『トムとジェリー』レビュー:誰もが笑顔になれる一作!|トムとジェリーが本当にいるみたい!

映画コラム

誰もが知っているアニメ『トムとジェリー』が映画で帰ってきました。
その誰もが知っている『トムとジェリー』は相変わらず誰が観ても笑顔になれる作品になっていました。

とにかく笑える!
トムが何をしてもジェリーに打ちのめされる姿は時代が変わっても変わりません!
大きなハンマーを振り回したり、高いビルの上から落ちたり、電気ショックを受けたり、車にひかれたりと過激かつコミカルなシーンはおなじみです。

そして、今回の『トムとジェリー』は実写!
動物はアニメ、それ以外は全部実写で表現されていて、まさに現実とアニメが融合した作品になっています。

現実のピアノをアニメのトムが弾いたり、ジェリーが本物のケーキを食べたり、まさにトムとジェリーが現実にやってきた!と言えます。
トムとジェリーのドタバタに合わせて現実の世界のいろんなものがめちゃくちゃになっていくのを観ていると、本当にトムとジェリーが現実の世界にいるんじゃないか?とさえ思ってしまいます。

主役はもちろんトムとジェリーですが、その2匹を支える俳優陣も見所です。
ホテルマンに分するケイラ役のクロエ・グレース・モレッツのキュートな演技も魅力なのですが、意地悪な上司・テレンス役のマイケル・ペーニャはトムとジェリーと並ぶぐらいにコミカル!意地悪な役だけど、どこか憎めない役でつい注目してしまいます。

実写の良いところとアニメの良いところを絶妙に上手く組み合わせた、昔ながらも、これまで観たことがない新しいトムとジェリーに出会えます!

(文:澤田孝志)

–{『トムとジェリー』作品情報}–

『トムとジェリー』作品情報

ストーリー
世界中が注目するセレブカップルの“世紀のウェディングパーティー”が催されることになったニューヨークの高級ホテル。スタッフ一同が準備に追われるなか、あのいたずら好きネズミのジェリーがホテルに引っ越してきたから大騒ぎ。ホテルで働く新人スタッフのケイラ(クロエ・グレース・モレッツ)は急遽ネズミ対策として、猫のトムをボーイとして雇い入れる。ところが、トムとジェリーはニューヨーク中を巻き込みながら壮絶な追いかけっこを繰り広げ、さらにはある陰謀によってウェディングパーティーを台無しにしてしまうのだった。クビになったケイラを助けるため、そして新郎新婦のため、大失敗を挽回しようと犬猿の仲の2人は遂にタッグを組むことに。はたして、命がけでケンカをしてきたトムとジェリーは、最高のウェディングパーティーを開くことができるのか……。

予告編

基本情報
出演:クロエ・グレース・モレッツ/マイケル・ペーニャ/ケン・チョン/コリン・ジョスト/ロブ・ディレイニー

日本語吹替:水瀬いのり/木村昴/大塚芳忠/千葉繁/坂本真綾/日野聡/浪川大輔/新谷真弓

監督:ティム・ストーリー

上映時間:101分

製作国:アメリカ