ドラマ「 でっけぇ風呂場で待ってます」全10話のあらすじ&感想|鵬の湯よ、永遠に! スピンオフは「愛のプレス機」をぜひ!

国内ドラマ

日本テレビ深夜ドラマ枠の「シンドラ」第14弾「でっけぇ風呂場で待ってます」。北山宏光(Kis-My-Ft2)、佐藤勝利(Sexy Zone)のW主演で、創業150年の伝統を誇るも赤字続きの下町の銭湯「鵬(おおとり)の湯」を切り盛りする若者たちの奮闘を描くワンシチュエーションコメディー。
じろう(シソンヌ)、秋山寛貴(ハナコ)、賀屋壮也(かが屋)、水川かたまり(空気階段)ら「有吉の壁」などで活躍中の若手芸人たちが脚本を担当することも話題に。

もくじ

・第1話あらすじと感想

・第2話あらすじと感想

・第3話あらすじと感想

・第4話あらすじと感想

・第5話あらすじと感想

・第6話あらすじと感想

・第7話あらすじと感想

・第8話あらすじと感想

・第9話あらすじと感想

・第10話あらすじと感想

・作品概要

第1話あらすじと感想

第1話あらすじ

経営が苦しい『鵬(おおとり ) の湯」が朝風呂を開始。にもかかわらず、寝坊した梅ヶ丘 (佐藤勝利 ) と アルバイトの瀧 (長谷川忍)を松見(北山宏光 ) は叱り飛ばしていた。

そして、梅ヶ丘が漁で稼いだ400万円が消えた!

そんな『鵬の湯』に牛乳屋の端本 (平田敦子)、震えている男 (戸塚純貴 )、宅配屋 (じろう ) がやってきて、さらに波乱が巻き起こる!

第1話感想

昔ながらの味わいを感じさせる銭湯を舞台にしたシットコムがついに開幕!

べらんめえ調の兄貴キャラ・松見と愛され後輩キャラの梅ヶ丘に、おっさんアルバイトの瀧。彼らがかわるがわるボケて突っ込んでドラマが展開。数分、数秒ごとに登場人物たちのセリフに思わず吹き出してしまう、これぞまさにシットコムという作り。のびのび演じる主役の二人を、安定感抜群のシソンヌ・長谷川さんが支える絶妙なトライアングルで飽きさせません。

本作の脚本を担当するのは、「有吉の壁」で活躍中の芸人4人。第1話の脚本を書いたのは、シソンヌ・じろうさんですが、400万円の謎を追うミステリー調の展開→しょうもないオチの中で、鵬の湯の魅力をしっかりと視聴者に伝えていくある種の巧みさがありました。

銭湯といえばペンキ絵ですが、震えている男を通して紐解かれていくペンキ絵の逸話は、たぶん、昭和の時代、日本のどこかの銭湯で本当にそんなことがあったんじゃないか…と思わせる物語。銭湯のノスタルジックなよさを感じとることができましたね。

なお、脚本担当・じろうさん本人も出演して、ちょっと何言ってるかわからなくてイラっとさせる宅配屋を好演。レギュラー出演している相方の長谷川さんとコンビ揃ってのドラマ出演になりました。今後も、脚本を書いた芸人さんもドラマに登場していくのであれば、役者さん・芸人さんが暴れまわる捧腹絶倒コメディーになる予感!

そして、最後にこの人に触れておきましょう。忘れてはならない、強烈すぎる牛乳屋の端本さん。

パワフルな見た目でとばしているけど、中身はわりと乙女です(笑)。イケメンにハグする機会を自分から狙っていく積極的な純情さがたまりませんでした。一応レギュラーの紅一点で、ヒロインといえなくもない端本さん。彼女の乙女模様もこのドラマの楽しみの一つになりそうです。

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第2話あらすじと感想

第2話あらすじ

客足が遠のいている『鵬(おおとり)の湯』。施策としてバズる動画を作る鵬の湯の面々。だが、そんな中、松見 (北山宏光)に好きな人がいることが発覚! 動画制作そっちのけで、松見の恋を応援しようとする梅ヶ丘(佐藤勝利)、瀧(長谷川忍)、塹江 (賀屋壮也)。

そこに、女湯と壁を隔てていちゃつく客(ほしのディスコ)がやってきた。その客の正体は登録者数10万人超えのカップルYouTuberだった! 一同は彼らの力を借りて動画をバズらせようとするが、女湯から上がってきた彼女(あいなぷう)をみた松見が豹変する!

