昨今のキャンプブームの火付け役の一つといえる、600万部突破の大人気コミックス『ゆるキャン△』の実写ドラマ・シーズン2がついにスタート!
前作に続いて、主人公の志摩リンを演じるのは、福原遥。さらに、各務原なでしこ役の大原優乃、大垣千明役の田辺桃子、犬山あおい役の箭内夢菜、斉藤恵那役の志田彩良らメインキャストが揃って続投し、キャンプを楽しむ女子高生たちのゆる~い等身大の日常を描く。
シーズン2放送前に「ゆるキャン△スペシャル」も放送。シーズン1でクリスマスキャンプを終えたリン(福原遥)たちの年末年始が描かれた。
もくじ
「ゆるキャン△スペシャル」あらすじ&感想
「ゆるキャン△スペシャル」のあらすじ
ソロキャンプが趣味の女子高生、志摩リン(福原遥)は年内最後のソロキャンで静岡に向かい年越しをすることに!
いつも通りビーノで颯爽と走る途中、御前崎へ立ち寄り海を見てテンションが上がるリン。
そして元旦、大垣千明(田辺桃子)、犬山あおい(箭内夢菜)、鳥羽美波(土村芳)は初日の出を見に行くことに。
一方、各務原なでしこ(大原優乃)はバイトに勤しんでいた。
皆それぞれの年末年始を過ごす中、静岡でのんびりキャンプを満喫していたリンにある電話がかかってくる…
「ゆるキャン△スペシャル」の感想
ストーリーはもちろん、ロケ地、カット割り、登場人物の見た目や口調など、徹底的に原作とアニメに寄り添って原作ファン、アニメファンの好評を博した『ゆるキャン△』。
シーズン2が始まる直前に1時間枠のスペシャル版が放映されるのは、ボーナスをもらったようでちょっとお得な気分。スペシャル版でもシーズン1をしっかり踏襲し、安心、安全の「2.5次元ドラマ」が展開されていた。
実写版はドローンを駆使した美しい風景とシズル感あふれる食べ物描写の破壊力が抜群。うなぎもおいしそうだったけど、リンがバーナーで作るインスタントの鴨だしそばは、簡単だけどひと手間もふた手間もかけてあってたまらない気分になる。お金をかけなくたって、こうやって手間を楽しめれば幸せがやってくるんだな、としみじみ思う。実写版はちくわ(犬)も可愛い。霊犬しっぺい太郎の犬みくじが欲しいぞ。
ストーリーはそれぞれの年末年始を描くというもの。リンはソロキャンプ、千明とあおいは初日の出を拝みに身延山、なでしこは年賀状配達のアルバイト、恵那は自宅。バラバラだけど、ちゃんとつながっている。
ひとりでも楽しいし、みんなでも楽しい。シーズン1から続いて、ティーンの女子たちが趣味を通じて、ていねいにコミュニケーションをとりながらお互いの距離を縮めていく姿が心地良い。物語はシームレスにシーズン2へつながっていく。
キャンプは日々のあくせくした時間の流れから脱線して、ゆったりとした時間を楽しむためのレジャー。早送りして観るなんてもったいない。ゆったりとした雰囲気と間を楽しんでもらいたいドラマだ。
–{第1話あらすじ&感想}–
第1話あらすじ&感想
第1話のあらすじ
ソロキャンプが趣味の女子高生、志摩リン(福原遥)は年越しキャンプで静岡を訪れていた。一人、本を読んだり、年越しそばを食べたり、温泉に浸かったりと、ゆったり大晦日そして元日を過ごしたリンだったが、道路の凍結で3日まで家に帰れないことに…。
そんな中、なでしこ(大原優乃)から「浜松のおばあちゃん家に行くから一緒に行かない?」と誘われ、駅で待ち合わせることに。「お昼を食べよう」というなでしこについて行くと…。
第1話の感想
キャンプブームを牽引する「ゆるキャン△」の実写版ドラマ。全体的にゆるーい雰囲気なので、まったく未見の人でも公式サイトの人物紹介をザッと見ておくぐらいの予習でOK。
ただ、第1話といっても先日放送されたスペシャル版から完全に続いているので、未見の方はスペシャル版もぜひ。
前シリーズからのファンとしては、今回も安心と安全の2.5次元ドラマ。
スペシャル版の感想において、実写版は食べ物と風景の破壊力がすごいと書いたが、温泉のシズル感もたまらない。リンが入ったのは浜名湖の弁天島温泉。あー、温泉入りたい。もちろん、うなぎの破壊力もすごい。匂いをかいでいるとき、福原遥の鼻の穴が少し動いていて役者魂を感じた。
圧巻だったのはリンが見る弁天島の夕暮れの風景。海辺の赤鳥居の向こうに真っ赤な夕陽が沈む光景は圧巻の一言。とはいえ、天候などの関係もあり、ロケの日程で必ずしも素晴らしい風景が撮影できるとは限らない。「絶対に二次元に負けない良い風景を見せてやろう」というスタッフの覚悟を感じたショットだった。
リンがバイクで大きな橋を渡っていくシーンは音楽もダイナミック。ソロキャンプが日常の延長にある大冒険だってことがよくわかる演出だったと思う。
あわただしく効率や結果だけを求めるのではなく、流れる風景を楽しみ、大判焼きをかみしめ、鳥を愛でて、友達との出会いに喜ぶ。こうやって少しずつ幸せや楽しみをかみしめていければ、お金がなくたって人生はじわじわ楽しいものになる。
なでしこが立ち寄る大判焼きの店「藤田屋」にかけられていたのれんのフレーズ「人生ゆっくりおもしろく」が「ゆるキャン△」のスピリットをよく表していた。
–{第2話あらすじ&感想}–
第2話あらすじ&感想
第2話のあらすじ
ソロキャンプが趣味の女子高生・志摩リン(福原遥)は年越しソロキャンプで静岡を訪れていたが、路面凍結の影響で3日まで家に帰れないことに。そんな中、なでしこ(大原優乃)から浜松にある祖母の家に誘われる。到着するとなでしこの幼なじみの綾乃(石井杏奈)もいて、昔話や最近のキャンプの話で盛り上がる3人。なでしこの意外な過去も明らかに!?そして夜は3人でなでしこ思い出の展望台に行くことになり…。
