『さよなら、僕のマンハッタン』魅力あふれるNYのロケ地を劇中カットと共にご紹介

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4月14日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国順次公開されるマーク・ウェブ監督最新作『さよなら、僕のマンハッタン』。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 の出演も控える若手俳優カラム・ターナーが主人公のトーマスを演じる。

本作のもうひとつの主役と言ってもいいのが、舞台であるニューヨークの街。監督が「これはニューヨークにまつわるニューヨークで生まれた脚本です。ニューヨークへの憧れであり、ニューヨークの物語であり、そして実際にニューヨークで制作されました」と語るように、人々が愛し憧れるこの街を、サイモン&ガーファンクルの名曲「ニューヨークの少年」にのせ、鮮やかに描き出している。

派手なタイムズ・スクエアやチェーンレストランが並ぶ通りではなく、監督が愛し、その楽しみ方を知るシンプルなブライアントパークや、レコードがひしめくほこりっぽい古書店など、すべて実在する場所で撮影を行った。そんな本作のロケ地となったスポットをご紹介。監督のニューヨークへのラブレターを本編に先駆け、公開する。

(C)2017AMAZONCONTENTSERVICESLLC

いまは同じニューヨークの中でも離れて暮らすトーマスと父親がランチを共にするのは約100年の歴史と世界的な知名度を誇るレストラン「Grand Central Oyster Bar & Restaurant」。

photoby:中村 明美

ここは、国定歴史建造物に指定されているグランド・セントラル駅構内の観光名所のひとつで、地元民も愛する食事処。

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トーマスが想いを寄せるミミとのデート中に父と愛人の密会を目撃することになるクラブ「The Box」は、ロウワー・イーストサイドにあるニューオーリンズスタイルのエキゾチックなナイトクラブ。

photoby:中村 明美

ハリウッドスター御用達の知る人ぞ知る大人の隠れ家的な場所だ。

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ミミが働き、トーマスも行きつけの古書店「Argosy Book Store」(劇中での店名は「the Pale Fire」)は、1925年から家族経営で続く老舗中の老舗。

photoby:中村 明美

初版本からアート、絶版本などを扱う。生前のマイケル・ジャクソンなどセレブの顧客も多く、かつてはパティ・スミスがここで働いていたこともあった。

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トーマスとミミが友人の結婚式のために訪れるパーティー会場は実は美術館の「Brooklyn Museum」。

photoby:中村 明美

ブルックリン地区にあるNYで二番目に大きな美術館。エジプト美術の展示が有名で、浮世絵も多数所蔵している。ギフトショップにはおしゃれなNYグッズが売られている。ここでトーマスはジョハンナと再会することになり事態は急展開していく。

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トーマスの隣人 W.F.ジェラルドの行きつけのバー「The Brooklyn Inn」は、ブルックリンのボーレム・ヒル地区にある。

photoby:中村 明美

メインストリートから少し離れた場所にあり、古い地元民や最近引っ越したヒップな人々でいつも賑わう居心地の良い店。この地区は、今、おしゃれな若者や夫婦に最も人気のある地域のひとつ。

生まれ育ったニューヨークで、地下鉄を使いこなし縦横無尽にマンハッタン、ブルックリンを行き来するトーマスの日常。ここで紹介したのはほんの一部で、その他、ウェス・アンダーソン監督『ダージリン急行』を模したホテルなど、今旬のスポットも含む本作のロケ地は、映画公式HPのLocation Mapで確認することができる。映画 を見る前に予習すればニューヨーカー気分で本作をより楽しめるかも? 要チェックだ。

『さよなら、僕のマンハッタン』のあらすじ

大学卒業を機に親元を離れたトーマスは、風変わりな隣人 W.F.ジェラルドと出会い、人生のアドバイスを受けることに。ある日、想いを寄せるミミと行ったナイトクラブで、父と愛人ジョハンナの密会を目撃してしまう。W.F.の助言を受けながらジョハンナを父から引き離そうと躍起になるうちに、彼女の底知れない魅力に溺れていく。退屈な日々に舞い降りた二つの出会いが彼を予想もしていなかった自身と家族の物語に直面させることになる…。