恒例の東映冬映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファーストジェネレーション』への期待を熱弁

篠宮暁の“特撮”向上委員会

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

まもなく師走に突入。

12月になるとソワソワしだします。

もう師走ではなくソワすです。

もはや恒例となって久しい、仮面ライダーの年末映画の情報が徐々に入りだす11月後半。

昨年の今頃は「平成ジェネレーションズFOREVER」に出させていただいたということもあって、例年のソワソワよりも更にしていたのを思い出します。

そうこうしてる間にもうすぐ『仮面ライダー 令和 ザ・ファーストジェネレーション』が公開されるわけですが、今回はどうなのかというと、なんと昨年よりもソワソワしております。

今年はありがたいことにTTFCで配信されてる「ウラ仮面ライダー』のMCを担当させていただいてまして、出演者の方やスタッフさんにお会いする機会が多く、例年に比べて貴重なお話を聞けていることが理由かと思います。

–{「令ジェネ」予告編に「僕が好きな要素何個入ってんねん」}–

先日公開されました「令ジェネ」の予告。

なんて惹きつけられる1分30秒なんでしょう。

歴史がいつの間にか改変されている、そこに介入している謎のタイムジャッカー、先輩ライダーのジオウの頼もしい助けなど、予告だけで僕が好きな要素何個入ってんねんという仕上がり。

あまり過去の作品のあそこに似ているとは言いたくないところではあるんですが、予告から可能な限り読み取ってみると、歴史が変わった原因を突き止めに過去に行くという流れ、僕が好きな『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』みたいでたまりません。

デンライナーで過去へ向かうのも興奮しますが、タイムマジーンの時空転移システムも最高に興奮します。

ショッカーに支配されている「レッツゴー」の世界。

一方、「令ジェネ」ではなんとヒューマギアが支配する世界。

「レッツゴー」ではショッカーグリードによって、洗脳されてしまったまま時間が経ち、悪の戦士として立ちはだかる1号2号。

そして、「令ジェネ」で立ちはだかるのは或人の親父・其雄が変身する1型。

共通点が多いですが、だからと言って展開が同じはずもなく、これがフリとなって裏切られたり、勝手にミスリードしてサプライズにつながったりするので、大いにふりまわされたいと思ってます。

気になるところで言うと共闘はあるのか、W親子変身はあるのか。

想像せずにはいられません。

絶対にあるであろう其雄役の山本耕史さんの変身ポーズも楽しみなところ。

予告見ただけでも、山本耕史さんがカッコ良すぎる。

そして発表された001の姿もシブすぎる。

ベルトを別のモノにして変身するのも、個人的にはかなりそそられるポイント。

『仮面ライダードライブ』のデッドヒートドライブや、『仮面ライダーエグゼイド』で花家大我が変身したクロノス、当然のグリスブリザード(『仮面ライダービルド』)などなど。

早く公開日が来てほしいですが、あと一ヶ月弱、首を伸ばせるだけ伸ばしたいと思います。

–{過去にも仮面ライダーでは絶望的な世界が描かれている}–

ちなみに、今作でも描かれる誰かに支配されてしまってる絶望的な世界。

今までで言うと、『仮面ライダー555』のオルフェノクに支配されたパラダイス・ロストの世界しかり、『仮面ライダージオウ』のオーマジオウに支配された2068年のジオウの世界しかり、僕の心を思いっきり掴んで離してくれないんです。

でも、なんでこんなにもこういうのが好きなんだろうと考えたとき、いつもたどり着く原点が92年『特捜エクシードラフト』の最終回。

悪魔によりオゾン層を壊されてしまった地球で人類は太陽に当たらないように地下で暮らし、陽が昇ってない間は略奪、暴動が起きてるという地獄絵図のシーン。

当時トラウマになったことにより、その衝撃をまた求めてるのかと思います。

そういった角度から見ても、今回の映画が楽しみでなりません。

(文:篠宮暁)

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