第2話の感想
『ゆるキャン△』という作品の売りはキャンプを中心とする野外活動と女子高生の日常なのだが、もう一つの大きなテーマが「コミュニケーション」なんじゃないかと思っている。
たとえば、いつもハイテンションでグイグイ迫ってくるような印象のあるなでしこだが、実際はリンをはじめとする友人たちに対して丁寧に距離をはかりながら接している。相手の意向を尊重し、相手が大切にしている世界を踏み荒らしたりしない。その上で自分の希望もやんわりと伝えている。
一見、クールな感じのするリンも、なでしこたちから送られてくるメッセージを無視したりしない。義務感に駆られることも面倒がることもなく、自分なりにコミュニケーションを楽しんでいるようだ。
『ゆるキャン△2』の第2話には、なでしこの地元の幼馴染である綾乃(石井杏奈)が登場した。
友達の地元の友人って、なんだか難しい。自分よりも友人とは付き合いが長くて詳しいわけだし、共通の話題で盛り上がっているのを見ると疎外感を感じる。だからといって張り合うのもなんだか違うし、こちらが下手に出るのもおかしい。つまり、距離感が難しいのだ。
せめて明るくてとっつきやすい人ならいいのだが、綾乃はなんだかブルージーな雰囲気を漂わせている。……なんだか難しそうだ。
だけど、リンと綾乃はすぐに、しかも無理なく打ち解けていく。まずは共感ポイント(なでしこが美味しそうにものを食べるところ)をリンが見つけ出し、綾乃がなでしこの過去のエピソードを教えて距離を縮めていく。
さらに、綾乃がなでしこのほっぺたをつまむと、「リンちゃんもさわってみ」と誘い、リンもすぐに誘いに乗って、ふたりでなでしこの両方のほっぺたをぷにぷにとつまむ。共感と共通体験を通じて三人はものすごく自然に打ち解けていった。夜の展望台で3人が並んだ姿は、まるでずっと友達だったかのように調和がとれている。
彼女たちにはマウンティングも疎外感も無縁。ごく自然にコミュニケーションを楽しんでいる(二人羽織なんてコミュニケーションの遊びの最たるものだろう)。
コミュニケーションのコツは2つ。無理に「仲良し」をアピールしないことと、相手の世界を否定しないことだろう。アニメ『ゆるキャン△SEASON2』にゲスト出演した人気番組『水曜どうでしょう』の藤村忠寿ディレクターは、『ゆるキャン△』の人間関係について、こんな風に語っている。
「なにも『私たち仲良しだよね!』と大声で言っているわけではない。ほら、そういうのって、見る方もなんとなく気が引けるじゃない…?
みんなでワイワイやるのも楽しいけど、それが唯一の価値じゃない。ひとりで行くキャンプも楽しさも認めている。
そういう『違い』を尊重し、認めているところに価値があるんだと思うんだよね」
(BUSINESS INSIDER 2月5日)
彼女たちは、こんなコミュニケーションを自然に、楽しみながら、とれる。だからこそ、穏やかで優しく楽しい世界をつくっていけるのだろう。
とまぁ、いろいろ書いたが、夜中に食べるカレーヌードルが、実にうまそうでうまそうで仕方なかったのが本当のところである。
–{第3話あらすじ&感想}–
第3話あらすじ&感想
第3話のあらすじ
どうしても欲しいガスランタンのため、なでしこ(大原優乃)は高校生でもできるバイトを探していた。ところが条件が合わず大苦戦。
野クル(野外活動サークル)のメンバーともバイトの話をしている最中に、珍しく姉の桜(柳ゆり菜)から天丼を食べないかとお誘いが。天丼に釣られて行ってみるとそこには…。
一方、リン(福原遥)も雑誌を見て新しいキャンプグッズへの想像を膨らませていた。そんな時、なでしこから一通のメッセージが…
第3話の感想:なでしこ大フィーチャー回! 大原優乃の「音」に注目
「ゆるキャン△2」第3話は、キャンプの話ではなく、キャンプに使うギアの話。……というか、ギアを買うためのバイトの話。
なでしこ(大原優乃)はガスランタンが欲しくてたまらない。お値段は5980円。女子高生にとってはなかなかのお値段。したがってバイトを探すしかないのだが、身延駅近辺で学校に通いながらバイトできる場所はなかなか見つからない。
今回はなでしこがフィーチャーされた回だったのだが、なでしこを演じる大原優乃が見事なまでになでしこで、つくづく感心してしまう。
とにかく何が上手いって、セリフにならない声(というか音)の出し方が本当に上手い。これは声優の得意技なのだが、大原はそれを見事にこなしているのだ。
たとえば、「いひっ」「んふっ」「ほっ、ほっ」「ふんっ」あたりは定番中の定番。ほかにも、バイト情報誌を見ながら漏らす「んんんっ」という音、カルタを取られて悔しがる「ふんっ」という音、住み込みのキャンプに憧れるときの「へっ」「あはん」という音、姉からのメッセージを見るときの「んっ、んん? はっ」という音、ガスランタンを手に入れたときの喜びの「ひひんっ」という音などなど……。第3話だけで、なでしこの「音」が存分に楽しめる。
大原はなでしこの役作りについて、こんな風に語っている。
「所作から役作りをして、例えば、走る時の手の動き、人の話を聞いている時の表情であったりとか、原作を見ていても、これはやらなくちゃいけないという使命感があるくらい、なでしこのイメージを私も大切にして、声だったりとか、そういったところから役を作っていきました」(ENCOUNT 2020年1月23日)
