでいる漫画の作者が実は思っている性別ではなかったと知って否定的な気持ちになったことはないので、あまりの炎上っぷりにびっくりしてしまった。
清一郎のとの出会いを思い出す向後。本当は少女漫画の担当になったことを不服に思ってやる気がなかったこと、でも持ち込みしにきた清一郎の漫画を読んで感動したこと。読者に合わせて内容を変えようという提案を拒否した刈部に納得したこと……
「あの日から刈部くんとの大恋愛が始まった」
向後さん、やはり恋に近い感情だったんだなぁ。いや、実際に向後さんが清一郎のことを恋愛的な意味で好きなのかはわからないけど、編集者が作家や作品に大恋愛するような気持ちを持って名作が生まれたということに感動した。実際に漫画や映画やドラマや小説や書籍は、そういった情熱によって生まれたものも多いのかもしれないし、理想的な創作のあり方だと思った。
再び清一郎の家にきた向後の言葉がよかった。
「刈部くんが落ち込んでるのって、正体がばれたからじゃないよね。作品を愛してくれてると思っている読者に裏切られたと思っているか。違う。僕も最初はショックだった。でもわかったんだ。それは違うって」
「ガーガーガーガー言ってる奴はただの野次馬。ろくに読んでもない馬鹿ばっか、」
「いいものはいい、作品はそれがすべてだ。そんなことわからないような奴は相手にする価値もない、クソ食らえだ!」
ドア越しで聞きながら涙する清一郎。向後さんよく言った、素晴らしい……。
SNSに情報を載せたのは由奈だった。こんなことになると思わなくてと謝るが、今さら謝っても意味ないし想像できなかったのかよ……。いつになく厳しい言葉をかけるあいこ、当然だ。
責任を感じて謝りに行く二階堂(眞栄田郷敦)。いや由奈も一緒に謝りに来いよ。あいこのことを伝えたのはナイスアシストではあるけど……。
日本漫画大賞、向後は辞退するつもりだったが、清一郎はやってきた。
読者や周りの人への感謝を述べ、謹んで賞を受けると話し、あたたかい拍手を受ける。
あいこに付き合うの意味を調べたことを伝えて混乱する清一郎にキスして「意味は私たちで作りませんか」っていうあいこ、最高かっこいい。そしてそう言われたときの清一郎の笑顔、とてもよかった。今期一番キュンキュンさせてくれるドラマかもしれない。
早瀬(竜星涼)、ヤバいストーカーだと思ってたけど度を超えたことはしないしあいこの恋愛も邪魔せずに見守るし、今回は犯人特定のためにいい動きをしていて素晴らしい。もしかしたら早瀬と可憐くっついたりするかなと前回までは半ば冗談で考えていたが、これ、あるかもな……。
–{第10話あらすじ&感想}–
第10話あらすじ&感想
第10話あらすじ
ついに、付き合うことになった刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)。レンアイは自分とは無関係と思っていた清一郎は、仕事部屋にあいこを入れてしまう心の変化に戸惑う。だが、幸せを感じていた。
朝食で、レン(岩田琉聖)から再就職の面接先を聞かれたあいこは編集プロダクションだと答える。清一郎と向後達也(片岡愛之助)を見ていて興味を持ったのだ。さらにレンが清一郎の仕事の手伝いは終わったのかと聞くと、その契約は終了したという。
そんな中、金條可憐(木南晴夏)と早瀬剛(竜星涼)が訪ねて来る。可憐は日本漫画大賞受賞のお祝いと、二人のレンアイが始まった記念だと花束を渡す。また、早瀬は、あいこのストーカーを卒業したようだった。
可憐たちが帰ると、清一郎はあいこに面接後の予定を尋ねた。午前中にネームを上げるので、保留となっていた食事に行こう、と。すると、あいこは遊園地デートを逆提案。あたふたする清一郎と嬉しそうなあいこ。そんな二人の様子をレンも微笑ましく見ていた。
向後は読者アンケートで『銀河天使』が追い詰められていることが気になっていた。最近の『銀天』のクオリティにも不安が…。
一方、あいことデートする清一郎。至福の二人。だが、清一郎はネームを仕上げられずにいた。「まっとうな幸せは才能をダメにする」という呪いと直面する清一郎。そして、初めて原稿を落としてしまう…。
第10話感想:やっと結ばれたのになぜこんなことに…次回予告の鈴木亮平、誰??