第2話感想

2話の脚本担当は、かが屋の賀屋さん。本人も鵬の湯の動画撮影を手伝うニート(本人いわく起業準備中)の塹江役で登場しています。

今回の最大の見どころは、それぞれ違う意味で壊れていく松見と梅ヶ丘。

宣伝のためにバズる動画を目指す鵬の湯の面々。だがしかし、もちろん簡単に撮れるものではなく、過酷(?)な撮影のストレスのせいか、梅ヶ丘は突如「バカしかいねえのかよ!」と悪態をつく“ブラック梅”に豹変。どうやら素直で優しい好青年というだけではなさそうです。

一方、松見は恋していることがバレたとたん、それまでのオラオラ男子ぶりを返上。まがりなりにも銭湯を経営する大人の男なのに、恋する姿は、まるで中学男子のようなヘタレっぷり。そんな松見を象徴するのが、恋して弱気になって思わず被ってしまった黄色い洗面器。いわゆるケロリン桶といわれる銭湯の定番アイテムを被った松見は、不思議とそれまでより小さく見えました。

動画撮影と恋にざわつく銭湯にやってきたお客は、カップルYouTuberのたっくん&まいまい。演じるのは男女の芸人コンビ・パーパー。数年前まではお笑い界きってのガチの不仲コンビとして知られていた彼らですが、仲直り企画の仕事をきっかけに現在は仲よくなったとのことで、今回は息の合ったかわいらしいカップル演技を披露。まったく空気を読まないラブラブっぷりで鵬の湯の面々を翻弄してくれました。

キレる梅ヶ丘と恋する松見。二人の新たな一面が楽しめた第2話。バズる動画という最初の目的は果たすことができた模様で、松見の恋の行方はまあ仕方がないよね…というところですが、一応の大団円というところでしょうか。

次回第3話は、お笑い第7世代の実力派トリオ・ハナコが揃って登場!ますますにぎやかな展開が期待できそうです。

そして、最後に今週の端本さん。やはり彼女は女子、いや乙女だった!

商売道具の牛乳をぞんざいに扱われて激怒していたのに、梅ヶ丘のあざとい態度に顔つきがまあ変わった。そして、今回無事にイケメンのハグをゲットできてよかったね!  ドキドキしている端本さんに見ている側もドキドキした! 次回も彼女の乙女模様を見守りたいと思います。

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第3話あらすじと感想

第3話あらすじ

『鵬 (おおとり) の湯』の忘れ物を整理している松見 (北山宏光)、梅ヶ丘 (佐藤勝利)、瀧 (長谷川忍)。しかし、モノを捨てられない松見のせいで一向に進む気配がない。

そんな中、銭湯に入りに来た小説家の鳥羽 (岡部大 )、竹ノ森 (戸塚純貴 ) とその手下 (秋山寛貴)、さらにはリサイクル業者 (菊田竜大)も巻き込み、壮大な忘れ物のSHOW TIMEが開幕!

第3話感想

今回のテーマは、鵬の湯に積もり積もった忘れ物。捨てるとなったときに、「思い出の大切な品かもしれない」と言い出したのは松見。空のペットボトルにまで「一応とっとけ」とこだわりだし、忘れ物にまつわるドラマを演じ始めて、なぜか甲子園を目指す球児たちの物語が繰り広げられることに。

捨てられない松見とそれに感情移入する梅ヶ丘に、「考えすぎ」とドライにつっこんで捨てるように促すのは瀧さん。おそらく瀧さんの考え方が常識的で現実的といえるでしょう。しかし、今回は、忘れ物の中にお客さんの大切な思い出の品が本当に見つかり、松見のこだわりに軍配が上がった。長く続いている銭湯には、お客さんたちの思い出もたくさん生き続けている。そんな温かみのあるメッセージがドラマから伝わってきましたね。

そして、今回はとにかく梅ヶ丘が泣いた!松見のドラマに感情移入して泣き、高校球児になりきって泣き、とりあえず、彼はかなり感情の起伏が激しいようです。とはいえ、最後に忘れ物を回収にきたリサイクル業者を前に「いらないものなんかない」と泣きじゃくる姿からは、彼の優しさが十分伝わってきました。

第3話の脚本を担当したハナコの秋山さん。ハナコも揃ってゲストで登場し、秋山さんは、トランペットを吹く青年・田辺を、菊田さんはわりと失礼な言葉を吐くリサイクル業者・島村を演じて物語の程よいスパイスに。そして、岡部さんは、物語のキーマンである小説家・鳥羽を演じつつランプの魔人に強豪バッタ―に扮して大活躍! コントやドラマで高く評価されている演技力をいかんなく発揮してくれました。

次回の脚本は空気階段・水川かたまりさん。稀代のクズ芸人として知られる空気階段・鈴木もぐらさんが出演し、どんな形で鵬の湯を翻弄してくれるかが楽しみです。

最後に今週の端本さん。今回は忘れ物のバッグやイヤリングにはしゃぐかわいらしさを披露しましたが、そんな彼女の地雷を踏みかけたのは梅ヶ丘。乙女心を踏みにじらないようくれぐれも気を付けてほしいものです。そして、ドラマのラストの甲子園ドラマ、彼女がテニスラケットで打ち返した球は果たしてどうなったんでしょうね…?

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第4話あらすじと感想

第4話あらすじ


松見(北山宏光 ) が住まわせている外国人留学生のマニー(鈴木もぐら ) の故郷のお祝いだという日が続き、
連日賑やかな「鵬 (おおとり ) の湯』。

マニーに甘すぎる、松見や瀧(長谷川忍)に不満を募らせていた梅ヶ丘(佐藤勝利)だったが、ある日、大切にして
いたコマがなくなった!  マニーを疑う梅ヶ丘。そこに、高級寿司を届けにきた配達員 (水川かたまり) が放ったあ
る一言をきっかけにとんでもない事実が発覚する!