だから、「音」に関しても懸命に研究し、努力したのだろう。アニメの声優にリスペクトを捧げる大原だからこそ、近づけた境地なのだろう。
なお、大原優乃は食べる表情も絶品。えび天重を恍惚の表情で食べるときなどは、画面いっぱいに顔が広がるほどの超ドアップにもかかわらず、まったく下品にならない。大原優乃(なでしこ)がごはんを食べるだけのスピンオフが見てみたい。
今回はなでしこと姉・桜(柳ゆり菜)との関係もクローズアップされていた。つっけんどんのように見えて妹思いの桜と、とぼけているようでとても細やかに姉思いを表現できるなでしこ。桜はなでしこにバイトを紹介し、なでしこはバイトで稼いだお金で桜にハンディカイロをプレゼントする。愛情はやっぱり形にして伝えるのが一番だね。
–{第4話あらすじ&感想}–
第4話あらすじ&感想
第4話のあらすじ
「世のキャンパーたちはオシャレな食器でオシャレなキャンプ飯を食べている!野クル(野外活動サークル)でもオシャレな冬キャンがしたい!」ということで買い揃えた新しいキャンプ道具たち。
ところが、そのままでは使用できないことが判明。
大垣(田辺桃子)と犬山(箭内夢菜)とたまたま通りかかった斉藤(志田彩良)は木皿やスキレットなどをキャンプ本番できちんと使用できるようにするため、家庭科室での作業に取り掛かるが…。
第4話の感想:大垣千明役、田辺桃子のポテンシャルに一緒に震えよう
女子高生たちのほのぼのキャンプ活動を描く「ゆるキャン△2」。
第4話は大垣千明(田辺桃子)フィーチャー回だった。オープニングでは、寝袋に入ってモゾモゾ芋虫状態。屋内でそんなに寒がっていたら野外活動なんてできないんじゃない?
ちなみに千明のなりきり具合がすごい田辺桃子は、金曜日の「リコカツ」では凛々しい自衛隊のパイロットに変貌しているので、ぜひ両作を連続視聴して彼女の女優としてのポテンシャルを味わってほしい。
千明が犬山あおい(箭内夢菜)の前でいそいそと取り出したのは、スキレット、木のボウル、ミニテーブル、ランチョンマット。合計なんと2370円! お安い。
「イヌ子、これで我々もついにおしゃれキャンパーの仲間入りだ!」
千明の叫びにあおいは当惑気味。でも、おしゃれなキャンプ写真を見たら、真似したくなるよね。うら若き女子たちなら、なおさら。というか、「ゆるキャン△」のオープニング映像がおしゃれキャンプだし。
木のボウルに熱い食べ物を漏れないことを知った千明が思わず漏らしたのが「ぐぬぬ」。よく字面では見るけど、音で聞いたのは初めてかも。すごくナチュラルでびっくり。あおいに「シーズニング?」と聞き返したときの「グ?」の音の可愛らしさもすごかった。田辺桃子のポテンシャルに震えるばかりである。
家庭科教室でも千明の独壇場。白衣を着たまま、カッと目を見開くさまが本当にキマってる。シーズニングの知識も得られて、大変役に立つ。
「手間暇を惜しむヤツってのは、一生、おしゃれキャンパーにはなれねぇからな」
金言いただきました。千明先生のおしゃれキャンパー講座をどこかで開いてほしい。あおい役の箭内夢菜、恵那役の志田彩良のナチュラルな感じ(これもとても良い)と千明の弾けた芝居がお互いに引き立てあっている。それでいて「ん」「ん」と自然にみかんを食べさせるようなコンビネーションも発揮できるのだから隙がない。
結局、木のボウルは独特の匂いがキツくて使い物にならなかったけど(酢を入れた水につけおきしておくといいらしい)、おしゃれじゃなくても、野外に行かなくても、こうやってワチャワチャできる友達がいるだけで楽しいんだよね。
できれば、いくつになってもそうであってほしい。「ゆるキャン△」の登場人物たちを見ていると、なおさらそう思ってしまう。門脇更紗のエンディングテーマ「わすれものをしないように」の歌詞「大人になりすぎても変わらずいたいよね」のとおり。
–{第5話あらすじ&感想}–
第5話あらすじ&感想
第5話のあらすじ
バイトで予定が合わなかったリン(福原遥)、なでしこ(大原優乃)を除き、大垣(田辺桃子)、犬山(箭内夢菜)、斉藤(志田彩良)の3人で山中湖へキャンプに行くことに。
大垣のプランでキャンプ場に向かおうとするも、最初からドタバタ騒ぎ。
犬山のローチェアを買うため、大型アウトドアショップに立ち寄るが、品揃えの凄さに圧倒され何を買うか悩んでしまう…そして買い物の後は温泉へ。そこで見つけてしまった魅惑の食べ物に一同は…
第5話の感想
「最っ高のキャンプにご招待してやんよ! 野クルの名にかけて!」
第5話は、千明(田辺桃子)、あおい(箭内夢菜)、恵那(志田彩良)の3人の冬キャンプ。恵那はもともとリン(福原遥)の友人だが、すっかり野クルに馴染んでいる様子。「ゆるキャン△」は、なでしこ(大原優乃)も含めた5人がいろいろな組み合わせで仲良く行動するのが楽しい。“一体感”より“自由度”の高さのほうが素敵。
芝居がかっていてオーバーリアクションの千明、おっとりのんびりしているあおい、どこまでもナチュラルな恵那という3人のコンビネーションも良い。
買い物の後、犬用のテントに入ったちくわ(飼い犬)の写真が送られてきて、悶絶する千明とあおいを見ながら満足そうに微笑む恵那。写真は恵那の父親が撮って送ってきたものだが、この父親を演じるのが橋本じゅん。今クールは『恋はDeepに』で石原さとみと一緒に暮らす叔父の役、『桜の塔』で玉木宏をサポートする情報屋の役を演じている。売れっ子すぎ!
