かつて日本ではお正月に家族で観にいく定番の映画がございました。
それは『男はつらいよ』。
寅さんこと車寅次郎が、旅先や故郷の柴又で笑いと人情と涙と恋を繰り広げる奮闘記です。
昭和44年から実に48作が作られ、長く多くの人に愛された寅さんですが、2017年1月、ついに『男はつらいよ』寅さんのLINEスタンプが登場しました!
https://line.me/S/sticker/7746
明るく親しみやすいキャラクターである寅さんのスタンプは、LINEでのやりとりを楽しくしてくれるに違いない!ということで、今回は映画をご存じない方も楽しめる寅さんスタンプの使い方を考えてみました。
寅さんスタンプの使い方・基礎編〜仲よくなる挨拶は寅さんの笑顔で
『男はつらいよ』の寅さんは、下町育ちでテキヤ稼業を営み、人情にあふれる男。あいきょうたっぷりの笑顔と誰に対しても「よ、元気か?」と気さくに声をかける親しみやすさが何よりの魅力です。それだけに、この寅さんスタンプは、相手に「親しみやすさ」を示して仲よくなるのには、最適だといえるでしょう。
・LINEで友だち登録したばかりの相手に…
LINEで友だちになったばかりの相手には、とりあえず「よろしく」のご挨拶など交わしますよね。そんなときには、気さくな寅さんの笑顔のスタンプを贈ってみましょう。
『男はつらいよ』シリーズでも、寅さんは旅先や故郷の柴又など行く先々でこの明るい笑顔を振りまいて、たくさんの人と友達になっています。なお、いわゆるイケメンではなく、三枚目顔なところがポイント。映画でもこの悪意のない感満載の風貌で、女性に警戒心を抱かせず仲よくなっていた寅さんですから、笑顔のスタンプを贈っただけで「いい人」感が出て、好印象につながること間違いなし。仲よくなりたい相手とのやりとりに本当におすすめです。
・会社の上司など、目上の人とLINEで会話するときに…
昭和時代に生まれ、昭和時代に生きた人ならばその名前を知らない人はほぼいないといっていい、日本映画の顔。それだけに、昭和生まれの目上の人と会話するときに寅さんスタンプを取り入れた場合、おそらくは絶大な効果を発揮するでしょう会社の上司とLINEをしている若い方はこのように使ってみてはいかがでしょうか。
このようなスタンプで「おお、寅さんだ、懐かしい!」「お、若いのに寅さん知ってるのとは、感心感心」など、LINEスタンプをきっかけに話題ができたり、距離が縮まったりするはずです。ただし、上司などに送るときは、上記のように気さくな寅さんのセリフの中でも比較的ていねいなものを選んだほうがよさそうです。
寅さんスタンプ・応用編〜お正月明けの今だからこその使い方
続いては、寅さんスタンプの応用編。ちょうどお正月シーズンなので、この時期だったらどんな使い方ができるかな?と考えてみました。
・お正月明けの仕事始めが憂うつな人へのエールに…
お正月休みが終わっての仕事始めは、誰しもちょっと億劫ですよね。そんな憂うつな気分になっている人に、寅さんスタンプでぜひすがすがしく働く意欲を取り戻してもらいましょう。
寅さんが、実家の裏の印刷会社で汗水流して頑張っている社員たちによくかけていた「労働者諸君!」というセリフ。さらに、気ままなフーテン稼業の寅さんが寝転んでなまけながら「ご苦労さん」という姿を加えれば、見た人は多少イラっとしつつも、一方で労働するすがすがしさを思い出し、また「こういう大人になっちゃいけない」と気を引き締めて、年明けの仕事への心構えをしていけるでしょう。
・受験を間近に控えた受験生の応援に…
お正月が明けて間もなく受験シーズン。学生さんたちの多くは緊張したりプレッシャーを感じていることと思います。そんな受験生を励ますのにもってこいなのが、寅さんが映画でよく口にしていたセリフです。