やっと、やっと結ばれたのにこんなことになってしまうなんて……。
ついに付き合うことになった清一郎(鈴木亮平)とあいこ(吉岡里帆)。
冒頭はかなり幸せそう。寝ているあいこを見守ったり、ふたりでうさぎを愛でたり、清一郎の笑顔がほほえましい。遊園地デートは超幸せそうでよかった。レンも二人のことを知って
だが、清一郎は漫画が描けなくなってしまった。ネームが書けず、ついに初めて原稿を落としてしまう。さらに、倒れて入院してしまった。
家にやってきた可憐は
「あなたは悪くない。でも、あなたのせいよ」
「あいこさん、まりあ先生を返してちょうだい」と伝える。
冒頭では二人のお付き合いを祝福して花束を持ってきてくれたのに……。
可憐は銀天のファンであり刈部まりあの信者であり、同じ漫画家としての苦しみを知る同業者でもある。漫画家として取り返しのつかない状況になってほしくなく、真剣な言葉なのだと思う。
ただ、あいこの性格的にそれを言ったら出て行ってしまうことは明白であり、第三者がそこまで言うべきなのかという疑問もある。あいこはやはり出て行ってしまった。普段わがままを言わないレンが必死に止めたがだめだった。あいこの誕生日のために描いた絵には、笑っている3人の姿があった。あいこが残した手紙を読む清一郎。別れを選ばずにこの状況を乗り越える方法は見つけられなかったのだろうか……悲しい。別の場所でそれぞれ泣く二人がつらい。泣いた後、意を決した表情であいこが向かった先はどこなのだろう。
「刈部先生を支えてください」という向後さんもよかった。愛……。
ところでストーカーを卒業して暇になった早瀬さん、可憐の家の犬の散歩させたり他にも手伝いをしているらしいが、丸の内の企業はどうしたんだ? 無職なのか……?
そして、次回予告の清一郎、誰??? 別人すぎる。
–{第11話あらすじ&感想}–
第11話あらすじ&感想
第11話あらすじ
「まともな幸せは作家をダメにするのか…?」久遠あいこ(吉岡里帆)と初めてのレンアイを始めたものの、全く漫画を描き進めることができなくなってしまい、苦悶に苛まれ、倒れてしまった刈部清一郎(鈴木亮平)。責任を感じたあいこはついに刈部家を後にする…。
あいこを失った失意と喪失感の中、ペンを握った漫画家・刈部まりあこと清一郎は、振り絞るように原稿を描き上げた。ギリギリ印刷所の入稿が間に合い、2回続けて原稿を落とすことは免れる。入魂の神回となった令和編ラストを仕上げることができ、憑き物が落ちたようになった清一郎は、向後達也(片岡愛之助)に、再開未定の『銀天』休載を正式に申し出たのだった。
それから1年が経過…。未だにあいこの居所は行方知れずだった。レン(岩田琉聖)との二人暮らしもすっかり板についた清一郎だが、その姿は全くの別人に…。キラッキラのリア充パリピ化した清一郎のあまりの豹変ぶりに驚きを隠せない向後や金條可憐(木南晴夏)だったが、なぜ、どうやって変身したのか、その真相は謎に包まれていた…。
第11話感想
「これは誰なの???」とわかっていつつも10回くらい思ってしまった冒頭シーン。あいことの別れから1年ほど経ったころ、清一郎(鈴木亮平)は毎朝ランニングし、デイトレと筋トレに精を出し、スーツを着こなし、男女ともに社交的にさわやかな笑顔で交流し、異業種交流会(と言う名のほぼ合コン)に興じるという、以前の彼からはおよそ想像できないパリピな生活を送っていた。そしてこれらをルーティン動画として紹介している。向後を手作りクッキーと厳選した豆を使ったコーヒーでもてなす。っていうか誰? 観るドラマ間違えた? と思うほどの変貌ぶり。最終回だというのにどうなるんだこのドラマは。早瀬(竜星涼)と二階堂(眞栄田郷敦)も一緒にパリピな生活をしてるし。どうやら、二階堂にランニング、早瀬に異業種交流を教えてほしいと清一郎本人が頼み込んだらしい。
一方あいこは、フリーの漫画編集者として活動、なんと可憐(木南晴夏)の担当編集者になっていた。未経験からいきなりフリーで売れっ子(可憐さんの作品は刈部さんの銀天の次に人気という話が初回にあったはず)の漫画家の担当になれるものだろうか? という疑問はあるが、漠然と持っていた夢を形にしていた。