今回は温泉シーンもアリ。富士山が見える絶景温泉に浸かる3人娘を見ていると、こちらもゆったり癒やされる気分に。気温1.4℃の中、38℃のぬるめの露天風呂に浸かるなんて気持ちいいに決まってる。
3人の中央で幸せそうな笑顔を浮かべていた恵那役の志田彩良は、日曜劇場で放送がスタートした「ドラゴン桜」に高橋海人、平手友梨奈らとともに出演。秘密を抱えた文系トップの女子として存在感を放っている。どこか影のある「ドラゴン桜」での演技と、ほのぼのニコニコした「ゆるキャン△」の演技を見比べるのも楽しいだろう。今後、注目の女優だ。
買い物して、温泉入って、アイス食べて、今週は終わり。リンは寒さを心配しているが、はたしてキャンプは大丈夫……? 第6話には、管理人役でキャンプ芸人のバイきんぐの西村瑞樹も登場する。こちらも楽しみだ。
–{第6話あらすじ&感想}–
第6話あらすじ&感想
第6話あらすじ
バイトで予定が合わなかったリン(福原遥)、なでしこ(大原優乃)を除き、大垣(田辺桃子)、犬山(箭内夢菜)、斉藤(志田彩良)の3人は山中湖にキャンプをしに来ていた。
順調にスーパーで買い物を済ませ、みさきキャンプ場へ到着。散策をしたり、湖畔で大垣特製のホットドリンクを楽しんだりと、まったりとした時間を過ごした3人だったが、夕方になり急激に気温が下がっていき凍え始める…。果たして3人の運命は!?
第6話感想
「信長もよく言ってただろ。“ないのなら、作ってしまえ、きりたんぽ”、だッ!」
間違えどころが多すぎる大垣千明(田辺桃子)の一言から始まった「ゆるキャン△」第6話。
千明と犬山あおい(箭内夢菜)、斉藤恵那(志田彩良)の3人で山中湖での冬キャンに挑む。いや、3人には「挑む」なんて気持ちはさらっさらなくて、「楽しむ」感覚のほうが圧倒的に強かっただろう。だからこそ、大ピンチに発展してしまうのだが……。
序盤はスーパーの買い出しから。千明はなでしこ(大原優乃)に教えてもらったきりたんぽ鍋を作ると張り切っている。なでしこの鍋スキルに感心する3人は「なべしこ」と命名し、誰の嫁にするかで争い(?)になる。
「仕方ない。だったら、なべしこはみんなの嫁にしよう。そんで、ウマい鍋、食べ放題するぞ!」
呼びかける千明。嬉しそうな恵那。怪訝そうなあおい。「ゆるキャン△」は恋愛が一切登場しない世界だが、彼女たちを見ていると、そのまま大人になって、楽しく共同生活を営みながら老いていくようなイメージさえ湧く。キャンプはいわば“プチ共同生活”なんだから、楽しくキャンプできる仲間ならそのまま共同生活ができそうな気がするし、そういう人生の選択ができる世の中がもうすぐそこまで来ている。
山中湖ではドローンの絶景が素晴らしかった。これは実写ならでは。キャンプ場の管理人役で登場したキャンプ芸人として知られるバイきんぐ・西村瑞樹は一瞬ながらインパクトのある怪演。
3人が岬でまったりしているときにやってきた犬・チョコの飼い主は飯田さんの娘(金井美樹)。アニメ版では飯田さんのお父さんの声を「水曜どうでしょう」でおなじみ藤村忠寿ディレクターが務めていた。実写版には出ないのかな?
