何か月も何か月も楽しみにしていた、特別な1日が終わってしまいました。
しかし、その1日は想像していたよりも遥かに素敵なもので、きっと僕が死ぬ間際の走馬灯に映し出されると思います。
1月22日水曜日、場所は横浜アリーナ。
お昼前に会場入り。
外にはすでにグッズを買う為に並んでいるお客さんがズラリ。
そう、この日行われるイベントは年に一回の東映特撮ファンに向けた最大のお祭り、「超英雄祭 仮面ライダー スーパー戦隊 LIVE&SHOW 2020」。
そんな最高の舞台で、なんと『仮面ライダーゼロワン』キャストのトークパートのMCをさせていただける幸せ。
寝る前から気持ちがふわふわ。
起きてふわふわ。
横浜アリーナに向かってふわふわ。
着いてふわふわ。
もうこれから僕のことは不破不破さんと呼んでください。
–{いざ、会場入り…レポートは次のページで}–
控え室で待機してると、周りの楽屋から聞こえてくる皆さんの発声練習。
特にBeverlyさんは、本番となんら変わらない発声音量。
軽く机が並べられたところで昼食を食べていたら、目の前には宮内タカユキさんが。
あまりのオーラにしゃべりかけることができず、宮内さんをチラ見し、リハーサルされてる影山ヒロノブさんの歌声聴きながら食べるという状況。
きっともう二度とない、最初で最後の体験でしょう。
そしていよいよ本番。
サプライズでなんと、仮面ライダーディケイド役の井上正大さんと仮面ライダーディエンド役の戸谷公人さんが登場し、横浜アリーナは一気に興奮の渦の中に。
その興奮のまま「ゼロワン」と「リュウソウジャー」のオープニングショー。
それが終わるといよいよ自分の出番。
不思議と緊張はしておらず、とにかくやっとの思いでチケット買って見に来られた人の為に、自分の我は極力捨て、1秒でも長くゼロワンキャストの声をお客さんに届けられるようにしないと…などと考えてたら、合図が出て、いざ横浜アリーナのステージへ。
目の前に広がる12000人のお客さんと無数のペンライト。
挨拶しようと手を上げようとしたら、あれ?思うように動かない。
パッと見ると台本持つ手がとんでもなく震えている。
そりゃ経験したことない人数の前に立ってるんだから緊張もするわなと思いつつ、震えが止まらなかったんで逆にその状況を楽しませていただきました。
トークパートは15分の尺なんですが、体感は1分くらいに感じるくらいあっという間に終わったような。
数日経った今でも思い返すと胸が熱くなります。
エンディングにも再び出させていただき、そうそうたるメンバーの方々と同じステージに。
幼少期のスター、宮内タカユキさんと影山ヒロノブさんもいれば、青春時代のウォークマンに必ず入れてた西川貴教さん、Jさん、松岡充さん、TAKUYAさんという90年代後半を代表するアーティストも横一列で並んでいて超豪華。
僕の隣にいたアンジャッシュ児嶋さんがいまいちピンと来てなかったので、「いいとも!」の最終回と同じくらいすごいですと伝えると、「すごい豪華じゃん」とそこで驚かれていました。
見にこられた方も、それぞれハイライトがあったと思います。
ブルーレイが出るまでは脳内再生で思い返しておいて、発売されたら擦り切れるまで見て楽しみましょう。
見に来られなかった方も来年こそは会場で楽しめるよう、超英雄祭を体に馴染ませる為にブルーレイを見るのはいかがでしょうか。
(文:篠宮暁)
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