1978年のオープン以来、ずっと愛され続けてきている「音楽と珈琲の店」として有名な千葉県内房エリアの有名な喫茶店「岬カフェ」までドライブしてきました。
房総半島千葉県鋸南町の明鐘岬にひっそりと佇んでいる隠れ家的なこちらの「岬カフェ」ですが、実はここ、吉永小百合さん監督・主演作『ふしぎな岬の物語』のまさに舞台!
割と難しい(?)道なりなので、平気な声で嘘をつきがちなカーナビをお持ちの方はだまされないように気をつけてくださいね(´ε` )
さてさて到着した瞬間、映画の雰囲気がそのままで何よりもまず感動します。
そして、目の前の絶景に息を呑みます……。ゴクリ。
海の見える絶景カフェ……。沖縄だったり鎌倉だったりお気に入りのお店を何件か知っている私でしたが、この岬カフェの絶景ぶりと言ったらもう!
早速、入り口で念のためポージングなどをしつつ……、
中に入ってみると……
レトロや、ここレトロや!!ちょっとしたタイムスリップ感。良い雰囲気です。
音楽と珈琲の店と言うだけあって、耳馴染みの良いジャズが程よい音量でかかるほの暗い店内には、私の他に男と女が数人いた。
わたしはため息をついた。彼らは私が彼らの世界に飛び込んでいたことについてなんて気にも止めていない。あるいは、気付いていないのかもしれない。私も瞬間的な判断で、彼らに目を配らないようにした。ただそれだけのことだ。
次の瞬間、全身をかけめぐっていくようなコーヒーの独特で魅惑的な香りに目が覚めた。やれやれ。私は、少しだけ喉が乾いていたのかもしれない。コーヒーでも注文することにしよう。
(あ、すいません、深夜のテンション病で急に憧れの有名作家が乗り移る現象が起きてます…)
さて、気になるメニューはこんなかんじ。
私はせっかくここまで来たので美味しいと大評判のコーヒー。
アイスもホットも両方飲んでみましたが、どちらも美味しい!香り豊かでした。
テラスで飲む場合、海が近く体感温度がリアルに肌に伝わってくるため、暑い日にはアイス、肌寒い日にはホットを頼むのが良いでしょう(当たり前かよ…(^ν^))
店内のお席からももちろん海が見えましたが、
私のお気に入りはズバリ、テラス席!!
8割型の女は、夜景とテラスとアフタヌーンティーが無条件に好きな生き物なのでやっぱり自然と足が外に赴きました。
そして、テラスから見える景色はといいますと、
もうね、さいこぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉでした!!ヽ(`Д´)ノ
「うぅみぃはぁ~ひろいなぁ~おおきいいいいなぁ~」ともう一人の私が勝手に歌いだした!(幼稚な文章だな…)
この絶景を完全に独り占めですよ。視界に、海しか入ってこない。
三浦半島もみえますし冬場になると、伊豆半島も見えるそう。
そして1年を通してキレイに晴れてると富士山も見えるんだって!
そして、お店の外の席は他にも数種類ありました。
海が目の前ということで風が強い瞬間もありましたが、風が吹くと写真がグラビアみたいに撮れるのでこれはこれでおすすめです(笑)
ぼーっと海を眺めていると、悩み事なんか忘れてしまいそうになるまさに映画そのもの。今にも吉永小百合さんや阿部寛さん笑福亭鶴瓶さんが出てきそう (*´∀`)
あ、私はちなみにケーキも注文。
しかし、ケーキは写真を撮る前に1寸残らず平らげました。
芳醇な香りの珈琲と共にいただくケーキはしっとり美味しくて甘さも絶妙でした。
「スイーツの写真ないのかよ(;´Д`)オマエこそスイーツかよ(;´Д`)なにしにきたんだ(;´Д`)この記事、食べて祈ってロケ地みてってタイトルだろ!レポートのためじゃないのかよ!」という声がちらほら聞こえてきたので、仕方なくこの記事を読んでくださっている読者さんのために人気メニューのバナナアイスも注文することに。
2つ食べるための言い訳じゃないyo(*´∀`)
アイスにコーンフレークの乗った特別感、子供の頃を思い出しました。
岬カフェのファンになった方は、旅の思い出にお土産を買ってみるのも良いかもしれないです。
映画の原作小説もこちらで販売中!!
読んでから観るか、観てから読むか。
永遠のテーマに、
行ってから観るか、行ってから読むか。が追加された瞬間でした。(かっこいいことが言いたい(;´Д`))
内房をドライブする際は絶対的におすすめのお立ち寄りスポットですので、ぜひ!
もし、どさくさに紛れて店の前にぴあの出口調査の人がいたら「えっと、98点(´∀`)!」と即答するレベルのナイスなカフェ。
これからの季節に是非!私も、再訪したいです!!
珈琲の香りと海の香り、忘れられないブレンドでした。
最後に話しやすくてなんとなく他人とは思えない気持ちになってくるマスターの節子さんことセッちゃんと記念写真!!
せっちゃん(勝手に呼んでる…)はジェームズ・ディーンがお好きで、とっても明るくて気さくな方でした。
海と太陽がぴったりの人柄でついつい自分の身の上話をしたくなってしまう方でした。
またお会い出来ますように……。
※節子さんに掲載許可、もらっております。
そういえば、私は「さゆみ」という名前なのですが、「さゆり」さんに似ていると褒められました。
親、図らずもナイス!!!
さてさて最後になりますが、このお店の近くの岩場「鐘金岬」と言ってクロダイ釣りの有名所だそう。
美味しいお魚にもたくさん出会える千葉。
東京からも近いのでこれからも映画ロケ地をたくさん開拓していきたいと誓った今日このごろでした。
(取材・文:東紗友美)