しかし、リン(福原遥)が心配したとおり、山中湖は標高が高く、日が暮れると一気に気温はマイナスになる。冬キャンの中でも寒さが厳しい地域なのだ。のんびりしていた3人も、すぐに凍え始めてしまう。高温カイロは数が足りず、薪さえ買ってなくて、管理棟は閉まってしまった! 冬キャンをなめてはいけないのだ。
大ピンチに陥った千明、あおい、恵那。彼女たちは生き残ることができるか? 一気にサバイバル感が高まって、第7話へと続く。
–{第7話あらすじ&感想}–
第7話あらすじ&感想
第7話あらすじ
大垣(田辺桃子)、犬山(箭内夢菜)、斉藤(志田彩良)の3人は山中湖のみさきキャンプ場へ来ていた。まったりと湖畔でくつろいでいたが、夕方になり急激に気温が下がり凍え始める。
犬山と斉藤は薪の調達のため慌てて管理人棟へ向かうが、管理人が帰ってしまい途方にくれていた…。
そして鳥羽(土村芳)はリン(福原遥)から心配の連絡を受けてキャンプ場で3人を探していた。一方、なでしこ(大原優乃)はリンにある相談の電話をかけるが…。
第7話感想
女子高生たちのゆるいキャンプ活動を描くドラマ『ゆるキャン△2』。
第7話は、ぜんぜんゆるくないサスペンスタッチの始まり方だった。山中湖へ冬キャンプに出かけた大垣千明(田辺桃子)、犬山あおい(箭内夢菜)、斉藤恵那(志田彩良)が大ピンチに陥ったのだ。
標高が高く、気温差が激しい山中湖周辺では夜になるとマイナス15℃になる。ハードキャンパーでもなかなか大変なのに、彼女たちといったらたいした防寒具も持っておらず、おまけに薪を買い忘れる始末。管理人役のバイきんぐ・西村瑞樹は本当に出番が短かった……。
まさに冬キャン・サバイバル! 志摩リン(福原遥)から一報を受けた野外活動サークルの顧問・鳥羽美波(土村芳)が急いで駆けつけるのだが……3人は大型テントの中でぬくぬくしていた。偶然知り合った犬、チョコの飼い主の飯田さん親子(金井美樹、細井学)に助けられていたのだ。命の恩犬だね。
かくして飯田さんのテントで鍋パーティーがスタート。伊豆の地酒を勧められた酒好きの鳥羽先生が断るわけもなく……。
慌てたり、泣き顔になったり、酒をがぶ飲みしてベロベロに酔っ払う鳥羽先生が本当に可愛らしい。第7話は鳥羽先生回だったと断言していいだろう。演じるのはドラマ・映画『本気のしるし』で危険なヒロインを演じて話題になった土村芳。
恵那役の志田彩良は日曜劇場『ドラゴン桜』でメインキャストの一人、小杉麻里を演じているほか、窪美澄原作、今泉力哉監督の映画『かそけきサンカヨウ』に主演されることも発表されたし、千明役の田辺桃子は『リコカツ!』で主人公のヤバい部下・一ノ瀬純役を演じている。注目の若手女優を見たければ『ゆるキャン△2』を観ればいいと思う(土村芳は芸歴20年以上の大ベテランだけど)。
ちなみに飯田さんのお父さんを演じていた細井学は映画『カメラを止めるな!』でアルコール依存症の中年俳優(カメラマン役)を演じていた人。『カメ止め』ファンも嬉しかったに違いない。
–{第8話あらすじ&感想}–
第8話あらすじ&感想
第8話あらすじ
なでしこ(大原優乃)が突然のソロキャンプ宣言!?
そこでリン(福原遥)がソロキャンのレクチャーをすることに。そして斉藤(志田彩良)の家で野クル(野外活動サークル)のメンバーがソーセージ庭キャン開催!
それぞれ持ち寄ったソーセージを焼く予定だったが、大垣(田辺桃子)は豚ひき肉から自家製ソーセージを作ると言う。その様子をじっと家の中から見つめる斉藤の父(橋本じゅん)…。そしてバイトで遅れたリンを出迎えたのは…。
第8話感想
女子高生たちのほのぼのとした野外活動を描く「ゆるキャン△2」。第8話はここ最近、出番が少なかったら志摩リン(福原遥)と各務原なでしこ(大原優乃)をフィーチャーした回。
最近、ソロキャンプに興味津々のなでしこは、リンにソロキャンプについて教えてほしいと頼みこむ。面倒がるかと思いきや、ちゃんと親切に(というか前のめり気味に)リンは教えてくれる。真正面アップでこちらに語りかけてくれる福原遥の顔面が尊い。
ぼんやりしているように見えるなでしこだが、キャンプに行きたいからバイトだって始めたし、知りたいことがあったら教えを請うし、バイクの免許だって取ろうとする。
自分の興味に従って、行動をひとつひとつ起こすところが素晴らしい。お金はないし、行動が制限されることもあるけど、その分、「やりたい!」という気持ちが強いのだ。
「面倒くさい」「明日に障る」「寒いからやめよう」「暑いからやめよう」「今度にしよう」「またいつか」……彼女たちにはそんな言い訳がない。やりたいことはやっちゃうし、楽しくやっちゃう。キャンプ道具を持ち寄って、庭でソーセージを焼いて食べるだけで楽しい。みんなといても楽しいし、ひとりでも楽しい。
興味に従ってやりたいことをやっちゃうのは、若さの特権のようでもあるけど、大人だって彼女たちの真似はできるはず。そういえば、「ゆるキャン△」(原作、あるいはアニメ)には聖地巡礼をするファンがたくさんいるが、彼らもなでしこたちの影響を受けて、やりたいことをやっちゃう人たちなのかもしれない。
次回はいよいよ、なでしこがソロキャンプデビュー。観ていると、やっぱりどこかに出かけたくなるドラマだ。
–{第9話あらすじ&感想}–
第9話あらすじ&感想
第9話あらすじ
遂になでしこ(大原優乃)がソロキャンプデビュー!