一方、梅ヶ丘の辛い過去もわかり…。

第4話感想

今回のメインゲストは、空気階段・鈴木もぐらさんが演じる、鵬の湯に住みつく謎の外国人・マニー。

この男、どこからどう見てもうさんくささしかありません。たどたどしい日本語でしおらしい笑顔を見せながらも、高価な寿司の出前をねだったり銭湯の湯加減に文句をつけたりと、やってることは相当ずうずうしい。しかし、梅ヶ丘以外みんなマニーを甘やかし、特に瀧さんはマニーにマフラーを編み、ケーキまで作る入れ込みよう。あんたは乙女か?と思わずツッコミ入れずにいられませんでしたね。マニーから「マブ」と言われて本当に嬉しそうだった瀧さん。これまであまり友達に恵まれてこなかったんでしょうか…?

とはいえ、悪いことは続かない。お寿司の出前を運んできた配達員は、なんとマニーの高校の同級生。そう、彼は外国人ではなく日本人だった。しかも、働きたくないから他人の家に住もうと企てただいぶひどいクズでした。

しかし、だまされていたとわかっても、鵬の湯の二人は優しかった。嘘をつくことは誰にでもあるから、いいことも悪いことも一日の最後に銭湯で洗い流せばいい…とマニーに促す松見。そして、誰よりも疑っていたのに、マニーを庇ってあえて嘘をつく梅ヶ丘。それぞれの形でマニーを許して旅立ちを見送るシーンには、ほっこりと心にしみる余韻がありました。二人ともいい男だ――。

今回の脚本担当は、空気階段の水川かたまりさんですが、相方・もぐらさんの活かし方をさすがよくわかっていた。うさんくさくて嘘つきだけどどこか憎めないマニーは、稀代のクズ芸人といわれながらもその愛嬌とかわいらしさで愛されているもぐらさんとよくリンクしたぴったりのはまり役。風呂桶でボーリングしたりコマを回したり、いい音で牛乳を飲んだり、たどたどしい日本語かと思ったら正体がばれたらそれはそれで変なしゃべり方だったり、そして、最後になんともしんみりした味のある表情も見せて、ある意味“鈴木もぐら無双”ともいえるほど、もぐらさんの魅力全開のお話でした。

そして、水川さん自身は、寿司屋の配達員役で登場しましたが、第1話に出てきたあの人とそっくりなイラつく喋り方。「ここの町内、こんな人ばっかりなの?」と思ったら、案の定、お兄さんがいるのだそう。お兄さんらしき人は次回再び登場予定なので、弟がいるかどうかをぜひ明らかにしてほしいですね。

最後に今週の端本さん。ただ、今回は、前述した通り、乙女だったのはむしろ瀧さんで、端本さんはマニーに優しく接する、どちらかというと母性を感じさせる役回りでした。マニーから「ババア」と連呼されても温かい態度のまま。ただし、他の誰かが言ったらおそらくそうはいかないでしょうね…。

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第5話あらすじと感想

第5話あらすじ

丑三つ時。鵬(おおとり)の湯。大きな物影とバシャーンというお湯を浴びる怪しげな物音が…。

そして、2月14日、バレンタインデー。髪型や服装を変えて色気付いている松見(北山宏光)と梅ヶ丘(佐藤勝利)と瀧(長谷川忍)。松見と梅ヶ丘は端本(平田敦子)の旦那・ケンイチ(野間口徹)の代わりに女子校の牛乳配達に行って以来、大モテの様子。

まいど様(じろう)が大量のチョコレートを運んでくる。すべて松見と梅ヶ丘宛のチョコレートで瀧には一つもない。

そんな中、深夜に鵬の湯の近くを通った塹江(賀屋壮也)が妙な物音を聞いたと騒ぎ出し、みんなで真相究明に乗り出す!

第5話感想

祝、端本さんの旦那初登場!

次世代バイプレーヤーとして知られる実力派・野間口徹さん演じる端本さんのご亭主・ケンイチさん。奥様に比べて存在感は薄いですが、とても優しくて素敵な旦那様。そして、なにげに今回のキーマンでした。

バレンタインの鵬の湯。松見と梅ヶ丘には宅配便で大量にチョコが届きますが、一方、瀧さんには一つもなし。気落ちして無言で姿を消していく瀧さんの背中は、なんとも大きくて切なかったです…

失意の瀧さんに、ケンイチさんは慰めの言葉をかけ、松見と梅ヶ丘に自分や瀧さんのような「のり弁族」(のり弁みたいな顔をしているってことらしい)が、バレンタインにいかに空しい思いをしているかを話します。チョコをもらっている友人に気を遣われないために、のり弁族が身に着けるおどけたリアクションをいくつも披露するケンイチさん。チョコをもらえない男子の悲しさがひしひしとリアルに伝わってきました…

だがしかし、バレンタインに浮かれてばかりはいられなかった。鵬の湯に幽霊が出る?というまさかの事件発覚。深夜にザッバーンだかバッシャーンだかの音が聞こえると知り、ほっておくわけにはいかず、捜査に乗り出す松見たち。

しかし…銭湯に現れた幽霊の正体は、なんと瀧さん!

