■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会
降りしきる雨の中、会場の楽屋に入りました。
2017年10月14日 中野サンプラザ。
『仮面ライダーエグゼイド』ファイナルステージ東京公演初日。
「エグゼイド」の名シーンは雨のシーンが多かったせいか、いつもは鬱陶しい雨もこの日だけは天気にすら感動。
10年前、『仮面ライダー電王』のファイナルステージも同じく中野サンプラザで開催され、ファイナルステージ初参戦だった僕はお客さんの熱狂具合に、感極まる思いでステージを見ていました。
まさか10年後に、キャストトークショーの司会としてステージに立つとは夢にも思っていませんでした。
トークショーの打ち合わせの合間を縫って、まず第1部のショーを堪能。
脚本は本編と同じく高橋悠也さんが執筆。
「約束のドレミファビート」
ファン心をがっつり掴むセリフの数々、スピンオフで映像化しても全く問題がない見事なストーリー展開。
それに加え、ショーならではの迫力ある展開に客席からは歓喜の声が漏れまくり。
ファイナルステージの醍醐味は、やはり一年間応援してきた者同士が、ひとつの空間で共感共鳴し合うことに尽きると思います。
本編に出てこなかった「ゲムデウス」のムテキゲーマーやニコが変身したスナイプ、ダブルチーズバガモンなどのサプライズの連続に、会場のボルテージは上がる一方。
そして忘れてはいけないのが脚本、演出、アクションに加え会場の盛り上がりに欠かせなかった仮面ライダーGIRLSの楽曲達。
とにかくいいところでかかるんですよ。
音楽が気になられた方は、仮面ライダーGIRLS最新アルバム「Invincible」を是非チェックしてみてください。
–{第2部のキャストトークショーでも盛り上がる!}–
そして第2部は、キャストトークショー。
初っ端に挨拶のため、ステージのど真ん中にいくんですが、異変を感じます。
足めっちゃ震えてるやんか。
でも、緊張はしてないんです。
後々になって何故足が震えたかを考えてみたら、2000人近いエグゼイドファンの前に立てたうれしさからきてるもんだということに気づきました。
そして始まるキャスト陣のトーク。
僕は始まる前にひとつの不安がありました。
東京公演の前に大阪公演と福岡公演もあったので、出演者の方々が同じ話をテンション高く話してくれるのかということ。
初日3公演もあって3公演目まで、トークの新鮮さが保てるのかということ。
お客さんからしたら、そんなことは知ったこっちゃない事情。
どの回見ても満足させてくれ、という気持ちでしょう。
僕のその不安は取り越し苦労に終わります。
そこはさすがプロの世界、スタッフさんが質問が被らないように毎度変更してました。
なので、キャストのテンションも高い位置でキープ、数公演来るコアなファンも楽しめて、なおかつ1公演しか来ないお客さんのことも考えたり、2階のお客さんにも楽しんでもらえる気配りをされてました。
そして、それにしっかり応えるキャスト陣。
流れで同じ話が出ようとも、しっかり盛り上げるステージ上の方々。
その高いレベルを、司会で下げさせるわけにはいかないと、僕も必死にやらせていただきました。
お客さんはキャストの方々を見にきてるのであって、司会はそれを円滑にする為の黒子。
でも、芸人として来たからには笑いも取りたいし、しゃしゃり出たりもしたい。
その葛藤が、このイベントを通じて僕をレベルアップさせてくれました。
またこのようなお仕事を頂けた際には、そこのスキルに磨きをかけて臨みたいと思います。
貴重な1日をありがとうございました。
(文:オジンオズボーン・篠宮暁)
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