富士宮に到着したなでしこは富士山に興奮しながらも父との引越しした頃の懐かしい思い出に浸っていた。そして浅間大社でお参りをすませ、姉・桜(柳ゆり菜)に教えてもらった富士宮焼きそばの店に向かうが、そこには行列ができていた…。
一方、リン(福原遥)はビーノで奥山梨へ。赤沢宿を観光したり、古民家カフェでまったりして過ごしていた。ところが途中、桜の車を見かけ…
第9話感想
第9話では、なでしこ(大原優乃)が遂にソロキャンプ初体験! 静岡県の西富士宮駅にやってくるが、今回は富士宮やきそばの店に入るまでで終わった……。
富士宮やきそばはご存知のとおり、昔からの郷土料理ではなく、2000年前後に町おこしのために作られた新しい名物。もともとやきそばはよく食べられていたようだが、リブランディングされて今に至る。しぐれ焼きは富士宮やきそばを入れたお好み焼きだが、名前の由来も発祥もよくわかっていないらしい。それにしても、大原優乃ともっちりした富士宮やきそばはよく似合う。
一方、リン(福原遥)は山梨県の早川町へ。途中で立ち寄った赤沢宿は日蓮宗の総本山、身延山久遠寺から近い、江戸期に栄えた宿の町。めっちゃ雰囲気がいい。リンが古民家カフェでコタツに入ったときの顔のとろけ具合が最高だった。食べていたのは「まめもち」という赤沢の伝統的なおやつ。一目見て「うまそう!」と叫んだリンは食べ物の好みが渋いが、きっとお母さんの影響なのだろう。
リンを演じる福原遥は、シーズン1からほとんどずっと原作どおり髪を頭の上で結っていたが、今回は髪を下ろしている。それでもちゃんとリンに見えるのは、キャラクターに寄せようとしてきた福原遥の努力のたまもの。
そして再現度の高い「ゆるキャン△」の登場人物の中でも、実は一、二を争う再現度だと思うのが、なでしこの姉の桜(柳ゆり菜)。来週は桜さんの温泉シーンがあるよ(そこか)。
–{第10話あらすじ&感想}–
第10話あらすじ&感想
第10話あらすじ
奥山梨の旅の途中、桜(柳ゆり菜)と遭遇したリン(福原遥)は初めて二人でお茶をすることに。最初は緊張していたリンだったが、意外な共通点に意気投合。一方、なでしこ(大原優乃)は念願のご当地グルメ「しぐれ焼き」に大興奮!そしてご飯の後は野田山健康緑地公園へ!
苦労しながらも一人でテントの設営を終えたなでしこは散策後、アウトドア実験料理をすることに。そして、ヴィラ雨畑でのんびり過ごしていたリンだったが、途中から連絡が途絶えたなでしこのことが心配になり…。
第10話感想
「ドラゴン桜」視聴者にも「リコカツ」視聴者にも観てもらいたい(志田彩良と田辺桃子が出てるから)『ゆるキャン△2』。10話は、リン(福原遥)となでしこ(大原優乃)のそれぞれのソロキャンプの様子を描く。
リンは偶然出会ったなでしこの姉・桜(柳ゆり菜)と古民家カフェで一服。なでしこは西富士宮市名物の「しぐれ焼き(富士宮やきそばを入れたお好み焼き)」に舌鼓を打つ。
桜がDVD全巻持っているという「原付旅」とは、『水曜どうでしょう』の名物企画のこと。後者は完全に『ソロ活女子のススメ』と化していた。お店の名前は「お好み食堂 伊東」。駅から徒歩25分というローカルなお店だ。なでしこ、空腹をガマンして、よく歩いたね。
リンと別れて唐突な感じで挿入される桜のお風呂シーンは、早川宿の最奥にある奈良田温泉。桜が入っているのは「女帝の湯」というすごい名前の日帰り温泉施設だが、これは史上6人目の女性天皇・孝謙天皇がこの地に住んでいたとされることに由来している(のだと思う)。奈良田温泉は早川町役場のホームページによると、「2016年温泉総選挙」の「うる肌部門第3位」に選ばれたそう。平日深夜に放送される「ゆるキャン△」は、山の中にある温泉のような、ひとときゆったりできる存在だと思う。ちなみにこの回ではリンも温泉に入っていたが、入浴シーンはなかった。
なでしこが野田山健康緑地公園のキャンプ場について言った「ここをキャンプ地とする!」は、これも『水曜どうでしょう』の名セリフ。もともと原作者のあfろは『水曜どうでしょう』のファンと言われており、その後もアニメとコラボしたり、アニメ第2期に藤村Dと嬉野Dが声優として参加したりと、「ゆるキャン△」と『水曜どうでしょう』は結びつきが深かった。ちなみに「ここをキャンプ地とする!」というセリフは原作にもアニメにもなくてドラマが初。
初めてのソロキャンプだが、面倒そうなテントの設営も、なでしこは楽しそう。ぼっちでもいいじゃないの。一方、吊橋を渡ったり、温泉に入ったり、マッサージを堪能しているリンが、なでしこをずっと心配しているのが優しい。というわけで、宿をキャンセルしてリンが向かった先とは……?