バッシャーン・ザッバーンの音は、チョコレートをお湯にかけていたもの。松見と梅ヶ丘にばかりチョコが来るのが悔しくて、よなよな二人に届いたチョコを大浴場で溶かしていたという瀧さん。

いや、瀧さん、チョコもらえなくて悲しいのはわかるけど、やってることはけっこうタチ悪いよ? 

しかし、そんな瀧さんに最後までケンイチさんは優しかった。「俺たちのり弁族にも、真実の愛は必ず存在している」と悟し、「愛しているんだ」と自分の妻を振り返る。本当にいい旦那様です。

ケンイチさん、ぜひこれからもちょくちょく登場してほしいですね。

最後に、今週の端本さん。

乙女ですから、もちろんバレンタインもぬかりない。松見と梅ヶ丘にちゃんとチョコを用意していた(松見には雑に投げつけたけど)。そして、旦那様にもチョコを渡すのですが、それは松見と梅ヶ丘に届いたものを「食べきれないから」とおすそ分けしてもらったやつ。

受け取ったケンイチさんは、どんな感情なのかなんとも言い難い表情をしていましたが、これもまた愛ですよね。きっと…

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第6話あらすじと感想

第6話あらすじ

先代のおやっさん(吉田鋼太郎)の孫を探している鵬の湯の面々。

瀧(長谷川忍)が外で探し回っている中、松見(北山宏光)は露天商のおばちゃんから買った水晶玉を使い、孫の居場所を占っているがもちろん何も見えない。しかし、梅ヶ丘(佐藤勝利)が水晶玉に呼びかけると端本夫妻(平田敦子・野間口徹)の『60秒後の未来』が見えると言い出す。

ビジネスチャンスと睨んだ塹江(賀屋壮也)は梅ヶ丘の能力を使い、鵬の湯で占いを始める。孫の手がかりもないまま、わけのわからないお客(KOUGU維新 大津広次・淡路幸誠)を占っているがーーー。

第6話感想

今回は、かが屋・賀屋さんの脚本で、鵬の湯の面々が先代のお孫さんを本格的に探すお話。

冒頭、水晶玉の前で妖しい呪文を唱えて、占いで孫を探そうとする松見。水晶玉はお金に困ってるおばちゃんから5万円で買ってきたそうです。あまりに安易な人探しの方法に、思わず「バカなの?」とつっこんでしまいましたが、この単純明快さが松のいいところ。よくも悪くもわかりやすくて、とにかく人がいいのです。

そして、そんな松見のせいでとばっちりを喰いがちなのは、梅ヶ丘。おやつ食べてるのかと思ったら、松見がお金を使ったせいで、食費にも困ってパンの耳でしのいでいたらしい。なんて、かわいそうなんだ…しかし、梅ヶ丘にまさかの予知能力発覚!水晶玉をのぞいて60秒後の未来を次々と当てていき、銭湯で占い稼業をはじめることに。

占いのお客としてやってきたのは、昨年、「有吉の壁」で一躍人気者になった「KOUGU維新」のプラスドライバ&平やっとこ。しかし、今をときめくビッグアイドル・佐藤勝利さん主演のドラマに出演が決まるとよいお告げが出たのに、プラスドライバが「ケンティのほうが好き」と見事に地雷を踏んで、梅は激怒。「俺だって頑張ってるんだぞ!」というブチ切れから悔しさがとてもよく伝わってきました…

そして、肝心のお孫さん探しですが、正直、これはドラマのキーの一つで、お孫さんは最終回かラスト間近に諸々明らかになるのかと思っていたら、今回、しれっと見つかってしまった。鵬の湯を覗いて“生首”呼ばわりされていた青年が、まさかのお孫さんでした。演じるのはトリプルファイヤーの吉田靖直さん。力の抜けた淡々とした喋りと佇まいで、絶妙な“生首”感を出してすごくはまっていましたね。これは、ナイスキャスティング!

フランスへ旅立つという彼に、松見は占いで稼いだお金を餞別として送り、遠慮する彼に「自分の占いをはずさせないで」と梅ヶ丘が後押し。松と梅はいつもこうやってお客さんに優しい。そして、出番がちょっと少なかったけど、お休み返上でお孫さんを探してくれた瀧さんもいい人。だからこそ、鵬の湯は温かくて気持ちのよい銭湯なのです。(儲かってないけど)

最後に今週の端本さん。

今回は、乙女というよりは最初から最後まで壊し屋でした。旦那さんのケンイチさんの腕を壊しかけ、最後に水晶玉をまさかの…!端本さんが引き起こした惨劇に開いた口がふさがりませんでした…

端本さん、あれで大好きな梅ちゃんから暴言浴びせられたりしてないといいんだけどなあ。

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第7話あらすじと感想

第7話あらすじ

梅ヶ丘(佐藤勝利)は両親が鵬の湯に来ることになり、「銭湯の正しい入り方」のVTRを作成し、さらに、瀧(長谷川忍)や鳥羽(岡部大)に対してホイッスルを吹きながら、激しくマナーを注意していた。

そんな中、お風呂に入ろうとしない客・平川(高橋努)がやってきた。松見(北山宏光)は平川の態度にどうも納得がいかない様子。

そして、梅ヶ丘が2階の部屋に行っている間に、ホイッスルを吹き、風紀を正す強烈な女性(片山友希)がやってきた。その女性は梅ヶ丘の姉の虎美で、両親が来られなくなり、代わりに梅ヶ丘が真面目に働いているかを抜き打ちで見に来たという。しかし、自分がいることを内緒にして欲しいと松見と瀧に頼み…!!