自分より頭がよさそうな人を前にしたときに、よく寅さんが口にしていたこの言葉ですが、試験を前にした人にとっては「インテリだな」といってあげるのは、まさに最高の励まし言葉ではないでしょうか。試験を控えた友人がいるなら、このスタンプで応援してあげたら、がちがちになっている心をきっと和らげてあげられるはずです。
–{寅さんの力を借りて異性のハートをつかもう}–
寅さんスタンプの使い方・恋愛編〜恋のベテラン・寅さんの力を借りて異性のハートをつかもう
最後に、寅さんスタンプを恋愛に活用する方法をご紹介したいと思います。ツッコミどころは温かい目で見逃してください。
映画『男はつらいよ』は寅さんの恋の遍歴の物語でもあります。映画の中でいつも恋をしている寅さん。好きになったり、アタックしたり、振られたり、また、ときには相手と心を通わせ、相手が寅さんに想いを寄せる場合もある。さらには、他の人の恋を応援したり、アドバイスをすることもありました。シリーズ48作でたくさんの恋を重ねてきた寅さんは、まさに百戦錬磨の恋のベテラン。そんな寅さんのスタンプを好きな人に送ったら、きっと相手の心をつかむこと間違いなしです。
・好きな相手に気持ちを伝えるときに…
恋に駆け引きはいらない。気持ちを素直に伝えたい。そんなあなたは恋をしてハートが動く寅さんのスタンプでダイレクトに伝えちゃいましょう
美しい女性を見て胸をきゅんきゅんさせている、映画で毎回目にする寅さんの姿です。この恋愛まっしぐらとしかいいようのない寅さんの姿は、恋心をばっちり相手に届けてくれるはず。
・好きな相手の気を引きたいときに…
恋には駆け引きが必要ときもありますよね。たとえば、ちょっと元気のない姿、悩んでいるところなど見せて、気を引くことで距離を縮められる場合もあるでしょう。そんなときも、不安定なテキ屋稼業で実は苦労も多い寅さんのスタンプがおすすめです。
こちらは、「人には言えない」というのがポイント。だったら言うなというツッコミどころも愛らしく、スタンプを贈った相手に自分のことを心配してもらうと同時に、「人には言えないけど、あなたにはわかってほしいな」という思わせぶりを演出できます。
・好きな相手のためになりたいときに…
恋をしたら好きな人を助けたいものですよね。そんなときは、常に恋するマドンナのために一肌脱ごうしてきた寅さんの出番。好きな相手が困っていたり、つらそうだったりしたら、ぜひ寅さんの優しいセリフで包み込んであげましょう。
上のセリフは、寅さんがつらい思いをしていたマドンナに劇中でかけたもの。弱っているとき、誰かが助けになろうと言葉をかけてくれたら、それだけでとてもうれしくて、相手にかなり心動かされるでしょう。そして、それをあいきょうのある三枚目な寅さんのスタンプで伝えることで、キザになったり押しつけがましくなることもなく、自然に相手に思いやりの心が届くはずです。
いかがでしたか? このように、昭和の時代からの人気者で、明るくて親しみやすい、あいきょうがあって優しい寅さんのキャラクターは、LINEのやりとりでも大いに活用できそうですね。
ただし、恋愛に関してだけ一応申し上げておきますが、全48作で数々の恋を繰り広げ、恋の数は誰にも負けない寅さんですが、恋が成就したことは一度もありません。したがって、映画の流れから行くとスタンプを駆使して恋が絶対にうまくいく!という保証はございませんので、ご了承くださいませ。悪しからず…
『男はつらいよ 寅さんスタンプ』は、2017年1月5日より配信中です。是非みなさんも使ってみてください!
https://line.me/S/sticker/7746
(またはLINEアプリの右下の「…」→「スタンプショップ」→「NEW」と進んでも見つけられます。)[2017年1月5日現在]
(文:田下愛)