–{第11話のあらすじ&感想}–
第11話のあらすじ&感想
第11話のあらすじ
ヴィラ雨畑でのんびり過ごしていたリン(福原遥)だったが、途中から連絡が途絶えたなでしこ(大原優乃)のことが心配になり、いてもたってもいられずビーノで走り出す。
ところがその頃、なでしこは次々にアウトドア実験料理を作っていた。炊事棟で行われるなでしこの挙動不審な動作に、隣のテントの姉弟は、最初は訝しんでいたが、気づけば一緒にホイル焼きを食べていた。
こうして初めてのソロキャンプの夜を迎えたなでしこが感じたこととは…。
第11話の感想
真夜中のほっこりタイム「ゆるキャン△2」もあと2回。寂しい~。
なでしこ(大原優乃)は静岡県富士宮市で初めてのソロキャンプに挑戦中。リン(福原遥)は山梨県早川町のあたりでソロキャンプする予定だったが、携帯が通じないなでしこのことが心配になり、急遽予定を変更して富士宮市に向かう。
そんな遠い距離をスクーターでいきなり移動できるの? と思ったが、調べてみるとだいたい50キロぐらいの距離なので、時速30キロで2時間ほど走れば到着する模様。それでも、なかなか大変な距離なのは間違いない。なんて友達思い。
なでしこは野菜まるごとホイル焼きに挑戦中。父親と一緒にキャンプに来ていた一宮姉弟は不審がるが、いつの間にかなでしこペースに。なでしこがえらいのは、「お菓子食べながらアニメ見てただけ」で、コンビニごはんを食べる一宮姉弟のアウトドアをまったく否定しないところ。
「キャンプで食べるごはんは何でもおいしく感じるし、私も、キャンプで食べるカップ麺とか大好きだよ!」
アウトドアに形なんかなくて、自分なりに無理のない範囲で楽しめばいいし、そのほうが楽しめることをなでしこはよくわかってるようだ。料理の失敗だって楽しんじゃう。
一方、到着したリンは、なでしこの前に出ていったりしない。同じく心配してやってきた桜(柳ゆり菜)に「今日は、なでしこのソロキャンプですから」と言ったりする。なんて大人。
どんなことでもひとりで新しいことに挑戦するのは楽しいもの。なでしこはそんな楽しさいっぱいだったし、リンはなでしこに存分にソロキャンプを楽しんでもらいたいと思っている。友情が新しい挑戦を支えているという構図は素敵だ。ひとりでも楽しいし、みんなでも楽しい。そんな趣味と人間関係は最高だと思う。
–{第12話のあらすじ&感想}–
第12話のあらすじ&感想
第12話のあらすじ
初めてのソロキャンプを終えたなでしこ(大原優乃)は一人の良さも、皆で行うキャンプの楽しさも知り、ますますキャンプにはまっていく。
そしてまたクリスマスの時のように野クル(野外活動サークル)、リン(福原遥)、斉藤(志田彩良)皆でキャンプに行こうと計画する。すると顧問の鳥羽(土村芳)が今度はテスト後の3月に伊豆はどうかと提案し、伊豆キャン計画が決定する。
それぞれにテスト勉強とバイトに励み、今度は皆で伊豆へ…
第12話の感想
「ゆるキャン△2」が最終回を迎えた。最終回はソロキャンを終えたなでしこ(大原優乃)が日常に戻った様子が描かれたが、野クルの千明(田辺桃子)とあおい(箭内夢菜)、そしてリン(福原遥)、恵那(志田彩良)、野クル顧問の鳥羽先生(土村芳)も巻き込んで、新たに伊豆キャンプの計画が語られるなど、シーズン3への期待もたっぷり含んだものになっていた。
「ゆるキャン△」は「漫画原作のテレビドラマ化の中でも特筆すべき成功例」と言われているが(文春オンライン 6月18日)、それは何よりも原作と先行したアニメ版にリスペクトを持ち、ひたすら忠実に実写化したからに他ならない。同じロケ地を使うのは当然のこと、小道具も忠実に再現、キャストはアニメ版の声優の声の出し方を研究し、ドラマのテンポやトーンも原作やアニメ版が持っていた絶妙なバランスを保つために細心の注意が払われていた。
独自の解釈や飛躍などを入れないのは、「ゆるキャン△」ファンの気持ちを大切にするため。その上で食べ物や雄大な風景など実写ならではのアドバンテージを加えて制作したことが「成功」へとつながったのだろう。
では、「ゆるキャン△2」の最終回が、単にシーズン3へのつなぎだったかというと、少し異なる印象を受けた。エンディングでは、5人が学校からの帰り道、駅の前でそれぞれ分かれて帰途につく。映像はスローモーションになり、それぞれの生き生きとした表情がアップで映し出される。5人の心の中は、テスト明けの伊豆キャンプでいっぱいだろう。だけど、それぞれの別れ道が「やがて大人になっていくこと」を示唆しているような気がしてならなかった。
「ゆるキャン△2」のオープニング曲、LONGMAN「Hello Youth」とエンディング曲、門脇更紗「わすれものをしないように」は、音楽のジャンルも曲調も何もかも違うのだが、どちらにも歌詞の中に「大人になる」という要素が含まれている。前者は「大人になって賢くなって夢広がって楽しくなって」「まだ行かないで何も終わってないよ」と歌い、後者は「大人になりすぎても変わらずいたいよね」「明日のことばかり考えてわすれものをしないように」と歌う。大人になっていく中で、一瞬のきらめきである青春の楽しさ、大切さ、はかなさを歌っているように聞こえる。
ドラマ版の「ゆるキャン△」が原作、アニメ版ともっとも違うところは、出演者が年齢を重ねていくところだろう。彼女たちは、どうしたって大人になっていく(正確には5人とも20歳を過ぎているので、すでに大人なのだが)。原作、アニメにリスペクトを持ちつつ、キャスト5人の大切な一瞬をとじこめた作品がドラマ版「ゆるキャン△」なのかもしれない。
で、何が言いたいのかというと、シーズン3を制作するなら早めにお願いします、ということに尽きるのである。
–{『ゆるキャン△2』作品情報}–
『ゆるキャン△2』作品情報
“ソロキャンプ”が趣味の女子高生・リン(福原遥)は、なでしこ(大原優乃)との出会いをきっかけに、野クルメンバーとの賑やかなキャンプの楽しさも知り、ますますキャンプにハマっていく。今回もビーノでどこまでも自由気ままにキャンプ場へ。見ればキャンプに行きたくなる。行かなくても行った気分になる。そんなゆるゆる系キャンプドラマがシーズン2で帰ってきた!