第7話感想

今回のテーマは“親孝行”でしょうか。両親が来ることになった梅ヶ丘が、果たして親孝行できるのか…というお話。

親孝行がテーマと考えたときに、重要だったシーンの一つが、作家の鳥羽が梅に新作の小説を持ってくるところ。

鵬の湯を愛した鳥羽の母親の思い出を本にしたという、その名も『でっけぇ風呂場で待ってます』の本を手にしながら親のことを思う梅と、そんな梅を「まだ遅くない。いくらでも親孝行できる」と励ます鳥羽。二人のやりとりはじんわりと響くものがありましたね。ハナコ・岡部さんはこうした人間味が必要な芝居がなんとも上手い。

今回の脚本担当はハナコ・秋山さんでしたが、思い出がテーマだった第3話に続いて、今回も笑いの中に温かみを感じさせる情緒のあるお話。これが作家としての秋山さんの持ち味なのかもしれませんね。(本人の出番は、「銭湯の入り方」VTRのみでしたが…)

ただ、親孝行のためにはりきる梅のせいで、周りはだいぶ迷惑もこうむります。銭湯を双眼鏡で見張り、ホイッスルを吹き鳴らすのは、さすがにやりすぎ。そして、玄関でいきなり服を脱ぐ鳥羽に注意するのはまだしも、瀧さんに「顔がゴリラ」はかわいそうすぎた。

そんな中、鵬の湯にやってきたお客は、なぜかお風呂に入ろうとしない平川。マッサージチェアに座ったり牛乳を飲んだりガチャガチャで遊んだり、お風呂以外のことを思いきりエンジョイしてはいるものの、鵬の湯に誇りを持ってる松見は納得いかず、「うちの銭湯に何か問題でも?」とガンつけに行く。いや、気持ちはわかるけど、お客さんにそれやるのは怖い怖い…

結局、梅の両親は銭湯には来ず、代わりに現れたのは姉の虎美。しかし、この虎美さんがかなりのツワモノだった。「見られちゃいけないような裸があるんですか?」と、男湯に平気な顔で乗り込み、気に入らないことがあると梅に輪をかけた勢いでホイッスルを吹き鳴らす。なんだ、この兄妹。しかも、虎美さん、他人の失礼さを指摘してる割に、松に「オーナーがヤクザ」、リサイクル業者の島村に「顔がネガティブ」と、むしろだいぶ失礼なことを言ってます。

虎美の登場でより事態がややこしくなりそうだった鵬の湯でしたが、銭湯恐怖症だという平川のトラウマが明らかになり、そこで動いたのは梅。平川に「でっけぇ風呂に入っていきませんか?」と語りかけます。銭湯は湯船に入らなくたってすごく楽しいから…と言う梅の姿から、自分の働く職場・鵬の湯を愛していることがすごく伝わってきました。

弟に自分が来たことを最後まで明かさなかった虎美さんでしたが、梅の真剣さや笑顔を見て納得した模様でしたから、実家に戻ってきっと梅が元気にがんばっていると報告してくれて、梅のご両親も喜んでいることでしょう。

ところで、最後まで気になっていたのが、瀧さんがお風呂に入るときにメガネをとらないこと。マナー違反ではないですが、銭湯だと曇るし、顔洗うとき面倒なのになんででしょうね。

最後に今週の端本さん。

虎美さんの失礼な言葉は端本さんにも降りかかり、「女子プロのヒール」扱いされたものだから、「誰が極悪同盟だ!」と激怒。いや、そこまでは言ってないから。

そして、ラスト近くで、梅の「でっけぇ風呂に入りましょう」にうなずいて上着を…って、いやいや、それはさすがに本当にマナー違反というか規則違反だから。乙女なのだから、でっけぇ風呂はぜひ女湯で楽しんでください…

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第8話あらすじと感想

第8話あらすじ

「鵬の湯」に大人気番組のテレビ取材がくることになり、自分たちでシミュレーションを行っている松見(北山宏光)と梅ヶ丘(佐藤勝利)。

そんな中、突如、お風呂の神様(前野朋哉)が現れる!そして、そのお風呂の神様は、“自分を満足させることができたら鵬の湯はずっと繁盛し、満足させることができなかったらすごいイタズラをする”と宣言。

松見と梅ヶ丘はお風呂の神様を満足させるために、たくさんのおもてなしを試みる!しかし、なかなか満足させることができず、お風呂がトムヤムクンになってしまったり、神様のイタズラはどんどんエスカレートしていく…!! 