ある日、あいこが取材に訪れたのはなんと清一郎が異業種交流会でよく出入りしているクラブ(ラウンジ?)。可憐も知らなかったのだが、取材する予定の合コンは清一郎が参加しているものだった。現場を見に来た可憐と心配して様子をみにきた向後(片岡愛之助)も居合わせ、図らずも大集合となってしまう。
清一郎がいることを知り帰ろうとするあいこだが、「いいじゃないか、せっかくだから一緒に楽しもう」と笑顔で止める清一郎。パリピになった清一郎をあいこは複雑な気持ちで見守る。ところで二階堂がなぜかあいこではなく由奈(小西桜子)に未練がある流れになってるのはなぜなんだ。
大声であいこに話しかけて可憐と向後に「あのバカ……」と言われ、可憐に空気が読めないと言われても何のことかわからない早瀬、ほんとにド天然。
階段でたまたま鉢合わせた清一郎とあいこは久しぶりに会話するが、笑顔を浮かべる清一郎は自分の話はせず、「描かないんですか、漫画」と聞いても「君には関係ない」と去って行ってしまう。
飲みすぎて酔いつぶれてしまったあいこをおぶって帰ってくれたのは清一郎だった。漫画を描かなくなった彼にもどかしさを感じ、たまらず口論になってしまい、家に戻って落ち込む。
「今の刈部さんは逃走中の犯人みたい。中身が空っぽの着ぐるみ。とっとと目を覚まして人間に戻ってください!」
そう言われた清一郎は、留守にするという置き手紙を残して姿をくらます。
以前の黒フード姿で船に乗り、どこかへ向かうのだった。見た目的にはこちらのほうが逃走中の犯人のようだな……。
可憐の許可を取ったという向後に指定の場所へ行くように言われたあいこはとある港にいた。そこにやってきたのは船に乗った刈部。いや展開がよくわからん。
「依頼人は向後さんじゃない、俺だ」
清一郎は自分が天才ゆえにひとつのことに集中してしまい24時間漫画のことだけ考えて生きてきたこと、恋愛したことによってそのルーティーンが崩れ描けなくなったと仮定して、自分に漫画のことを考えないようにすることを課した。だが気が付くと漫画のことを考えてしまうため、さまざまなことに手を出して考える時間を作らないようにしていたのだ。
そうして漫画以外のことを考える時間が増え両立ができるようになったが、漫画は描けなかった。これまでは漫画を描くことで社会とつながっていたが、苦痛でも漫画以外に社会との接点を持てるようになり、自分が漫画を描く意味を見出せなくなってしまったのだった。
でも、あいこと再会してどうしようもなく漫画を描きたくなり、銀天の新作を描き上げたという。漫画にはあいことの思い出が詰まっていて、あいこいわく最高だった。
「これから君と恋愛して、漫画を描いて、そういう人生を生きていきたい」
「刈部さんと恋愛出来る日が来たら、漫画の邪魔をしない私でいたかったから」
最高か……。気づくとあいこの胸には昨年の誕生日に渡せなかったネックレスが。レンがごみ箱に捨ててあるのを見つけて大事に取っておいてくれたのだ。
今日があいこの誕生日だと思い出し、せっかく伝えるセリフも考えていたのに漫画に夢中で忘れてしまったと取り乱す清一郎。言えないというが、あいこは清一郎の肩を掴み「聞かせろ」と言う。あいこってところどころ男前でかっこいい。
「俺は君のたった1人の人生の相方でいたい」
と伝えた清一郎の頭をあいこが撫で、そんなあいこを清一郎は抱き上げた。
ああ~すてき~~~! この二人の唯一無二の関係もいいし、どちらかがリードするのではなく対等な感じがとても好き。
そして突然のウエディングシーン、結婚したのは早瀬と可憐だった。やっぱりこの二人ありだったな……。可憐さんからプロポーズしたそうです。ところで、二階堂はともかく、可憐の神にあんなことをした由奈が平気で参列してるのが個人的にはどうも腑に落ちませんでした。いや、本人たちがいいならいいんだけどさ!!!
思った以上にたくさん胸キュンさせてもらったドラマでした。あいこもかわいかったし、清一郎も変人だけどキュンポイントの多い人だったし、加えて向後さん、可憐さん、早瀬というアクの強い愛すべき変人たちのスパイスが絶妙で。終わってしまうのはさみしいけど、ハッピーエンドでよかった!!
あと、最終回以外のラストに出てくる実は……という演出がとても生きていたと思います。3か月間楽しませてくれてありがとう、続編が観たいです!