放送局
テレビ東京
テレビ大阪
テレビ愛知
放送日時
2021年4月1日(木)スタート 毎週木曜深夜0時30分~1時
BSテレ東/BSテレ東4K放送日時
2021年4月6日(火)スタート 毎週火曜深夜0時~0時30分
出演
福原遥
大原優乃
田辺桃子
箭内夢菜
志田彩良
石井杏奈
橋本じゅん
柳ゆり菜
土村芳
原作
「ゆるキャン△」 あfろ(芳文社)
脚本
北川亜矢子
監督
二宮崇
吉野主
玉澤恭平
音楽
小田切大
主題歌
LONGMAN 「Hello Youth」
エンディングテーマ
門脇更紗 「わすれものをしないように」
チーフプロデューサー
森田昇(テレビ東京)
プロデューサー
合田知弘(テレビ東京)
熊谷喜一(ヘッドクォーター)
岩倉達哉(SDP)
制作
テレビ東京
SDP
ヘッドクォーター
製作著作
ドラマ 「ゆるキャン△」製作委員会
動画配信
Amazon Prime Videoにて独占配信中!
キャスト/スタッフコメント
志摩 リン/福原遥 コメント
ゆるキャン△2をやらせていただくことが決定致しました!
クランクアップの時に、ゆるキャン△2が出来たら嬉しいです!と言っていたので、その願いが叶い、心から嬉しく思っております!いつもドラマゆるキャン△を応援してくださっている皆様のおかげです!本当にありがとうございます!
ゆるキャン△メンバーの絆もより一層深まり、パワーアップしたゆるキヤン△2を是非楽しみにしていただけたら嬉しいです!
大好きなリンちゃんをまた演じられることが今から楽しみで仕方ありません!
皆様が、ホッと一息つけるような、心温まるものをお届けできるよう頑張ります!
各務原なでしこ/大原優乃 コメント
ゆるキャン△第二期のお話しをいただいたときは、心の底から嬉しかったです。またゆるキャン△の世界観に、そしてなでしことして過ごせる喜びを、噛み締めたいです。第二期が実現出来たのも、この作品を愛してくださった皆さんのおかげなので、感謝を忘れず、必ずパワーアップして帰ってきたいと思います。観てくださる皆さんが、楽しい気持ち、そしてほんわかした気持ちになっていただけるよう頑張りますので、どうか楽しみに待っていていただけたら嬉しいです。宜しくお願い致します。
大垣千明/田辺桃子 コメント
大好きな「ゆるキャン△」で再集結することができ、そして、大垣千明というキャラクターをまた演じることができ、めちゃくちゃに嬉しいで
す。
シーズン1の放送で観てくださった方から予想以上に沢山の嬉しい感想を頂いて、「大垣役の大垣」とまで言ってくださる方もいらっしゃったり、役者冥利に尽きます。やりきってよかったです!笑
シーズン2もゆるキャン△メンバーと共に癒され時間をお届けできるように、相変わらず大垣全開でやらせていただきますので、覚悟してお楽しみに~!!
犬山 あおい/箭内夢菜 コメント
シーズン2をやると聞いた時は、本当に本当に嬉しかったです。
また皆に会える事、続きやりたいね~と話してたのが実現した事、ファンの方からゆるキャン△またやってください!とたくさんお声を頂いてたので、それにお答えできる事…
色々な嬉しさがあります!
2では、それぞれのキャラクターの成長と、1では見れなかったキャラ作りもあるので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
斉藤恵那 / 志田彩良 コメント
まずは、シーズン1を見て下さった皆様、改めて本当にありがとうございました。1年前「続編でまた会いましょう!」とみんなでお別れをして、それからこんなにも早く本当にその言葉が実現される日が来るなんて、びっくりでとても嬉しいです。
また斉藤恵那として大好きなゆるキャン△の世界でリンちゃんや野クルのみんなに会えること、ゆるキャン△愛に溢れたスタッフの皆様とまたご一緒させて頂けることが楽しみでしかないです。シーズン1の世界観やチームワークをシーズン2でも活かしつつ、前回よりもパワーアップした作品をお届けできたらなと思っております。
各務原 桜/柳ゆり菜 コメント
沢山の方に愛して頂けたからこその第二期の放送決定!
キャンプや旅の魅力満載な究極にゆるいドラマ「ゆるキャン△」の世界に帰ってくる事が出来て嬉しいです。
演者やスタッフ一同、愛と感謝の気持ちたっぷりで撮影に挑みたいです。
是非、シーズン2でもなでしこを見守る桜さんの活躍もお楽しみに!
鳥羽美波/土村芳 コメント
スタッフ、出演者の皆さんとこうしてまた共に作品に臨める事がとても嬉しいです。行く先々でその地域ごとに根付く『ゆるキャン△愛』の大きさをいつも感じていました。シーズン1からご覧いただいている方、新たに見てくださる方へ、癒しのひと時をお届けできるよう、鳥羽先生として、グビ姉として、頑張りたいと思います!
原作:あfろ コメント
シーズン1では家にいながらキャンプ気分になれる、再現度の高い飯テロドラマを毎週楽しませて頂きました。シーズン2は私が以前住んでい
た浜松近郊が舞台として出てきます。
その時期に行かなければ見ることができない物や現在では立ち入れなくなっている場所なども登場するはずなので、スタッフの方々がどう試行錯誤したのかオンエアでそこを確認するのも今から楽しみです。
プロデューサー 合田知弘(テレビ東京)コメント
まずはドラマのシーズン1を応援してくださったすべての方に、感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございます!!皆様のおかげでシーズン2が実現できました。
そして何より嬉しいことに、福原遥さんをはじめ、レギュラーキャスト陣に続投してもらえることになりました。シーズン1の放送中(20年1月
期)から、僕らの生活には大きな変化がありました。月並みですが「ゆるキャン△2」を観て自然の中で楽しくキャンプがしたくなる、またお出かけしなくても、お家でキャンプに行った気分に浸れる、そんな番組をゆる~く目指します!ぜひご期待ください!