第8話感想

今回は、また一段とかっとんだ展開。

冒頭から、梅ヶ丘はヘンなテンション。ただ、これはテレビ撮影の予行練習でした。そして、瀧さんはいつになくおめかしして、「大切な人に会いに行く」と出ていき、なんだかいつもと違う鵬の湯…と、思っていたら、いきなりお風呂の神様登場。

ただ、この神様、ちっともいい神さまじゃない。ただただふてぶてしい。

銭湯を繁盛させたいなら自分を喜ばせろという彼のために、松と梅が某先輩たちのマネして料理作ったり、梅が見事なダンスを披露したり(さすがSexy Zone!)、すごくがんばってみせたのに、イタズラをエスカレートさせるばかり。

おかげで、梅は濃い眉と髭をつけささせられてイケメン(自分で言ってた)が台無しになり、松はイタリア語でしかしゃべれなくなり、銭湯の湯はトムヤムクンになって、シャワーからマンゴージュースが出てくる。
ただ、これは、いっそトムヤムクンとマンゴージュースのお店にしたら、逆に儲からない?ってちょっと思ってしまいました。

その後、帰ってきた瀧さんに、瀧さんと会っていたというあのマニーも参戦して、さらに奮闘する面々ですが、どうも芳しくなかった様子。気がつけば、みんなヘンな扮装になって力尽きていました。

そんな中、テレビ撮影のクルーたちがやってきましたが、これがまたややこしい人たちだった。てっきりプロデューサーか何かだと思ったおじさんが、まさかの若者に大人気のインフルエンサー・ぱるきで、派手派手しいインフルエンサーぽい人は裏方さん。ぱるきさん、無理してがんばってテンション上げてるようにしか見えなかったけど。

結局、最後に、先輩の神様がやってきて後輩の非礼を詫び、銭湯は元通りに。先輩の神様、後輩にはすごい厳しいけど、松たちにはいたって気さくで低姿勢。先輩神様役のパンサー・菅さん、見た目は怖そうだけど優しいところもある役柄がよく似合っていました。

かなりいろいろ詰め込んだ感じもあったこの第8話ですが、気になったことが2つ。まず、言葉が聞き取りづらい配達員が持ってきた4万4千円のお寿司、あれは結局なんだったのかということ。もう1つは、トムヤムクンのお風呂の映像がテレビで流れたら、鵬の湯にトムヤムクン目当てのお客さんが殺到しないだろうか…ということ。このあたり、脚本担当の空気階段・水川かたまりさんの解説などを聞いてみたいものです。

そして、今回、一番印象的だったのは、イタリア語の呪いをかけられた松が披露した小島よしおさんのネタ。「そんなの関係ない!」はイタリア語だったけど、「おっぱっぴー!」は違った。そうか、あれはつまりは世界共通語なんだなあ…となんか腑に落ちてしまいました。

最後に、今週の端本さん。

今回、梅のハグを受けたあと、そのままキス…というチャンス到来したけど、さすがに無理だった。そして、神様のおもてなしのためにポールダンスを披露したら、それに対して失礼なことを言った松にイタリア語の罰が下りました。
神様、もしかして、端本さんにはさすがに怖くていたずらできなかった…?

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第9話あらすじと感想

第9話あらすじ

松見(北山宏光)の誕生日サプライズの練習をしている梅ヶ丘(佐藤勝利)、瀧(長谷川忍)、端本夫妻(平田敦子・野間口徹)、塹江(賀屋壮也)。 すると、突然、個性強めの女性(ふせえり)がやってくる。なんと、その女性は松見の母親だった!!

松見は15年前に家を出たっきりで、その後は家に帰らず母親に仕送りを続けていたという。

松見の母親は再婚が決まり、その仕送りのお金を鵬の湯に置いていく代わりに松見をシンガポールに連れて行く、と。

そんな中、俳優・光石研がマジックショーを行うために鵬の湯にやってきて…!?

第9話感想

冒頭、松見の誕生日サプライズの練習にいそしむ面々。かつて劇団で役者をしていたというケンイチさんの演技がちょいウザでした。

そんな中、鵬の湯に突然やってきたパワフルな女性は、なんと、松のお母さん。

借金取りに憧れて家を飛び出していった負い目があるだけに、母との再会を素直に喜べず洗面器をかぶってしまう松。しかし、そんな松にお母さんが突きつけたのは、これまで松が仕送りしていたお金、そして、再婚する自分と一緒にシンガポールに来いという宣告でした。

当然、梅と瀧さんは、松がいなくなることを受け入れられない。一方、親子の絆は簡単に切れるものじゃない…と松を慮る端本さん。そして、母の持ってきたお金があれば滞ってる梅や瀧さんの給料も払える…とすぐに返事ができない松。みんな、鵬の湯のことを思っています。切ない…

そんな中、鵬の湯に俳優の光石研さん登場!松の心のこもった手紙に胸を打たれて、鵬の湯でマジックショーをすることを決めたという光石さんは、松のその手紙をご丁寧に朗読してくれました。「でっけぇ」「かっけぇ」がやたら出てくるひらがなの多い文章、しかも「バカなので」というくだりを光石さんが連呼して、バカ呼ばわりされた鵬の湯のスタッフ陣はちょっとイラっとしたかもしれませんが、それでも、松の鵬の湯への思いは伝わってきました。

手紙の内容を知ったお母さんは、松の思いを理解して、つれていくのをあきらめます。ただ、お母さんはもしかしたら最初からそのつもりだったのかもしれませんね。最後、端本さんとの会話で鵬の湯の先代と知り合いで松のことを頼んでいたことが明らかになりました。つまりは、松が鵬の湯を愛していることは先代から伝わっていた可能性が高く、外国へ行く前に息子の銭湯にかける本気度を実際に会って確かめたかったのかな…と思います。