–{『レンアイ漫画家』作品情報}–
『レンアイ漫画家』作品情報
フジテレビの2021年4月スタートの木曜劇場は、鈴木亮平さんが主演を務める『レンアイ漫画家』を放送することが決定しました。鈴木さんが地上波民放連続ドラマの主演を単独で務めるのは今作が初めてとなります。さらに鈴木さんが漫画家役を演じるのも今作が初。王道ラブコメに挑む鈴木さんの新境地にぜひご注目ください。
放送局
フジテレビ系
放送日時
2021年4月8日(木)スタート 毎週木曜22:00~
出演
鈴木亮平
吉岡里帆
眞栄田郷敦
岩田琉聖
小西桜子
白石隼也
松大航也
奥平大兼
竜星涼
木南晴夏
片岡愛之助
原作
山崎紗也夏 『レンアイ漫画家』(講談社モーニングKC刊)
脚本
松田裕子
主題歌
佐藤千亜妃 『カタワレ』(EMI Records)
オープニングテーマ
BiSH 『ZENSHiN ZENREi』(avex trax)
音楽
末廣健一郎
演出
石川淳一 / 小林義則 / 淵上正人
編成企画
佐藤未郷 / 江花松樹
プロデュース
小林 宙
制作
フジテレビ
制作著作
共同テレビ
公式HP
レンアイ漫画家 – フジテレビ
公式Twitter
レンアイ漫画家【公式】さん (@renai_mangaka) / Twitter
公式Instagram
【公式】レンアイ漫画家(@renai_mangaka) • Instagram写真と動画
キャスト/スタッフコメント
鈴木亮平(刈部清一郎役)コメント
『レンアイ漫画家』は。この春で一番ピュアなラブストーリーなんじゃないかと思っています。大人な我々がやるラブストーリーですが、清一郎という役は、やさぐれ可愛いといいますか、やさぐれているくせに、恋愛に関してはものすごくピュアな人間なんです。そんなピュアな人間があいこさんと出会うことでどんどん、ふりまわされていくという、そういうお話しです。 “大人ピュア”な話を家族みなさんで楽しんでいただきたいですし、あいこ(のミッション)を応援していたはずなのに気付くと清一郎との恋路を応援してしまっているような…。途中でいろいろな仕掛けもあって、ストーリー上のサプライズがいっぱい混ぜ込まれているドラマです。僕たちの恋路を応援していただければと思います。
吉岡里帆 (久遠あいこ役)コメント
本当にハートフルで、ただ胸がキュンとするだけではなくて、愛の物語です。そして不器用な大人の2人ですが、なかなか素直になれない2人なんですけど、その不器用さとても愛らしく見ていただけるのではないかなと思います。 そして、レンくんがどうやって家族になっていくのか、というところも多くの方に見守っていただけたら嬉しいです。楽しんでいただけると思いますので、ぜひご覧ください。
原作:山崎紗也夏さんコメント
「主演がまさかの鈴木亮平さんということで、大変感激しました。脚本のテンポが良く、自分の描いた漫画以上の世界観の広がりに驚いています。コロナ禍の中、ドラマチームの皆さんは大変な仕事になっただろうと思いますが、多くの人に楽しんでいただければ幸いです」
佐藤未郷編成企画コメント
<企画意図>
「今作は、偏屈なアーティストと気立ての良い女子が繰り広げるラブストーリーです。さらに、主人公は甥っ子の少年を引き取ることになり、疑似家族のようになっていく…ほっこりホームドラマでもあります。企画が決定したのは、昨年春の緊急事態宣言前、まさにコロナの恐ろしさが徐々に広まっていった頃。日々襲いかかる不安や憂さを思いっきり忘れ、お腹の底から笑って、胸の奥がキュンとなる、楽しいドラマを作りたい、そんな思いで、小林プロデューサーが持ち込んだこの原作をドラマ化しようと決めました」
<鈴木さん起用理由>
「企画が決まって、いの一番にオファーさせていただいたのが、主演の鈴木亮平さんです。唯一無二の存在感、圧倒的な演技力に裏打ちされた抜群のコメディーセンスを持った鈴木さんにぜひ主人公を演じていただきたい、と。鈴木さん演じる刈部清一郎は、偏屈でハイパーセンシティブな天才漫画家。かなり“面倒臭い奴”です。そんな面白キャラなのに、そこはかとなくあふれ出る色気や男もほれるかっこよさ。加えて、清一郎を演じる鈴木さんは女子目線での“かわいい”が渋滞しています。“さすが!”としか言いようがないのですが、ただのツンデレではない主人公像を見事に作り上げていただき、まさにハマリ役だと確信しております。“自分には恋愛も幸せも必要ない、むしろ足かせになる”と漫画一筋で生きてきた清一郎、そんな彼がヒロインと出会ってどう変わっていくのか?…鈴木さんが表情豊かにみせる思い切ったキャラクターアーク(変化)にもご注目ください」
<人生の相方探しの物語>
「この物語で主人公やヒロインが探しているのは、唯一無二の漫才コンビのような“人生の相方”です。ぎこちない関係だった二人が、やがてかけがえのない存在になっていく…。淡い過去にもさかのぼる運命の恋、秘める思いに気づいていくピュアな恋の過程をゆっくり、愚直に描きます。温かい絆に癒されつつ、次から次に待ち受ける怒涛(どとう)のコメディー展開! 親子そろって楽しめる“人生の相方探しの物語”にご期待ください」