期待高まる「ルパパト」1話の感想&『獣電戦隊キョウリュウジャー』新作に歓喜!

篠宮暁の“特撮”向上委員会
快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー 主題歌


■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』、ついに始まりました。ありがとうございます。

かなりいい1話目だったと思います。

やはり最初はルパンレンジャーの活躍が多め。

カジノのセットの作り込み具合から見てもかなり気合い入ってるのがわかりましたし、アクションがとにかく華麗。

流れるようなアクションは見ていて惚れぼれしてしまいますし、怪盗というだけあって、窓を突き破って入ってくるシーンはカッコいいを通り越して美しさすら感じてしまい、何度も繰り返し見てしまいました。

新しい特撮作品が放送されて僕がいちばん気になる部分は、どのタイミングでどう変身するのかというところなんですが、ルパンレンジャーは相当痺れる快盗チェンジを見せてくれました。

あんなにアクションが華麗なのに、悪い感じのポーズ。

トランプ勝負

『海賊戦隊ゴーカイジャー』の興奮再び、といったところでしょうか。

レッドの瓦礫に足をかけるポーズも最高だったんですが、それ以上に痺れたのはルパンブルーの足組みポーズ。

『仮面ライダーキバ』もそうなんですが、僕は足を組むヒーローにグッとくることが今回判明しました。

にしても、ルパンレッド夜野魁利役の伊藤あさひさんのお顔が素晴らしい。

華があるし、レッド顔で、声も良くて「遊びじゃねえ、命がけで怪盗やってんだ」のセリフを聞いたときに、これで一年間大丈夫だと安心したファンも多かったんじゃないでしょうか。

そして目を隠す仮面て、やっぱセクシーですよね。

赤影ばりのセクシーさ。

ここにまだ様子が見えてないパトレンジャーの魅力が加わってくると、かなり面白いことになりそうなので、それを期待してじっくり一年間応援したいと思います。

本タイトルが、初のVSという構図になったスーパー戦隊。

「これからのスーパー戦隊はさらに進化していきそう」と心を躍らせてた矢先に、またまたサプライズが。

–{『獣電戦隊キョウリュウジャー』に新エピソード}–

ブレイブ18「つかんだッ! カンフーひっさつけん」

4年前、これぞ王道のスーパー戦隊で最高に面白かったと拍手喝采のなか最終回を迎えた『獣電戦隊キョウリュウジャー』が、まさかまさかの33.5話という形で完全新作エピソードをネットで発表しました。

全く情報を知らなかった僕はまさに青天の霹靂。しかもオリジナルキャスト。

最初、竜星涼さんが出てきた時、あまりに変わってなさすぎてるし、「パリコレを経た竜星さんがまたキングをやってくれるはずないから、過去の映像をつなぎ合わせてるのかな」くらいに思ってたら、驚きの新撮。

竜星さんだけでも大満足なのに、6人とも勢ぞろい。更にはトリン、キャンデリラ、ラッキューロも漏れることなく登場。

ブレイブ11「ウッチー! クールでござる」

尺もたった5分とかでも全然構わないのに、がっつり30分弱。

使い回しではない正真正銘の新デーボモンスター。それも、キョウリュウジャーのファンという唸る設定のモンスター。

『非公認戦隊アキバレンジャー』かと思うほどのメタ的で、スーパー戦隊愛ある演出。それもそのはず、監督は加藤弘之監督で脚本は三条陸先生という徹底ぶり。

スーツアクターさんこそ違いましたが、そこにケチつけるやつがどこにいましょうか。

カーニバル、ライデンキョウリュウジンまでも出して、お金大丈夫ですかと変な心配してしまう始末。

そして33.5話というところがにくい。

ブレイブ34「ふっかつ!ブラギガスしゅつげん」

34話からはクライマックスに向かって途切れなく盛り上がって行くので新作挟むにはまさに絶妙な位置。

この細かいところは本当に大事。

「デーボスはブレイブを持てない」というセリフが今回挟まれてましたが、このセリフを聞いた上でトリンの一連を見たらさらにグッときてしまいそう。

このサプライズは「ブレイブフロンティア2」というゲームの宣伝とのことらしいんですが、作中に宣伝するようなセリフは出てきません。

しかしそれにより、逆に「ブレイブフロンティア2」が気になるようになってるし、「キョウリュウジャー」の新作ありがとう、ということで実際ダウンロードしてゲームする特撮ファンも多いかと思います。

宣伝しないことが宣伝になってるというプロモーション、お見事!

とにもかくにも感謝の気持ちで一杯です。

獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ テーマソング&BGM

「キョウリュウジャー」は作風こそ王道のスーパー戦隊と言われていますが、2017年に韓国の俳優で『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』という新作が作られるなど、多様な展開を見せる、かなり特殊なスーパー戦隊です。

今回のコラボレーションによって、また新たに枠が広がったスーパー戦隊。

「キョウリュウジャー」がさらに広げていくのか、はたまた違うスーパー戦隊が今回のように驚かせてくれるのか、目が離せません。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
第40回:涙なしでは見られない!「仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ」を語る
第39回:ついに「キュウレンジャー」最終回!その功績をオジンオズボーン篠宮暁が勝手に讃える
第38回:新スーパー戦隊に驚き!どうなる!?「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」

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