今回は、母親役のふせえりさんと本人役で光石研さんと、ベテラン俳優二人がゲストの豪華な回でした。ふせえりさんは、小柄なのにパワフルでドスのきいた、でも愛情にあふれたお母さんを力いっぱい演じていて、お腹から出る発声も悪人顔も素晴らしかった。光石研さんも手紙の朗読でいい声でしれっとバカっぽい語りがイラッとくる見事なクオリティでした。欲を言うなら光石さんが実際にマジックをするところも見てみたかったですね。

次回、いよいよ最終回。『有吉の壁』で活躍する芸人4人が脚本を担当し、パーパーやKOUGU維新ら壁芸人のゲストもありましたが、最後についに“ミスター壁芸人”(←筆者の主観です。あしからず)ことチョコレートプラネットが参戦! 終わってしまうのは寂しいけれど、チョコプラが来てくれるならきっとにぎやかで楽しい回になると思います。どうか笑ってラストを見届けられますように。

最後に今週の端本さん。

今回、松のお母さんの心情をある意味一番理解していたのは、彼女でしたね。さすが子供がいる母親同士…って、そう、今回、端本さんとケンイチさんの会話から、二人に子どもいることが明らかになって、それにびっくりしました。

端本さん、旦那さんの腕をしょっちゅう折ってるけど、反抗期のお子さん、果たして大丈夫なんだろうか…

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第10話あらすじと感想

第10話あらすじ


先代の写真を見つめ、封筒を握りしめる松見(北山宏光)。梅ヶ丘(佐藤勝利)が買い物から帰ってきて、慌てて握りしめていた封筒を番台に隠す松見。 鵬(おおとり)の湯では毎年、3月31日は「鵬の日」として無料開放をしていた。そのお祭りの準備に追われていた松見・梅ヶ丘・瀧(長谷川忍)・竹ノ森(戸塚純貴)。

まいど様(じろう)が先代の孫からの「鵬太鼓」を届けにきたりと慌ただしい中、端本(平田敦子)が チンピラ2人組が松見のことを探し回っている、と言ってくる。

「鵬の日」を成功させるためにも自分が松見のことを守るという梅ヶ丘。しかし、そんな矢先に塹江(賀屋壮也)が明らかに怖そうな峰(長田庄平)と東堂(松尾駿)を連れてやってくる。 その2人こそが松見を探しまわっていたチンピラだった‥‥!!! 

第10話感想

ついに最終回。

冒頭から、なんだか様子が変な松。梅に明らかに隠しごとをしていて、梅が仕事を手伝おうとしたら過剰に怒り出し、いつしか二人してブチ切れだす。これ、喧嘩するほどのことかね? そして、松はこのときに梅に怒った余波なのか、その後、瀧さんの前で披露した梅の物まねがなかなか悪意入ってました(笑)。

今回、先週の予告を見て、ついに鵬の湯閉まっちゃうの?よからぬ輩が来て大ピンチなの?と心配もありましたが、正直、思ったほどにたいしたピンチではなかったです。

ゲストのチョコレートプラネットが演じたのは、かつての松の上司の借金取り。ドスがきいた感じで現れて、いろいろ騒いでましたが、松のパンチにやられて、意外とあっさり引き下がっていきました。

そして、松が梅と瀧さんのことを考えて退職金(封筒には「退しょく金」って書いてあった)も用意して、銭湯を閉めようとしていたことが明らかになりましたが、梅と瀧さんはもちろんそんなことは許さず、こちらもあっさりと解決。

ある意味、一番ピンチだったのは、端本さんにプレスされて骨を折った梅だったのかも。太鼓が鳴るたびに骨に響いて痛そうで、気の毒でしたよ。

最終回の脚本を書いたのはシソンヌ・じろうさん。担当した1話、5話とこの最終回、いずれもじろうさんの回は、「やばくね?」とミステリアスな雰囲気が立ち込めつつ、「しょうもな…」というオチで完結していた気がします。

そして、そんな中で、じろうさん自身が演じるまいど様の妙な存在感が徐々に増していた。以前はイラっとしていた「まいど様です!」の掛け声、最終回では、「出た~!」と、ちょっと楽しみにしちゃいましたからね。

脚本を担当した4人の芸人さん。ふりかえってみると、
じろうさん…しょうもないオチ
賀屋さん…ゲスト多めで翻弄される
秋山さん…人情味をプラス
水川さん…道具が盛りだくさん

という感じでしょうか。
芸人さんによって、ドラマに微妙な違いが出ていて、それぞれの持ち味で笑わせてくれました。

ここまで、全10回毎回本当に楽しかったこの作品。何より、レギュラー陣に悪い人がいなかった。

単純で短気だけど、誰よりも人がよくて情にあつい松見
意外とブラックなところも多かったけど、基本は愛されキャラで、いつも鵬の湯のために懸命だった梅ヶ丘。
ぼやき多めでせこいとこもあるおじさんだけど、なんだかんだで面倒見がよくてみんなのまとめ役だった瀧さん。
怒ると怖いけど中身は乙女で、いつも温かく鵬の湯を応援してくれていた端本さんと、その夫で最終回に歌を披露しようとしたり、意外と目立ちたがりなとこもある心優しきのり弁族・ケンイチさん。

みんながみんな、本当に大好きでした。
ラストシーンで、でっけぇ風呂場につかる面々を見て、ずっとずっとこの素敵な銭湯が続いてくれたらいいなと、願わずにいられませんでしたね。

鵬の湯のみんな、ありがとう!
でっけぇ風呂場は永遠に不滅でいてください!

最後に今週の端本さん。

最初から最後まで大活躍して、物語に欠かせない存在だった彼女こそが、やはりこの作品のヒロインといって間違いないでしょう。

今回も、実は一番やらかしていたのは、彼女でした。

梅の悲鳴を聞いた松が駆け付けると、そこには、端本さんに押し倒され…、もといプレスされた梅の姿が…

ことの顛末は、高いところにあるおやっさんの写真を拭くために、梅が土台になって、その上に端本さんがのっかって…というものらしい。

「レディを土台になんてできるわけがない!」という梅の言葉に「レディ~~~~!」と悶絶して感動する端本さんの気持ちがよくわかりました。梅ってばツボを心得てる。

そう、あなたは最後まで乙女だったね。でも、のっかられた梅は大変だったね。

いつかスピンオフとして、端本さん主演の「愛のプレス機」が見れたらいいなと思います。

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–{作品概要}–

作品概要

創業150年、江戸から続く下町の銭湯「鴨の湯」。松見 (北山宏光) と梅ヶ丘 (佐藤勝利) は、恩人である先代の後を引き継ぎ、鵬の湯をなんとか切り盛りしていた。そんな「鵬の湯」には、クセの強い、個性的な お客さんが次から次へとやってきて…事件! トラブル! ハプニングが毎日巻き起こる! いろんな困難乗り越えて! 鵬の湯は今日も元気に営業中!

出演
北山宏光(Kis-My-Ft2)、佐藤勝利(Sexy Zone)、長谷川忍(シソンヌ)、平田敦子、吉田鋼太郎ほか

脚本
じろう(シソンヌ)、秋山寛貴(ハナコ)、賀屋壮也(かが屋)、水川かたまり(空気階段)

企画・演出
橋本和明

演出
大場剛、池山喜勇

主題歌
Sexy Zone「LET’S MUSIC」

キャスト・脚本家コメント

北山宏光コメント

どんなストーリーになるんだろうと、タイトルを聞いた瞬間からすごくワクワクしました。そして、撮影に入り、予想以上に毎日が勝負です(笑)。
要素がたくさん詰まっていて異種格闘技感もあり、演じながらアイデアをぶつけあったり、ワンシチュエーション、長回しでの撮影で、間違えられない緊張感の中で追い詰められながらも楽しんでいます。
ドラマが目の前で繰り広げられているようなライブ感を楽しんで欲しいです! 是非笑いにきてください。でっけぇ風呂場で待ってます!

佐藤勝利コメント

僕自身お笑いが大好きなので、お話をいただいた時は嬉しくて夢のような気持ちでした! 脚本を担当されている芸人さんたちが実際に撮影現場にいてくださって、とても贅沢な気分です。とにかく観て笑ってもらいたいというのが一番の思いなので、面白いことにもどんどん挑戦します!
人と人とが直接繋がりづらい今だからこそ、ドラマの舞台となるでっけぇ風呂場(銭湯)という空間を通して、こういう瞬間が恋しいなって感じてもらえたら嬉しいです。銭湯に行くような気軽さで楽しんでください!

じろうコメント

書きました。
本物のお風呂が出てきます。
ゲストも沢山出てきます。
見て下さい。

秋山寛貴コメント

今回、ドラマの脚本に初挑戦となりますハナコの秋山です。怖かったです。コント作りしか経験のない僕にできるのか。
不安とワクワクが入り混じる中、脚本作りに励みました。銭湯に行く回数も増えました。
なんとか迎えた撮影は想像以上に楽しいものでした。少しでも多くの方々に楽しんで頂けることを願っています!

賀屋壮也コメント

豪華キャスト! 豪華セット! シットコム! こんな凄い企画に脚本として携わる事が出来て感無量です! 先輩のじろうさんをはじめ、秋山さん、かたまりさんと共に北山さん佐藤さん主演のドラマ…僕はえぐい世界線にいました! 僕の書いた拙ト書き、拙セリフ、総じて拙脚本をキャストの皆さんが最高に面白く昇華してくださいました!
再びのコロナの猛威に負けず皆さんで楽しみましょう!

水川かたまりコメント

こんにちは。空気階段かたまりと申します。今回初めてドラマの脚本を書かせていただいたので今後は職業欄には脚本家と書きます。スタッフの皆さんがふざけて僕のことを「先生」と呼んでくださったのですが、心底気持ちよかったです。これからもいっぱい「先生」と呼ばれるように頑張って偉くなろうと思います。
僕がソファーに寝転がってたけのこの里を食べながらボロボロのiPod touchでうったものが北山さん、勝利さんをはじめ豪華なキャストの皆さんに想像以上の形にしていただけるなんて嬉跳躍です。笑いあり涙ありヌードあり! チョウ面白いドラマになっておりますので手段を選ばず視聴してください!

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